医者を目指したいらしい二十歳を誰も応援しない。相談を思わず訊き返す加藤諦三

テレフォン人生相談 2022年9月3日 土曜日

反対されようが役者目指して上京するのとはワケが違う。

スポンサーたる親の了解なくして始まらない。

応援する人がいるとしたら貴女に関心がない人。
「医者?すごい、頑張って」

 

「祖父が癌で亡くなってナンチャラ」

いかにもって感じだけど、ここは面接会場じゃない。
そんなの両親は真に受けるかしら。

医者の志望理由がヒューマニズム溢れるなんて大間違い。
すでに就いてる人が人に話す目指した理由なんて後付けだから。

貴女の場合はさしずめ、見返してやりたいとか、そんなとこ。
そっちの方がよっぽど説得力があるよ。

貴女が今一番嫌なのは頭の出来を云々されること、思われること。
だから辞めた大学の学部なんて言いたくない。

親の老後を考えるのだってヒューマニズム。
スネの太さはいかほどかしら。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女20歳 同居の両親共に46歳

今日の一言: 心の不調は体を通して表現されて来ます。

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