冷静沈着な夫に拒否られて26年。妻が理解できないレスのトリガと離婚のトリガ
テレフォン人生相談 2022年2月2日 水曜日
相談者: 女66歳 夫68歳 結婚26年 二人暮らし 息子26歳
玉置妙憂:
もしもしい?、テレフォン人生相談です。
今日はどのようなご相談でしょうか?
相談者:
1週間ぐらい前に、
玉置妙憂:
はい
相談者:
え、夫から、
玉置妙憂:
うん
相談者:
ま・・離婚したいと。
玉置妙憂:
今、
相談者:
はい
玉置妙憂:
おいくつですか?
相談者:
66です。
玉置妙憂:
はい、ご主人さまは?
相談者:
68
玉置妙憂:
お子さまは?
相談者:
長男が26歳で、1人です。
玉置妙憂:
今は、この3人で住んでらっしゃる?それともご長男さんはもう出てらっしゃるのかしら?
相談者:
あ・・もう出て、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、2人で・・
玉置妙憂:
えー、ちなみに結婚して何年ですか?
相談者:
26年です。
玉置妙憂:
えーと、どういったことで、そんな1週間前に急に離婚って話になったんでしょうか?
相談者:
元々、仲の良い夫婦ではなくって、
玉置妙憂:
うん
相談者:
お互い、我慢、するところは我慢して、
玉置妙憂:
うん
相談者:
今までやって来たので、
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしは、今後もまあ、こうやってなんとかなんとかやって行くんだろうなぐらいに思っていたんですけども、
玉置妙憂:
うーん・・うーん
相談者:
実はわたしの実家の母が亡くなりまして、
玉置妙憂:
はい
相談者:
相続う、をして、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、母は1年前に亡くなりました。
玉置妙憂:
1年前にね?うん、うん
相談者:
で、相続は、4ヶ月前に、終わっ・・
玉置妙憂:
4ヶ月前に?うん
相談者:
で、わたしはその、実家の家の土地を、あの、相続したんですけれども、
玉置妙憂:
うん・・うん
相談者:
主人は、
玉置妙憂:
うん
相談者:
「解体して、更地にして売れ」と。
ま「残しておくな」という・・
玉置妙憂:
はい
相談者:
そういう意見で。
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしも、なんか・・まだ住めるんだけど、どうしようかな?と思ってたんですけど、
玉置妙憂:
うん・・うん、うん
相談者:
ま、もう思い切って、解体しようかなと、今、ちょうど、実家を解体した・・直後です。
そのタイミングでえ・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、ま、「離婚したい」と。
玉置妙憂:
離婚って、したいって言い出した。
お2人共、もう、お仕事はされてないんですよね?
相談者:
あ、主人はまだ、勤めています。
今、派遣っていうんですか?
玉置妙憂:
派遣でね。
あなた様は、今までお仕事は?
相談者:
あ、してましたけれども、
玉置妙憂:
ん、ん、うん
相談者:
う、仕事はなくなりました。
玉置妙憂:
うん
で、今までも・・お、あんまり、仲良しではなかったというお話でしたけれども、どんなふうに・・仲良しじゃなかったって感じてらっしゃるんですか?
相談者:
ちょっと、あの、夜の生活はまったくないということですね。
玉置妙憂:
うん・・うん
相談者:
で・・第一子が産まれた・・直後に、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、ま、「すぐ第二子、を」とかって言ったんですけど、
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしの、体調が、ま、難しかったもんですから。
玉置妙憂:
ええ、ええ
相談者:
それで・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
「できない」ということを言ったのをきっかけに、
玉置妙憂:
うん・・それからずっと?
相談者:
まあ・・ええ、お、あの「自分は」、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの「そういうのが、嫌いだ」と・・「もうしたくない」と、ていう、ことを、言いまして、
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしは・・それは・・ちょっと困って、
玉置妙憂:
うん
相談者:
ま、「アメリカなんかだと離婚の原因にもなるんじゃないの?」という話をしたら、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
「それでもいいし」って。
玉置妙憂:
うん
相談者:
それでもわたしはめげずに、
玉置妙憂:
うん
相談者:
主人に、いろいろ・・アプローチしたんですけども、
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
「しつこいぞ」と。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
「あっち行け」とか。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
&#、強い、言葉で、
玉置妙憂:
うん
相談者:
いえ、言われ、かなりショックを受けて。
玉置妙憂:
うん、そりゃそうですね。
相談者:
以後一切なく、ないという・・
玉置妙憂:
そうでしたか。
相談者:
状況ですね。
玉置妙憂:
うーん、でも・・
相談者:
それでも・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしはまあ、あのお・・ま、こういう生活なんだと。
玉置妙憂:
うん
相談者:
自分は自分で楽しめばいいと。
玉置妙憂:
うん
相談者:
子育てもあったし。
玉置妙憂:
うん
相談者:
いろいろ忙しいくしてたので。
玉置妙憂:
うん
相談者:
そういう家庭もありなのかな?という・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
解釈で、
玉置妙憂:
うん
相談者:
寂しいときもあったんですけども・・
玉置妙憂:
はい。で?1週間前に、ま、急にね、
相談者:
はい
玉置妙憂:
あの、離婚ということですけど、
あの、そのときに理由とか・・
相談者:
理由が、
玉置妙憂:
うん
相談者:
その、わたしが最近こう、いろんなトラブルとか実家の片付け、とか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
で、すごく、大変だったんですよね。
玉置妙憂:
うん
相談者:
それで、ま、愚痴を言ったり、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、まあ、怒ったりとか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
いろいろ・・言うってことが、
玉置妙憂:
うん
相談者:
も、我慢もできないと。
玉置妙憂:
それ・・
相談者:
あと、
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
あの・・えー、片付けで実家からどうしても処分できない物をわたしが持ち込んだんですね。
玉置妙憂:
うん
相談者:
物置部屋、がいっぱいのところに、また持って来たもんですから、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
「そんな片付けられないような、人とは、住みたくない」と。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
そおんな今頃、今頃、言うの?みたいな、わたし、は・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
ピンと来ないんですけども・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
で、わたしはそのお、やり取りの中で、
「じゃあ、あなたはそんなにわたしが気に入らないんなら出て行きなさい」と。
玉置妙憂:
うん
相談者:
「この、住処をわたしの名義のほうに変えて出て行ってください」と・・
玉置妙憂:
うん・・うん
相談者:
言いましたら、
玉置妙憂:
うん
相談者:
彼はとっても、理性的で、
玉置妙憂:
はい
相談者:
絶えず、落ち着いてるんですね。
玉置妙憂:
ええ、ええ、その話のときもね。
相談者:
で・・ま・・「ではあなたは、自分で弁護士を立てて」
玉置妙憂:
うん
相談者:
「財産の取り分を」
玉置妙憂:
うん
相談者:
ま「きちんと、精算してやりなさい」と。
玉置妙憂:
はあ
相談者:
で、「もし、この住まいがそういうことで、納得ならそういうふうにやりなさい」と、
玉置妙憂:
うん
相談者:
いうことを申し伝えて、
玉置妙憂:
うん
相談者:
1週間になるんですけどもお(苦笑)
玉置妙憂:
うーん・・その1週間の間って、お家には、いらっしゃるの?
相談者:
ええ、帰って来てます。
玉置妙憂:
帰って来て、
相談者:
はい
玉置妙憂:
お、話は?
相談者:
ほとんどしません。
玉置妙憂:
ん
相談者:
彼はちょっと身辺整理を、少しずつしてますね。
玉置妙憂:
してるって感じ。
で、このことについて息子さんにお話されました?
相談者:
わたし達の、夫婦の仲の悪さはもう知ってえ、いるもんですから、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
あーやっぱりなみたいな?
玉置妙憂:
うーん
相談者:
あの、そこに、なんか、あの、巻き添えにならんくて、
玉置妙憂:
うん
相談者:
良かったみたいな(苦笑)。
玉置妙憂:
あ(苦笑)
相談者:
(苦笑)そうですね。
玉置妙憂:
うん
相談者:
それで、わたし、あの、相続う、を
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
してまして。相続のお金、の、そういう配分はどうなるんだろうな?って、ほんとに、数ヶ月前のことなんですけども。
玉置妙憂:
なるほどねえ、うん
そうすると、今日のご相談ですけれどもね。
相談者:
はい
玉置妙憂:
離婚は、したくないけど、
相談者:
ええ
玉置妙憂:
どうしようか?っていう方向なのか?
相談者:
はい
玉置妙憂:
も、離婚はしょうがないけど、
相談者:
はい
玉置妙憂:
あたしの自身の財産をどう守ったらいいか?って、いうか、うん
相談者:
主人は、一旦、言い出したら、
玉置妙憂:
うん
相談者:
たぶんもう、周到な計画済みだっていうことが分かるので、
玉置妙憂:
なるほど。
相談者:
非常に、ちょっと、冷静沈着、な、に、人物なんです。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
なので、そう簡単に冗談で言ったとか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、また仲直りしようって、ま非常に難しくて、彼が言うように、きちんと・・清算しなさいっていうときに、
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
わたしはどれだけ守ることができるのかな?っていうのが・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
あの、ちょっと心配に思っています。
玉置妙憂:
そうですか。
じゃあ、率直な、ご本人のね?あなた様のお気持ちとしては離婚するの止むを得なしと思ってるって感じですか?
相談者:
そういうふうに・・い・・ってしまうのかな?っていう・・
玉置妙憂:
うーん・・うーん
相談者:
できるなら、も、この年になって別れるなんて、ほんとに、ちょっとまだ考えてもないので、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
頭が、混乱してるっていう状況です。
玉置妙憂:
うーん、そうですね。
相談者:
むしろ、あの
玉置妙憂:
うん
相談者:
実家があったらあ、
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
「分かりました。わたし、じゃあ実家に、入るわ」とか、こともできたのに、
したあと、直後に待ってましたみたいな形、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
で、え(苦笑)・・あの・・
玉置妙憂:
あー、そうも感じられるとねえ。
相談者:
わたしはそういうふうに思ってます。
玉置妙憂:
思っちゃう。
今日のご相談にお答えいただくのは、弁護士の、中川潤先生です。
(回答者に交代)
旦那が冷静沈着(相談者にとって狡猾?)ではなく、相談者が足りないだけなのでは…と思いながら聴いていた。法律素人でも聞き齧ったことある「遺産相続分は財産分与対象にならない」も知らなかったので。夫婦としては破綻しているのに「このままでも良いや」と思える心理も解らなかった。不仲であるはずの旦那の助言に従って実家を取り壊して、離婚話が浮上したら「実家を無くさせた旦那の企み」???旦那としては売却できるうちに売却して空き家対策し、妻に纏まった金を持たせたかったのでは…。全体的に、旦那さんにこそ「沸点低くて凝固点高い奥さんとよく連れ添ったな」という印象。
まったく同じことを思いました。
旦那さんと相談者の知能レベルの違いを感じました。
旦那さんが諫めても相談者が感情的になってしまうと、こいつとは話にならないな、というのが延々と続いたんでしょうね。
もっと早く旦那さんに従う姿勢を持てばよかったのに。
それができないのが相性ってやつですかね。
通りがかりさんに同感です。
この冷静沈着な夫は、離婚に際し自宅を妻名義にしても良いとまで言ってるから、離婚後の妻にある程度の慰謝料的な補償は考えているんでしょう。
実家を取壊しさせたのも、余計な不動産を持って維持管理に費用が掛かるのを懸念したのかも。
流動性のある財産に換えて、妻の生活設計がしやすくなったと言えるんではないでしょうか。
ちょっとドラマチックな想像なんですが、この夫さん深刻な病を患ってるとか?
メンタルが不安定な妻にダメージを与えないため、距離を置こうとしてるとか?
それか、好きな女性が存在してるんですかね?
あ、やっぱそっちか?
レスのトリガと離婚のトリガ
とありますが…まさにその通りだなぁと。
かわいそうとしか言えない。
夫さんは第二子を望んでおられたようですが、当時の相談者が心身共にそれはできないと夫婦生活自体を断っている。一度や二度の拒否ではなかったでしょう。その断り方がどんなものだったかは電話の語り口で想像できます。
時を経て相談者が夫を欲したとき夫さんは何を今更状態だったでしょうが、それに対しても「断るのはアメリカじゃ離婚原因よ?」とまで詰めている。
夫さんがもう愚痴を聞かされるのはたくさんだ、と思い至ったのは決して急なことではないはずです。
相談者の話を真に受ければ、夫は情緒の交換ができない冷血漢で、産後に2人目を強くねだり、断られたら根に持ってセックスレスになり、今は戻る実家がなくなった時点で離婚を切り出す冷酷な男、ということになるけれども、
レスも離婚話もきっかけとしては弱すぎるし、話がわかりにくい
そして「わかりにくい話には嘘がある」(byマド愛先生)
40歳で初産って今でもハイリスク分娩だし、26年前なんて高齢出産が30歳→35歳に変わってすぐぐらいだけど、合理的で沈着冷静な旦那がそれでも第二子をねだるもんかな
そもそもこの相談者、言葉通りなら「40歳で出来婚」してるわけで、実のところは相談者が旦那を捕まえた形なんだろうな
どうこう言いつつ相談者は寂しさで旦那にしがみついてるし、旦那はそんな相談者を冷めた目で見てる
「レスはアメリカじゃ離婚原因だよ?」ってのも、離婚をちらつかせた旦那への脅し(というか甘え)だけど、実は離婚を恐れてるのは相談者自身で、旦那はそれを見透かしてるから相手にしてない
レスの原因はたぶん、結婚の経緯も含め、旦那が相談者を信頼できないことじゃないか?
別れ話だって、子どもが独立して、相談者も相続財産を現金化して金銭的な余裕ができたところで、「もう俺はお役御免でいいだろ?」ってとこじゃなかろうか
相談者の話を全部信じれば、夫は家庭の形にこだわるタイプなのかな、と。夫は子どもは一人っ子より二人がいいとか、家はきちんと片付いているべきとか、奥さんは夫に従うべき、と思っていて、出産後体調が悪いだろうとか、トシをとっての実家の片付け・処理は疲れるだろう、というような想像力?はない。他人事というか。妻は夫がそういう人だとはわかっているけど、あきらめきれないのでしょうか。いつまでも変わってほしいと期待しているような。加藤諦三先生だったら「愛する能力のない人に愛を求めるのは、焼いた魚がおどりだすことを求めるのと同じ」っていうかも。ただ息子がどうも母親の味方じゃないのはちょっと気になりますね。普通は息子って父親より母親の味方をするのでは?
20年以上セックスレスって旦那はどう処理していたんだろうか。拒否されたから浮気に走った?
旦那から見たら相談者は居てもいなくてもいい存在になってしまっていて、外で一人で自由に遊ぶ生活が出来上がっていると思います。
離婚して次の人と一緒になる準備が出来ている可能性もあるので離婚するならその辺りも探っておいたほうがいいかもしれません。
ご相談者さんの相続がからんだ話がこじれての離婚なのでしょうか、金銭がらみになってしまうと、本当に厄介なことになってしまうんですねえ。
相談者さん、第二子をどうするかのタイミングからうまくいかなくなったとおっしゃっていますが、夫はその頃からいろんなことを相談者さんに特に相談なしに決めたりしてたんでしょうね。
こうしたいよねとか、こういうことに困ったとかそういう日常会話がないなかで、夫は自分のしたいことを夫の頭の中だけで考えて段取りを進めていたんでしょう。全て決まった時点で相談者へ説明して決行する、という感じ。
相談者からしたら用意周到だと感じるわけだよなと思います。
それでも相談者さんがまあいいやと思てやってこられたのは、夫が1人で考えて進めることが、必ずしも夫の独りよがりではなく、妻のことも考えられたことだったからなのではないかなとも思いました。
しかし相談者さんからしてみれば、普段からあまり仲も良くなくて意思疎通が計れていないなかですので、意見を求められないし軽んじられているな、信頼できないなと感じるのも無理はないかもしれないとも思います。
相談者さんから見て夫は全て決まったことを話すだけなので冷静にも見えるし、全てが決まった話を突然言われれば、そりゃびっくりするし、また蔑ろにした、と思い感情的になるのも無理はなく。
コミュニケーションを避ける夫はまた怒ったそっとしておこうと思い、さらに相談なくいろいろなことを決め…
相談者さんはもうこんなもんだしとあきらめ黙る。そしてむすこに愚痴る。
息子さんはそういう夫婦双方の歩み寄りのたらなさとかを見てきているけれど、きっと愚痴以上の悪影響がなかったので「巻き込まれなくてよかった」という距離感でいるのでしょうか。
お互いがお互いに対して思ったこと、あるいは自分の感情について伝え合わないことによる悪循環の末に距離ができてしまったのかもしれませんね。
夫的には働いたことのない妻にも自分からの財産分与プラスアルファのまとまったお金ができたし、お互いのためには離婚だね、お前にも苦労かけたね、という言葉なし確認なしの離婚宣言…ということでしょうか。
相談者さんが何か裏があるはずと思っている実家の土地売却も含めて、夫が良かれと思っている可能性があるのではと考えてしまいました。