大切な大切な一粒種の不登校。宿題遅れた息子に漢字練習課す先生に夫婦で突撃
(回答者に交代)
田中ウルヴェ京:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
田中ウルヴェ京:
はい・・お電話代わりました。よろしくお願いいたします。
相談者:
あ、よろしくお願いいたします。
田中ウルヴェ京:
はい・・えーと・・今日のご相談が、学校に行ってもらいたい。どのように接したらいいだろうか?ということでした。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
あのお・・改めてもう1回訊きます。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
どうして学校に行かないと、あなたは思いますか?
相談者:
・・・・そうですね、学・・校はやっぱり・・ま、そんなに勉強が好きな子でもないですし、
いろんな、そのお・・ま、規律も厳しかったり、校則も・・厳しかったりい・・やっぱりその、ぎゅうぎゅうな・・スケジュールとかあ・・たぶん・・そういうのが・・本人にとっては・・キツいのかなって・・思うん、ですけれども。
田中ウルヴェ京:
なるほど。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
では、その、あなたは、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
恐らく息子さんが・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
行きたくない場所に、どのように行かせたらいいか?、ていうご質問で本当にいいですか?
相談者:
・・行きたくない場所お・・ほんとだったら・・行きたくない場所なんだったら・・
「行かなくていいよ」って、ん、ほんと言って・・てあげたいんですけど、
ただやっぱり・・ま、中学校までは、も、義務教育ですし、
・・行ったほうがいいなっていうのが・・行ってほしいなっていうのが、親の・・願いなん・・ですが・・
田中ウルヴェ京:
行きたくないところでも・・義務教育だからっていうことを何回かおっしゃってましたが、
相談者:
あーあ、そうですね。
親としてはその・・ま、いろんな・・あの、行きたくない原因とか・・いろいろあっても、その、なんとか自分の中で折り合いつけながら・・こう・・ちょっとメ、メンタルを強く保ってというか・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
なんとかそういう、大変なこと、と、折り合いつけながら、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
ちょっと頑張る力、身につけてほしい・・なあっていうのが・・願いで、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
まあ・・やっぱり・・ま、14歳の子供にとっては・・学校に・・行くことが、今は・・本分でしょうし。
そういった意味では学校に行かないっていうのは・・どうなのかな?って・・行ってほしいなっていうのがやっぱり、親としての願いなんですけど。
田中ウルヴェ京:
はい・・良かったです。
あなたの思いがどこにあるのかなあと思って、ちょっと訊きたかったのでいろいろ質問したのですが、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
先ほど、あのあなたが・・どんなに大変な、ところでも、行きたくなくても折り合いをつけるようなことをっていうような、表現を、されました。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
確かにわたし達は人生で、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
いろいろな逆境、いろいろな、困難、に、どのように折り合いをつけて行くかっていうことをずっと経験して行くことがとても大事ですよね?
相談者:
はい、はい
田中ウルヴェ京:
なので、あなたの思いの1つとしては、もちろん、そういう・・ことを、ま、培ってほしいなっていうふうに思われてるということは、とても大事なことだと思います。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
で、これをちょっと、えーと、横置いておきますね。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ただ・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
そのことに対して、こんなに・・素晴らしい、要は、困難があっても工夫をする力って人間にとって大事だということは、あなたは分かっている、にも関わらず、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
そのことに対しての、言葉の表現でちょっとわたしが引っかかるところがあります。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
軌道に乗っていないっていうことを何度もおっしゃっていました。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
軌道って、人によって違います。
相談者:
そうですね。
田中ウルヴェ京:
どんな人生の軌道を作りたいかは、それこそこの息子さんが、一生懸命考えて行く場所ですので、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
親にとっては・・ほんとは東向きの軌道を、わたし達は正しいと思っていても、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
もしかしたらそれこそ反対向きの、西向きの軌道を作りたい息子さんかもしれない。ごめんなさい、ちょっと抽象的な言い方ですけど。
相談者:
あ、いえ、分かり、よく分かります。
田中ウルヴェ京:
はい、あの、要は・・軌道ってなんだろう?っていうことはちょっとご夫婦で考えてもらいたいんです。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
恐らく、大事にしたい軌道ってあるはずなんです。例えばそれは・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
目の前のことを1つ1つ・・丁寧にこなしていける力って軌道の1つだねとか。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
人間として大切な・・どんな軌道を歩くにしても、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
持っていたい、ま、コアのスキル・・みたいなことはもちろんご夫婦で、しっかりお話していただきたいんですけど。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
この、息子さんに「軌道に乗っていかないと」、「義務教育だから」って言われると・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
息子さんが誤解する可能性はある気がします。
相談者:
・・誤解?
田中ウルヴェ京:
はい、つまり・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
もしかすると・・息子さんが本当はこういう、道とか軌道とか、あったにも関わらず、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
何か、軌道のことで・・こう、決まりきったようなことお、しかないというふうに彼が思っていたら・・
相談者:
あー
田中ウルヴェ京:
それは、もう、学校に行く以前の問題で。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
もう一生懸命3人でお話する必要があるなと感じます。
相談者:
・・あー
田中ウルヴェ京:
あともう1つ。
メンタルが弱い、或いは強いという表現も・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
これは・・人との、評価基準なわけではないので、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
何を持って息子さんのメンタルが弱いっていうのかな?っていうのも、不思議です。
相談者:
はあ・・はい
田中ウルヴェ京:
もしも、もしも、弱・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
例えば弱いという、ま、評価基準があったとして、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
もしも弱いのであっても・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
弱さを見せられるのは、お母さまに、対してです。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
お母さまに・・とって、息子さんが・・メンタル弱そうだなと、もしも、お感じになるのであれば、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
それを、強くさせるのではなく、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
どう弱いのかな?って、弱い・・息子さんのことを知ろうとすることのほうがよっぽど大事です。
相談者:
・・はい
田中ウルヴェ京:
お母さまにとって大事なのは、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
どっちが正しい方向だよと示すことではなく、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ご本人の本当のお気持ちを言える相手になることです。
相談者:
・・ああー・・はい
田中ウルヴェ京:
そもそも、恐らく、結論先に言ってしまいますが、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
学校に行っていない本当の理由、つまり行動の、裏には、
相談者:
あ、はい
田中ウルヴェ京:
本当の、息子さんの、お気持ちってあるはずです。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
それがどんなに弱かろうと強かろうと・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
本当のお気持ちを・・言えないのであれば息子さんは本当!に可哀想です。
相談者:
・・はい
田中ウルヴェ京:
どうぞ、あの・・行動で人を見るのではなく・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
息子さんの行動の、裏を知ってあげようとするっていう姿勢になるだけでも、まったく、変わってくると思います。
相談者:
あー
田中ウルヴェ京:
ま、難しいこと言、わたし言ってますけど、でも、あの、す、すぐに始められることとしては、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
軌道なんてないっていうこと、まず1つです。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
それからメンタルに強い弱いなんてない。大事、なことはメンタルは、しなやかになることが大事なだけですから。
相談者:
あー、はい
田中ウルヴェ京:
弱いんじゃないです。弱い理由があるはずですっていうことはちょっと、あの、知っておいていただければとは思います。
相談者:
あ、はい
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
ありがとうございます。
田中ウルヴェ京:
はい
(再びパーソナリティ)
すごい…すごい親御さんですね。いろんな意味で。しかも夫婦そろって……!!
息子さんとしてはこの両親のもとに産まれただけで大変だと思いますけど、もし問題の根元が学習障害とか知的障害とかだったら受け入れられますかね……。
私も理不尽な対応には立ち向かいましたが、一人でしたから。夫婦で揃って行動できて心強いですね。
子育てに自信無くしたりしても子供だけは
信じてあげて。子供の行動の裏も…と言う言葉好きです。
ウルヴェさんの「メンタルトレーニング上級指導士」の本領発揮。
「メンタルに強い弱いなんてない
。大事な事はメンタルはしなやかになること。」良いアドバイス
だったと思います。
親がしなやかなメンタルで子供の心の裏側までつかず離れず見守っていればそのうちきっといい方向に向かうと信じていきましょう。
こんな親子を担当する学校の先生は大変だ
共通の敵がいなければすぐ離婚しそう(笑)
宿題をきちんとやっていないことは棚にあがっていませんか?
ウルヴェさん、生まれ変わったかのように名回答連発だなあ。
人生いろいろ、不登校もいろいろですが、一昔前は宿題忘れでこのようなペナルティを課していた先生、多かったなあという感じはしますよねえ。
中学校の内申点が相対評価から絶対評価になってから、個性中心になった感じがして、先生も本当に大変ですよねえ。先生の苦労、お察しします。
確かに宿題やらないのは良くないけど困るのは本人だし、実際のところ、誰もが認めるハズレ先生だったりしたら、相談者がモンペ扱いされててかわいそうかも
時代や人々の生活様式や考え方も大きく変化し、学校の在り方や学校の「先生」という存在意義も改めて問われなければならない時期が来てるのかも知れませんね
困るのは本人だけではありません。先生も困るのです。他の生徒の影響もあるので。親は人に迷惑かけない行き方を子供に教えるべきだと思います。先生には教えられません。文句をすぐ言う親がいるから。
なんかすごかったなあ
小学生ならともかく、中学生になって「宿題忘れて怒られたから学校行きたくない」ってのがなかなか強烈
両親そろって学校に乗り込んで「宿題忘れてすみません」以外に何を話したんだろうか、まさか「もっと優しくしてください」とでも?
むしろ、突撃後2週間の腫れもの扱いに居たたまれなくて行けなくなった可能性だってありうる
同級生は「宿題やってこないモンペの息子」みたいな冷めた目で見るだろうし
「不登校は家庭に原因がある」がテレ人テンプレだけど、
この夫婦、小さい頃から息子と遊んだり活動したりして、成功体験を積ませてたんだろうか
親が勝手に高望みしてはがっかりしての繰り返しで、息子もがんばる意欲が湧いてこないんじゃなかろうか
相談者もイライラするのは「自分の思い通りにならないから」だと気付いてるかどうか
ウルヴェさんも相変わらずシャープに回答されてたけど、大原先生だったら起床時間から食事の内容まで事細かに聞いてただろうし、相当なダメ出しがあったろう
生徒がやる気をなくすのは親だけではなく教師の影響もかなりある。相性もそのひとつ。先生によって生徒は良くも悪くも変わる。
頭ごなしに「宿題やって来ないのが悪い」ではなく、「宿題をやれなかったのは何か理由があるのではないか?」「教師の教え方に
問題が隠れているのではないか?」「教師への抵抗ではないか?」「友人関係か?」など互いに謙虚に解決をすることが必要だ。場合によってはクラス替えも。子供が先生を選ぶ。それが不可能ならやはり「先生」という存在を見直す時期でないか。と思う。
ペナルティとして漢字の書き取り200字!ってわりとありそうな感じですが、この話を家内にしたら
「『勉強』を『罰』として課すのは指導者として良い方針ではない。子どもには勉強を前向きなものと捉えて欲しいし、楽しい面を知って欲しいから、できるだけマイナスイメージを持たせるようなことはして欲しくない」
と言われ、そういう考え方も一理あるなぁと思いました。
もし自分の子がそういう先生に当たったらどうするかな……。
考えてみると、そもそも宿題忘れにペナルティって必要ない気もします。そこも含めて成績表に反映して頂ければ良いだけの話なので。
親がここまでサポートできる家庭なら
気に入らない教師に当たったのはむしろ息子にとって
成長のチャンスなのにね
嫌な奴に当たったらとりあえずやりすごす
スルー能力鈍感力大事だわ
本当にウルヴェ先生の言う通り…お子さんとよく話し合いをして、よくお話しを聞いてあげて一緒になって考えてあげてほしいと思いました。
宿題がなぜできないのか、嫌なことをどう乗り越えるかを考えるところを、宿題をやらないことを咎められたことに対しクレームとは。子供の気持ちは置いてきぼりのままですね。
もしかしたら対応した先生も、家での過ごし方とか親子のコミュニケーションとか色々話していたかもしれないけど、耳に入っていなかったのかも。
学校にクレームに行った時は学校の先生が悪いという思考でガチガチになっていて、子供さんに対しては義務教育だから行け、当たり前だ、親の言うこと聞け、という所で思考停止してしまっていたのかな。
自分なりに行動してうまくいかなかったという思いによって、少しずつ自分のやり方や考え方を変えなければいけないのかもと思いはじめ…今回の相談までに一つずつ、頭の壁が取れてきていた所だったのかもしれません。
今井先生やウルヴェ先生に聞いてもらいながら、気持ちや持っていた建前を言語化して整理して「辛いことがあっても折り合いつけて乗り越えていく力をを持ってほしい」まで言語化できて、そこにウルヴェ先生の的確なアドバイス。
相談者も腑に落ちているようでした。
あとは子どもさんと向き合って、自分が今してもらったようによくお話しを聞いてあげて、宿題の話を丁寧にときほぐして、それこそ相談者のいう「折り合いをつける力」を考えるきっかけになったらいいなと思いました。