親への心配超えて30年夫婦にアドバイス探す孝行息子に冷や水浴びせる「失礼だ」
テレフォン人生相談 2022年2月10日 木曜日
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 男31歳 独身 父65歳 母67歳 弟30歳と27歳
柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
わたくしの父親が、
柴田理恵:
はい
相談者:
今、鬱病になっておりまして、
それに対して母親、が、どのように接すれば良いか?
柴田理恵:
あー
相談者:
というのをちょっとアドバイスをいただきたくてご連絡させていただきました。
柴田理恵:
はい。あなたおいくつですか?
相談者:
31です。
柴田理恵:
ご結婚なさってますか?
相談者:
してません。
柴田理恵:
ごきょうだいはいらっしゃいますか?
相談者:
男3人きょうだいで僕が一番上#△
柴田理恵:
あい。弟さんは何歳と何歳ですか?
相談者:
30う・・と、
柴田理恵:
はい
相談者:
27ですね。
柴田理恵:
お父さまおいくつですかね?
相談者:
65ですかね?
柴田理恵:
お母さまは?
相談者:
67ですね。
柴田理恵:
お父さまが鬱になられたのいつ頃からなんですか?
相談者:
え、4年5年前・・
柴田理恵:
うん
相談者:
に、あの、仕事辞めて、
柴田理恵:
はい
相談者:
で、ま、最後仕事をしてる間もちょっと夜勤のほうに回ったりして、
柴田理恵:
うん
相談者:
昼夜逆転するような生活になったんですよね。
柴田理恵:
うん
相談者:
で、も、家に、いる生活になったんですよ。
柴田理恵:
はい
相談者:
で、そこから、家の中にいても何もすることがないのか、
柴田理恵:
うん
相談者:
趣味も、あまりないというか、
柴田理恵:
はい
相談者:
友達も今になって、
柴田理恵:
うん
相談者:
会う人もいなくなっ(苦笑)、いないのか、じぶーんの中に、篭りがちな、性格っていうのが元々あるので、
柴田理恵:
うん・・はい
相談者:
それで、家の中にいるっていう状態が続いているんですよね。
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
えーっと、その夜勤になる前の、
柴田理恵:
うん
相談者:
数年・・間?・・
柴田理恵:
ふん
相談者:
は(わ)、たぶんそれは精神的なもので、体調が悪いかなっていう・・あの、症状があったんですよ。
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
で、そこからちょっとずうっとやっぱり体調が・・あまり良くない、状況・・が続いてお、おりまして。
柴田理恵:
あー、なるほどね。
相談者:
はい
柴田理恵:
お医者さんには診ていただいたんですか?
相談者:
あの、母親からの話だと、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、ま、精神科のほうには、あの、伺ったことがあるですよ。
柴田理恵:
んふうーん
相談者:
で、そこで睡眠薬をもらってる・・
柴田理恵:
ああー
相談者:
そういうことぐらい・・あの、薬が切れたりとか、
柴田理恵:
うん
相談者:
そのお、浮き沈みが、特に深い・・ときとか、が、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、母親が、もう、連れて行く?っていうような状況ではあり&#
柴田理恵:
お父さまとお母さまと2人だけで、住んでらっしゃるんですか?、うん
相談者:
次男が、います。
柴田理恵:
あ・・あの、次男坊の方、は、同居なさってるんですね?
相談者:
はい
柴田理恵:
ふうーん、うん
相談者:
ただ・・ほかの場所で働いてるので、
柴田理恵:
はい
相談者:
そこの寮で生活しておりまして、
柴田理恵:
はあ
相談者:
で、週末だけ帰って来て、
柴田理恵:
あ、お父さんとお母さんと2人だけで暮らしてらっしゃるんですね?ま、ほぼ、ほぼほぼ。
相談者:
ほぼそうですね。
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
で、母親は結構喋るんですよ。
柴田理恵:
あーは、は、は
相談者:
もう、ずっと喋っててえ、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
なんか、すごい元気のいいような感じなんですけども。
柴田理恵:
うん、はい
相談者:
それとは逆に父親すごい内向的で、あんまり喋らないおとなしい人なんですよね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
で、僕がその母親似のほうなので、結構喋るので、
柴田理恵:
うん
相談者:
父親にも母親にも電話はたまにしますね。
柴田理恵:
うんー、どうやって、お父さんを・・元気にさしてってあげたらいいかっていうご相談なんでしょうかね?
相談者:
父親が、子供の頃から、祖母・・と、生活はしていたんですけども、やっぱりその祖母のほうが結構・・
柴田理恵:
うん
相談者:
あのお、やんちゃな人だったらしくって。昔から男をひっかえとっかえしたりだったりっていう話を聞いてたりとか。
柴田理恵:
はい
相談者:
タバコだったりお酒だったりとかして結構やんちゃだったらしくて。んで、ま、これで、ほんとの父親と、離婚してしまったらしんですよね。
柴田理恵:
うん
相談者:
そのあと、あのお、その祖母が再婚して、
柴田理恵:
うん
相談者:
その、再婚相手が、ま、うちの父親の、ま、約、年齢も10個ぐらい上の・・
柴田理恵:
ふん
相談者:
ん、年の差しか離れてない人が・・来たらしんですよね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
で、ま、そうやって、あの、うちの父親、思春しの、期のときに結構な、あの、大変な思いをしてたらしいんですよ。
柴田理恵:
あはい、はい
相談者:
父親のいないような、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、生活をしてたらしいんですよ。
柴田理恵:
うん
相談者:
母親と一緒に生活はするんですけども。
柴田理恵:
あー、はい、次の、おー、お父さんになる人はちょっと若いから・・その人はあんまり、じゃあ、家に寄り付かなかったんですか?
相談者:
は(わ)すごく、&#△、仲良くしてたんですよ、今の祖母と、
柴田理恵:
あ!
相談者:
すごく仲良くって。
柴田理恵:
あ、仲良くしてらっしゃるんでか
相談者:
はい、今でも、あの、すごいラブラブっていうぐらいで。
柴田理恵:
おーお、じゃあ、
相談者:
はい
柴田理恵:
ま、お母さまとしては良かった感じで。
ただ、そのお父さんとしては・・その、なんというか・・
相談者:
ま、ちょっと・・今のその再婚相手のことは認めていらっしゃいますけど、やはり、なんか、その・・そこではなくて母親に対する、気持ちが・・何か・・
柴田理恵:
ちょっと寂しい、気持ちがあるんですか?
相談者:
うーん、じゃないですかね、ま、青春、あの、思春期にいろいろ・・感じたことが結構大きかったのかもしれないんですけれども。
柴田理恵:
うん、お父さんがあ、ちょっと鬱気味になられたっていうのは・・お母さんが原因・・ていうことですか?
相談者:
で、それと、僕のその、母親ですね。
柴田理恵:
・・はい、はい
相談者:
が、感情的な人で、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっとヒステリックなところもあるっていうか、自分の、意見しか言わないとか、父親のその性格のこと・・を考えずに、自分のことばっかり言ってる?
強い言い方をするし、
柴田理恵:
うん
相談者:
結構、癇癪をあげるというか、そういうようなんで、ヒステリックなところが・・
柴田理恵:
うん
相談者:
見受けられるんですよね。
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
で、それに対して父親は、あの、自分のこと・・なんか・・うまく伝えられない?ような、
柴田理恵:
うーん
相談者:
方なんですよ。
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
だからそこら辺で結構・・あのお、今の母親からも(苦笑)、強い、言い方をされたり一方的に言われたりすることに対して疲れてしまってるところがあると思いますね。
柴田理恵:
はい、じゃ、むしろ自分の奥さんに対して、そういうこう・・
相談者:
も、あると思います。
柴田理恵:
ふうん
でも、
相談者:
ま・・
柴田理恵:
お、これ結婚何年ですか?ずいぶん、経ちますよね?
相談者:
そうですね。ま、30年ぐらい経ちますね。
柴田理恵:
うーん
相談者:
ま、その、夜勤をして、体調崩して数年間?経って、
柴田理恵:
うん
相談者:
で、そのあとに、病気になってしまって。あのお、入院してしまうことになったんですよ。
父親がですね。
柴田理恵:
お父さんがね。
相談者:
はい
柴田理恵:
あの・・その・・鬱っていうことではなくて、この体の病気になられたんですか?
相談者:
そうですね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
はい。あの、もうそれで、結構、死ぬう、ギリギリまで行っちゃって、奇跡的&#△、かった・・
柴田理恵:
うん
相談者:
て言われるぐらいの物で、
柴田理恵:
はい
相談者:
突発的に起きちゃったんですよ。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
で、プラスあと肺炎とかにもなっちゃっててえ、
柴田理恵:
はい
相談者:
で、ほんとに、コロナの出始めた頃?
柴田理恵:
うーん
相談者:
に、そのICUとかに入って、結構、あの、神経・・使ったような、時期が&#△くあったんですよ。
柴田理恵:
あはい、はい
相談者:
あ・・で、それから、ま、無事に退院できたんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
やっぱり、あの、コロナというのもあって、なかなかリハビリもできないし、外で運動もできないし。
柴田理恵:
ふん、うん
相談者:
人に会うこともできないってことで、こ、辛い・・時期があったらしくって。
柴田理恵:
はい
相談者:
より、その鬱がひどくなったらしいんですよ。
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
で、それで、母親も、もうちょっとやってらんないっていうことで僕に電話して来たぐらいなんですよね。
柴田理恵:
うん、うん、うん
相談者:
で、母親の愚痴を聞いて、あ、なんか、少し母親も少し落ち着いたりはしてるんですけど。
柴田理恵:
うーん
相談者:
で、最近精神・・科?
柴田理恵:
うん
相談者:
心療内科に行って、
柴田理恵:
はい
相談者:
「睡眠薬を、ちょっと強めにしましょうか」と言われて、
柴田理恵:
うん
相談者:
薬を処方され、
柴田理恵:
うん
相談者:
カルテに、いろいろ、その自分の、心理状況?、元気がない、とか、
柴田理恵:
うん
相談者:
自殺したい。死んでしまいたいっていうことにも、チェックを&#△、入れてたらしいんですよ。
母親もそれで初めて知った、ていうところもあるらしいんですけど。
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
やっぱりちょっと父親、少し、うん、軽くなったらしいんですよ。
柴田理恵:
あ、こ、話をすることでね?
相談者:
落ち着いたらしいんですけど、
柴田理恵:
はい
相談者:
また母親がまた余計なことを言ってしまうというか。
先生とか外に行くと、すごい、笑顔ニコニコして、よく喋るらしいんですけど、
柴田理恵:
ええ
相談者:
家に帰ったら全然喋らないというか。
柴田理恵:
じゃあ・・
相談者:
それで母親が、はい
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
それに対してすごく・・「仮面かぶってるわね」とか言って、皮肉みたいなこと言っちゃうんですよね。
柴田理恵:
え、お父さんとお母さんって恋愛結婚ですか?
相談者:
お見合いですね。
柴田理恵:
まあ、でも、お見合いでも、これだけ続いてるんだから、相性が悪いことはないと思いますよ?
相談者:
あー、うちの父親の祖母?
柴田理恵:
うん
相談者:
が、やっぱり、ちょっとそこも、祖母も癖がある人で、
「そうや・・ってなってしまうことはやっぱり2人の間が悪いのよ」とか。
柴田理恵:
うん
相談者:
「合わないのよ」とか言ってしまうんですよね。
僕からも何かしら、その
柴田理恵:
うん
相談者:
父親と母親に対しては、
柴田理恵:
うん
相談者:
ま、電話ぐらいなんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
定期的に電話することで何か&#△し・・
柴田理恵:
うん、うん・・うん
相談者:
言葉がないかな?と思ったりとか。
あー、なんか、僕の話はちょっと、か、母親のほうも聞いてくれるし、父親も聞いてくれるだろうし、するんですよ。
柴田理恵:
そうですよね。
じゃあ、その辺、訊いてみましょうか。
今日の回答者の先生、ご紹介しますね。
三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子先生です。
先生お願いします。
(回答者に交代)
お父さんの鬱病、本当に心配ですが、無理に頑張り過ぎず、しっかり病気と向き合いながら治していってもらいたいなあと思うばかりですよねえ。
お父様の人生を考えますと
幼少期からよくしゃべるパワフルな人に囲まれて
(母親、妻、息子)パワー吸い上げられちゃって無気力になってしまったのではないかなあ。
どうやったら元気になりますかー!ではなくて
穏やかな時間を確保できるようにしたらどうだろうか。
相談者さんはお父さんとお母さんの両方の性格を客観的に把握されているし、賢くて優しい息子さんだと思います。他のご兄弟もちゃんと独立して生活しているようだし、お父さんもいろいろご苦労はあったと思いますが子育ては大成功したのでは?寡黙な夫にお喋りな妻の組合せは程度はあれどまぁ一般的ですし、強烈キャラの母親(相談者さんの祖母)とも関係はそこまで悪くないようだし、自分を犠牲にしてきた部分もあったかもしれませんが、これからはご自身のために時間やエネルギーを使って早く回復できると良いなと思いました。
お父さんが心の奥底で一番心配されているのは、相談者さんの今後のことなんじゃないだろうか?
ふとそんな気がしました。
親思いの優しい人なのは確か!
そんなのも知らずに?二親はなかなか変わらないし、わかってもらえない。でも、変えようとするのは無駄だと言うことなのかな。
お互いギクシャクするだけなのかな?
反面教師にして、相談者さんは良い伴侶をみつけて、自分の理想の家庭を作って
御両親安心させるのが一番なのではないかなぁ。お父さんの回復はあなたの思いやりできっと。
当方は鬱持ち。自分の子供が「はい、伴侶連れてきたよ^^身を固めたからこれで安心でしょ」と言ってきたとしても「は?」としか。嫁は舅姑の抗鬱薬じゃありませんよ…。それくらい自覚あるし。逆に嫁予定がかわいそうです。自分とソリ合わぬ母親と似た者同士の息子に心配されてもねぇ。程よく距離があった方が良い。
親父さん、実母にも妻にも理解されない中で、周囲に合わせて消耗してしまわれた結果の心身の不調なんだろうな
加藤先生なら「お父さんは周りに怒りを持ってるけど、それが言えないので攻撃性を自分に向けた」と喝破されたろう
相談者、親父さんを心配はしてるんだろうけど、どこまで親父さんの気持ちを理解できてるか
父親は元々口下手で内向的な性分で、子供の頃に家族関係でつらい思いをして、今心身とも弱ってる、そこまでわかってるなら「こういう性分の親父はどうしたら喜ぶか?」って考えないのかな
病院と家での態度が違う時点で、「母親に余計なことを言わないよう釘を刺す」か「母親と離れる時間を作る」とか思いつきそうなもんだが
三石御大の皮肉交じりの「呆れて聞いておりましたよ」も素直に誉め言葉と受け取って喜んでるし、表面的なことは分析できても、ニュアンスとか当人の気持ちを理解するのは不得手なタイプじゃないかな
祖母も母親も間違いなく無神経だけど、相談者自身も同じ系統にあることは自覚したほうがいい
無神経なことに無自覚なまま親父さんとかかわると、さらに親父さんを追い詰めることになりかねん