34年間蓋をした憎しみに火を着けたスピーカーフォンから流れた母のセリフ
(回答者に交代)
マドモアゼル愛:
はい、どうもこんにちは
相談者:
こんにちは、よろしくお願いします。
マドモアゼル愛:
はい
本心はね、本心だったんだと思うんだけれども、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
ほんとに訊きたければ、まあ、訊く以外ない。というのはね?
僕は訊く必要ないと思うけれども、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そのあとお、お母さんの、もう、ほうから電話がないじゃない。2ヶ月に1回ぐらい来ていたものが。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
それって、気にしている、からっていう可能性って相当大きいよね?
相談者:
そうですね、はい
マドモアゼル愛:
うん。というと、一応表面上、だけは、円満に、やりたかったっていう裏返しの・・話でもあるよね?それって。
相談者:
あー、そうですね、はい
マドモアゼル愛:
うん、うん
だから、ここでほんとに、心にもなければ、逆に、聞かれたなと思ったとしても、聞いてない振りをして・・
「元気かい?」なんていう来る・・不誠実な人ではない(苦笑)・・ことも確かだよね?
相談者:
そうですね、はい
マドモアゼル愛:
そいで、20のときに、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
お母さんのほうから連絡して来たわけ?
相談者:
そうですね、あの、ま、お祖母ちゃん経由で、お母さんが会いたがってるという・・
マドモアゼル愛:
会いたいと。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
それは、自然な思いだと思うんだよね。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そして、それから、34年間の間・・
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
実のお母さんとの・・積み上げた物っていうのは何か、あるの?それとも・・ずっと形式的な物が今尚続いているのか?、そこ、だと思うんですよ。
相談者:
いやもう、僕の結婚式にも来てもらったし、そのお・・
マドモアゼル愛:
ん、それは形の問題、じゃない?
相談者:
1ヶ月、もしくは2ヶ月にい、一度は、家に行ったりとか・・&#
マドモアゼル愛:
うん、そこでだから、あなたが・・例えばよ?
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
「ほんとはあの時いて欲しかったんだ、母さん」って言って、お母さんの胸で泣いたとか、そういう情の交流っていうのは、なかったんじゃないの?
相談者:
そうですね、ま、冗談っぽく、
「次産まれたときは、ちゃんと育ててね」とかそんな感じのことは言ったことはありますけど、
マドモアゼル愛:
うん
相談者:
母の前で感情を出して泣いたことはないですね。
マドモアゼル愛:
うん、泣かなくてもいいんだけれども、母としての、あ、これが、本当の母さんだったんだっていう・・情の・・解決っていう物は・・なかったと思うのよ。この34年間で。
相談者:
あー、そう言われれば、なかったですねえ。
マドモアゼル愛:
だから、それがいいとか悪いとかじゃなくて・・
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
お互いに、そうした関係だっていう・・大人の・・整理をしてるんだと思うの、僕。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
だから、ここに怒りを持ち出すのは・・面白いと思うよ?
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
この34年間・・やっと会えて嬉しかったけれども、でも、やっぱり・・ほんとの・・お母さんとしての認識はできなかったわけだから。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そのときあなたが・・思いの丈を出すっていうのは・・僕は、
相談者:
ああ、はい
マドモアゼル愛:
素晴らしいなと思うし。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そのとき・・お母さんも・・20歳のときにあなたから電話して来たんだから・・ま、ただ単に・・自分が産んだ子が心配だっていうのとは違って、
時を超えて・・母との・・情的な関係を・・やっぱり、確認し合うっていうよな、ことがね?
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
起きるためにこういうことが起きたとも、思えなくもない。
相談者:
はい・・はい
マドモアゼル愛:
ただそれは結果として、この34年間を無駄にして・・また、違った人生をお互いやっぱり生きて行こうねという形に・・なって行くかもしれないけれども。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そこら辺の決着を・・あなたが付けたいのかどうなのかっていうことはどう?
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
期待してるから怒りが出たんだよ、だって。
相談者:
あー
マドモアゼル愛:
これが1個よね?まずね?
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そしてもう1つ、あるんですよ。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
これから母とどう接して行くか?
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
母が決めた道が・・離婚だったんだよ、30、何年前の。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
このとき母は・・子供も捨てたんだよ。
相談者:
そうですね、はい
マドモアゼル愛:
ね?・・そうすると、今度はあなたは・・自分は捨てられた・・子供だったのだっていう・・悲しいけれども認識を持つしかないよ。
相談者:
そうですね、はい
マドモアゼル愛:
&#、うん
相談者:
んん、ずっとそう、は、思ってましたから。
マドモアゼル愛:
うん・・だからあなたとしては・・ずっと、3歳のとき以降・・何を・・求めてたんだろうか?
虐待されるたびに、ほんとのお母さんがいてくれたら、とか、そうした思いが、あったのかもしれないし。
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
なんだろ?あなたにとってお母さんって。
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
それをずっと求めて来た人生だったと思うよ?
相談者:
・・そう、ですね。
マドモアゼル愛:
うん・・加藤先生の名文句で・・「人から愛されないで育った人は、神様から愛されています」っていうような、もう・・ついね、泣きたくなるような・・言葉があるんですよ。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
だからあなたも・・何かに守られて、こうやって生きて来たんだよ。
相談者:
・・そうですね、僕はあの・・
マドモアゼル愛:
うん
相談者:
父方のお祖母ちゃんに、
マドモアゼル愛:
あー
相談者:
守られてたなと。
マドモアゼル愛:
じゃあ、お母さんはいたんだ。ね?
相談者:
そうですね。
マドモアゼル愛:
だからあ・・お互いに傷つかないで治める、ためにはね?
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
自分は、捨てられた子供だったんだと。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そうすれば・・ひ孫の顔が見たくないっていうのも・・辻褄が合うし。
そしてその悲しみを・・全然、怒りにもしないで受け止めて行く力強さも出て来るよね?
相談者:
そうですね、はい
マドモアゼル愛:
そいで・・その間に・・怒りの情と、母を求める気持ちが・・ま・・どっか強くなるか、もしくは・・やっぱり、ここは、壁を、持って、お互いに、生きて行こうか・・という、1つの、判断が出て来る。
その判断を、今するにしてはまだ・・早いかなっていうのは、まあ、感じますよね。
相談者:
あー、はい
マドモアゼル愛:
うん・・ここら辺、加藤先生にね、もう1回
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
ちょっと訊いてみたいなというふうに思います。
相談者:
あ・・はい
マドモアゼル愛:
はい、はい
(再びパーソナリティ)
私は初孫で祖母に溺愛されましたが、私の息子、つまりひ孫はそれほどでもなかった。というか、80過ぎると自分にしか夢中になれないんだと思います。
80過ぎると、もちろん個人差がありますが、どんどん子供に戻って行きます。
(もちろんこの相談者さんと違って複雑な親子関係ではないですけど。)
私は看護師で、同業者の友人で話すと結構このひ孫はそれほどでもでないらしい。というのはあるある話なのですが。
ご参考になさってください。
私もそう思いました。
80代になると自分の健康のことに一番関心があると思いますよ。
もともとすごく愛情深い母親ではなさそうだし、27歳の孫と同居してるわけじゃないし。同居してひ孫が家にいれば普通にかわいいと思うでしょう。
加藤先生も80代なのだからそのへん感じなかったのかな。
心理学の大家だから、老人の心理よりも人間の憎しみや許しのほうを話されましたが、それはそれでよかったかも。
相談者はこれまで自分の中の、悲しみと憎しみ恨みというドロドロしたものを、なあなあにして生きてきたんだと思う。
じゃないと、次産まれたちきはちゃんと育ててねなんて、かわいいというか生ぬるい言い方はしない。
今回のことは本心に蓋をしないで自分と向き合え!っていう意味の出来事だと思います。
「次生まれたときはちゃんと育ててね」
来世もこの母親の元に生まれてもいいと思ってるってことでしょうか。
そして「ひ孫を見せてあげたい」と思う息子さんには
おばあちゃんの悪い印象を植え付けずに
育てられたんだと思うと
相談者さんの母というものへの思慕が現れている。
けれども、相談者さんの求めるような
聖母のような母は最初からいなかったという辛い現実。
これからは理想の母はあきらめて
孫を猫かわいがりして幸せに暮らして欲しい。
実母から捨てられ、継母から虐待でしたかあ。僕がパーソナリティだったら、「大変でしたよねえ。」とひとまず労をねぎらっていたと思います。
人生いろいろ、実母や継母もいろいろですが、ご相談者さんほど数奇な運命の悪戯で、という感じがしてつらい!今後のご多幸を祈りたいですよ。
自分軸さえしっかりしていれば良いじゃないですか!
愛情を掛けてくれなかった能力のない母親達に、期待しても無駄ですよ。
相談者さんが子供さんやお孫さんと仲良く出来ればいいのではないでしょうか。
でも、お母さんなりに言い分もお有りかと思いますが、50代の大人対応で負けないで下さい!