母に翻弄されバラバラに育った3姉妹。ワイングラスの持ち方を揶揄したらキレた

テレフォン人生相談 2022年10月13日 木曜日

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 女58歳 夫62歳 息子28歳 娘26歳 バツ2で一人暮らしの母83歳 姉と妹がいる

柴田理恵:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
今日の、ご相談はなんですか?

相談者:
あの、母との関係について、ご相談したいと思いましてお電話しました。

柴田理恵:
あ・・はい
あなた今おいくつですか?

相談者:
58歳です。

柴田理恵:
旦那さまおいくつですか?

相談者:
62歳です。

柴田理恵:
お子さんいらっしゃいますか?

相談者:
はい、2人おります。

柴田理恵:
はい

柴田理恵:
長男が・・28歳、長女が26歳です。

柴田理恵:
で、お母さまはおいくつですか?

相談者:
83歳です。

柴田理恵:
お父さんは?

相談者:
父とは、もう、わたしが中学の、たぶん1年生ぐらいんときに、

柴田理恵:
はい

相談者:
離婚しておりまして。

柴田理恵:
あはい、はい

相談者:
その後・・あの再婚したんですが。

柴田理恵:
うん

相談者:
えと、その方とも、離婚して、

柴田理恵:
うん

相談者:
います。

柴田理恵:
じゃあ、今、お1人なんですね?

相談者:
うん、そうです。

柴田理恵:
はいはい、じゃあ、お1人で、お母さま暮らしてらっしゃるんですかね?

相談者:
そうです。で・・

柴田理恵:
その、お母さまとお、の、関係とは?

相談者:
え・・わたしには姉と妹がいるんですが。

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、姉と妹は、仲が、良くないんですね?

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
で・・1回目に、その、実の父親と離婚したあとに、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの再婚・・したんですが。

柴田理恵:
はい

相談者:
その再婚相手が、お酒を飲むと人が変わるみたいなところがありまして。

柴田理恵:
はい

相談者:
なんていうんですか、そういうのもわたしは多感な時期だったので、ま、あの、わたしは、高校、に、行きながら、1人、暮らしを、し、したんですね。

柴田理恵:
あ、はいはい

相談者:
で、姉はもう、その状況が耐えられずに、

柴田理恵:
うん

相談者:
大学も行きたいとか、そういろんな、状況があったんですが、

柴田理恵:
うん

相談者:
それが、学費が出せないっていうような状況で。

柴田理恵:
うん

相談者:
家を飛び出して、いた状態で。

柴田理恵:
うん

相談者:
妹は7つ下で、離れておりますので、

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
そのときは小学校も低学年だったので、

柴田理恵:
うん

相談者:
もう、とにかく、一緒に3人で母と、その・・再婚した相手と、暮らしたっていう状況で。

柴田理恵:
あー、はい

相談者:
その、きょうだい3人がバラバラで、

柴田理恵:
うーん

相談者:
育ったような状況がありまして。

柴田理恵:
じゃ、お姉さんは1人で、その、ま・・

相談者:
もう、家出をしたような、

柴田理恵:
あー

相談者:
もう、友だちの家を転々と・・

柴田理恵:
あーあ

相談者:
して、ま、妹も、その、飲むと、その、再婚相手が、人が変わるような、いつも、母とその再婚相手の間に入って、

柴田理恵:
うん、あ

相談者:
仲を取り持つみたいなこと、

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
ずっとあったっていうのを・・結婚したあとに、泣きながら聞いたような状況がありまして。

柴田理恵:
はい

相談者:
で・・きょうだいとい、いっても、きょうだいじゃないような、他人のような、

柴田理恵:
ん・・うん

相談者:
そんな感じで。でも、たまに、2、3年に1回、会って、

柴田理恵:
うん

相談者:
母と、食事をするみたいな・・

柴田理恵:
うん

相談者:
感じで、妹は22歳ぐらいで・・結婚はしてるんですね?

柴田理恵:
うん

相談者:
で、わたしは29歳ぐらいで結婚したんですけれども。

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
この前、3年ぶりぐらいに、妹とか母とか・・と、食事をしたときに、

柴田理恵:
はい

相談者:
わたしと妹が口論になったとき、ん、があったんですけど。

柴田理恵:
あー、はい

相談者:
そんときにこう、妹っていうんじゃなくて1人の人として見た場合、物凄い、こ、苦労してるなっていうのが、もう、すごい垣間見えて。

柴田理恵:
はあ

相談者:
今まで、母とは普通に・・あの、食事に行ったり、こう、旅行に行ったりして、付き合っていたんですけど。

柴田理恵:
はい

相談者:
この根源って、なんだろう?って、

柴田理恵:
うん

相談者:
思っ・・て。

柴田理恵:
うん

相談者:
それがすべて、こう・・母のこう、わがままだったり、女の意地だったり・・

柴田理恵:
うん

相談者:
ま、1回目の、この実の父とも、そんな、離婚はしたくなかったみたいなんですけれども。

柴田理恵:
うん

相談者:
いつもいつもわたしが、あの、その、弁護士に会、一緒に会うのも付き合わされたり。
父の会社の上司に会うのも一緒に同席させられたりっていう・・そういう状況が、その、小学校高学年、だったりする・・

柴田理恵:
うん

相談者:
ん、ときに、続いていたので、もう、わたしがその、上司の前で・・
「もうこんなんだったら家を、出て行こう」って言っちゃったのが、わたし、だったんですね?

柴田理恵:
うん

相談者:
で、それをきっかけに離婚するようなことが、になったので。

柴田理恵:
うん

相談者:
母は、あたしを恨む、ていうか、ま、
「お前さえそういうことを言わなければ、離婚にならなかったのに」って、そのあと何度も言われて。

柴田理恵:
はあ

相談者:
ただ、それはもう、自分の中では、も、眠っていた話だったんですけれども。

柴田理恵:
うん

相談者:
この間、妹、口論になったときに、今まで封印してた物が全部、こう、出て来て、

柴田理恵:
うん

相談者:
フラッシュバックのように、あんなこともあった、こんなこともあった、1人で・・生活してて・・お金がなくて、食べる物もなくてみたいな、そんなこと、ん・・が、もう、ほんとにもう、どんどん湧き出て来て。
その感情が・・どうしていいか分からなくなって、しまったっ・・

柴田理恵:
(吸って)妹さんとはどんな喧嘩をしたんですか?

相談者:
妹の、

柴田理恵:
うん

相談者:
旦那さんも来ていて。

柴田理恵:
うん

相談者:
母が目の前でいて、

相談者:
私の、娘が・・斜め前に座っていて、えっと、5人で食事をしたんですが。

柴田理恵:
うん

相談者:
ちょっと、ワイングラスを持ったので、

柴田理恵:
うん

相談者:
なんか、そんな持ち方おかしい、あの、なんか、こ、握って持っていたので、「おかしいよ」って言って、それを、旦那さんのほうに、まあ、弟の方に、
「もう、こうやって野放しにしてちゃいけないからね」って、言ったら、
「野放しっていうどういう、こと?」っていう、その、ほんと・・

柴田理恵:
だ・・誰、誰が、誰に言ったんですか?

相談者:
わたしが・・妹の、旦那にですね。
「こんなふうに、野放しに、いつもしてたらダメよ」って冗談のつもりで言ったのが、

柴田理恵:
うん

相談者:
すごい・・冗談には、取れなかったみたいで。

柴田理恵:
うん

相談者:
「その野放しって何?」って、

柴田理恵:
うん

相談者:
始まって。

柴田理恵:
うん

相談者:
物凄い剣幕で怒って。

柴田理恵:
うん

相談者:
も、すごい、場が・・もう、うちのみ、ん、娘なんか泣きそうだったんですど、母は飄々(ひょうひょう)としてて。あの、妹と姉は、すごい仲が悪くて、いつもいつもこう、わたしが中に入って取り持ってるような関係で、いつもLINEとかメールには・・あの、お姉ちゃんがこうだって妹から、来るもので。
そういうのも。いつも母には、わたしが、

柴田理恵:
うん

相談者:
愚痴っていたような、状況なんです。またこんな・・

柴田理恵:
あの、妹さんとお姉さんが仲悪いんですか?

相談者:
そうなんです。

柴田理恵:
あなたと妹さんも仲悪いですね?

相談者:
いえ・・わたしと、妹は、ん、仲が悪いっていうことはまったくなくて。
いつも、みんなで会おうっていうのは、いつもわたしが取り持って、

柴田理恵:
姉さんと妹さんは、

相談者:
はい

柴田理恵:
なぜ、仲が悪いんですか?

相談者:
なぜ、だか、分からないんですけどお。

柴田理恵:
うーん

相談者:
結婚してから、こう、たぶん、家が近いので。家が近くて・・

柴田理恵:
誰が結婚したときですか?

相談者:
3人が結婚してからですね。

柴田理恵:
あ、お姉さんも今、結婚してて、

相談者:
はい

柴田理恵:
全部結婚してるんですね?

相談者:
はい、そうです。

柴田理恵:
で、結婚した・・ことで疎遠になってってことですか?

相談者:
そうです。そ、

柴田理恵:
うん

相談者:
疎遠になったのもそうですし、性格が合わないっていうのもそうですし。
一緒に育って来てないっていうのが一番の要因だと思うんですけど。

柴田理恵:
その、ワイングラスの持ち方から、どうしてお母さんがわがままだって話になったわけですか?

相談者:
(吸って)ほんとは、妹が、すごくあの、メールで、姉のことを毎月、あ、ね、姉の子供たちが結婚したとか出産したとかいうのは、自分には全然知らせてくれない、みたいな、そういうようなことをわたしに・・あの、メールをして、来てたんですけども。

柴田理恵:
はい

相談者:
もう、そういうことを、この年になって、こう辛い話とか嫌な、話っていうのは聞きたくないから・・どうにか止めてほしいな、とは思ってるし、こう、疎遠になってしまって、きょうだいがバラバラになって、育った環境も違うので・・もう、こうなるのは分かっていたので。で、性格も違うので「しょうがないんじゃない?」っていうわたしがメールを返すと、それにも腹を立ててた、部分があったと思うんですけど。

柴田理恵:
妹さんがね?

相談者:
はい。で、わたしが、うまく、はい

柴田理恵:
でも・・仲悪いんだったら、なんでそんなもん、いろんなこと知りたいんですか?

相談者:
兄と、その弟の仕事が・・関連して同じような仕事なので、あの、会う場面が、あ、あったりするので。

柴田理恵:
し、し・・しご、仕事上の付き合いがあるんですね?

相談者:
そうなんです。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
なので・・誰が、結婚したとか、誰が、出産、妊娠したとかいうのがすごくその、そこで分かってしまう?
「なんでわたしには言ってくれないんだろう」とか、そういうのがすごく今までもあったような。

柴田理恵:
そこまでなんでその、教えてほしいとか・・そういうことに、こだわるのかがちょっと・・なぜなのかが分からないんですけど。

相談者:
わたしもなんか・・「付き合わなければいいのにな」と思うんですけど、そこが、なんかどうしても・・きょうだいなんだから、とかいう、のがすごく強いんだと、思うんですけどねえ・・

柴田理恵:
妹さんはやっぱお姉さん達、を、求めてらっしゃるんですかね?

相談者:
たぶん、そうだと思います。

柴田理恵:
それで・・お母さんのわがままっていうのはどこで(含み笑い)?

相談者:
再婚して、酒乱ではないんですけど、ま、それに近いような状況で。

柴田理恵:
うん

相談者:
今度はもう、「離婚したい」ってなって。そのときも、蒸発・・したような状況で離婚をしたんですね?

柴田理恵:
うん

相談者:
結局。

柴田理恵:
うん

相談者:
なので、何年間か・・その行方知れずっていうか、

柴田理恵:
うん

相談者:
探しても、どこにいるか、母親が分からず。

柴田理恵:
うん

相談者:
家も、ほんと、夜逃げみたいな状態で。

柴田理恵:
うん

相談者:
出て行って・・

柴田理恵:
うん

相談者:
みたいな・・ん、なんで、こんなふうにバラバラに、して、きょうだいもバラ、子ども達もバラバラにしてるのに、

柴田理恵:
うん

相談者:
「自分は幸せに・・なれないのかなあ?」とか、う、そういうのを考えると・・なんか妹も屈折してるし、姉も、屈折、してるし、

柴田理恵:
うん

相談者:
わたしも屈折してるんだなって思ったときに、

柴田理恵:
うん

相談者:
この根源はなんか、こう、母親、なのかなあって、会う、その5人で会って食事して・・目の前でそういうふうに言われたときに母親が何もわたし達のきょうだい喧嘩に、入ってもくれなかったり・・だり、する、その・・母を見て・・「なんで、こうなんだろ?、いつも。いつもなんでわたしが矢面に立つんだろう?」って(涙声)・・

柴田理恵:
うん

相談者:
思ったときに、え、やっぱり・・この、根源って母なんじゃないかな?って・・ま、そうふに考える自分が・・おかしいのかな?、それとも・・おかしくないのかな?、間違ってるのかな?とか・・そういうの、今日、お伺いしたくて、電話をしたんです。

柴田理恵:
分かりました。
じゃ、先生に訊いてみましょう。
今日の回答者の先生は、三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子先生です。

(回答者に交代)


「母に翻弄されバラバラに育った3姉妹。ワイングラスの持ち方を揶揄したらキレた」への16件のフィードバック

  1. 母と娘の8050葛藤問題、結構電話相談に多いですね。確かに母に振り回された娘たちで、姉や妹は相談者以上に苦労されたのでしょう。でもそれにやっと気づいた相談者さん。今さら80超えた母に、母を求めても駄目と言いますが、苦労をかけられた娘たちにとっては、母を求めはしませんが憎い存在ですよね。私自身もその当事者なので、よーくわかります。介護が必要になったとき、葛藤するだろうなと思います。
    それにしても柴田さん、捉え方というか、なんかずれてると感じてしまうのは私だけでしょうか。なんか違うよなー、そうじゃないよなー、と毎度聞くたびに思います。

    1. 8050問題って引きこもりの高齢化のことを指すから今回の相談と関係ないですよね。

      1. 知ってます。もじっただけです。だからあえて葛藤問題と言ってみたのです。

  2. まずは、主語をちゃんと言わないと駄目だし、ワイングラスのくだりは、かなり感情を乗せ過ぎたかもです。

    …妹さん、そりゃ怒るわ。

    三姉妹の境遇からして、野放し…は、冗談でもだんめ。

  3. 母親の自由奔放さがどうとかいう問題にすり替えてるけど
    私は相談者さんのギャグセンスの無さの問題だと思うな。
    「野放しに」なんていう言葉をギャグだと思ってるそのセンス。
    相手は人間であって野生動物ではない。その親である弟が怒るのは娘の自尊心を守るために他ならない。
    もし叔母心があれば、変なもち方をしている姪には「こうやって持つと女っぷりが上がってモテモテよ!」とかなんでもいい方があったはず。
    人生後半戦に入ったのだから、要らん事言うのやめましょう。

    そして子供が結婚したことを知らせないとかなんとか。
    慶事を知らない限りはお祝いを贈らなくていいのだから
    お知らせが来なくてラッキーじゃないの。
    それを姉だか妹だかに吹き込む必要ない。
    それぞれと話すときはその人の話題だけに限る。
    相談者さんが嵐を起こしてる。

    1. 5人で食事していました。
      相談者、相談者の娘、83歳の母、妹、妹の旦那

      ワイングラスを変な持ち方していたのは妹ですよね?

        1. 本当だ!妹ですね!すみません。
          でも相手が妹だったらなおさら野放し発言は無いですね。

  4. 所帯を持つようになったら、親しきなかにも礼儀ありで親兄弟と付き合わないと、どこに地雷があるかわかりませんね。お互いに。

  5. 皆様が指摘してるように、相談者の礼儀のなさには完全に同意です(笑)

    三石先生は、実は大事なことを暗に2つ言ってると思いました。
    一、自分は不幸だ、と思ったところで何も解決しない
    ニ、自分が役割を演じることはできるけど、誰かに何かの役割を期待しても無駄だし、ましてや要求することはできない

    相談者は自分は幸せであることに気づいて、姉妹に対してとことん優しくしてあげたらよい。

    それがしんどいなら、会わなければよい。
    せっかく会食しても、妹と喧嘩してみたり、母親を恨んでたら、しょうがないじゃないですか。

  6. 姉も妹も苦労したかもしれないけど、私だって こーんなに苦労して来ました 母のせいで って言いたいのかも。
    三石先生は「あなたも大変だったよね~苦労したのね~」なんておっしゃらない方なので、「あなたが一番幸せだったじゃないの」って、皮肉たっぷりに相談者の自己憐憫を口封じをしたように感じた。

  7. 兄弟、姉妹で仲良しなんてそんなに多くない。
    別人格。
    助け合う必要もなし。
    シンプルに生きようぜ。

  8. 相談者はアスペ(ASD)の積極奇異型に思えますね。

    ワイングラスの持ち方も相手が怒ったから「冗談のつもり」と言ったけれど、言ったときは「自分の知っている正しいことを伝えよう」という目的にしか思えません。

    今までも相談者の周りはこのような発言に疲れていたかもしれません。
    自分がこのメンバーから抜けたら案外みんな仲良しかも。

  9. それであなた、旦那さんとの関係はどうなんですか?って加藤先生なら言いそう。

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