「よく電話かけてきたね」男「泣」「お母さんはあなたが迷惑」男「‥」
テレフォン人生相談 2022年10月24日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男34歳未婚 3人きょうだいの長男
今日の一言: 人間は許された感情のもとで生きて行きます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
初めまして。
加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。
相談者:
34歳です。
加藤諦三:
34歳・・結婚してますか?独身ですか?
相談者:火
独身です。
加藤諦三:
ずうっと独身?それとも離婚して1人でいるの?
相談者:
ずっと独身です。
加藤諦三:
ずっと独身ですか。
で、お父さんとお母さんと一緒に住んでるんではないんですね?今。
相談者:
あ、そうですね、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、今日の・・相談というのはどういうことですか?
相談者:
今まで、生きて来た中で・・好きとか、そういう、気持ちが、分かんないんですよ。
加藤諦三:
そうすっと今まで・・小学校中学校、学校行ってるときに・・
相談者:
はい
加藤諦三:
クラスの、中のある人を自分が・・「この人と一緒に遊びたい」とか、そういう、気持ちを持ったことがないんですね?
相談者:
そうですねえ。
加藤諦三:
そうするとあの・・例えば中学校なら中学校でクラスで、例えば10人いるとすると・・10人がみんなおんなじに、感じるんですか?
相談者:
うんー、なんかそこら辺がよく分かん、なかったんですよね?
加藤諦三:
お父さんとお母さんと・・ほかの人との違いみたいなものは・・あなたの中で分かりました?
相談者:
その、辺も、なんかよく、分かんなかったんですよね。
加藤諦三:
そうすっと、お父さんでも・・きょうだいでもいいんですが、その人と自分とが・・ほかの人との、違った、関係なんだという、そういう感情というものが分かんなかったわけですか?
相談者:
あ、そうですね、「なんで・・この人が・・周りに、いるんだろう」っていう、のはありましたね。
加藤諦三:
きょうだいは何人いたんですか?
相談者:
きょうだい3人です。
加藤諦三:
すと、あなたは・・何番目?
相談者:
あ、長男です。
加藤諦三:
で、下は?
相談者:
妹と弟です。
加藤諦三:
妹と弟。そうすっと、妹と弟と・・友だちとの、違いが分からない?、感情、の違いが。
相談者:
そうですね。その感情、っていう・・のが、分かんないん、ですよね。
加藤諦三:
あ、感情が分からないの・・
それは最初っからですか?
お母さんが・・
相談者:
はい
加藤諦三:
自分と・・ほかの人とお、まったく違った、扱いをしてくれるという、こと、を、自然な形で感じるっていうことはなかった?
相談者:
それは、はい、感じました。
加藤諦三:
そうすると・・お父さん、との関係も分かんないわけですね?
相談者:
実の、お父さんは、小学校のときに、離婚、したんですよ。
加藤諦三:
あー、そうですか。
そのお父さんが離婚するまでと・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さんが離婚してから・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの中で、
相談者:
はい
加藤諦三:
家族に対する、感情の違いっていうのが、出て来ました?
相談者:
出て来なかっ、たですね。
加藤諦三:
じゃあ、離婚したっていうことは、あなたにとっては・・別にどうということはなかったんですか?
相談者:
そこまで、深く、考え、たことがなかったんですよ。
加藤諦三:
なんでお父さんとお母さんが一緒にいるか?っていうことも、もちろん分かんなかったわけですね?
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
そうすると、生きていて、辛いですよね?生きていて。
相談者:
辛いです。はい
加藤諦三:
生きることが辛いっていうのを・・ほかの言葉でなんか・・表現できません?
相談者:
ん、で、きません。
加藤諦三:
できませんか。
あーあ・・だけど、辛いのは辛いんだよね?
相談者:
あ、辛いです。はい
加藤諦三:
これは、こういうこと、例えば、夜寝て・・
相談者:
はい
加藤諦三:
このまま・・「死んでくれれば、いいのになあ」と、そして朝になったら目が覚めちゃった、で、「えー・・まだ死なないんだ・・」、と・・
相談者:
あ
加藤諦三:
「生きるっていうのはもう、ほんとに辛いんだ」っていう、こういう感覚かな?
相談者:
あー、そ、そうですね、はい
加藤諦三:
・・そうすっと、ある人が、こういうことを言ったんですね?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
世の中には真実はただ1つ。
相談者:
はい
加藤諦三:
それは・・生まれて来なければ良かったと。
相談者:
はい
加藤諦三:
つまり、生まれて来た以上・・この辛さだけ、どうにもできないし。
相談者:
はい
加藤諦三:
それあなた、人に説明できないですよね?
相談者:
あ、できません。
加藤諦三:
・・よく電話かけて来たね。
相談者:
・・(泣?)
加藤諦三:
だって・・
相談者:
(泣?)
加藤諦三:
生きるっていうことは、ほんとに辛いんだ。
相談者:
(泣?)
加藤諦三:
とにかく、辛いんだ。
相談者:
(泣?)はい
加藤諦三:
あなたが今日、ほんとに、いい・・回答者に出会ってます。
相談者:
はい
加藤諦三:
この人はもしかしたら、分かる、ことを言ってくれるかもしれないです。
相談者:
はい
加藤諦三:
幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
相談者にとって今日の先生方は神様のようだったかもしれませんね。幸せをお祈りします。
自分は幸せに生きてきたということでしょうか?
相談者の気持ちが全くわからなかったです。
相談者さん!ピッタリの回答者に当たってよかったね。
自分と生い立ちが似てて、回答が心に染みました。自分も今の人生が不安と恐怖があり、その中で怒りと憎しみもあります。
相談者が自分の生い立ちに似てて、回答が心に染みました。 僕も今の人生が不安と恐怖でその中に怒りや憎しみがあります。
相談者さん、これからは感情をたくさん表現して、幸せな事もたくさん感じて、楽しいことも感じて、安らぎも感じて、これから先もずっとずっと生きていってほしいと思います。テレホン人生相談に電話をしてくれて、本当に良かったと思います。
加藤先生と大原先生に出会えて良かったですね。
加藤先生の「感情を出していきましょう。」と言われたお声が優しくて染みました。
相談者さん、ちゃんと独立されて立派だと思います。
不遇な子供時代を過ごした全ての方がお幸せになりますように。
感情を出していきましょう。はその通りですけどそう簡単ではないですね。簡単に出来れば苦労は要らない。カウンセリングとかで練習を積まないと恋愛、友情もとても難しいと思います。
相談者さんの苦しみは計り知れませんが、
どこかで共感できます。
どうかささやかでも良いので、生活の中で自分自身を楽しむことができればと思います。
加藤先生が「ある人がこう言ったんです。
真実はただ一つ」
コナンの名言が出るなんて!?と思ってしまいました。
聴きながら涙が止まりませんでした。
辛過ぎて感情を出すことを抑圧されてたことが伝わりました。
日記を書いたり、自分の体験を書き出したりされて、どんどん感情を出してみては如何でしょうか。
電話かけて聴いて頂いた感情を思いだしたりして。
相談者さん、優しい心の持ち主ではないかなと想像できます。
不幸だった子供のころとは決別し、こんなに苦しいことがあったのに、なんとか生きてて凄いです。自分以外は他人ですから。今からの人生、他人を見極めて心のある方とお付き合いして幸せになって下さいませ。
ご相談者さん
素直に泣けてよかったですね
ほんと!
素直に泣けて よかったですね!!
これからの人生に幸あれ!!
がんばれ!!