兄に聞けない遺産分割、あれやこれや相談後に「知り合いに3人弁護士がいます」
テレフォン人生相談 2022年11月4日 金曜日
相談者: 女68歳 一人暮らし 22年前に離婚 父は18年前に他界 母は1年前に他界 兄と弟がいる
今日の一言: 修羅場は早く作れ。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。
相談者:
68歳です。
加藤諦三:
68歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
今はしてないです。
加藤諦三:
あ、そうですか。何年前から1人ですか?
相談者:
うん・・22年前です。
加藤諦三:
22年前?
相談者:
はい
加藤諦三:
離婚なさったんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
今はそうすると、お1人で暮らしてんの?
相談者:
はい・・そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、どんな相談ですか?
相談者:
母が、亡くなったことに対しての、相続についてなんですけど。
加藤諦三:
はい
お母さんは、いつ亡くなられたんですか?
相談者:
えーと、1年前です。
加藤諦三:
1年前?はい
お母さんの相続の、どういう・・
相談者:
そうですね、今から・・ん、10う・・7年8年ぐらい前に、うちの父親が亡くなって。
加藤諦三:
はい
相談者:
そのときに、亡くなって半年ぐらいしたら、遺産分割協議書っていうのが、あって。
加藤諦三:
ええ
相談者:
そのときにサインをしたんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
9千、600万円ぐらいの、父の、遺産みたいなあの山とか土地とか・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
母屋とか含めてあって。
加藤諦三:
は、はい
相談者:
それがうちの兄夫婦が、弁護士さんにお願いして・・
加藤諦三:
はい
相談者:
遺産を分割するっていうか金額を決めて。
加藤諦三:
はい
相談者:
家族、きょうだい、うちの母親まだ生きてたので・・お話したときに・・兄が6千、800万とか6千万円ぐらい、もらって。
加藤諦三:
はい
相談者:
母親が・・2千万円。弟が700万円、わたしが500万円だったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、うちの母の面倒を、看たり、してもらうのでえ、ま、ちょっと、金額的には納得できないけど・・やっぱり揉めるのも嫌だから、印鑑を押したんですよね?
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、去年、うちの母親が亡くなったときに・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
もう1年経つのでえ、遺産分割、協議とかいうのがあるのかな?って待っていても、
加藤諦三:
はい
相談者:
ないので。
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしとしても今一人暮らしで。
加藤諦三:
はい
相談者:
その500万円を、もらったときに、それを、土地い、でもらったので、それを売って1千万ぐらいになって。
加藤諦三:
はい
相談者:
小っちゃいマンションを買ったんです。それに・・住んでるんですけどお、
加藤諦三:
うん
相談者:
結局貯金もなく、全財産はたいて、買っちゃったので。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、わたしはあの、週に、3回ぐらい働いて・・そのお給料で暮らしてる状態なんです。&#、貯金・・
加藤諦三:
今現在ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・これから、どうしようかな?みたいに、貯金もないし。
で、その・・母が・・脳梗塞で亡くなったんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
まだ元気なときにあたしが、月1ぐらいに、見に行ったときに・・
「わたしの、死亡保険、みたいのがあるから、お前にあげるからね」ってふうな話をしたんだけど。
加藤諦三:
うん
相談者:
それはもう個人的に誰も聞いてるわけじゃないので・・
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ、嬉しいと思ったけど、「ありがとう」みたいな感じだったんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
うちの母親が亡くなったときに、その、死亡保険金のことも兄も全然聞いてないし。
だから、もし、わたしが、もらえる、権利があったら、もらいたいんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それを兄に、ほんとは、話すのが普通なんですけど。
兄とは、もうほとんど、話をしてない状態なのでえ、なんか言いづらいしい、わたしがほんとに離婚して困ったときに、お願いしたことがあったんですけど、そのときに、
「おれおれ詐欺みたいだな」って言われちゃったのがショックで。
もう、そういう、お金の話はしたくないから・・弁護士さんにお願いしてえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
話を決めてもらいたいなと・・思っているんですけど。
わたしのそういう、すごくお金お金みたいにして、浅ましい妹だと思われたら、嫌なんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
どういう形から進めていいのか分からないんです。
加藤諦三:
どういう形から進めたらいいのか?ってのは、今現在、あなた達の、親族の間に・・
相談者:
はい
加藤諦三:
別に人間関係にトラブルがあるわけじゃないでしょ?
相談者:
トラブルっていうよりも、わたしは兄が苦手なんです。ん、兄妹でも。
加藤諦三:
ええ、分かりました。
お兄さんとは今・・お金の、話をする、先ほどの言葉で言うと浅ましいと思われても・・&#・・
相談者:
いや、思われちゃうんです。
今までもそういうふに言われて来たから・・そういうふ・・
加藤諦三:
あ、今までも・・
相談者:
ん、うん
加藤諦三:
お金の話を、お兄さんを交えて、されて来てるわけですか?
相談者:
うちの父親が亡くなったときに・・あたしが、
「法律上ではね」?
加藤諦三:
うん
相談者:
「母親が半分、あとの半分をきょうだい3人で分けるんですよね」って
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしが言ったら・・
加藤諦三:
はい
相談者:
「わたし、が、家を建てたときに、200万円、出したでしょ?」とかいろいろ言って。
「わたし達も子どもがいないから、これから大変なんだから」・・ていうふうな話で、なんか丸め込まれちゃって、わたしが500万円になっちゃったんです。
加藤諦三:
・・
相談者:
それ以上、言うと、揉め事になるから・・結局・・判を押したっていう感じ?
加藤諦三:
ああ、分かりました、要するに・・これ以上言うと、揉め事になるから・・
相談者:
そうです。
加藤諦三:
できれば、揉め事でなく解決をしたい。
相談者:
そうです、はい
加藤諦三:
そのためにはどうしたらいいか?っていうのは今日の相談ですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのスタジオに弁護士の中川潤先生がいらしてんので・・
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
母親を老人ホームに入れるにあたって、誰がどのくらい負担したのか、気になりました。
仮にお兄さんが一時金やら月々の費用やらを全額負担してたとすれば…。
貯金もないし、自分の生活で手一杯だから、と言って相談者様が何もしなかったとすれば、お兄さんとの関係値が悪くなった一因かもしれないなと思いましたし、お兄さんの苦労を忘れて遺産分割の法的権利だけ主張してしまうと、後々遺恨を残しそうな気がしました。
そういう後ろめたさがないなら、堂々と修羅場を乗り越えてほしいてます。
この投稿を見ていると、デイビッド・シーベリー氏の格言が再びですし、10月31日の格言も再びでしょうか。
ご相談者さん、実母の施設使用料負担から逃げていたみたいなので、都合が良い解決を探っていたような感じも。
「修羅場は早く作れ、ツーベリー・デービット。」というよりは、ご都合主義で来てしまったことを悔いて欲しいような気が正直してしまいます。
遺産分割協議書を処分したことも、やはり悔いて欲しいところでしょう。ただ、大事な書類に限って見つからない話、よくあることですよねえ…。