一人っ娘の院卒リケジョ26歳の初めての挫折。大手を辞めるも無職に安住できず
テレフォン人生相談 2023年2月2日 木曜日
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、参加・翻訳家)
相談者: 女26歳 無職 一人っ子 父66歳 母60歳と同居
柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・&#
柴田理恵:
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
自分の、し、これからの、生き方についてなんですけど。
柴田理恵:
はい
相談者:
先月、会社を退職して、無職になってるんですけど。
柴田理恵:
はい
あなたは今何歳ですか?
相談者:
26、です。
柴田理恵:
で、ご結婚はなさってませんか?
相談者:
してないです。
柴田理恵:
お父さんお母さんは?
相談者:
健在で、一緒に住んでます。
柴田理恵:
お父さんおいくつですか?
相談者:
66
柴田理恵:
お母さんは?
相談者:
えー、60です。
柴田理恵:
退職なさったっていうのは・・何年ぐらいお勤めなさったところを。
相談者:
2年、勤め、て、いたん、ですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっと退職した理由、が、あまり・・明確な物・・は、ない、んですけど、そのスキルアップしたいとか、
柴田理恵:
うん
相談者:
では、なくって。
柴田理恵:
はい
相談者:
単純に、つい、て行けなかったからっていう、理由なん、ですけど。
柴田理恵:
ついて行けなかった?
相談者:
周りと、コミュケーション、を、一言も喋らなかったわけじゃないんですけどお、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっと・・出遅れたったいう・・
柴田理恵:
うん
相談者:
感じがして、孤立しているような感じ、が、少しあって。
柴田理恵:
ふうん
相談者:
で、自分は、入社する前、に、
柴田理恵:
うん
相談者:
大学院に行っていたんですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
そのときに初めて、一人暮らしをして、いて、家賃とか全部、親の、金なん、ですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
一人暮らしをしてて、すごく、楽しかっ、たんですけど、やっぱ無気力というか、研究う自体が、あまり、熱意持って、やってたわけではなくて・・最低限だけやって、無気力に過ごしてしまって、
柴田理恵:
ふん、うん
相談者:
なんとか就活したんですけど。
柴田理恵:
ふん
相談者:
結構無理して、いいところに入らなきゃって思って、つまらないプライドで、あ単純に、
柴田理恵:
うん
相談者:
いい、大きい会社って思って入ったんですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
やっぱり、そういう過ごし方をしてたっていう引け目が、自分の中で・・
柴田理恵:
うん
相談者:
あって・・
ダメだって思ってしまって。
柴田理恵:
うん、うん、うん、うん
相談者:
もう、一度思ったらもうどんどんダメの、ループになってしまって、
柴田理恵:
うん
相談者:
で・・そのときにたまたま、近くに住んでた友達、に、
柴田理恵:
うん
相談者:
会って、「そんなつらいなら辞めればいいのに」って何回も言われて。
柴田理恵:
うん
相談者:
えん、昔から自分はそうなんですけ、。その、人の言うことに、すごい左右されてしまう、のがあって。
柴田理恵:
うん
相談者:
自分の、真みたいな物が全然なくて、フラフラして、しまうんですけど。そうやって強く言われると、あ、じゃあ、辞めたほうがいいのかな?って思って・・辞めてしまったんですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
ま、今・・転職、活動を、して、るんですけど、すごく、勿体無いことした・・ていう・・
柴田理恵:
はあー
相談者:
ある、し、これから、ずっとその、覚悟、がなく、グラグラ、してるのが良くないと思・・てるんですけど。
柴田理恵:
うん・・うん
相談者:
これ・・
柴田理恵:
元々、大学、から大学院に行ったっていうことは、
相談者:
はい・・は
柴田理恵:
何かを、研究したかったんですか?
相談者:
みんな行くからっていう気持ちはあった。
柴田理恵:
結構周りの人は、大学院行ったんだ?
相談者:
自分の周りも行く人が多かっ、たん・・し。
行ってはいいよって親にも言われる、から、ま・・
柴田理恵:
うん
相談者:
行くかっていう、選択の仕方だっ、たんですけど。
柴田理恵:
元々何かでも研究なさってたんでしょ?、うん
相談者:
ま、学科、は、建築だったんですけど。
柴田理恵:
はい
相談者:
作るのが好きだからっていう・・
柴田理恵:
うん
相談者:
理由で、模型とか、今までの遊びも、作る遊びとかが多くて、
柴田理恵:
うん
相談者:
ていう、理由で、こ、選んだんですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
なんか実際それよりも、自分ん、は、その、いい成績を取るとかのほうに、
柴田理恵:
うん
相談者:
注力して行って。その受験勉強の延長線、みたいな、勉強の仕方をしてって、そこでちょっと、自信をなくして・・
柴田理恵:
ふん
相談者:
意見が言えないとか、やっぱりコミュニケーション、能力、が、そんな、ベラベラ喋れ、るほうではないって、
柴田理恵:
うん
相談者:
気づい、て、どうしようかな?って思って、そこから、自分探しみたいな時期になってしまって。いろんなこと、し過ぎて、ちょっと、収拾つかなくなって、就職う、も、時期を逃してしま、いました。
柴田理恵:
うーん・・
お父さんお母さんは今、そういう、あなたが今迷ってるってことは・・
相談者:
はい
柴田理恵:
知ってらっしゃるんですか?
相談者:
あ、もう、ずうっと、知ってて、
柴田理恵:
うん
相談者:
「そんなに考え・・ても、しょうがないから、考えてる暇があったら」、
柴田理恵:
うん
相談者:
「窓開けて朝日を浴びて、なんかしなさい」っていう、言われます。
柴田理恵:
まあー、そうだわね。
相談者:
はい
柴田理恵:
フフフフ(苦笑)
「周りとコミュニケーションが取れない」っておっしゃるじゃない?
相談者:
はい
柴田理恵:
周りとコミュケーション・・取るのって、そんな大事なこと?
相談者:
あー、「仕事、は、コミュニケーションが大事」って言われるので。
柴田理恵:
自分が夢中になってやることなんか、別に人と喋らなくたって・・愛想悪かったって別に、いいんだよ。
相談者:
そう・・ですね。
柴田理恵:
そこにね?、そんな気にすることないのになあって、ふわぁと思いますけれど。
今、実際、やりたいことっていうのは、そんなに、具体的にはなく。
相談者:
はい
柴田理恵:
でも、せっかく勉強して来た建築、を、生かして、何かしたいとは思ってるんですよね?
相談者:
うん、そう、ですね。
インフラ系、が、いいかなって思うんですけど。
柴田理恵:
どうしていいと思うんですか?
相談者:
いや、&#△%、あの、幼稚な、理由、なんですけど。
柴田理恵:
あー、いいよいいよ、そんなの。
相談者:
ま・・は、ま、ま、カッコいいからですかね。
柴田理恵:
あ・・全然幼稚じゃないですよ。
相談者:
はい
柴田理恵:
大体の人間はそういうところから入ってるからね。
相談者:
はい
柴田理恵:
それでいいんですけど。
今、転職を・・考えてて、なぜ勿体無いことをしたと思うんですか?
相談者:
インフラ系、ていう、のでもあったし、建築も、生かせて、いい、職場なのに、いっときの、辛いとか周りと比べて・・
柴田理恵:
うん
相談者:
ダメ、とか、て思って、「辞めちゃったんだなほんとに」って思って・・
辞めた、あとから、ずっと、近所の目とかがすごく、気になって来て。
うちい、が、大家、
柴田理恵:
うん
相談者:
なんですけど。
「贅沢して、」
柴田理恵:
うん
相談者:
「たわりにはなんもしてないね、あの子は」みたいな・・(苦笑)
柴田理恵:
て
相談者:
ふうに思われてんじゃないか?っていう、ことを自分が考えてしまって。
柴田理恵:
思ってないよ、そんなの。
相談者:
なんか、(苦笑)すごい、すごく、落ち着けなくな、って来て。
柴田理恵:
うん、うん、なるほど。うん
相談者:
ま、あと、やっぱり前職の退職理由がちょっと、中途半端過ぎて、今後、言われるんだろうなって思って。
なんかあると、あ、やっぱり、「これが理由で辞めたのか」って思われるのかなっていう一生付き纏うんだなって、思ってしまって。
柴田理恵:
そんなあ・・大したことなの?・・辞めるって。
相談者:
どうなのか、(苦笑)
柴田理恵:
だって嫌だったから辞めるんで十分じゃないですか?
相談者:
・・まあ・・
柴田理恵:
やっぱり、真面目過ぎて、
相談者:
はい
柴田理恵:
わがままになりきれないん、ですかね?
相談者:
・・
柴田理恵:
人生なんてわがままに生きるもんでしょ?
相談者:
自分がどうしたいのかが分からな・・くて。
柴田理恵:
うーん
相談者:
ただ、嫌なことは決まってるんですけど。
柴田理恵:
嫌なことはなんですか?
相談者:
このままずっと無職だ、でいることですか?、やっぱ世間体をすごい気にしてて。
柴田理恵:
うん
相談者:
世間から、「何やってんだ」って言われたくないからやっぱり仕事する、みたいな。
柴田理恵:
うん、ふん
相談者:
で、ちゃんと仕事してる、ひと、と、思われたい、みたいな。
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
真面目であり・・たいみたいなの・・が、一番・・
柴田理恵:
真面目じゃないっていうのは嫌なことなんですね?
相談者:
あ、そうですね。
柴田理恵:
うん・・分かりました。
じゃあ、ちょっと先生に訊いてみましょう。
相談者:
はい
柴田理恵:
今日の回答者の先生は、三石メソード主宰、作家で翻訳家の、三石由起子先生です。
(回答者に交代)
「恵まれた環境なんだから頑張れ」は至極まっとうなアドバイスだし、リスナー感情としてもそう思う人は多いんじゃないかと感じる。でも、環境が恵まれてることと悩みの深さは関係ないというか……。「恵まれてる」ということに終始していて、相談者の劣等感やコミュニケーションへの苦手意識はどこから来るのか、が掘り下げられなかったことを残念に感じた。知能は問題なくても実は発達障害が潜んでいるとか、成育歴において自己肯定感が低いままだとか、いろいろ考えられると思うのだけれど。
人間誰しも好きなことを生業にし好きな者とだけ付き合うわけにはいきません。大半の凡人は自分なりに折り合いをつけながら懸命に生活しています。
相談者さんは無職であることを殊更に悔やみはしても、実家暮らしゆえか金銭面含めた生活への切迫した不安は持っていないように感じました。変な余裕があるのです。余裕のある暮らしの中で、学のある相談者さんは良くも悪くも自分の言動を正当化することだけが上手くなってしまった。
この方が壁を越えられないのは物心両面で親御さんの保護のもと暮らしていることから生まれているような気がします。
理系でもなかなかうまくいかないんですかあ、お仕事。ただ、短期離職は勿体ない。
大変だと思いますが、早めに再就職して、今度は長期勤務するよう一生懸命努力を。
日本は院卒に冷たい社会なので、留学か海外就労が良い。
院卒もそうですが、大卒さえ難しい。氷河期世代の人が高卒で現役就職が叶わず、大学や短大、専門学校に逃げて失敗という話を聞きましたから。
留学や海外就労ですかあ。それも1つの手段だと思いますが、良し悪しあるだけに、国は慎重に選ぶ必要も。やる気ある人募集は正直表向きです。
最近、相談内容と回答者のマッチング?がうまく行ってない感じで少しもどかしいですね。今回の件はマド愛先生からジワっと解きほぐして欲しかったです。三石先生はやはり孫や娘家族のことを気にし過ぎるおばあちゃんをバッサリ介錯する担当がいいなぁ