指定難病の妻を自宅介護。業者の不手際を責めたら開き直られて腹の虫の治め方

テレフォン人生相談 2023年3月4日 土曜日

相談者 「警察に相談したら警察官はよこしてくれたんです」


来るかなあ・・普通。
まさか犯罪扱いとかしてないよね。

老老介護。一人しか頼んでないヘルパーが二人来て消えた現金261万

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 関西なまりの男57歳 指定難病で要介護5の妻56歳 長男19歳 3人暮らし 結婚31年

今井通子:
もしもしい、テレホン人生相談でえす。

相談者:
あ、お世話になりますう。よろしくお願いします。

今井通子:
今日はどういったご相談ですか?

相談者:
えーと、訪問看護とか訪問介護の、あのお、看護師、ヘルパーの、その、事業所に関することで、ちょっと相談があるんですけども

今井通子:
はい

相談者:
そういった事業所、もう、十数年、家族が世話になってるんで、利用させていただいてるんですけどね。端的に言えば、ほかの人の目がないのをいいことにいろいろ、手を抜いたりとか、ちょっとひどいことしたりとかいうことが目立つと。で、「そういうことはやめてね、こっちは気づいてるよ」って。いう指摘とか、要望を言うと、必ず、あの、そういった事業所っていうのはほぼ、 その担当者は逃げて、そこの上司とか、あるいは事務方、場合によったらちょっと、ややこしい関係の人が出てこられて、「もうあなたのところは訪問打ち切りますね」っていう形で、突然、打ち切ってくるんですね。

今井通子:
はあ、はい

相談者:
で私、あのお、家族構成的には私とそれから、家内と子供が・・三人で住んでるんですけども、家内がその、重度の障害をおってて、そういう・・サービスを利用することで、私はあの、家事とか、仕事に行ったりしてるんですけど。 突然、そういった訪問打ち切られることによって、も、仕事も何も立ち行かなくなってしまう・・も、生活そのものが、も、破綻するんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、そういうことを、そういった事業者の方は分かってながら、自分たちの都合だけであることないことを並べ立てて、「もうあなたのとこは行かない」と。あまりにそれが多くて、行政とか、あるいは弁護士の無料相談と今までやったんですけど、なんらその解決策・・が見つからないんです。結局はその、やったもの勝ちで、私らは泣き寝入りするしかないと。いうところでなんかちょっと、お知恵を拝借できないかなと思って、お電話させていただいたんです。はい。

相談者:
分かりました。

相談者:
はい

今井通子:
まずあなたはおいくつですか?

相談者:
えー57です。

今井通子:
57歳。

相談者:
はい

今井通子:
奥様は?

相談者:
えー56です

今井通子:
56歳
お子さんは男の子さん、女の子さん?

相談者:
えーと男です

今井通子:
男の子さん

相談者:
はい

今井通子:
何歳?

相談者:
19です。

今井通子:
まだ学生さんですか?そうすっと。

相談者:
そうです。学生です

今井通子:
はい。で、あなた自身はお仕事は自営ですか?それとも会社とかにお勤め?

相談者:
あ、自営で、仕事をしてます。

今井通子:
あ、自営ででいらっしゃるのね。

相談者:
はい、はい

今井通子:
奥様が難病だっておっしゃったんだけれども・・

相談者:
はい。あの、指定難病で、これが、17、8年前、医者からそういう病気だというふうには診断はされたんです。

今井通子:
ご結婚何年目ですかね?

相談者:
え、31です。

今井通子:
あ、31年目。

相談者:
で、あのう、要介護度が5で、体幹機能障害がもう一級、なんです?

今井通子:
はい

相談者:
ひとつほっとけば、もう寝たきりに、なってしまう状態。

今井通子:
はい。そうすると、

相談者:
はい

今井通子:
相当あれですよねえ

相談者:
はい

今井通子:
日常生活の上での介護も大変ですよね。
で、

相談者:
ま、メインは私がしてるんで・・

今井通子:
それで、訪問介護はどれぐらい来てもらってるんですか?

相談者:
基本的には、平日全部入ってもらってるんですけども。

今井通子:
はい

相談者:
この今回問題を起こした事業者というのが、月水金。で、訪問来てたんです。

今井通子:
はい。この、今回の事例だけをちょっと詳しく教えてもらえます?

相談者:
はい
あのお、私の分からないところで、薬いろいろ、指定薬あるんですけども、「こういうふうにしてくださいね」って私、準備してくんだけども、その薬の服薬をちゃんとできてないことが多々ある。ひどいときは22飲ませたりすることもある。

今井通子:
ふーん

相談者:
それからあと、紙パンツ類とか、そういったもんも、引き出しにきちんと入れておいてあるんだけども、それをそこから出さずに勝手に私のタンスを開けて、そこからものを出したりすることもある。要は「開けないで」っていうたところを開けたりする。それから、ま、ゴミも出ますよね。排泄関係の。ゴミ出たりとか、そういうのも、片付けずに帰って、行ってしまうこともある。

今井通子:
うん

相談者:
でえ、こちらでも、その、防衛策として、例えば私の、えー、部屋の、あ、ふすまの部屋なんだけども、そこの入り口に外から鍵つけたり、開けられないように。そういう対策も講じてきました。

今井通子:
でえ、結局う、行政はどこにいらしたの?

相談者:
市い、の、後年(高年?)介護課っていう名称に近いところであったり、福祉課であったり、今まで何度も相談は行ってるんですけども、対処はしてくれません。

今井通子:
はい

相談者:
「話はいくらでも聞くよ」とは言ってくださるんだけど、話聞いて挙句に「あなたそんな自分の主張ばかりしてたらどこも来てくれないよ」っていう言い方で片付けられます。

今井通子:
なるほど。

相談者:
はい

今井通子:
じゃあ弁護士さんの方は?

相談者:
弁護士さんは、お金がかかるんで無料相談にしか相談はしてないです。この件は。

今井通子:
はい

相談者:
で、二回ほどさしてもらって、要は、基本的に、あの、私のケースの場合、契約がどういう契約でなってるかと。事業者と。

今井通子:
はい

相談者:
で、その契約不履行が、どこにあったか、っていうことに対して損害賠償は請求できるけども、

今井通子:
ふうん

相談者:
看護師の不適切な行動とか、 突然行かれないっていうことお、に、対しては、なかなか、 追求することは難しいと。で、それによって私が例えば仕事行けなかったら、それに対する損害賠償請求ってことはできるけども、やるにあたっては半年から一年を覚悟したうえで、最初の持ち出しが2,30万かかるから、さあ、そこで、あなたがそんだけの、え、覚悟をもって臨めますか?っていうところで、話はいつも終わります。

今井通子:
なるほど。そうすると今日、あなたが、こちらにご相談したいこと、もう一回しっかりおっしゃっていただきたいんですけど。

相談者:
はい
実際、その、こういった事業者に、私なりに、けじめはつけてほしいと思ってるんです。で、そのためにはどういった方法があるかって考えた時に、行政に適切な対応してほしかったんだけど、行政は何らその、手段を持ちあわせていないと。で、最終的にお金はかかるけども、弁護士、あるいは弁護士使わずとも、あの、自分で調停で相手と、え、対峙して話し合う、ていう方法を、相手に謝罪を求めるために、取ろうかなと、今考えているんですが、それにあたって、私なりに、あの、可能な範囲で弁護士い、さんから、あの、無料相談で相談したけども、 それは先ほどお話ししたように、相手に損害賠償請求するところどまりだよと。なった時に、他に何か良い方法はないかなと。で、実際、このようなケースって、世の中にたくさんあると思うんです。で、その辺でちょっと、私一人で考えていくのも、知恵出すのも限界なんで、ちょっといい、アイディアとか、お考えをいただけないかなと。

今井通子:
わかりました

相談者:
いうことなんです。はい

今井通子:
今日はですね、

相談者:
はい

今井通子:
弁護士の坂井真先生がいらしてますので、

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

今井通子:
先生よろしくお願いいたしまあす。

(回答者に交代)


「指定難病の妻を自宅介護。業者の不手際を責めたら開き直られて腹の虫の治め方」への20件のフィードバック

  1. やっべえクレーマーなんだろうなー。
    警察連れて役所行くって斬新。

    1. 二重服薬って、さすがにマズくないか??
      ヒドイ看護する所あるんだなぁ。
      良い事業所に巡り合えるといいですね。

  2. こんなのの対応する職員可哀想すぎる。
    こんなのの依頼引き受ける弁護士、頑張!れ。

  3. 業者さんもピンからキリまでありますから、本当に難しいでしょうねえ。とはいえ、奥さん、要介護5だけに、将来の施設入所も考えているのか?
    成人した長男がいますので、ご相談者さんの自営を引き継げたらありがたい部分もありますが、まずは奥さんの今後のことを考えてあげて欲しい。

  4. このようなクレーム、介護福祉業界では、ザラです。
    この相談者さん、よくぞ、「テレホン人生相談」に電話されましたね。
    介護福祉、医療業界は、闇深いんです。

    1. 介護業界も「本音と建前」の社会です。
      介護業界は、この相談者のケースのように「介護度の高い患者」➕「熱心な家族」の利用を嫌がる傾向があります(手間がかかるため)。
      「(要介護5の介護をしてやっているのだから)不満があるなら、やめていただいて結構です。」これこそ、介護業界の本音です。

      1. 私は介護業界で働いていますが
        本音と建前を強く感じます
        ご利用の多い方=売り上げが大きい方 ですので大事にされます

    2. 以前、たまたま前を通りかかった病室から罵倒の声。すぐに理解できないでいた。あとからわかったことだが、高齢の入院患者のオムツ替えの時に看護師が暴言を吐いてたらしい。手をあげていたかはわからないが、ものすごい怒鳴り声。暴言。
      最初、患者が看護師を罵倒してるのかと思った。まさか虐待とは。

      何かと言うと、専門家に相談してとか、いい薬がありますよとか言う人いるけど、専門家がプロフェッショナルな仕事するかというとそうではないし、ひどい薬害もある。
      医療と介護を盲信してはいけないと思う。

      1. 医療と介護現場へのネガティブキャンペーンこのコメ欄で流行ってるの?そう思うなら老いても病気になっても世話にならなきゃいいだけの話じゃん。

  5. 今井先生、今日は語尾が伸びてた
    坂井先生に「よろしくお願いいたしまあす(もうおまかせするよー)」
    なかなか親身に相談に乗れない相談者だな、って感じが醸し出てました
    最後も「いい弁護士見つかるといいですねー(あなたには難しいんじゃないー?)」って感じ

    仕事しながら、子育てしながらの介護(お子さんが3歳くらいからは大変)は並大抵じゃないけど、
    ご相談者が孤立無縁にならざるを得ない事実(フスマに鍵かけるとか、「ケアマネも頼りない」と断じるとか、いくつもの業者から疎がられてきたとか)からすると
    ご相談者が孤立無縁な気持ちで躍起になってる現状を緩和する解決策は、なかなか見えてこない案件だと感じました

  6. 所詮、他人ごとだからそっけなくなるんでしょう。最後に頼りになるのは、自分だけ。

  7. 弁護士に依頼しても、お金だけかかって、せいぜい、表面上だけの謝罪しか期待できないだろう。そもそも良心のある弁護士なら、依頼を受けないだろう。

  8. あの・・すみません。見たことないので
    ハレーション一枚ください。

  9. 明日は我が身だなぁと思いました。
    ニュースでも保育園の不祥事は記憶に新しいです。
    ただ、事実でも苦情を頻繁に伝えてると嫌われます。証拠がないとクレーマーと勘違いされてしまい損です。

  10. 先日のテレホン人生相談(2023年2月27日放送分)のコメント欄には、介護機関の肩を持つ書き込みが、多く見受けられます。しかし実際は、今回の相談者さんが関われたような介護機関か少なくありません。本当に、歳をとるのが怖くなります。

    1. 一般人、ナースマン、医療従事者、大学院生、介護経験者etc色んな単発ハンドルネーム使ってるけど全て自称・北九州の医者の人ですよね。せめて名前統一してくれません?

  11. 「若いお巡りさん」という古い歌を思い出しました。
    駆けつけてくれた、この警官、相談者の知り合いなのかな?お住まいが小さい自治体なのかな?
    普通は、事件でもない限り、警官がわざわざ来たりしませんもんね。

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