中学校のヒーローは精神病院。14歳の息子から首絞められる父兄の信頼厚き保育士
テレフォン人生相談 2023年3月24日 金曜日
重い中二病です。
相談者: 男56歳 妻59歳 長男14歳(精神科に入院中)
今日の一言: 子供は、夫婦関係の繋がりを強めるのではなくて、ときに夫婦関係を壊すような働きをすることがあります。
加藤諦三:
もしもし。
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢を教えてください。
相談者:
(吸って)56歳。
加藤諦三:
56歳。結婚してます?
相談者:
はい。
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
59歳。
加藤諦三:
59歳。
相談者:
はい。
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
14歳です。
加藤諦三:
14歳。男の子?女の子?
相談者:
男お、です。
加藤諦三:
男の子。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、わかりました。それで、どんな、相談ですか?
相談者:
精神科に、入院中の、息子と、どのように今後接していったら良いのか、お聞きしたいと思います。
加藤諦三:
いつごろからですか?
相談者:
入院したのは、ちょうど3週間前です。
加藤諦三:
あっ、3週間前ってことはもう、入院したばっかり、ということですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、いきなりで入院するんではなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
入院する・・プロセスがあったと思うんですけど、
相談者:
はい。はい。
加藤諦三:
どういう・・ことが起きて、精神科に、入院するようになったんですか?
相談者:
はい。まず、10歳頃から、
加藤諦三:
はい
相談者:
「ご飯食べよう」とか、「お風呂入ろう」とか、「おもちゃをしまいなさい」っていうふうに注意すると、
加藤諦三:
ええ
相談者:
いきなり、妻の首を絞めて、
加藤諦三:
はい
相談者:
その後、泣き・・叫んで、暴れ、たんですね。
加藤諦三:
泣き叫んで暴れた。
相談者:
はい。で、「お家(うち)を、出て行きたい」と。「ここにいたくない」っていうふうに、
加藤諦三:
あーはーはー
相談者:
はい。それでえ、息子はもう、体が大きくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
私い、は、病気がちい、で、妻も、非力なもんですからあ、抑えきれずに、もう夜中に・・家を飛び出して。通行人に、通報されて、警察に保護されたこともあります。
加藤諦三:
んん。
相談者:
走って追いかけるんですけど、も、足も早くて。
加藤諦三:
はい、はい、はい。
相談者:
私も、もう、歳・・いっているので、追いつけなくて。見失ってしまいました・・
加藤諦三:
あなた自身も、体力的にちょっと、きついんですか?
相談者:
病気・・で、も、障害認定、受けてるんですね?
加藤諦三:
あーはーはーは。
相談者:
ええ。それでえ、夜中でも、明け方でも、
加藤諦三:
はい
相談者:
パッと起きて、もう、ワーッと言って、
加藤諦三:
ん
相談者:
もう鍵も勝手に開けて、出てっちゃうんですね。
加藤諦三:
それを、まあ、10歳の頃っていうことでいま、伺ったんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
10歳になるまでは、やっぱり問題が、
相談者:
はいー、やはり、あのう・・
加藤諦三:
◆#$%□&ね。はい
相談者:
もう「出て行く!」って言って、玄関まで行くんですけども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
その時は、まだ小さいので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「お父さんもお母さんも寂しいから、出てかれちゃったら、困るから、」
加藤諦三:
はい
相談者:
「一緒にいようよ」って、「おもちゃも買ってあげるし」
加藤諦三:
ええ
相談者:
「美味しいものを、これから食べようよ」って言っても、
加藤諦三:
ええ
相談者:
もう、「出ていきたい」っていうふうに。同じことを、言ってました。ただ、飛び出すことはなかったん、ですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
それはもう、4歳・・ぐらいから、
加藤諦三:
4歳ぐらいから。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、産まれた頃は、どうなんですか?
相談者:
産まれた頃はあ、夜中ですね、全然起きないんですね。
夜泣きもしなかっ、たです。ミルクとかもよく飲むし、
加藤諦三:
はい
相談者:
「本当に手がかからなかった」って、妻は言ってます。
加藤諦三:
手がかからなかったんですか?それとも、小さい、お子さんからすれば、手をかけられなかったと・・いうことは、ないんですか?
相談者:
・・つま、
加藤諦三:
要するに、親が怖くてですね、
相談者:
あーああ、
加藤諦三:
子供の側からすると、手をかけられない環境ですよね?
相談者:
妻は、あのう、母方も、親方も、全員教育者で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
本人も、幼稚園、教諭を、長年、勤めてて。
加藤諦三:
ええ
相談者:
父兄からも、園児からも、みんなから、もう・・「この先生じゃなきゃ嫌だ」っていうぐらい、言われた先生・・だったみたいです。
加藤諦三:
今話を伺うと、奥さんあのう、お父さんも、お母さんも、みんな教育者だって言いますよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
教育者で固まってるっていうのは、もう、本当に危険なんですよね。
相談者:
「非常に厳しかった」って言ってました。
加藤諦三:
だから、すごい厳しい、
相談者:
うんん・・
加藤諦三:
厳しいで、ま、こういうの、「べきの暴君」っていう言い方するんですけどね。
相談者:
はい
加藤諦三:
「こうあるべきだ」って、
相談者:
はい
加藤諦三:
「嘘はついてはいけません。」
相談者:
はい
加藤諦三:
「人には親切をすべきです。」
相談者:
はい。はい
加藤諦三:
べきが、ものすごく、強いんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、4歳の頃から「出ていく」っていうのは、
相談者:
はああ(ため息)
加藤諦三:
母親との関係がうまくいっていたのか?それとも、
相談者:
・・はい
加藤諦三:
母親を慕ってんではなくて、母親の、支配に、服従していて、
相談者:
(ため息)はい
加藤諦三:
それが、あるところで、その防衛ラインが切れてしまって、
相談者:
はい。はい
加藤諦三:
「出ていくーっ」て、大騒ぎしたことになるのか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そこら辺の・・見極めが問題ですよね。
相談者:
中学校の今現在は、頭を、スキンヘッドにして、
加藤諦三:
うん
相談者:
ピアスを、開けて、上下黒ずくめ、とか、革ジャンを着て、
加藤諦三:
うん
相談者:
学校に、行くんですね。
加藤諦三:
うんんん
相談者:
で、「そんなんじゃ、学校、入れてくれないよ?」って言っても、
加藤諦三:
うん
相談者:
学校側は、「いや、来てくれるんだったら、その格好でも構わない」っていうふうに、も、学校の方でも、言ってくれてるんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・あまりにも、異様な格好で、
加藤諦三:
うん
相談者:
みんな、怖がるかと思うんですけども。滅多に学校行かないのに、「うわーっ」て人が集まってきて、声をかける・・んだそうです。
加藤諦三:
んんん・・
相談者:
で、運動会に行って、ちょっと様子を見たら、
加藤諦三:
うん
相談者:
運動会、始まるときに、「ワーッ」とあの、グラウンドの真ん中に、飛び出してって、
加藤諦三:
うん
相談者:
「みんな!白組も、紅組も、頑張ろうぜ!っ」て、「イエーイっ」て、なって、みんながそれに、巻き込んでいくような、タイプです。
加藤諦三:
あのねえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
それ、あなた、どういうふうに解釈してる?
相談者:
・・
加藤諦三:
この子は、あの・・他人の、関心が欲しいんですよ。
相談者:
あ・・はい。
加藤諦三:
だから、本当の意味で、「自分に関心を持ってくれていない」っていうのは、わかってんじゃないのかな?
相談者:
はあああ(ため息)・・
加藤諦三:
原点は、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんとの関係っていうのが、
相談者:
はい
加藤諦三:
この子の心に、どういう影響を与えてるのかな?っていうことなんですよね。
相談者:
あ。入院・・したきっかけが、自傷行為で、お腹に、ナイフで、血が出るぐらい、切りつけたんですね。私達が見てる前で、◆#$%うん。
加藤諦三:
ん・・うん、だから、自称行為っていうのは、要するにもう、外に対する攻撃性がね、
相談者:
はい
加藤諦三:
全て禁じられて、
相談者:
はい
加藤諦三:
出せなくなったところで、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分に、攻撃性が向いてしまって、自傷行為になってるんだろうと思うんですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、今は、3週間前に、精神科に入院させられちゃってるわけですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、病院は、もう、おそらく、精神科の、
相談者:
はい
加藤諦三:
患者として、
相談者:
はい
加藤諦三:
取り扱ってくるん・・だろうと思うんですよね。
相談者:
(吸って)そこがあ、ですね、あのう・・先生が、面談、したんですが、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「驚かないでくださいね」って、
加藤諦三:
うん
相談者:
最初言われたんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
「とっても、礼儀正しくて、理路整然と、ここまで至った経緯を説明、し、」
加藤諦三:
うん
相談者:
「なおかつ、謝罪も・・『迷惑かけた人たちに申し訳ない』っていうふうなのを、」
加藤諦三:
うん
相談者:
「言ってて」、
加藤諦三:
うん
相談者:
僕たちには暴言とかそういうので、公衆電話からかけてくるんですけども、毎日のように。
加藤諦三:
うん
相談者:
それを先生たちは、「信じられない」って言ってるんですね。
加藤諦三:
うん、だから、
相談者:
◆#$%□&
加藤諦三:
そこの母親との関係で、
相談者:
ええ
加藤諦三:
ものすごい攻撃性があるんだけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
それを、表現できなくて、全部自分に向けてしまって、
相談者:
はい。はい。
加藤諦三:
で、「礼儀正しい」っていうのは、その通りだろうと思うんですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、今日の相談というのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
この、14歳のお子さんが、3週間前に入院してしまったんだけれども、
相談者:
はい。お、
加藤諦三:
どうしたらいいでしょうか?ということですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、わかりました。今日はあのう、長年、の、テレホン人生相談の、回答者を務められた、森田浩一郎先生のご子息で、
相談者:
はい
加藤諦三:
医師で、医療ジャーナリストの、森田豊先生が、スタジオに来ていただいたので、お話を伺ってみたいと思います。
相談者:
あっ。
(回答者に交代)
首しめの前後が分からないが息子なりに親の首をしめてでも訴えたいことがあったのでは無いか?家出にしたって、体を張った命懸けの抗議に思える。
発達障害のことは分からないがオシャレに拘りのある、皆を鼓舞出来るスター性のある子なのかなと思った。問題はこの子ではなく、親の狭い価値観なのでは?
森田さん、2回目ですが、今後は加藤さん以外とも当たることを期待しましょうか。
本題ですが、長男さんの行為、明らかに犯罪だけに、毅然とした対応はして欲しい。
とはいえ、精神障害者認定が下りたということは、今後は特別支援学校通学なのか?
奥さん一家の教育者一家の話は、奥さん、犯罪人が出ないようしつけたのでしょう。
・精神障害者認定がおりたとは言ってない
・特別支援学校は肢体不自由や知的障害がない発達障害は該当しない
障がい者なのは相談者本人(お父さん)ですよ。病弱で持病での障がい者認定だそうです。(身体?)
息子くんは、精神科入院で落ち着くと良いですね。
同時に、この両親にこそカウンセリングが必要そう。
カウンセリングは万能じゃないよ
坊っちゃん、可哀想ですね。主治医からはサイコパスのように言われたみたいですが、本当に発達障がいでしょうか。幼い頃から家を出て行きたいと思うなんて、家が心地よい居場所ではなかったからではないでしょうか。その対応が、おもちゃを買うとか、美味しいものを食べるとか。そんなことではなく、心の通いあいや身体のぬくもりが欲しがったのでは?ひとつひとつの行動をみれば、衝動的なADHDに見えるかもしれません。母子関係や家庭環境をしっかり見極めて、正しい治療をしなければ立ち直れないのではないでしょうか。母も心療内科を受診し、本来の親子関係を取り戻してほしいと思います。
全くもってお手上げ案件ですね。
対して、森田先生の優しさと賢さが浮くという皮肉。
森田先生、ありがとうございます。
派手な身なりでも学校から拒否されず、同級生からも慕われる。傷つけるのは自分自身。その子良い子なんだろうなと思う。
良い大人に出会って、良い方向に人生進めると良いね。
衝動性の高いADHDの子と躾に厳しい教育パパママとの相性は最悪だと聞いたことがあります。相談者の息子がどうかは不明ですが。子は特性のせいで「行儀良く」はできない、なんなら本人もできずに困っているのに、親は本人の努力を求めて毎日激詰めしてくるわけです。努力の問題ではないということが理想の高い教育パパママには理解できないし、子は病んでいくという話でした。
母親は世間体ばかりで口うるさい、父親は妻の尻に敷かれて気弱で息子に迎合してふわふわしている。
息子に夢を見ていて現実逃避している相談者へのイライラを息子は表現してるだけ。
44才 よく妊娠したなあ
発達障害??
精神科医の高橋さんの意見を聞きたかった。
加藤先生、大原先生の話も聞いてみたかった、、、
首を絞めるという所だけみると犯罪者ですが、そこに至るまでに相応の虐待があったと思います。
強盗に反撃して殺しても無罪な様に、息子さんに罪はない。
その証拠に入院中では何の問題も起こしていない。
COLABOの様に、家に居場所のない子供達が直接避難できる安全に過ごせる居場所の整備が急務です。
息子さんが登校した時に人が集まってきて声をかけるのは、みんな面白がってるだけなのでは?
本当に人望があれば運動会でみんなを鼓舞したりしないと思う。加藤先生の仰る「僕を見て!」というアピール。
お父さんの「出ていかれちゃったら寂しくて困るから一緒にいようよ」という腰の引けた発言に脱力。4歳くらいから出ていきたいって、どんな家庭だったんだろう。
息子さんが可哀想。
絶対遭遇したくないな
同級生によく似たヤツがいた
両親教師で、一人っ子で、注目を浴びたいから悪ぶって突飛な格好をしてたけど、内面は気弱で寂しがりで、必死で誰かとつながろうとしてた
この相談を聞いて、やっぱりあいつも親の関心が欲しかったんだろうなとふと思い出した
相談者妻も「誰もが認める立派な幼稚園の先生」で、そこに自負を持ってるから、息子がイマイチでは自分の沽券にかかわると思うような人なんだろうなあ
息子が4歳から暴れてるってのも、そんな母親に「自分にもっと関心を持ってよ」という叫びなんだろう
だけどそれは母親にはきっと届かないだろうし、母親への怒りを自分に向けたのが今回の自傷行為なんだろう
こんな時に、父親だけでも息子の味方であればまた違うんだろうけど、このふにゃふにゃした迎合的な相談者じゃそれも厳しかろう
14歳の息子が両親に絶望してるのは想像に難くない、誰か尊敬できる人を家族の外に見つけられますように