目に見える役割と目に見えない役割。酒の匂いプンプンで知的障害の娘を送る夫
テレフォン人生相談 2023年3月31日 金曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女65歳 夫67歳 長女35歳 次女29歳 4人暮らし 別に暮らす長男31歳
今日の一言: 依存症とは別名、否認の病といいます。認めない、俺はアルコール依存症なんかではない、というふうに言い張ります。
加藤諦三:
もしもし。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい。テレフォン人生相談です。
相談者:
こんにちは。お願いします。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢を教えてください。
相談者:
私65歳です。
加藤諦三:
65歳。結婚してます?
相談者:
はい。
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
67歳です。
加藤諦三:
67歳。お子さんは?
相談者:
3人おりまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
長女が、35歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
長男が、31歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
次女が、29歳です。
加藤諦三:
それで、今、お2人で暮らしてるんですか?
相談者:
長女と、次女と、夫婦、で暮らしてます。4人です。
加藤諦三:
4人です。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、わかりました。それで、どんな、相談でしょうか?
相談者:
夫の、アルコールのお、ことです。
加藤諦三:
夫のアルコールというのは、
相談者:
ええ
加藤諦三:
飲みすぎるとか、そういうこと?
相談者:
あ、そうです。もう依存症かなあと、思ってて。
加藤諦三:
はい
相談者:
1年んん、ほど前に、
加藤諦三:
ええ
相談者:
病院の方に行ってもらったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
「今ぐらいの量なら、いいんじゃないか」って言われて。
加藤諦三:
はい
相談者:
それから、あのう、また同じように、飲んで、いるんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
っで、最近また増えてきまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
朝、お酒臭いっていうことも、あるようになってきまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・長女が、あのう、知的障害の子で。あの、家から通所してるんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
なので、あのう、離婚という、か、そういうことができないなって、自分で思ってまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
一緒に・・何とかやっていきたいなあ、とは思うんですけれども。
加藤諦三:
はい
相談者:
私自身が、段々まいってきてしまいまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
次女に相談しても、次女は・・「お父さんはまだ、大丈夫なんじゃない?」っていうんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
ビールは水のように、まず、食事のときに飲んじゃって、
加藤諦三:
はい
相談者:
それから、25度の、
加藤諦三:
はい
相談者:
焼酎う、を、300CCとか400CCを、
加藤諦三:
はい
相談者:
コーラに割って、
加藤諦三:
うん
相談者:
夕方、6時ぐらいから、11時・・ぐらいまで、飲んでるんですね。
加藤諦三:
うん、うん。
相談者:
で、長女は朝、施設まで送ってもらってるので、「その時にアルコール臭い・・かったりするのは、」
加藤諦三:
はい
相談者:
その「困る」というふに、私も話をしまして。そしたら、「長女のためには減らす」って、言うんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
やっぱり。お酒のことを言うと、怒りますし。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、仕事はずっと、ちゃんとやってきた人、なんですけれども。ああの、
加藤諦三:
今は、もう退職してるわけですよね?
相談者:
嘱託で、週4日、同じ会社に行ってます。
加藤諦三:
そうすると、「朝からお酒臭い」って言うけども、この4日間は少なくとも、朝からお酒臭いってわけにいかないですよね?
相談者:
でも、前の日の夜の、お酒が、臭うんですね。
加藤諦三:
今のあなたの話を聞いてると、
相談者:
はい
相談者:
1年前に病院に行って、
相談者:
はい
加藤諦三:
「このぐらいではいい」というふうに、言えない量ですよね?
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
アルコール依存症か、まあ、依存症じゃなくて、お酒が好きだっていうことの、見分ける一つはですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
アルコールの量よりも、むしろ、アルコールを飲むことが、本人にとって喜びでも何でもなくなってるっていうことなんですよ。
相談者:
あーあー、それも、ちょっと感じます。
加藤諦三:
だから、好きでチビチビ、チビチビやってるっていうのは、まだアルコール依存症じゃないんですね。
相談者:
・・あーあー。
加藤諦三:
ところがアルコール依存症になると、まず、自分がアルコール依存症であるということを、否定する。
相談者:
あ、そうです。
加藤諦三:
否認の病っていう言い方しましてね。
相談者:
はい
加藤諦三:
認めないっていう・・ことなんだ。
相談者:
あ、はい、
加藤諦三:
自分、
相談者:
絶対、認めないです。
加藤諦三:
ちょっと、大変失礼な言い方なんですけれども、
相談者:
はい、はい(苦笑)
加藤諦三:
あなたの、本音の本音はですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
「離婚したい」ということなんでしょうか?
相談者:
夫がお酒をやめてくれて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
家族で暮らすのが、一番・・なんですけども。
加藤諦三:
ええ
相談者:
夫が、そういうアル中になってきてえ。最後に私は、娘も看なきゃいけない、夫も看なきゃいけないって、最終的には、「夫を、看たくない」っていうのが本音。
加藤諦三:
そうですよね。
相談者:
っそう。
加藤諦三:
だからあなたの人生の条件に、この、夫があ、いることが邪魔になってるわけですよね?
相談者:
元々はすごい、いい人で。子供たち・・には、声を荒げたことはないし。
加藤諦三:
ええ
相談者:
ただ私には、「こんな変なことして」とか、なんかいろいろと、ふっかかってくるんですね。で、義理の姉とかに、話を・・しても、「あなたに甘えてるだけよ」とか、友達に言うと、アルコールに関しても、「そのくらい、うちの人も飲むよ」とか。
加藤諦三:
うん
相談者:
言うんですけれども、それどころじゃないんですね?、私自身は、もう自分の仕事もあるし、
加藤諦三:
(吸って)
相談者:
長女、は、もう・・
加藤諦三:
そうですよね。
相談者:
大変だし、だから、
加藤諦三:
だから、あなた自身が、とにかく「離婚はしたい」と。
相談者:
離婚して、やってく自信もないんですけど、そう思うところもあります。
加藤諦三:
わかりました。非常にあの、難しい相談だと思うんですけれども。
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイトとしておなじみの
相談者:
はい
加藤諦三:
マドモアゼル愛先生が
相談者:
はい
加藤諦三:
いらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
お話を伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
旦那さんのアルコール依存症と思われる状態、治らないと思いますので、知的障害の長女を置いての離婚も仕方ないのかなあという感じがします。
ご相談者さんが「ゴミ箱ではない」と言えば言うほど、旦那さん、アルコールにますますのめり込んでいきそうな感じがしてしまうんですよねえ。
「わたしはごみ箱じゃないですよ」って、
相談者が本気で変われば…
と、加東先生のアドバイスでしたが、具体的にどんなふうに…みたいなヒントが聞きたかった。
ものすごく聞きたかったです。
残念ながら加藤先生は『具体的なアドバイス』、今まで一度もしたことがありませんし、相談者が問えば逆上します。
相談者が自分で考え行動しないと意味がないから心構えの部分を説いてるんでしょ。
「自分はゴミ箱じゃない」という意識があればそれが言動に現れるという部分が大事なんであって、ゴミ箱にされそうな時にその場を離れるのか止めてと言うのかは人によるし、あくまで枝葉の部分。
アルコールが翌日まで残っている問題については一度検問で引っかかって警察に怒られるくらいのインパクトがないと変わらなさそう。というか事故に巻き込まれる人が出なければいいが・・・。
送り迎えってもしかして徒歩かもしれないですね。
こりゃ早とちりをすみません。
嘱託の仕事をまだまだしているようなので、車を運転しているのでは?
もうね、飲酒運転する時点で完璧にアル中ですよ。
気を悪くされる方がいらしたらごめんなさい。私は散々酷い目にあわされましたから。
飲み続けることで脳がアルコールに乗っ取られて行きますから、当人の意思と関係なく飲まずにいられない。この年齢では治らないと思って今後の事を考えた方がいいですね。アル中の家族は地獄だってよく言われますが、本当にそう思います。
今日の愛先生の回答は相談者さんに安らぎを与えたかもわからないけど親(故人)がアル中だった私からするとアル中を過小に捉えすぎてるかなぁと思った。
このご主人はかなりの域まで来てる。
相談者さんは速やかにここから逃げるかもう諦めるしかない。このままだとご主人、いずれ仕事にも支障を来たすよ。
で、酒飲んでどんな失敗をしても凝りないし、やめられないのがこの病気。
(逆に失敗すると更に加速して悪化する)
周りは地獄です。本当。
アル中夫に知的障害娘。初老の女が一人で背負うには重すぎる。こんな生活してたら共倒れだよ。福祉課とか良い知恵持ってないのかな。心配すぎる。
愛先生の心の持ち方のアドバイス、神です。この旦那さんのようにお仕事もきっちりされてる。長女送る等の役もつとめと、酒も呑む、しかも大酒、この方物凄いパワフルです。
相談者さんの大変さがどれ程か、。そこは分かり得ないけど、、
聞いた事がある話で障害のお子さんは福を背負って来てくれた。と。
夫婦でいいところ沢山あげて認め合って、感謝しあって、楽しくお酒を飲めば悪くないと思う。
我が父は、アル中で仕事せず、呑んでばかりで、夫婦喧嘩をさせない努力を子供ながらしてました。
接し方次第で、相談者さんの心持ちが変われば旦那さん、変わると思う。