実家を物とダニとホコリまみれにした妹の最期を看取る姉の心情を掘り起こせば‥
テレフォン人生相談 2023年9月15日 金曜日
パーソナリティ: 田中ウルヴェ京
回答者: 森田豊(医師で医療ジャーナリスト)
相談者: 女63 夫64歳 二人暮らし 両親は他界 妹59歳夫と息子と三人暮らし
田中ウルヴェ京:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
はい、よろしくお願いします。
相談者:
よろしくお願いいたします。
田中ウルヴェ京:
最初に、年齢をお願いします。
相談者:
63歳です。
田中ウルヴェ京:
63歳。ご結婚はされてますか?
相談者:
はい、しています。
田中ウルヴェ京:
はい、ご主人の・・年齢を教えてください。
相談者:
64歳です。
田中ウルヴェ京:
64歳。ご家族はいますか?
相談者:
・・子供はいません。
田中ウルヴェ京:
はい、お子さんは、いらっしゃらなくて。ご主人と二人で、住んでらっしゃいますね?
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。
では、今日はどんなご相談でしょうか?
相談者:
妹が、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
悪性の脳腫瘍で、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
余命宣告をされております。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
妹は、元々私の実家だった住まいに、家族で住んでおりまして。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
その家が、今、ゴミ屋敷というか、ま、ゴミではなく、物なん・・でしょうけれども。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
ゴミ屋敷になってしまっていて、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
困っています。
田中ウルヴェ京:
妹さん、何歳でしょう。
相談者:
59歳です。
田中ウルヴェ京:
59歳。ごきょうだいは、他にあなたは、いらっしゃいますか?、妹さん以外に。
相談者:
妹だけです。
田中ウルヴェ京:
じゃあ、姉妹ですね。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
お父様お母様は、ご健在ですか?
相談者:
いえ、亡くなっております。
田中ウルヴェ京:
ではご実家に、妹さんが一人で住んでますか?
相談者:
えと、妹は、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
妹のお、えと、旦那さんと、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
それから、息子と、三人で住んでおります。
田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。
それで・・
相談者:
あ、えっと、それでえ、妹お、が、その、病気になってしまってから、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
手伝いに、行っているんですけれども。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
まず、全くう、あのうう、散らかっていて、どうしようもなかったんですけど。自分の、泊まる・・場所だけは、業者を入れて、綺麗にしまして。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
1階と2階にわかれてるんですけど。2階は妹たちの・・あの、プライベート空間なんで、何も・・入ってもいないんですけど。
1階の一部分だけは、綺麗にしたんですが。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
それでも、ホコリと、ダニでえ。(吸って)
この状態を、何とか・・できるのか。
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
それとも、この状態・・を、受け入れなければならないのかあ。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
・・
田中ウルヴェ京:
悩んでいると。
相談者:
ええ・・
田中ウルヴェ京:
ん。「何とかできるのか」っていうのは、どのようにしたい、ということでしょうか?
相談者:
南向きに、建っている家なんですけども。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
窓はほとんど締め切りですしい、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
風も入らなければ、明かりも入らない。
私が行、く、ときには、一階の、本当に暗い、部屋・・で、いつも、妹は、一人で、留守番をしている、状況で。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
この、汚い、家の中で、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
妹の最期を看取っていかなきゃなんない。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
この状態を、何とか・・変えたいんですが。
田中ウルヴェ京:
妹さんはこの家に関しては、何か、あなたに言っているんですか?
相談者:
(吸って)今は、脳腫瘍の症状で、コミュニケーションが、かなり、取りづらくなってしまってるんですが、
田中ウルヴェ京:
あ、あああ・・
相談者:
この状況になる前は、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
「家が汚くて、私を呼べない」と言っていて、
田中ウルヴェ京:
う、そう、ですか・・
相談者:
実際私は妹の、家に行ったのは、20年ぶりです。
田中ウルヴェ京:
20年ぶりというのは、妹さんとの関係は、どのような・・関係だったのでしょうか?
相談者:
よく、電話では話していましたしい、
田中ウルヴェ京:
ああ。
相談者:
私の母は10年間、施設・・に、入っておりまして。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
その、10年間は、妹と、妹の旦那さんが、とっても優しい人なんで、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
二人で介護してくれました。
田中ウルヴェ京:
それでは、妹さんとの関係は別に、何か、疎遠になってるとかでは無い、ということですね?
相談者:
そうですね。はい。
田中ウルヴェ京:
はあはあは。
そうすると、「ゴミ屋敷のようだ」と表現するぐらい、ま、汚れてるわけで。誰が、掃除をしないからという、こ、と、か、わかります?
相談者:
妹も、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
その旦那も、息子も・・三人とも、物を、買ってきたり、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
とにかく、片付けられない。また、取捨選択して、捨てることができない。
田中ウルヴェ京:
三人とも?
相談者:
はい。ゴミでいっぱいになってる部屋が、何部屋もあって。
田中ウルヴェ京:
ゴミというのは、生ゴミってことですか?、それとも・・
相談者:
いえ。ゴミがいけないんですね。
物屋敷です。
田中ウルヴェ京:
ああ、物が多いということですかね?
相談者:
はい。床から天井まで、
田中ウルヴェ京:
うんうん。
相談者:
物がいっぱいで。例えばあの、通販で買ったダンボールなんかを、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
畳んで、捨てないんですね。そのまんま・・置いてある。
田中ウルヴェ京:
なるほど。そうすると、何が、今日のご相談でしょう。
相談者:
その、物屋敷は、私が・・妹のために行くようになって、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
1部屋は、片付けて、私が生活できるようにしたんですけれども。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
他が、物でいっぱいで、ダニでいっぱいのために、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
私が、具合が悪くなっちゃうんですね、行くと・・
田中ウルヴェ京:
もしあなたは、できるなら、あなたが掃除をしたいぐらいですか?
相談者:
業者を入れないと無理なレベルです。
田中ウルヴェ京:
業者を入れてってことは、つまり、生ゴミはないが、空のダンボールだったり、いらないものがあるってことかしら?
相談者:
その家には、祖母も、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
父も、叔母も、住んでいたことがあるので、
田中ウルヴェ京:
(ため息)
相談者:
そういう遺品も、全く、片付けられていないんですね・・
田中ウルヴェ京:
そうすると、もしかすると、この妹さんのご主人にとっても、捨てるに捨てられない物もあるってことかな?
相談者:
あ、そうなんです。はい。
田中ウルヴェ京:
はあ、はあ、はあ、はあ。
相談者:
妹の旦那は、「妹が判断しないと捨てられないから」と言って、
田中ウルヴェ京:
そうだね。
相談者:
で、妹は、「元気になったら片付ける」って言ったまま、
田中ウルヴェ京:
はああ・・
相談者:
10年20年・・
田中ウルヴェ京:
わかりました。では、こういう状況で、どうしたらいいですかっていうことで、よろしい、ですか?
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
では、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
今日の回答者は、医師で医療ジャーナリストの、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
森田豊先生です。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
森田先生、お願いします。
(回答者に交代)
ご相談者の妹さんご一家、ご相談者さん姉妹の実家に住んでいるようですが、ということは持ち家なんでしょうか。持ち家の行方が気になります。
持ち家、特に新耐震基準持ち家だったら、ぜひしっかり片付けて、リフォームやリノベーション出来る体制を整えてあげて欲しいなあと思います。
男手が二人もいるんだから、片付け動画など参考に叱咤して片付ければいいのにと思いますが、この人自身も片付けが苦手なのかなと感じました。
業者に頼めば高くつくし、汚い家では病気もひどくなりそう。早めに何とかしないと!
「看取り」というから、妹さんシングルなのかと思ったら、夫も子どももいて、3人暮らしなんですね。
相談者さんの言うことも気持ちも理解できるけど、「看取り」って当事者の家族が(メインで)やるもの、という感覚がわたしにはあるので、姉である相談者さんがそんなにしゃしゃり出なくちゃ(キツイ表現ですが)ならないの?、と素朴な疑問。
しゃしゃり出なくちゃならない事由があるのか、それともたった一人の妹なのでやらずにはいられないのか…。
後者なら、自分の理想はしまっておかないと。
最後にウルベ先生とのやり取りであったように、相手の気持ちに沿わないと、と思う。
一生懸命やって「余計なお節介」と思われては悲しい。
「余命短い妹が不潔な場所にいるのが可哀想。どうにかできませんか?」という相談だろうと予想して聴いていたら、なんだか迷走して、結局そうだった。😅 説明下手な人もいるので先生たちも大変ですね。相談者の言葉をよく聞いてその真意を汲み取らなければならないんですもの。今日はウルヴェさんが回答者のほうが良かった。
病人は、やはり清潔な場所で過ごさせてあげたいですよね。家全体は無理でも、妹さんの寝室だけでもきれいにしてあげたらどうでしょう? 勿論、義弟さんの許可はいるでしょうが「駄目」とは言わないのでは?優しい人なんでしょう?
汚屋敷の妹の家での宿泊で調子が悪くなるのであれば
それを理由に止まらないスタイルにしたらどうなんでしょう?
その家族は散らかってないと落ち着かない人たちかもしれませんし
綺麗なところで看取りたいというのもあちらはこだわってないかもしれません。
ごめんな、おばちゃん喘息(アレルギー)が出てしまうよって
と言って咎める人はいないはず。
訂正
止まる→泊まる
妹さんやご家族がSOSを出してるわけでなければ、全くもって余計なお世話。
妹さんご家族にとってはこれまで暮らしていた家のスタイルであって、残された時間の少ない中、外からやってきた相談者にいじられたくはないのでは。
ゴミ屋敷というのは単に「だらしない」とかではなく「本人にケアが必要である」いうサインなことが多いそうです。たとえば発達障害、精神障害、認知症などによるセルフネグレクトなど。妹さんのみならずその夫や息子さんにも何らか原因があるのでしょう。
ただそのゴミ屋敷化した「原因」をケアしないと何回他人が片付けてもまた元通りになります。相談者に妹の家族丸ごと考える必要があるかというと微妙なんですが、結局はそこを叩かないと解決はしないかなとも。
まずは先生方のアドバイス通り話して妹さんの環境だけでも何とかするとか、ホスピス利用なんかはできないかな?と感じました。
訪問先の高齢者(ホコリ屋敷)の口癖は「ホコリで死ぬ人はいない」大きな間違いです。アレルギーや喘息の原因になるので、ホコリで死ぬことはあります。
義弟と甥に手伝わせて、せめて寝室だけでもきれいにしてあげたら?
何もやらなけば非難される、散々介入しても感謝されるとは限らない。単に先々責められそうな自分を予感して恐怖してるだけでは?頼まれたことだけやるとか、何と言われようとやる or やらない、など、自分だけの基準を今、作ってる段階だと思います。
この話を男女逆転させると、、、
夫が余命わずかで、ぎ
森田氏、悪いけどダメダメ。相手の言ったことをそのまま受けて、表面的な回答で本質をわかってない。臨床経験あるのかね?親の七光りで回答者に選ばれたか?
このお姉さん、もしかしたら、実家がごみ屋敷にされていることが嫌なのかな?もちろん妹さんの体も心配でしょう。それと別に、生まれ育った家がダニだらけの物だらけが悲しいって気持ち?なんとなく、そう思ってしまった。
もう妹さんと意思疎通もできないみたいだからどうにもならないけど介護において全く役に立たない男家族っているから妹の夫と息子がそのタイプなのかも?
自分の配偶者や実の親を何で世話しないのかと思うけど指示されても何もできないタイプがいる
あるいは介護は女の仕事だから男は何もしないぞタイプもいる
相談者さんのもともとご実家だったから尚更今の状態が歯痒いのでしょうね。
妹さんへの思いのままに行動なさっても良いと思います。
後々、綺麗にしてあげたかったと後悔するなら・・・綺麗なお部屋にしてさしあげて妹さんを見送ることが自己満足であったとしても相談者さんからの最後の贈り物です