（回答者に交代）

坂井眞：
よろしくお願いします。

相談者：
こちらこそ、よろしく、お願いします。

坂井眞：
2500万円、息子さんの、おお、名義で、銀行に預けてあると。

相談者：
ええ。あのう、2つの銀行にね？

坂井眞：
うん。
それは、いつ頃預けたんですか？

相談者：
30年以上前から・・預けてあります。

坂井眞：
息子さん、56っておっしゃってましたよね？

相談者：
はい

坂井眞：
で、30年っていうと、息子さん成人じゃないですか。

相談者：
・・はい

坂井眞：
この口座は、元々、誰が開設したんですか？

相談者：
・・私です。

坂井眞：
自分で開設したっていうことは、息子さんの口座を、息子さんじゃないあなたが開設したっていうことだよね？

相談者：
そうです。

坂井眞：
30年前と今とでは、銀行の口座開設の難しさ・・とか、

相談者：
はいはいは・・

坂井眞：
管理の厳しさ、全然違うと思うんだけど。

相談者：
はい

坂井眞：
それにしたって、本人じゃない人がその息子さんの名義の口座って、簡単に開設できなかったと思うんですよ、30年前でも。

相談者：
その頃まだ、息子も家におったりなんかしてね？

坂井眞：
うん

相談者：
確か、免許証かなんか、預かっていって・・開設したと思うんですけどね？

坂井眞：
あなたが、開設したんだけど、

相談者：
そうです。

坂井眞：
免許証かなんか持っていって、委任状とか、きっと書いたんだろうなあ。

相談者：
はいはい、そ、なんか、

坂井眞：
ええ

相談者：
書かせたと思いますわ。

坂井眞：
免許証見せればいいっていうほど・・荒っぽい、（含み笑い）時代、でもないと思うからあ、

相談者：
アハハ（苦笑）

坂井眞：
30年ぐらい・・まあ、委任状とか書いて、本人確認して・・

相談者：
はい

坂井眞：
っていう、ことは、やったんだろうね？

相談者：
もう忘れましたけどね◆＃＄ね

坂井眞：
うん。でも、ちゃんとした手続きで、息子さんの口座を作って。

相談者：
え、はい。

坂井眞：
で、そのお金は、あなたの口座から送金したの？

相談者：
月々い、私い・・の、口座から、入れたんです。

坂井眞：
そうだよね。現金持ってったとは思えないから、2500万。ま、2つに分けると・・

相談者：
今、トータルでそうなってますけどね？

坂井眞：
はい

相談者：
最初は、そんな金額じゃなかったんですよ。

坂井眞：
うーん・・

相談者：
で、なんぼかずつ、足してって、

坂井眞：
うん

相談者：
今、金額は2500万ん、なってるんですね。

坂井眞：
それは送金したの・、自分で現金持ってったの？

相談者：
自分で現金持ってっ◆＃＄

坂井眞：
現金持ってったの？

相談者：
はい

坂井眞：
じゃあ、2500万今入ってるんだけど、

相談者：
はい

坂井眞：
30年間の間に、あなたの口座から送金したんじゃなくて、現金をあな、たが・・入金したの？・・キャッスレス決済◆＃＄

相談者：
入金したんです。

坂井眞：
入金した？

相談者：
はい

坂井眞：
誰の名前で入れたとかって、覚えてます？

相談者：
本人の名前で・・入金はしてますけど？

坂井眞：
名前で・・

相談者：
はい

坂井眞：
そうすると、このお、お金は、あなたのものだっていうことの裏付けっていうのは、

相談者：
◆＃＄％□＆▽＊＋

坂井眞：
形としては、全く残ってないんで 、

相談者：
（含み笑い）無いですよ・・

坂井眞：
・・ねえ。

相談者：
・・

坂井眞：
だけど、

相談者：
ええ

坂井眞：
元々は、あなたのお金なんだよね？

相談者：
はい

坂井眞：
だけど、口座作った時も、ちゃんと・・息子さんの、承諾を得て作ってるから、正しく息子さんの、名義の、口座で。 その2つの銀行と、息子さんとの間の、預金の契約だよね？、当事者。

相談者：
はい、そうです。

坂井眞：
あなたは、関係ないってことハハハッ（笑）

相談者：
は、いヒヒ（苦笑）

坂井眞：
あの、代理人として、口座開設はしたけど・・

相談者：
はい

坂井眞：
で、現金で持っていってるから、息子さんのお金だ、っていう形になっていて。

相談者：
はい

坂井眞：
その後も、キャッシュディスペンサーから入れたにしても、 全部、息子さんの名前で入れてるから、

相談者：
はい

坂井眞：
息子さんのお金だっていう形で、残っちゃってるよね、全部ね？

相談者：
そうです。

坂井眞：
そうすると・・その2つの銀行に、「いや、これは、実は、私が息子のために、作っておいたお金なんで」、

相談者：
ッハ（ため息）・・

坂井眞：
「私のお金なんだ」っていう・・ための・・資料みたいなのは、何にもないっすね。

相談者：
何にもないです。

坂井眞：
そうすると、

相談者：
はい

坂井眞：
銀行が、「わかりました」って言って、あなたのところにお金を戻す理由は、（含み笑い）どこにもないっていう風に、聞こえちゃうんだよね。

相談者：
（含み笑い）はい、そうなんですよ。

坂井眞：
ハッハッハ（苦笑）そうだよね。

相談者：
銀行にも相談したんだけど、そう言われて、ヘヘ（苦笑）

坂井眞：
銀行の立場は、そうなりますよね。

相談者：
はい

坂井眞：
だけど、そういうのは、全然ない・・とですねえ、

相談者：
はい

坂井眞：
「どうにかなりませんか？」と言われても・・ 銀行が、「うん」っていう方法は、

相談者：
無いですねえ。

坂井眞：
ちょっと、弁護士の私も思いつかないな。
なんかね、このお金は・・あなたが稼いだもので、名義上、息子の名義に入れたんだっていうことを言えるようなことがあれば、 認められるかどうかは別にして、そういう理由で・・訴訟かなんか起こすってこともできるかもしれないなと思って、色々お聞きしたんだけど。

相談者：
う、ん・・

坂井眞：
今、お聞きしたら、全くそういう、なんか・・こっちの言い分を裏付ける、事実が、ないので、

相談者：
はい

坂井眞：
それ自体は、難しいですよねえ。

相談者：
ということはね？

坂井眞：
うん

相談者：
このお金はあれですか？、もう・・息子は、将来・・なんとか連絡が取れてね？

坂井眞：
うん

相談者：
本人が、 銀行に取りに行くまでは、どないにもならんわけですね？

坂井眞：
・・そもそも、息子さんは、この、2500万が自分の名義で2つの銀行に入ってるのを、知ってらっしゃるの？

相談者：
知ってます。

坂井眞：
それは知ってるんだ。うん・・

相談者：
息子がそれで、出て行く時に、

坂井眞：
はい

相談者：
「この金どうするんや」って言ったら、「親父、勝手に使え！」って言ってね？

坂井眞：
うん・・

相談者：
出てったっきりなんですよ。

坂井眞：
だから、そんなにもう、「もらいたい」と今でも思ってないとしても、

相談者：
はい

坂井眞：
勝手に使いようがないですよね・・

相談者：
・・ええ

坂井眞：
だけど、あなたは、自分に使いたいと・・

相談者：
使えなくてもね？

坂井眞：
うん

相談者：
ま、いいんですけどね？

坂井眞：
はい

相談者：
これ・・ずっと、そのまま置いといたらね？

坂井眞：
うん

相談者：
◆＃＄％に・・没収されるってことないんですか？

坂井眞：
いや、最後は・・最近よく話題になりますけど。行方不明の預金は、そういう風に使われる可能性はありますよ。

相談者：
％＆▽す

坂井眞：
すぐに、そんなことにはならないですけどね？

相談者：
あああ・・

坂井眞：
それはあります。

相談者：
そのお、行方不明になってる息子を探す手だてっていうの、なんか、ないですか？

坂井眞：
さっき・・すでに、おっしゃったけれども、

相談者：
はい・・

坂井眞：
わかりやすい手段は、戸籍、の附票ですよね？。で、それ、もう、やってらっしゃるからあ。

相談者：
はい、附票は見たんです。

坂井眞：
◆＃＄

相談者：
1回取りました、10年ほど前に。

坂井眞：
うん、で、その後はまだ取ってないの？

相談者：
はい

坂井眞：
じゃあ、まず、取り直してみてくださいよ。

相談者：
はい

坂井眞：
お子さん・・があ、

相談者：
ない

坂井眞：
もう、学校入ってるじゃないですか。

相談者：
はい

坂井眞：
そうすると、住民票がどっかにないと・・困るからあ。

相談者：
そうですよ◆＃＄％・・

坂井眞：
もう1回、追っかけられたらどうですか？
10年前ってことは、まだ、小学校入る前でしょ？

相談者：
はい

坂井眞：
今取ったら、学校入る関係で、住民票・・実際に、お子さんが学校へ通うところに移ってる可能性はあるから。

相談者：
・・はい

坂井眞：
まだ10年前から取ってないなら、まず、それ、取ってみて。
変わってるかどうか、確認してみてくださいよ。

相談者：
はいは・・わかりました。

坂井眞：
うん、そしたらあ、そこにいらっしゃるかもしれない。

相談者：
ああ・・

坂井眞：
まず、それすぐ、やることだよね？

相談者：
わかりました。

坂井眞：
それで、預金者本人が、死亡時や、行方不明の時に、親族ね、親や・・その子供や配偶者から、預金の払い戻しをする場合っていうのがあるんですよ。

相談者：
・・はい

坂井眞：
で、そのための必要な、条件があるのね？

相談者：
はい

坂井眞：
「こういうことがないとできない」・・っていうことがあるので。

相談者：
・・

坂井眞：
そういうことを考えてもいいかもしれない。

相談者：
ああ、ああ・・

坂井眞：
じゃあ、預金者本人である息子さんが、亡くなってないだろうから、行方不明っていうことで、

相談者：
はい

坂井眞：
「行方不明なんだけど、なんとかしたいんだけど」ってことについて、金融庁なんかは柔軟な対応に努めていますって、言ってるみたいだから・・

相談者：
はい

坂井眞：
そういうことも、考えてみてもいいかもしれない

相談者：
それは、どこに相談に行ったらいいんですか。

坂井眞：
銀行で聞いてもいいし、今、私が確認してるのは、金融庁の、おお、言ってることを見ているので。

相談者：
はい

坂井眞：
「 息子は、行方がわかりません」と。「息子名義の預金の印鑑や通帳を私が持ってるけれども、どうしたらいいでしょうか？」 ・・っていうのをね、

相談者：
ああ、はあ・・

坂井眞：
聞いてみる、価値はある。で、その前にね？

相談者：
はい

坂井眞：
でも、行方不明かどうかっていうのは、まず、もう1回、10年前・・

相談者：
一回い、

坂井眞：
うん

相談者：
戸籍謄本取ってみます。

坂井眞：
そう、戸籍謄本取ってみて、それで見つかりゃ、別に、金融庁行く必要ないからね？

相談者：
はい

坂井眞：
で、それでもやっぱりわからなければ、そうやって、「行方不明なんですけど」と、言ってね？

相談者：
ああ、はあ

坂井眞：
聞いてみる。
何かり、

相談者：
それ、以外は、

坂井眞：
うん・・

相談者：
無理ですね？

坂井眞：
無理というか・・なかなか、思いつかないですね。

相談者：
あー・・

坂井眞：
人間、生きて、いれば、絶対、痕跡が残るはずだから、それをどう追っかけるかって話で。 公的な書類があれば1番いいし、公的な、書類がないと、なかなか社会生活難しいから、まずそれを追っかけましょう。

相談者：
はい

坂井眞：
あと、元々ほら、友人と旅行に行って紹介で結婚されたって、最初、おっしゃってましたよね？

相談者：
はい

坂井眞：
友人関係、多少、あなたも、ご存じのはずだから、

相談者：
はあ・・

坂井眞：
そういう、お友達・・に、なんとか接触試みる？
「息子に連絡取りたいんだよ」って・・「な、なんで？」って言ったら、「いや、息子の預金があるんで、ちゃんと渡したいんだ」でも、いいじゃないですか。

相談者：
ああ、はあ。

坂井眞：
そういう付き合いからね、当たってみる？

相談者：
高校生の頃のお友達は、

坂井眞：
うん

相談者：
私もよく知ってますから、彼に、訊いてみます◆＃

坂井眞：
いや、それでもいいですよ。だって学生時代の友達は、大人になってもずーっと友達の人はね、普通いっぱいいるから。

相談者：
は、い・・

坂井眞：
知ってる人いるかもしれないし、その人に聞くと、「あ・・私は知らないけど、あいつなら知ってるかもしれないな」って人が、出てくるかもしれないじゃないですか。

相談者：
はああ。

坂井眞：
そういうのでちょっと・・頑張ってみるっていうことじゃないかなあと、思いますけど。

相談者：
わかりました。

坂井眞：
うん。
まずは、行方不明じゃない・・というのを確認して、今言った、作業みたいなこと・・やるのが先だね？

相談者：
はい、わかりました。

坂井眞：
うん。

（再びパーソナリティ）