
これみよがしに眼の前で母を犯した暴力父を殺したい男の慟哭
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい、もしもし。
大迫恵美子:
あ・・こんにちは。
相談者:
こんにちは。
大迫恵美子:
大変な・・人生でしたね。
相談者:
ありがとうございます。
大迫恵美子:
はい。
私の感想としてはね?、あなたが、もう23歳になって、「実家に行って、父を殺したくなる」・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
これはねえ、もしかしたら、もうね?、あなたが、1段階、成長して・・自分を取り戻していく1歩、の、ところに、来てるのかな?っていう、ふうに、思いました。
相談者:
・・はい
大迫恵美子:
だから、それはねえ、実際に親を殺すという行動ではなくて。
あなたの中にある、「親」というものを、徹底的に、あなたの心の中で破壊して、自分、と、親との間の、関係性とか絆とかは、無いっていうふうに、決意するっていう。
それによって、むしろあなたは、大きくなっていくんじゃないのかなと思いますよ?
相談者:
・・
大迫恵美子:
だから、「殺す」というのは、それはもう、イメージでね?
相談者:
はい・・
大迫恵美子:
本当は、親を否定して・・「親と自分は違う」と。「自分は、親の影響で、生きているものじゃないんだ」っていうね?、そこを、確認するっていうことが、大事なんじゃないですかねえ。
相談者:
・・そりゃ、「違いたい」って・・思うんです。
大迫恵美子:
はい・・
相談者:
けど、この、やっぱ怒りの・・衝動的な、部分っていうのは・・どこか、似通ってるう、のかな?っていうので、怖くなる時が・・結構ありまして。
大迫恵美子:
それはね?、
相談者:
・・はい
大迫恵美子:
そういう表し方しか知らない人と一緒に暮らしてると、真似てきちゃうっていうことは、あると思うんですよね?
相談者:
あ、う、ん・・
大迫恵美子:
だから、親に似てるんじゃなくて、親を真似てるっていうことは、すごく多いと、私は思うんですけど。
あなたはもう今ね・・「親が嫌いだ」って言いながら、お父さんしか見てないの。
相談者:
はい
大迫恵美子:
でも、もう、目をそらしても、いいっていう、ことがね?・・「殺したい」っていう、そういう言葉で表れてるなあと思うんです。
相談者:
あーあーあ・・
大迫恵美子:
・・いつまでも親のことを考えてる大人なんて、そんなにいないんです。
相談者:
あーあ・・
大迫恵美子:
あなたも、その時が来たっていうことですよ。
だから、フラッシュバックで、そんなこと、本当にしてしまうのが怖いってね?、そのことだけを見るんじゃなくて・・こういう気持ちになってきた時は、自分は、親を、否定的に見ていいんだと・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
見ることができるんだっていう、サインなんだっていう風に考えて。ほんとに、「あいつ、悔しい、殺してやりたい」っていう気持ちが、ぐうっと湧いてきた時にはね?、どこが自分と違う人間かを・・ちょっと考えてみたらどうでしょう。
相談者:
わかりました。
大迫恵美子:
あなたは、でも、
相談者:
はい
大迫恵美子:
お父さん、の、コピーじゃないんですよ?
相談者:
はい、ッ匕ー(ため息)・・
大迫恵美子:
多分、お父さんもね?、子供・・として、育てられる時に、問題があったのかもしれません。
相談者:
・・はい
大迫恵美子:
そんな育て方しかできない人はね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
おそらく、子どもをどう育てるかを、知らない人だからだと思うんです。
相談者:
加藤諦三先生の本にあった、5歳児の大人だな・・っていう、ことを、思い出しまして。彼は、自分がご飯を食べてる、時に、自分の前で、自分の母に当たる人物を、犯、そうとするんです。
それは多分、「この女、俺のものだぞ」っていう、愛情が俺に行かないように、見せつけてる行為だなって今では、思うんですが。
大迫恵美子:
だから、あなたはね?、「こんな人間は、自分とは違う」っていう風に、思っていいんですよ?
相談者:
・・そうなんですよね・・本当に殺したいだけなんです。
大迫恵美子:
だから、「殺したい」っていうのはね?、あなたの中にあるね?、執着だと思いますね。
相談者:
・・んん・・
大迫恵美子:
だって、無関心な人のことなんか、殺したいなんて思わないですからね?
相談者:
そうですよね・・
大迫恵美子:
嫌いな人って、最終的には無関心になっちゃうんですよ。
もう自分の心の中からなくなるってことは、全く無関心っていうことですからね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
でも、まだ、今、そういう気持ちになってなくて、あなた、の、目は、ほんとにお父さんだけを、ずーっと、見てんですよ。
相談者:
はい・・
大迫恵美子:
だから、もっと・・目をそらしてね?、「この人は、ダメなやつ」・・だって、「自分は普通にしてたらこんなこととてもできない」ってね?、そういうふうに、否定して・・いいんですよ?
相談者:
わかりました・・
大迫恵美子:
肉体的にね?、殺して滅ぼしてしまわなければ、なくならないってことじゃないんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
だんだん・・お父さんも歳を取っていって、子供の時にあなたを怒鳴り散らしていた、若い、血気盛んな、人では、ない人になっていくわけです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
それはあなたは、冷たく見てね?・・自分は殺さなくても、この人は、どうせ死んでいくっていう・・それはもう、自然の摂理ですから。
相談者:
あーあ・・
大迫恵美子:
そして、自分はこの人を愛さないので、この人は子供に愛されないで死んでいく人なんだって、冷ややかに見ていいんですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そして、自分とは無関係な人は、後ろに置いて・・自分は、自分の人生を、どう生きていくのかを考えていいんですよ?
相談者:
そう、そうしようと思います・・
大迫恵美子:
ほんとに「殺したい」って思う夜があったら・・後ろに置いていく人のことを、こんなに考えても仕方がないって思ってほしいです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ほんとにお辛かっただろうし、今もお辛いんでしょうけど。
でも、そうやって、「殺したい」とまで思えるようになってきたことは、よかったですね?
相談者:
あーあ・・(苦笑)そう言っていただけると、あの・・救われる・・気持ちになります。
大迫恵美子:
加藤先生にまた、替わりますね?
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
加藤さんへ
【動物園の中で檻の中でも怒鳴る殴るはないでしょ】 #teljin
加藤さんに 発言の取り消しを求めます
親を恨む諦三さん、今回の相談者への寄り添い方が素晴らしい。
相談者もつい泣いちゃいましたね。
やりすぎかな??・・・と思ったけど
その後の恵美子弁護士フォローがバッチリ👍
でしたよ。
諦三・恵美子のコンビもなかなかいいじゃん
と感じた回でした。
早く彼女を作って犯してください🤭
その時あなたは変われます。
慟哭を聞いてなんだか胸が締め付けられました。ずっと頑張ったねって誰かに言って欲しかったんだろうな、孤独だったんだろうなって思いました。
大迫先生の回答もさすが。殺したいと思えるようになってよかったですね、という言葉にもきっと救われたんじゃないですかね。これからよい人生をきっと過ごせますよ、ひどい父親のことなんて忘れて楽しく暮らせるようにお祈りしています。
そう簡単に忘れられることではないですよね。苦しくて苦しくて、どんなにもがきあがいても、泣きわめいても自分につきまとうクズのようなイキモノ=父親。殺すにも値しないイキモノのために自分を犠牲にするなんてバカらしい。そう思える日がいつか来ることを心から願います。
相談者は、これまで苦しんだ分、人心の痛みがわかる人だと思います。今日の放送を聴いて勇気づけられた人は少なくないはず。時間はかかるかもしれないが、どうか幸せになってほしい。加藤諦三先生と話すことができて、本当によかった。
何と言っていいか言葉が見つからない
自分も加藤先生の著書に救われたと思ってる人間だし、「周囲が自分と違う」絶望や疎外感はよくわかるけど、この相談者がくぐってきた煉獄の苦しさは想像もつかない
暴力沙汰は起こしちまったようだけど、むしろそのくらいでよく踏みとどまれたと思うし、そこから歯を食いしばって立ち上がろうとしてることに感服する
加藤先生は言うに及ばず、大迫先生のお言葉が本当に素晴らしかった
憎い相手に執着してても自分が苦しいだけ、超越して上から見下ろせるようになったら断然楽になれる、それは実体験として間違いない
テレ人は相談者みたいな人のためにこそある番組だと改めて思った
この邂逅を機に、この相談者が前を向けることを祈ってやまない
カトリックでもプロテスタントでもいいので普通のキリスト教会の日曜礼拝に行くことをおすすめします。幼い子になった気持ちで素直に父を殺したい気持ちをイエス様にお話するのがいいと思います。終わるとお茶の会があって自分の気持ちを話すこともできるかもしれません。
この人に必要なのは自分の苦しみを語る場所です。
自分はキリスト教でありませんが知り合いにすすめられて礼拝行ったらとても良かったです。
基本的な挨拶をしない、出来ないところに普通の躾を受けてないのだなと思った。根が深い。
挨拶していたでしょ。そうだったとして、編集でカットされてるかもしれないでしょうに。
相談者さんを侮辱するな。
「苦しみは成長せよという神様からのメッセージです」と加藤先生からの一言だけで父親を殺したいという衝動が抑えられるのだろうか?12才頃までの父親からの虐待。母親も父親に支配され、相談者に寄り添えなかったのだろうか?虐待を受けた時のフラッシュバックで暴力的衝動が抑えられず2年前に起こした暴力事件が気になる。途中で感情が抑えられず泣きだしたりしている。専門的ケアの必要性を感じた。高橋先生案件だったのではないか。
私は、相談者が23才だと聞いた途端、
「じゃあ当然独身ですよね?」と言った加藤先生の問いかけになんだか???となってしまいました。
晩婚化、そして結婚しない方も多い昨今ですが、自分の中でのあたりまえには注意して人と会話したいと常々思います。
聴いていてあまりにひどい親に涙がでました
加藤諦三さんと話せて良かったです
ただ、本人はトラウマやフラッシュバック、衝動性による暴力に至る自分を分析している、賢い子だとおもいました
医療に行き、トラウマやPTSDの治療、認知行動療法など、専門家と一緒に回復して、苦しくても、まっとうな人生を送ってほしい
父親のために自分の人生を破壊したらだめです
父親からの虐待による憎しみ。これこそ加藤先生ご自身の実体験から語れる相談。『それほどの事がありながらよく今まで生きてくれましたね』の言葉は、相談者からすれば号泣するほど救われたろうね。いつも弁護士として回答しながら弁護士の範囲を超えた人間性で接してくれる大迫先生の回答にも救われ、相談者さんは幸運に会えたと思う。
心身共に苛烈な虐待を受けたなら、逆にどうすれば人は救われるかも氣付いているはず。まだ若いんだから、これからいろんな人間に出会い、尊敬できる人や愛せる人に出会えたら、親父とは真逆に、慈愛で接して欲しい。接し方で何度失敗しても諦めず頑張って幸せになって欲しい。
多分この人は、虐待されたぶんだけ他者を幸せにできる力を持てる人になれると思う。