（回答者に交代）

樺沢紫苑：
かばさわです。

相談者：
あ、

樺沢紫苑：
こんにちわ。

相談者：
お世話様ですう。ありがとうございます。

樺沢紫苑：
お孫さんが、その、あなたの娘さんが、まあ、嫌いだっていう理由は、

相談者：
（鼻すする）うんんんん。

樺沢紫苑：
2年前に、

相談者：
あっ、そう、だ・・

樺沢紫苑：
泣きわめて・・

相談者：
うんん

樺沢紫苑：
いるような姿を、

相談者：
見た・・

樺沢紫苑：
見たからだってことなんですか？

相談者：
それえ、は、言ってました。（鼻すする）

樺沢紫苑：
それ以外の理由っていうのは、

相談者：
ううんんん・・

樺沢紫苑：
思いつく点はありますでしょうか？

相談者：
・・今のところは、無いんですけどねえ・・で、娘は、全然今も知らないでるんです。

樺沢紫苑：
・・

相談者：
だからあ、息子に話した時にも、

樺沢紫苑：
ああ・・

相談者：
これ、あのう、もしかして知れちゃったらあ、

樺沢紫苑：
んん・・

相談者：
私の娘がですね、どうなっちゃうかなあ・・って、は、思うんですけどもねえ・・

樺沢紫苑：
娘さんは、今後どのように考えられてるんですか？
今の家に、しばらく、

相談者：
んん・・

樺沢紫苑：
住んでいきたいというふうに、思われていますか？

相談者：
多分・・本当は、多分、出ていきたいと思うんです。

樺沢紫苑：
うん・・

相談者：
でも、今のところ、あのう、なんだろう・・それなりのお、収入が無いもんですからあ、

樺沢紫苑：
ん・・うん

相談者：
できないでいるんですけどもね？

樺沢紫苑：
ん・・（吸って）あ、た、し、が、ちょっと思ったのはあ、

相談者：
はい・・

樺沢紫苑：
もっといろいろお話しされたらいいと思うんで、す、よ。

相談者：
あ、私もそう思います。

樺沢紫苑：
でえ・・あなたと、娘さんもそうなんだけど、お孫さんと・・息子さんと、お嫁さんとも、

相談者：
はい、はい。

樺沢紫苑：
あんまり話してないわけだしい。

相談者：
そうです。

樺沢紫苑：
あなたの娘さんを嫌ってるっていうのも・・言ってなかったわけでしょ？、おそらくね？、親には。

相談者：
親には言ってないです。

樺沢紫苑：
ううん・・

相談者：
だから、私（孫娘）が、あのう、私の娘に、「そう言う」っていうもんですからあ、孫が。

樺沢紫苑：
うん

相談者：
「ちょっと待ってね」って。「もしかしたら・・おばあちゃんの考えだけじゃなくて、お父さんとお母さんにも、聞いてもらって。
そしたら、もうちょっと、まだ、違う考えが出てくるから、もうちょっと待ってね」って、あたしい、止めたんです、そん時に。

樺沢紫苑：
それはいいことだと思いますけどね。

相談者：
はい

樺沢紫苑：
本当は、だからあ、お孫さんが、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
ご両親にまずう、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
相談するのが、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
普通というか。

相談者：
そうですよね。

樺沢紫苑：
そこ、飛び越しちゃってきてるからあ、

相談者：
ええ、ええ。

樺沢紫苑：
なんかちょっとおかしなことっていうか、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
あなたが、気苦労しちゃうことになって、ますよねえ？

相談者：
ええ、ええ・・（鼻すする）

樺沢紫苑：
だからあ・・すぐできることから言うと、お孫さんの話を、ちょっと、聞いてあげたらいいと思いますね。

相談者：
私が聞くんですか？

樺沢紫苑：
そうですね、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
まずね。
だから・・今回、その、お孫さんが、あなたに、そのう・・「娘さんが」、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
「嫌です」っていう風に、言ったっていうことはあ、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
私は、すごく、いいことだと思ってます。

相談者：
ああ、そうですか。

樺沢紫苑：
言語化って言って、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
本人が、すごく悩んだり、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
苦しいことって、

相談者：
うん

樺沢紫苑：
言葉に出して言うのって、

相談者：
うん

樺沢紫苑：
すごく、大変なんですよ。

相談者：
ええ、ええ。

樺沢紫苑：
だから、私、精神科医なんだけど、患者さんが病院に来てるんだけどお、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
本当に困ってることは、何ヶ月とか、半年とかしないと、出てこなかったりすることってあるんですね？

相談者：
ああー、はい・・はい、はい。

樺沢紫苑：
それを、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
あなたに相談したってことですけども。

相談者：
はい、ええ、ええ、ええ。

樺沢紫苑：
それって、やっぱり・・信頼できる・・

相談者：
ああ、

樺沢紫苑：
無い人には、相談しないんですよね。

相談者：
あーー・・

樺沢紫苑：
だからあ、（含み笑い）全体的な流れとしては・・対応を、別に、間違ってるとは言えないんですけども。

相談者：
はい

樺沢紫苑：
出てくるにしても、別に、」明日出てけ」っていうか、「来月出てけ」って話ではないのでえ。

相談者：
ええ、ええ。

樺沢紫苑：
何か、今すぐしなきゃならないっていう風、にい、

相談者：
ええ・・ええ。

樺沢紫苑：
焦らない方が、いいですよ。

相談者：
ああ、そうですか、ええ。

樺沢紫苑：
でえ・・ま、さっき、言語化って言葉があったんですけどお、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
言葉にすると、すごく、スッキリするんですよ、人間っていうのは。

相談者：
ええ、ええ・・ええ。

樺沢紫苑：
多分、あなたも、今・・こうやって話してて、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
少し、スッキリされてきたと思うんですけども。

相談者：
そうですう。

樺沢紫苑：
お孫さんもお、狭い家で、こう、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
一緒に、住んでえ。

相談者：
ええ。

樺沢紫苑：
息苦しさを感じてるん・・だけど、

相談者：
ええ、ええ。

樺沢紫苑：
誰にも、話せないですよね？

相談者：
ええ・・

樺沢紫苑：
だから、あなた、は、その話を、聞いてあげられる、唯一の・・身内なんですね？、実はね？

相談者：
（涙声）そうですね。

樺沢紫苑：
うん・・それって、すごくねぇ、素晴らしいことだと思うんですね？

相談者：
・・

樺沢紫苑：
だから、問題を、今すぐ、解決するっていうよりは、

相談者：
（涙声）はい

樺沢紫苑：
お孫さんの、そういう、辛い気持ちを・・理解して、共感して、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
「ああ、そうなんだ。それちょっと大変だねえ」とか、お孫さんに寄り添う言葉を、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
多く言ってあげると、お孫さんの辛さっていうか、

相談者：
ええ、はい。

樺沢紫苑：
息苦しさっていうのを、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
あなたとの、会話の中で、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
緩和していくことができます。

相談者：
あー、はい・・孫があ、私が、娘が・・「これこれこうで、あの時こうだったんだよね」って言ったんです。そうしましたら、「おばあちゃん、娘を味方にしてるから、私の話は聞いてくれてない」って・・（含み笑い）言ったんです。はい・・

樺沢紫苑：
その言葉も、すごくねえ、実はね・・

相談者：
はい

樺沢紫苑：
「もっと私の話を聞いて」っていう意味なんです。

相談者：
はい、はい。

樺沢紫苑：
心理学で言うとね？

相談者：
はい

樺沢紫苑：
だからあ・・本当は、聞いてほしいと思ってるんですよ。

相談者：
はい

樺沢紫苑：
でえ・・

相談者：
はい

樺沢紫苑：
信頼できる人にしか、聞いてほしくないから、話ってね？

相談者：
ああー・・はい。

樺沢紫苑：
だからあ、お孫さんはあなたを、すごく信頼してるし、頼ってる部分も、すごくあると思うのでえ。

相談者：
はい

樺沢紫苑：
そんなに、すごく、悲観したりい、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
ものすごく、こう、なんていうかな・・悩、む、必要は、無いと思うんですね。

相談者：
ああ、そうですか。（鼻すする）

樺沢紫苑：
うん。

相談者：
ああ・・

樺沢紫苑：
でえ、まあ・・最終的には、だからあ、あなたの息子さんの、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
お嫁さんと、お孫さんの、家族。

相談者：
ええ、はい。

樺沢紫苑：
そしてえ、あなたの娘さんが、今後、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
どういうふうに生きていくかっていう、

相談者：
ええ・・

樺沢紫苑：
それぞれの生き方の問題だからあ、

相談者：
はい・・

樺沢紫苑：
それ、全部、あなたが背負って、

相談者：
ええ・・

樺沢紫苑：
苦しむ必要って、無いですよね？

相談者：
はい（涙声）

樺沢紫苑：
ね。

相談者：
はい。ズ（鼻すする）

樺沢紫苑：
だから・・話を聞いてあげるっていう、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
ことは、すぐできると思うのでえ。

相談者：
はい、はい。

樺沢紫苑：
お孫さんの、辛い気持ちを、緩和しながらあ、

相談者：
ええ、ええ・・

樺沢紫苑：
接していくっていうのが、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
今すぐできることなんじゃないかなあと、思いますね。

相談者：
あっ、はい、はい。で、私い、も・・孫であり、娘であるんでえ、あんまりなことも、娘にも言えないもんでえ・・どうしようかなって、すごく・・悩んだんですけども。

樺沢紫苑：
娘さんにはね、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
お孫さんが、「なんかそういうふうに言ってるよ」っていうことでは無く、「これからどういうふうにしていくの？」みたいな、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
なんか、そういう、生活全般に関する、話を、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
また娘さんともざっくばらんにね？

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
話していくってことが、必要かと思いますけどね？うん・・

相談者：
ええ。
それは、時々してます。

樺沢紫苑：
うん

相談者：
娘とも。

樺沢紫苑：
うん

相談者：
ただ・・先立つもの・・

樺沢紫苑：
そうですね。

相談者：
が、一番の、ことなのでえ。

樺沢紫苑：
うん・・

相談者：
できないんですよね、なかなか。

樺沢紫苑：
うん、はい・・

相談者：
で、息子もお、分かっているものですからあ。

樺沢紫苑：
うん・・

相談者：
まさか、追い出すこともできない、で、いると思うんです。

樺沢紫苑：
そうですね。・・これってねえ、あなた自身の問題というよりは、
息子さんの家族の問題と、

相談者：
ええ・・

樺沢紫苑：
娘さんの人生の選択の問題なんですよ。

相談者：
そうなんです。ええ・・もう・・

樺沢紫苑：
だからあ、

相談者：
私い、は、もう・・本当に、どっちでもよくて。
こっちの横に（含み笑い）・・いたいんですけども。

樺沢紫苑：
◆＃＄％ですからあ、

相談者：
ええ・・

樺沢紫苑：
あなたが全部背負う必要はないんですね。

相談者：
はい・・

樺沢紫苑：
最終的には、それぞれの人が、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
自分で判断して、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
今後どうするか？っていうね？

相談者：
はい

樺沢紫苑：
結局、あなたの、その、家に、息子さんも娘さんも、なんか・・おんぶしてもらってるっていうか、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
甘え・・ ちゃってるわけですよね？

相談者：
ええ。と、思います、私も。

樺沢紫苑：
うん

相談者：
はい

樺沢紫苑：
だからあ、それを全部あなたが背負っ て、

相談者：
ええ

樺沢紫苑：
苦しむ必要はないのでえ、

相談者：
はい

樺沢紫苑：
どっかのタイミングで、それぞれ、まあ、自立されていくと思うの でね？

相談者：
・・ああ

樺沢紫苑：
もうちょっと時間が経つとお、

相談者：
はい、はい・・はい。

樺沢紫苑：
変わってくるんじゃないかな？と思いますね。

相談者：
はあーはい。

（再びパーソナリティ）