
似て非なる躁ウツとウツ。抗うつ剤による病状悪化を疑う白血病から復帰の森田豊
(回答者に交代)
森田豊:
森田です、よろしくお願いいたします。うん・・
相談者:
はい、よろしくお願いします。
森田豊:
旦那さんが・・お亡くなりになって、これだけでもお、相当、つらい思いをしているところに、さらに、娘さん45歳の娘さんが、精神的に安定していないと・・いうこと、なんですよね?
相談者:
はい
森田豊:
娘さんの状況なんですけれどお。
相談者:
はい
森田豊:
医療機関、にも、かかってるということなんですけれど。
どんな病気、だと、言われてるんですか?
相談者:
はい。
多分、あたし・・「一緒に、行く」って言っても、「嫌だ」と言われて、同行してないんですけどお。・・うつ病?。そううつ病・・分かりません、私。
森田豊:
うーん・・
(吸って)やはり、そのう・・娘さんから、LINEが何十通も来るってことは、うつだけでは、解決でき、ず・・何らかのお、双極性障害とか、気分障害が、ベースにあるのかなあ?と思うんですよね?
相談者:
・・
森田豊:
あなたの言葉の中から、「アップ、ダウン、が、激しい」という言葉が出てますよねえ?
相談者:
・・
森田豊:
となるとお、(吸って)何らかの、この、気分障害があ・・
相談者:
はい
森田豊:
ってえ。
それでえ、うつ、だけではなくう、テンションが高い時があるから、それこそオーバードーズしてしまったりとか。
あるいは、あなたに・・LINEをいっぱい送ったりとかっていうのがあるのかなあと思うんですね?
相談者:
・・
森田豊:
その情報を、何とか私・・としては、今おかかりつけの医療機関に、伝えてあげたいですよねえ。
相談者:
・・
森田豊:
あなたが聞いている範囲においては、娘さんの病状は、「うつ」って聞いてるんですか?
相談者:
・・うつ、みたいなことは、言ってました。
あのう、難しい病名は、私には、言ってくれない・・
森田豊:
うーん・・うーん。
やっぱ、こ、こ、で、の、一つの、僕が解決策う、につながるかな?と思うのは、あなたがあ、娘さん、のお、
相談者:
はい
森田豊:
気持ちも、まあ・・きちっと重視しながら、一緒に医療機関に行って、娘さんの診断や、娘さんの状態についてきちっとお話をして。きちっと投薬を受けているかどうかを、聞くんでしょうね。
相談者:
・・
森田豊:
(吸って)まあ、これ、一般的な話で、娘さんとは関係ありませんけど。
よくですねえ、「うつ」だというふうに言われて、抗うつ薬を処方される、ことが、多いんですよ。
相談者:
・・
森田豊:
でえ、それはあ、逆にい、あん・・
相談者:
はい、はい
森田豊:
もし、本当の診断がですね、双極性障害だった場合は、逆に、悪化してしまうことがあるんですねえ。
で、娘さんがその例だとは、まああのう、ハッキリは、言えませんけれどお。(吸って)今のあなたの話からすると・・んん・・
相談者:
はい
森田豊:
「うつ」と・・いう話しか、出てこないので・・(吸って)もしかしたら、そんな風にして、薬の調整が必要なのかなあと思うんですね。で、あと・・(吸って)娘さんはですねえ、その、うつの症状は医者に言うんですけれど。本人からはですねえ、その・・テンションが高い時の症状とってのは・・言わない傾向にあるんですよね?
相談者:
・・
森田豊:
だから、それを言えるのは、やはり家族でしかないので。
やはり、きちっとした診断。そして・・治療にはあ、あ、な、た、は、キーパーソンなのかな、と思います。
相談者:
・・
森田豊:
ただ、それであなたが行った上でね、それでも診断が今までと変わらないというケースもあるのでえ。
そこはあのう・・娘さんの、うんん・・まあ、一緒に行くことでね?、娘さんが怒りに、ならないようには、してほしいんですよね?
相談者:
・・
森田豊:
え、どうですかねえ?、娘さんと一緒に、そのお、診療内科、かかりつけの診療内科に行ったりすることは、難しいですかね?
相談者:
・・難しいです。あのう、「絶対についてくるな」って言います。
森田豊:
うーん・・
相談者:
で、すごく、強い・・んですね?
森田豊:
うん
相談者:
で、私・・電話ではダメですか?、先生、そういうことは。
森田豊:
ん?
相談者:
電話で、予約しておいて、
森田豊:
ううんん・・
相談者:
先生がちょっとお時間、空いた時に、
森田豊:
シー(吸って)・・
相談者:
あの、電話で、お話ししてはダメですか?
森田豊:
シーー・・そおおれ、なかなか電話だとお、そのう・・あなたがあ、お母さんなのかどうか?って、個人情報があるしい。
ご本人の個人情報を、あなたに話すことは、できないんだと思うんですね。
だから、唯一医療機関として受けられる方法は、あなたがその主治医に対して、手紙を書くことだと思いますね。
で、手紙を書けばあ、私の主観だけれど、「親としてこう思う」と。
でえ、え、「これを参考に、娘さんの治療を、もう一回、考え直してほしい」と。いうことを、手紙で送る、ことは、とても大事なのかな、と思いますね。
相談者:
・・
森田豊:
まあ、それで、診断が変わるかどうかは、ちょっと、ハッキリは言い切れませんし、何とも言えませんけれどお。(吸って)・・
私もですねえ、今回のケースと違いますけど。
うつだと思って、てえ、薬を出してたらあ、後で、家族と会って、聞いたら、その人はうつではなく、双極性障害だった。
昔・・でいう、躁うつ病だったと。それで薬を変えたら、大きく、前進したという例を、何、度も、経験しているので。
ですから・・まあ、会わないにしても、あなたが情、報、を・・手紙等で、お送りすることは、いいのかなあと思いますね・・
相談者:
・・
森田豊:
(吸って)それからですねえ、旦那さんの・・死ですよねえ。
相談者:
・・はい
森田豊:
精神医学の世界ではね?、やはり、その、配偶者の死っていうのは、あらゆるストレスの中で、人、生、最、大、の、ストレスと、されてるんですよね?
ですから、あなたにとって、娘さんの、精神的なトラブルもありますけれどお。
それと同時にい、やはり・・旦那さんを亡くしたっ・・ということは、今、本当に、ダブルパンチでつらい、人生、を・・の、一部分を、形成しているのかなあと思いますよね。
相談者:
・・
森田豊:
旦那さんの死、に関しては、ん、ん・・中にはね、「10年経っても、20年経っても、悲しい」とおっしゃる方もいらっしゃいますけど。統計的には、大体、4年ぐらい経つとですね、ある程度、自分の生活に、戻っていけるっていうような、研究結果もあるんですよ。
相談者:
・・
森田豊:
(吸って)ですからあ、今、はあ、その、旦那さんの死に、
相談者:
はい
森田豊:
プラス、娘さんのお、病状?・・が、安定しないと、いうところがあるので。
ここ・・一つですね。あと数年・・とにかく、あなたが、しっかり頑張んなきゃいけないと。 (吸って)まあ、特にい、高校1年生のお孫さんと、一緒に暮らしてるわけじゃないですか。
相談者:
・・
森田豊:
でえ・・その孫さんとはうまくやってるんですか?
相談者:
・・はい
森田豊:
うん。
まず、そこを、大切にして。
相談者:
はい
森田豊:
そこを、守るために、あなたはきちっと規則正しい生活もしてえ、健康的な生活を、維持し、て、いかなければいけないと。
で・・そ、こ、が、基本的な、生活なんですよね。
で、そこに持ってきて、最後に、やはり残るのは、娘さんの、精神疾患・・というか、診療内科にかかっている、ところの状態を、もう少し改善しなければいけないのでえ。
ま、どうやって娘さんにアプローチしていいのか、私もハッキリは言えませんけれどお。
今の診療内科の先生に、お手紙を書くか、あるいは別の病院に、「ちょっと私と行ってみない?」と、言ってみるか。
何か、こう・・あなた自身で考えて、この娘さんの方、に、ちょっと力を注いだ方がいいのかな?・・っていうふうに思います。
どう思います?
相談者:
・・もちろん、あの、治して、あげたいし。自分も治りたい、で、す。
「手紙がいい」と先生がおっしゃれば、手紙も、一生懸命書きます。
森田豊:
手紙の中にはね?、どういうことがあったのか。
で、LINEがあ、ええ・・何通。いつ、どんなLINEのお、が、来たのか?、ということを、ま、きちっと書いていくことが大事ですし。
ま、そのことで娘さんとの間も、ギクシャクしてもいけないので、娘さんには一言・・ま、「そういう手紙を書くよ」と。
「あなたの診断のためだよ」と。んん、「あなたの治療のためだよ」ってことを、断って・・なんとか、いい方向にね、一歩進めれば、いいかと思います。
相談者:
・・
森田豊:
(吸って)まあ、旦那さん亡くなって、
相談者:
はい
森田豊:
娘さんもこういうことあって・・まあ、一番、人生で辛い時かと思いますけど。
なんとか数年かけて、良い状態に改善・・できるようにと、私も願っております。
参考になればと思います。
玉置先生に替わります。
(再びパーソナリティ)
(たとえ、親子でも)
医師には守秘義務があるので、
手紙書いても、返事は来ない。
医師の守秘義務は患者個人の情報だけでなく、その家族の構成なども含むため、患者の同意なく家族に情報を提供することは原則として守秘義務違反になる。
ただし、患者本人または家族の生命・身体・財産を守るために必要な場合、あるいは患者が家族への説明を望んでいない場合でも、医師が「必要」と判断すれば、本人の同意なしに家族へ説明することが可能。
私は、(今回の回答者の)回答には疑問が残る(手紙を書いても無駄)。
【相談者が、直接医師に面会し、事情を説明し 、その医師が、「説明が必要」と判断すれば、娘さんの同意なしに、医師は、相談者へ説明することが可能。】
長女は頼れないの?
双極性障害の躁状態は、金遣いが荒くなったり暴力をふるったりすることもあります。行動的になって自死に繋がることも。医師というものは、患者本人の前で言わせようとしますが、本人がいる所では言いにくい話もあるのに、と思います。この娘さんも、同席でお母さんが話した場合、家で暴れたりしそうな気がします。お母さん自身もだだでさえ不安定なのに、高橋先生の方が良いアドバイスをいただけたのではないでしょうか。
難しい相談でしたが、現状では森田さんの言うことを聞きながら落ち着くのを待つしかないでしょう。
ご相談者さんは後期高齢者間近だけに、万が一要介護認定になった際の対策が優先かなあと思います。
72才相談者の45才次女は躁うつ病?で心療内科通院中だが、気分が不安定で、lineで攻めて来ると。
森田先生は次女が受診に同行するのを拒否するなら、主治医に手紙で容態を伝えたほうがよいというアドバイスだったが、自分の実家に帰っている夫がキーパーソンなのではないかと思う。別居していても婚姻関係は継続しているのだから、心配なら、夫に連絡して、夫が主治医と連絡とって面会して容態を把握すべきではないかと思う。