望まれない長女が期待を掛けられ燃え尽きて就業未経験アラフィフに母の罪悪感

テレフォン人生相談 2025年11月15日 土曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女76 長女48とふたり暮らし 夫とは別居中 別に暮らす長男45

今日の一言: 燃え尽きる人は高すぎる理想を持っています。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ・・どうぞよろしくお願いいたします。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
最初に、年齢を教えてください。

相談者:
はい、76歳です。

加藤諦三:
76歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してますか?、お一人ですか?

相談者:
はい。あの・・結婚していますが、7、年、前、に、

加藤諦三:
ええ

相談者:
夫人と、離婚ではなく、ただ、別居生活を始めました。

加藤諦三:
ああー・・そうすっと・・7年間は、

相談者:
はい

加藤諦三:
まあ、別居ですから、お一人で暮らしてるわけですか?

相談者:
え、はい、わたくしと、娘を連れて、一軒家に住んでおります。

加藤諦三:
お嬢さんは、何歳ですか?

相談者:
はい、48歳に、なりました。

加藤諦三:
はいわかりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、それで、どんな相談でしょうか?、ウッ(咳払い)

相談者:
はい。えっとお、主人が、

加藤諦三:
うん

相談者:
あまりの亭主関白で、自分に従えなければ、もう、出て行ってくれて、いい・・というようなこと、と、それから・・

加藤諦三:
それは、あの、「出て行ってくれ」というようなことを、実際に、言葉として、言うんですか?

相談者:
そうです、そうです。結婚してまなしに、そう言われました・・(含み笑い)のでえ。
全てを主人の、言うことに、「はいはい」と従えばいいんだよって言われてたので、従って、やってきてましたしい。

加藤諦三:
ゲホッ(咳)◆#・・

相談者:
子供は、「男の子が生まれるまで産み続けてもらう」って、(含み笑い)言われてましたしい。

加藤諦三:
そ、◆#$

相談者:
女の子がうま・・一子目に生まれたんですけど。「女の子を産んでくれとは頼んでない」とか、(含み笑い)そんなことを言われてました。ッハ(苦笑)

加藤諦三:
それで、あなた、こんなひどい夫・・

相談者:
うんうん

加藤諦三:
離婚しようとは、思わなかったんですか?

相談者:
ええ・・そうですねえ。
離婚したいと思ったものの、やはり私が、離婚してしまうと、里の両親が大変悲しむだろうっていう、思いが、(含み笑い)ありまして。
私は、離婚、へ、の、思いっ切りが、できませんでした。

加藤諦三:
自分が離婚すると、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの両親が、苦しむということ?

相談者:
そうですねえ。あと、世間体でしょうかねえ。あのう・・

加藤諦三:
うん

相談者:
社宅のアパートに入ってましたので。

加藤諦三:
グホンッ(咳)

相談者:
やはり・・あの、社宅う、の、皆さんへの、世間体も、私、気にして・・おりました。

加藤諦三:
(吸って)まあ、大変失、失礼な言い方ですけど、世間体のために、

相談者:
ええ・・

加藤諦三:
生きているようなもんですね?、あなた。

相談者:
あ・・そうですね。そう言われてみれば、そ・・のような感じで、過ごしてまいりました。

加藤諦三:
そうすると・・今、あなた、どう思ってます?

相談者:
・・

加藤諦三:
その、つまり・・自分というものを、殺してですね、

相談者:
はい

加藤諦三:
世間体のためだけに生きてきて、

相談者:
ええ

加藤諦三:
76歳になって、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の人生、どのように思われてます?

相談者:
自分の主体性がない、優柔不断な・・人間だったなあって思うの・・と。

加藤諦三:
も・・

相談者:
それから、今回、ちょっと、ご相談申し上げるのは、

加藤諦三:
うん

相談者:
娘がやはり・・私、そんな辛い中で、主人のその、亭主関白ぶりをしょい(背負い)ながら・・子供を育ててましたのでえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
子供に随分、酷な態度とか、対応とか、辛いいい、ことを、娘に投げかけて、渡してしまっていたなあという、そういう深い反省がありましたので。

加藤諦三:
は、はい

相談者:
私、娘と息子がいて。息子の方は、あの、性格がちょっとこう・・柔な性格なので。

加藤諦三:
うん

相談者:
・・息子に対しては、ちょっと甘い態度だったんですけど。
娘はしっかりもので、いろんな、頭もよく勉強もできましたので、要、求、が、強かったと・・「こういうことならできるでしょう」。「これはこうした方がいいんじゃない」と、結構・・なんて言うんでしょうね、娘、を・・葉っぱをかけるような状態で、生活をさせてしまったなという、深い反省があります・・で、娘は・・

加藤諦三:
こど、む・・

相談者:
し・・はい

加藤諦三:
娘が、しっかり者であってほしいという、ふうに、考えていたので、

相談者:
はい

加藤諦三:
実際に、お嬢さんというのはそんな、

相談者:
はい

加藤諦三:
しっかり者だったんですかね?

相談者:
・・そうですね。あのう、親が言うのはいけない、こと、だと思いますが、とても賢い子供でした。

加藤諦三:
うん・・その、

相談者:
ただ、その、か・・

加藤諦三:
賢い子供であってほしいという、あなたの気持ちを、娘を通して、そう感じていただけで。
あなたは、お嬢さんに対して、いろんな、非現実的な期待をかけていたんじゃないですかねえ?

相談者:
あ、はい。あの、おっしゃる通りだと思います。
っていうのは、私は・・とても、子供の頃から成績が悪いですし、優柔不断な、子供でしたからあ。
あの、親が、私のような子供を、育ててはいるものの、きっと・・満足してないんだろうなあ。そ、れ、な、ら、ば、今度一生懸命しっかりして、私の・・辛かった、悲しかった・・あ、情けなかった気持ちを、娘に味わってほしくないから、じゃあ、娘をしっかり育てて、娘が満足してもらえるように育てようかなって思ってましたので、多分、私の投影を、娘にさせてしまったのかな、と・・先生がおっしゃる通りだと思います。

加藤諦三:
(吸って)うん・・
娘の、立場からすると、辛い・・ですよねえ。

相談者:
(含み笑い)そうです、そうです。で、その、辛さを抱えながら・・今までは、お父さんと、お母さんと、一緒に住んでましたから、自分は爆発させないで済んでた、抑えてたらしいんですが、

加藤諦三:
ええ

相談者:
娘と私2人だけになって、初めて娘が、自分の気持ちを爆発させる、場所を、得た・・と思うんですが。

加藤諦三:
ええ

相談者:
2人生活が始まってからは、娘は、あたくしに・・「こういう対応、こういう対処、言葉・・全てがひどかった」。あな、「あんたは、毒親だったんだよ!」っていう風に、怒り、始めて。

加藤諦三:
うん・・

相談者:
それが、1時間、2時間、明け方まで続くことも、毎回、毎回、ありまして。
娘に、申し訳ない、すまない、かわいそうなことしちゃったなあという、今思いが、十、分、に・・あります。

加藤諦三:
うん・・
で、今日のあなたの相談というのは、どういうことですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
この・・48歳の、お嬢さんのことですか?、それとも・・

相談者:
そうです。

加藤諦三:
亭主関、白、の、夫のことですか?

相談者:
あ、いえ。私の一番の心配は、48歳の娘が、今、体も弱くて十分な仕事もしたことがないですし、

加藤諦三:
うん

相談者:
今、身の回りの、食事とか洗濯は、私が、全部、担ってますので。今後、私が、他界してしまった場合に、(吸って)娘に、「この、一軒家は使って良い。渡してあげるからね」って言っているので、この一軒家で娘が、どのように生活して・・いかれるなだろうか?という、それが心配です。◆#

加藤諦三:
はい、これ、あのう・・法律上の相談ではないですけれども、法律上の相談はもちろんのこと、人間の深い心の動きについても、
色々な、相談に乗っている、弁護士の、坂井眞先生がいらしているので、

相談者:
・・はい、はい。

加藤諦三:
伺ってみてください。

相談者:
はい、ありがとうございます。

(回答者に交代)

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