36年連れ添った良き夫が不倫相手と田舎暮らし。相手は学生時代の彼女

テレフォン人生相談 2015年12月11日 金曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者:  大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女60歳 夫60歳 息子は別居 離婚した娘(同居別居は不明) の上の子ども小学4年が発達障害で、下の子が腎臓の病気

ドリアン助川:
もしもし?、テレホン人生相談です。

相談者:
はい

ドリアン助川:
宜しくお願いしますう。

相談者:
こんにちは、よろしくお願いしますう。

ドリアン助川:
はい、今日はどんなご相談でしょうか?

相談者:
えーっと、わたくし、えーっと、60歳なんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、20年間勤めてた会社を、あの、おととし辞めましてえ、退社いたしましてえ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
これから主人と老後ですね、細々と旅行などしながら、あの…やっていこうと思ったんですけれど、

ドリアン助川:
はい。

相談者:
主人が、一年半前に、不倫が分かってしまいまして、

ドリアン助川:
はい。

相談者:
それで、その女性と、ゆくゆくは一緒になりたいと、言われたんですよね。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
それはあの、去年言われたんですけれど。
それで、あのーわたくし、あの今、娘が一人と、あの息子が一人、一緒には住んでいないんですけれど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
娘の方が離婚しておりまして、

ドリアン助川:
ええ。

相談者:
それで、上の子がちょっと、あの、長男、小学四年生なんですが、発達障害なんですよね。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
で、下の子が、これまたあの、大病であの、腎臓が一つ動いていない病気を…あのお、持ってますんですよ。

ドリアン助川:
はい。

相談者
それであのお、その娘の、援助もしてあげないといけないんですよね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それがもしも、あのお、主人がその方と一緒になるとしたら、そういう事も出来なくなってしまうんですよね。

ドリアン助川:
はぁ。

相談者:
で、その女性は、あのー、昔の…彼女らしいんですよね。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
で、その一年半前に、この今住んでる家の方に、来て、あの、主人が出てくるのを待ってたらしいんですよね。

ドリアン助川:
うん…。

相談者:
で、それで、主人は、孫と、あのお、自転車屋さんに行くところを後からつけてきてえ、連絡を取り合ったみたいなんです。

ドリアン助川:
ご主人は、お幾つですか?

相談者:
60歳です。

ドリアン助川:
同い年同士?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
結婚されてどれくらいなるんですか?

相談者:
えーと、結婚、今年で36年目です。

ドリアン助川:
36年

相談者:
はい

ドリアン助川:
連れ添ってきたご夫婦なのに。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
一年半前からその、不倫が始まったと?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
で、このお、ご主人が好きだと仰ってる方はあ、

相談者:
はい

ドリアン助川:
家庭がないんですか?

相談者:
はい、今はあのお、離婚されてえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
お嬢さんが3人いらっしゃるんですね。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
で、その一番上の方と、一緒にい、あのお、暮らしてらっしゃるそうです。

ドリアン助川:
はぁはぁはぁ
で、この方お幾つですか?

相談者:
あ、あの60歳です。

ドリアン助川:
あ、この方も60歳。

相談者:
はいぃ。

ドリアン助川:
で、昔、ご主人が付き合ってた人?

相談者:
付き合っててえ

ドリアン助川:
ええ

相談者:
なんか、主人がフラれたらしいんですよね。

ドリアン助川:
これは、あなたと知り合う前ですか?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
大学生の時です。

ドリアン助川:
大学生の時に?

相談者:
はい。

ドリアン助川:
はい。
ま、そういう事があったにしろ、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
えー、これまで、その夫婦生活、家庭ってのは割と円満に来たわけですね?

相談者:
そうですねーあの…

ドリアン助川:
1年半…

相談者:
一緒に犬の散歩したり、

ドリアン助川:
うんー。

相談者:
孫たちも子供たちも、すごく大事にしてくれた、

ドリアン助川:
はいー。

相談者:
主人だったんですけどね。

ドリアン助川:
それが、この方と今後は一緒に暮らしたいと?

相談者:
そうですそうです。

ドリアン助川:
あー

相談者:
すごくなんか、大学生の時に初めて付き合った方らしいので、すごく青春時代で、良い思い出がたくさんある方みたいで。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
でも、旦那さんはそのー、毎日ご家庭に戻ってらっしゃるんですよね?

相談者:
今は戻って来てるんですけれど、

ドリアン助川:
はい。

相談者:
あの、月にい、2回ほどですか、金曜日の夜から、金土日と、その方あのお前のご主人と、一緒に暮らしてらして、あのー、お家が田舎にあるんですよね。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
どこかちょっとわたくしはまだ知らないんですが、そこに行ってるみたいです。

ドリアン助川:
うんー。まあじゃ、そこで二人、

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
ええ、週末…。

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
うーん、なるほど。
お子さんから、なんと仰ってますか?

相談者:
うーんと、上の子は、あのー、娘なんですけれど
「そういう事しても、どうせ、幸せにならないから」

ドリアン助川:
うん

相談者:
「きっと、不幸になるから、お母さんがんばって」
って(泣)

ドリアン助川:
うんー。
その、お父さんが、

相談者:
そう
「不倫なんかしても、いいことないから」

ドリアン助川:
うんー
まぁ、あなた、不倫したでしょー?ってことで、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
話が、こう、ま、出た時にですね。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
旦那さんの方から、向こうと一緒になりたいんだみたいなこと、

相談者:
そうですね。ゆくゆくはなんか、なりたいって…言ってましたね。

ドリアン助川:
ゆくゆくは、という言葉だったんですか?

相談者:
はい、今はあのお、退職いたしましてえ、

ドリアン助川:
はい。

相談者:
今は嘱託なんですよね。

ドリアン助川:
はい。

相談者:
それで会社に行っておりまして、それが5年間なので、その5年経ったら、その方と一緒に田舎の方で…
元々主人、田舎で暮らす事、そういいう生活、田舎暮らしが、に、憧れていましたので、それで、そのように言いました。

ドリアン助川:
それで、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
具体的は?

相談者:
それで、

ドリアン助川:
はい。

相談者:
離婚…も考えたんですけど、やっぱり、この歳ですからねぇ、離婚するのもなんなんですけれどぉ

ドリアン助川:
うん。

相談者:
えーっと、娘の事もありますしねぇ。
援助してあげられ…、いつ下の子が、腎臓が悪いから、手術とかいう場合になるかも知れませんので、

ドリアン助川:
はい。

相談者:
そういう時にやっぱりお金というものが必要なので、

ドリアン助川:
うん。

相談者:
主人がいないとやっぱり困りますので。

ドリアン助川:
はい。出来れば離婚はしたくない?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
うーん。
そうですね、貴方としては

相談者:
はい。

ドリアン助川:
貴方からの積極的な動きによって、

相談者:
はい

ドリアン助川:
彼女と旦那さんとの、まぁ、別れを、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、まで持ち込みたいと。

相談者:
でも、今のところ無理だと思います。
も、主人は全く。

ドリアン助川:
うんー。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
もう今、じゃあ、

相談者:
はい

ドリアン助川:
何を話しても、

相談者:
そうですね

ドリアン助川:
聞く耳持ってくんないという状況ですか?

相談者:
そうですね

ドリアン助川:
で、この時離婚の話は出ました、よね?

相談者:
離婚の話は、だから、離婚は出来ないと、私は今、言っています。

ドリアン助川:
しかし、旦那さんはゆくゆくは…なんて言っているわけですね?

相談者:
そうですそうです。

ドリアン助川:
で、もし、ま、仮にそうなった場合は、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
慰謝料だの、何だのって生じますよね?

相談者:
はい。

ドリアン助川:
そういう話はまだしてないんですか?

相談者:
は、してません。

ドリアン助川:
していないですか?

相談者:
はい。

ドリアン助川:
ああー…分かりました。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
この、60という年齢近くまで、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
二人で仲良くやって来たのに、

相談者:
はい、

ドリアン助川:
昔の、彼女が、出てきてしまって、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
ゆくゆくは一緒になりたいなんて言ってる訳ですね?

相談者:
はい。
そうです。

ドリアン助川:
出来れば離婚したくない?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
でも…、という考えもありますね?

相談者:
…はい。

ドリアン助川:
はい、では今日の回答者の先生にご相談したいと思います。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
今日の回答者、弁護士の大迫恵美子先生です。

相談者:
はい

ドリアン助川:
宜しくお願いします。

相談者:
宜しくお願いします。

(回答者に交代)

36年連れ添った良き夫が不倫相手と田舎暮らし。相手は学生時代の彼女」への3件のフィードバック

  1. この相談中々インパクトがあってよく覚えてた
    どんなにコツコツと積み上げても学生時代の恋人に持っていかれたら堪ったもんじゃない
    というか人生の意味さえ全く見失う
    この不倫相手の女も宇宙人みたいだし旦那も
    宇宙に連れ去られて最早人間ではないような
    あの奥さんには悟りの境地で幸せに余生を過ごしてほしいです

  2. この読む…からテレフォン人生相談を知り、大迫先生の昔の回答もみたいと適当にバックナンバーを遡って来てみました。大迫先生も管理人さんも、切れ味良くて楽しい。
    娘の離婚、孫の発達障害、重病。
    そして旦那のまさかの狂い咲き。
    この相談者の方、高齢になってからの試練がこんなにも目白押しになるとは。でも現実なんてそんなものかも。ここを読んでると不幸の集中攻撃にあってる人がたくさんいる。
    まだ中年でも年々人生が厳しくなるし、全く他人事ではない。この相談者は孫の心配してるけど、介護問題は大丈夫なのか。そこまで背負ったら大変だ。人間不信さん同様、ご多幸を願う。

  3. 娘の離婚、孫の発達障害、重病。
    そして旦那のまさかの狂い咲き…
    高齢になってからの試練がこんなにも目白押しになるとは気の毒すぎる。
    子どもや孫のトラブルには真摯に対応したいけど、この旦那の暴走には心煩わせる価値がないよなあ。
    さっさと離れたいな私だったら。
    あと、この相談者は自分の親とかの介護問題は大丈夫なのかな。
    この状況で介護まで負ったら、普通もう精神が耐えられないな。
    なんとか難局を乗り切って、人間不信さん同様、今頃は穏やかに暮らしていることを願う。

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