「ほら」が口癖の女の深層心理。「迷惑掛けたくない」が意味するもの
テレフォン人生相談 2016年1月25日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)
相談者: 女46歳 22歳の息子と二人暮らし 夫は20年前に他界
今日の一言: 他人に、迷惑がかかることの恐怖は、怒りの間接的な表現です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢を教えてください。
相談者:
はい、46歳です。
加藤諦三:
46歳。
結婚してます?
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
えーと、ご主人何歳ですか?
相談者:
あのお、な、早くに亡くなりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
私と子供お、だけにな・・
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、ご主人亡くなられてから何年ぐらい経つんですか?
相談者:
20年ぐらい。
加藤諦三:
20年ぐらい?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今、お子さんと2人ということですけど、お子さん何歳ですか?
相談者:
22です。
加藤諦三:
22歳。
男の子?女の子?
相談者:
男です。
加藤諦三:
男の子?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな、相談ですか?
相談者:
えーとー、私、あの、会社に勤め、ておりまして、
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
あのお、仕事でえ、ミスがあ、目立ってきたんです。
それで、あの、周りに、迷惑をかけているので、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ、会社から見たら、お荷物状態なのかな?ということで、
加藤諦三:
はい
相談者:
あとそれえ、そのせいもあったせいか、ストレスで、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、体調、悪くして、
加藤諦三:
うん
相談者:
休職う、してえ、るんですけど。
加藤諦三:
あ、今休職中なんですか?
相談者:
うん、うんうんうん
加藤諦三:
はいはい
相談者:
それでえ、もう、今までその、迷惑かけたこともあったし、
加藤諦三:
ほお
相談者:
それでこう、今後のことも考えて、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、転職を、と思って考えー、てました。
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、ウフッ、ところが(笑)、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの・・もう1か月?
加藤諦三:
はい
相談者:
あの・・あの、「判断がそこじゃ早いので、」
加藤諦三:
うん
相談者:
「あと1か月、もう1か月考え直してくれないか?」って言われまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
会社の方(ほう)からですね?
加藤諦三:
はい
相談者:
それえー、でえ、そ、まあ、その、時は、もうほんとに自分としては、もう転職するつもりで、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんですけど、だんだん日が経つにつれて、
加藤諦三:
うん
相談者:
こう、新しいことへ、足一歩踏み出す、この不安と言いますか、
加藤諦三:
うーん、それあ、新しい一歩ってのは不安ですよ、誰でもねえ?
相談者:
うーん。
そして一般論で言えば、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ今勤めてる会社があるんだから、
加藤諦三:
うん
相談者:
またそこで?
加藤諦三:
うん
相談者:
勤めたら、いいんじゃないかって、ほら、今、
加藤諦三:
うん
相談者:
就職すごく今日も厳しい、からあっていう、
加藤諦三:
うん
相談者:
こともあるんでしょうけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
それで年齢も年齢えー、ですからね?
加藤諦三:
はい
相談者:
んん、でも、その何ていうんだろ、周りの、お、気持ちを考えると、今度自分としては、もう、会社に気持ちはないんだけど・・
加藤諦三:
会社に気持ちがないってのはどういうこと、ですか?
会社がもう好きではないっていうこと?
それとも・・
相談者:
ほら、会社で、も、もう1回、頑張っていこうかっていう?
加藤諦三:
あ、今の会社でもう一度頑張っていう気持ちはもうないということ?
相談者:
う~ん、まあ、それはほら、今のほら、ストレス状態のせいがあるんだかどうかは分からないんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
エネルギーが?もう、そういうエネルギーがなく、
加藤諦三:
う~ん
相談者:
ていう状態で、
加藤諦三:
うん・・
今体調を、崩してるという、ことですけど、ん、あの、具体的に言うと、どういう、なんか、体がだ、だるいとか・・頭痛がするとか、なんかそういう、どんな状態ですか?
体調。
相談者:
あ、あの、ストレスによって、あのお、
加藤諦三:
うん
相談者:
軽い、適応障害・・
加藤諦三:
うん。
でえ、ていうことはお医者さんに、行って・・
相談者:
はい、通院して・・
加藤諦三:
あ、今通院してるんですか?
相談者:
うん、はい
加藤諦三:
したらその、お医者さんが、「適応障害だ」という言い方したんですか?
相談者:
んん、そうです。
加藤諦三:
ふうん。
それで今、今日の相談ていうのは、ま、こういうような状態で今、休職中だと。
相談者:
うんうん・・
加藤諦三:
どうしたらいいでしょうか?ってことですね?
で、会社からは、「もうこのまま辞めてくれ」って言われているんではないんですよね?
相談者:
ん、「辞めてくれ」、とは言われていません。
ん、ただ私の気持ちとしては、やっぱりほら、「また?そういう迷惑をかけてしまう・・じゃないかなあ?」と思い・・
加藤諦三:
うん。
人に迷惑をかけるのがすごく怖いんでしょ?
相談者:
うん、そうですね、怖いというか、また、おんなじことになってしまっては、折角、そうやってねえ?会社の方(かた)も、「もうちょっと・・が、辞めないで頑張ったらいいんじゃないかあ?」って言われたことに対して、その・・気持ちに答え、られなかった時の・・方が辛いのかなあ、と思って・・
加藤諦三:
うん。
うん、期待に応えられない不安があるということですよね?
相談者:
うん、そうそうそうそうそう
加藤諦三:
え、ですから、それで今はもう、どうしようか?にっちもさっちも、分かんなくなってるということね?
相談者:
その日によって、あ、やっぱり・・ほら、転職した方がやっぱり、良いんだって思ったり、
加藤諦三:
ええ
相談者:
なんか、ほんとに、ねえ?周りの意見を聞かないで、自分の?あの・・気持ちに素直になって行動して?
加藤諦三:
うん
相談者:
ほんとに後から良かったんだろうかって言えるかーっていう、そこの、かっさいですよね(笑)
加藤諦三:
ん、そう、そうですか、そうですよね。
要するに、メーリーゴーランドみたいなもんで、
相談者:
うん
加藤諦三:
おんなじところを、ぐるぐる、ぐるぐる、回ってんでしょ?
相談者:
ウフッ’、ああ、そうだと思います、フフ(笑)
加藤諦三:
ねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はスタジオに、幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしてるので、
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
あ、はい
(回答者に交代)
「適応障害の症状は、ストレスを抱え変調をきたしている人みんなに表れる」
「迷惑やお荷物になる」を必要以上に気にする場合は、心の中に怒りがある。
どちらもいろんな意味で考えさせられました。