ブラック企業?タイムカードを6時に押して退社は11時。辞めずに改善したい
テレフォン人生相談 2016年4月2日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 男34歳 妻30歳 結婚して4年 子どもはいない
今日の一言: 自分の身を守る、それには、世の中には色んな人がいるんだということを、しっかりと覚えておくことです。
加藤諦三:
もしもし?
テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、もしもし?
お世話になります。
加藤諦三:
はい。
最初に、年齢を教えてください。
相談者:
34歳です。
加藤諦三:
34歳。
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
30歳です。
加藤諦三:
30歳。
お子さんは?
相談者:
は(わ)、いません。
加藤諦三:
で、結婚してから何年ぐらい経つんですか?
相談者:
えー、結婚して4年、ですね。
加藤諦三:
あ、そう、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
仕事お、の件でして、ご相談だったんですが。
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、1か月、2か月ほど前から、
加藤諦三:
はい
相談者:
残業お、について、結構、会社あ、から言われてまして、はい。
加藤諦三:
会社から言われてるってのは、何を言われてんの?
相談者:
あのま、残業代い、が出ないような感じになってきてんですね。
加藤諦三:
「『残業をしてない』と言え」といわれてるということ?
相談者:
そういうことなんですね。
結局、まだ、残務整理があるけど、
「定時になったら打刻をして、で、そこから先はまた仕事お、を続けたければ続けてくれ」みたいな感じの。
加藤諦三:
現実には残業してるわけですね?
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
だけれども?「それを残業してないということにしてくれ」ということ?
相談者:
そういうことですね。
加藤諦三:
面白い話だね。
相談者:
はあい。
あの、結局う、社内で、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう、なんか、残業に関する書面ていうのは、
加藤諦三:
はい
相談者:
回ってるんですね。
「営業社員は何時間、事務社員は何時間まで」っていうことでは書いてあって、「そこから先いーは、とりあえず出しますよ」っていう風に、会社側は、書面では残してあるんですけど。
加藤諦三:
そうすると例えば、営業は、残業、については3時間までと、3時間以上の残業はいけないという風になってるわけですね?
相談者:
そうですね。
でも、だあ、とお・・
加藤諦三:
だけれど、現実には残業が、5時間になってると?
相談者:
5時間とかそれぐらい、普通にあるので、
加藤諦三:
ええ。
2時間ていうのはサービス残業で、「しないことにしろ」と、ということを、誰からか、上司からか言われてるわけではないの?
相談者:
上司が、結局その会社あー、側から、ちょっと、そういう風な通達を受けて、で、その、直属の上司からの、口頭での、指示が、ありまして。
加藤諦三:
ま、例えば、今、あなたが係長とすると、課長から、まあ、あなたあ、は営業か、どこだか知りませんけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
ま、例えば3時間としますね?
相談者:
はい
加藤諦三:
でえ、5時間働いたと。
相談者:
はい
加藤諦三:
「だけどこれ、2時間はなしにしろよな」と、直属の上司から言われてると?
相談者:
そうですね。
なのでえ、もう、定時の時間になると、「早く打刻してくれ」って。
どうし・・
加藤諦三:
定時の時間っていうのはその、帰る時間っていうこと?
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
普通は何時に帰ることになってんの?
相談者:
定時は、6時なんですね。
加藤諦三:
あ、6時?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
でも、実際には、打刻はその時間にしてるけど、帰るのはもう、10時、11時が当たり前っていうような感じで。
加藤諦三:
ああ、10時、11時が?
相談者:
はい
加藤諦三:
それぐらいが、当たり前っていうことは、週に、2、3回はそんな感じということ?
相談者:
ほぼ毎日、になってますね、今は。
加藤諦三:
で、あなたの方は、
相談者:
はい
加藤諦三:
だから上司に、なんか、
相談者:
はい
加藤諦三:
言いにくいと?
上司もまた会社から言われてるからっていうこと?
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
で、周りの仲間はどう言ってんですか?
相談者:
周りもやっぱりおんなじように、あの、その時間までやってるんですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
ま、中にはそのお、ある程度自分の仕事が、終わった段階で帰る人もいたりとか。
あと、時にはそのお、何かしらの、個人的な予定があって、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、「どうしてもそこお、に行かなきゃいけないから、今日はもう、申し訳ないけど帰らせてくれ」って言って、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、帰る、方もいるんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
でも、大体はもう、なんか、雰囲気的に帰れないっていうか、
加藤諦三:
帰れない、んー。
相談者:
っていうような感じで、どうしてもこう、き、機械やって、結局なんか、残ってるっていうか、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、当然、やることもあるから残ってやってるみたいな。
加藤諦三:
そうすとね、朝は何時?
相談者:
朝は、9時出社ですね。
加藤諦三:
9時ぐらい、ぐらい?うん。
相談者:
9時には、はい。
加藤諦三:
ということはね、
相談者:
はい
加藤諦三:
通勤時間考えると、
相談者:
はい
加藤諦三:
もし11時じゃなくて10時としてもね、ま、30代といえ、これはまだちょっとキツイですね?
相談者:
そうですね。
で、特にあのおー、私い、が1人だったら、まだっていうところもあるんですけど、やっぱり妻あ、を待たせ、てるので、
加藤諦三:
うーん
相談者:
ちょっとその辺も、なんか家族がある身としては、ちょっと、どーかな?って、ちょっとやっぱり考えたりします。
加藤諦三:
うーん。
そうすとお、奥さんが待ってることも、気になるということか?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
あの、年齢えー、もやっぱりあって、ちょっと転職も、今あー、は、考えーるのも、ちょっと難しいかなと思って。
加藤諦三:
ん
相談者:
であれば、もう今の仕事お、で続けていかなきゃっていう気持ちもあるので。
加藤諦三:
ええ
相談者:
はい
加藤諦三:
それで何人ぐらいいるんですか?会社。
要するに周りの雰囲気っていうか、何人ぐらいの会社で、そういう、雰囲気にな、るのかしら?
相談者:
あ、えーとおー、パートの方が1人と、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、私いーを含め、正社員が4名。
加藤諦三:
うーん。
で、別にい、ちょっと言葉悪いけど、ブラック企業ていうわけではないんでしょ?
相談者:
うーん
加藤諦三:
ブラック企業に近いの?
相談者:
近いんじゃないかな?って。
実際あのおー、ま、入社してから、
加藤諦三:
はい
相談者:
周りの人から聞いたりするう、と、やっぱり、「ブラックじゃないの?」っていう、風な感じでは言われますね。
やっぱりあのお・・
加藤諦三:
あ、周りの人というのはあれ?
例えば、学生時代の、
相談者:
はい
加藤諦三:
友達と、会って話した時とか。
相談者:
そうですね、そうなんです。
加藤諦三:
「ブラックじゃないの?」ということね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
ほーん・・
相談者:
でえ、実際あの、私も入社して、ちょっと、書面で回ってることと、口頭でえ、伝えられることっていうのが、矛盾、が結構多くて。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい。
で、特にあの、やっぱりこう、書面でしてしまうと証拠が残るじゃないですか?
加藤諦三:
そりゃそうですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから悪いことする人ってのは、みんな、あの、証拠残さないから。
相談者:
はあい。
で、結局その、口頭でえ、言ってきて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、いざじゃあ、こちらが、と、まあ、何かしら、ま、訴える、つもりはないんですけど、ま、例えば訴えを起こすってなれば、
「いや、そんなことは、社員が勝手にやったことだ」
っていう風に、言ってしまえば、なんか逃げ道もあるっていうような。
加藤諦三:
だけど、「言ってしまえば」って言うけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
10時まで働いてたら何らかの証拠は残るよね?
相談者:
そうですね、実際あのおー、会社あ、のそのセキュリティー、ていうか、
加藤諦三:
はい
相談者:
ありまして。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、当然、誰かしら帰らないと、会社も閉められないじゃないですか?
加藤諦三:
はい
相談者:
なので、ほんとに帰った時間、に、やっぱりセキュリティは発生しますし、
加藤諦三:
ええ
相談者:
でも実際、打刻する時間はこの時間。
で、あの、ちょっとそこで、時間差っていうことで、あるからまあ、それは証拠としては残るのかなと思うんですけど。
加藤諦三:
だってパソコン使ってれば、何時に使ったってのは分か・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
ですよね?
連絡、メールの連絡なんかは、
相談者:
はあい
加藤諦三:
したりすれば、ん・・
相談者:
そうですね、はい。
実際、パソコンでのやり取りも結構ありますので。
加藤諦三:
うーん。
で、あなたとしては、まあ、全部サービス残業だと?
相談者:
はい
加藤諦三:
だからといって、会社を移る、つもりはないと?
相談者:
つもりはないけど、でもまあ、何かしらあ・・改善策じゃないですけど、なんか・・あのお・・ああう・・
加藤諦三:
うん、要するに、あの、この状態で、私がどういう、行動ができるでしょうか?っていうことね?
相談者:
そういうこと、ですね、はい。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに、弁護士の、大迫恵美子先生がいらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
あはい
(回答者に交代)
いつもこの弁護士のときに思うんだけど、真面目に相談してるのに鼻で笑いながら見下したみたいに答えるのが聞いてて不快。
なにも分からずに相談してるんだから、当たり前でしょ?みたいに笑うのやめろ。