中学の同級生の彼女と10年付き合っても結婚にたどり着けない男29歳への指針
テレフォン人生相談 2016年5月30日 月曜日
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:男29歳 独身 付き合って10年の中学の同級生の彼女
今日の一言: 人生に魔法の杖を求める、これを神経症的要求と言います。
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい。最初に年齢教えてください。
相談者:
29歳です。
加藤諦三:
29歳。えー、結婚ですか、あ、してます?独身ですか?
相談者:
えっと、独身です。
加藤諦三:
独身ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今、そうすっと一人で暮してるの?それとも家族で?
相談者:
えっと、一人です。
加藤諦三:
一人で暮らしてんの?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、ご両親はまだ、あれですね、ご存命ですね?
相談者:
あ、います。はい。
加藤諦三:
当然働いてるわけですね?一人で暮らして・・
相談者:
働いてます。
加藤諦三:
はい、わかりました。
そいでどういった相談ですか?
相談者:
あのお、彼女とのことなんですけど、
加藤諦三:
はい、彼女は何歳ですか?
相談者:
えっと同い年です。
加藤諦三:
同い年。
相談者:
はい
加藤諦三:
彼女の、どんなことですか?彼女との。
相談者:
半年くらい前に
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、プロポーズをして、で、OKをもらったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、だいぶ待たされとって・・
加藤諦三:
はい。
だいぶ待たされたっていうと半年間、待ったっていうことね?
相談者:
そうです。
さあ、結婚の挨拶に行こうっていう前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
「まず一人で帰って親に報告してくる」って言ったんです、彼女が。
加藤諦三:
ということは彼女はまだ、あのおご両親に、
相談者:
はい
加藤諦三:
プロポーズされてるとか結婚したいとかそういうことも言っていないということですね?
相談者:
言っていなかったです、はい。
加藤諦三:
言っていなかったということね。はい。
相談者:
はい
加藤諦三:
これま、半年前にプロポーズしたっていうことですけど、付き合い出したのはどのくらい前?
相談者:
10年くらい、経ちます。
加藤諦三:
10年?
相談者:
はい
加藤諦三:
だいぶ前ですね。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
ということは、かなりお互いに知り合ってる部分ってのはあるわけですよね。
相談者:
あの、同級生なんです。
加藤諦三:
同級生・・高校の同級生かなんか?
相談者:
ああ、中学の。
加藤諦三:
中学の同級生。
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは、もう幼馴染みたいなもんですよね。
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
それで、これだけはっきりしないってのはどういうことなんでしょうね。
相談者:
向こうの両親があ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ものすごく反対しとんです。
加藤諦三:
ん?両親が反対してるっていうのはどういうことですか?
相談者:
あの~。
加藤諦三:
さっきだと両親のところに説明に行くって僕聞いたんだけど、そうじゃなくて?
相談者:
ああ、そうです。
最初はあの、3年くらい前に
加藤諦三:
はい
相談者:
つきあっとることを彼女の両親に
加藤諦三:
ああ・・
相談者:
「話ししに行こう」って、いうときに彼女が一回帰ったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、そのとき反対されて、
加藤諦三:
ああ、なるほどね。はい。
相談者:
はい。で、別れろって言われて
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それでもちょっとつきあっとったんです。
加藤諦三:
はい。あの~、中学校の同級生でね?
相談者:
はい
加藤諦三:
その、両親が別れろって言うのはどんな理由があったの?
相談者:
まあ、僕があ、過去色々とちょっと・・遊びよったりとか、やっぱ学生のころとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
二十歳くらいのときとかってやっぱ色々遊ぶじゃないですか。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
その遊びよったことが気に食わんらしくって、
加藤諦三:
二十歳の頃の遊びっていうのまで、両親は知ってたっていうこと?
相談者:
えっと、そうですね、はい。
加藤諦三:
うん、わかりました。
相談者:
それであなたの今日の相談・・っていうのはどういうことですか?
も、プロポーズまでしてえ・・
相談者:
OKをいただいて、
加藤諦三:
あ、もう、彼女はOKて言ってんですか?
相談者:
そうです、はい。
加藤諦三:
で、なんでその、こんなにもめるんですかね?
相談者:
ま、親の一方的な反対と、
加藤諦三:
うんん
相談者:
周りから、そんな情で結婚するのはやめときよ、とか。
加藤諦三:
・・ううん、うん。
相談者:
そういうの色々言われたら・・
加藤諦三:
や、だからその、情で結婚するのんはやめときよ、とかなんかいうんだけどれも、あなたの話を聞いてるとね、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか話してないことっていうのはあるんですか?
相談者:
話ししてないことはないです。
加藤諦三:
と、あなたの今日の相談っていうのは?
結婚しないでいるのは両親をどう説得したらいいかっていうこと?
相談者:
それと、彼女自身が、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう僕のこと好きかわからなくなったって言われたんです。彼女に。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
それで、どうしたらいいかなって思ってえ。
加藤諦三:
ま、好きかどうかわからなくなったって言われたらあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
面と向かって言われたわけね?
相談者:
そうです。でも、「色々と他の男の人を見て」
加藤諦三:
うん
相談者:
「もう一度あなたがよかったら戻ってきたい」って言われたんです。
加藤諦三:
うん。
で、指輪とか、あるいは式場を決めるとか、なんかそういう話は 、
相談者:
はい
加藤諦三:
具体的な話っていうのは、なんかあったんですか。
相談者:
指輪はそのお、1年前に、買いました。
二人で見に行って。
加藤諦三:
・・だって、半年前にプロポーズしたってさっき言ったでしょ?
相談者:
半年前プロポーズしました、はい。
加藤諦三:
で、1年前に見に行ったっていうのはどういうことですか?
相談者:
結婚したいねっていう話を二人でしてて、で、先、指輪を買っとこっていう話になって
加藤諦三:
じゃ、
相談者:
指輪だけは買うて、僕、持っとったんです。
加藤諦三:
「結婚しよう」と。
「結婚して下さい」と言う前に、
相談者:
はい
加藤諦三:
二人して、
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚しようね、っていう話はしてたんですね。
相談者:
してました。
3年間同棲しとったんで。
加藤諦三:
3年間同棲してたあ?
相談者:
はい。
加藤諦三:
さっき、なんか隠してることないっつたけど、だいぶん、じゅ、大切なあれなんですよ。
相談者:
ああ、すいません。これはあの同棲しよったっていうのは、向こうの両親は知らんのですけど。
加藤諦三:
さ、さ、3年間同棲していて、
相談者:
はい
加藤諦三:
で、「結婚しようね」、ってこれ大変なことですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
二人で「結婚しようね」って言って、その指輪を見に行ったっていうことは。
相談者:
はい
加藤諦三:
さっき僕は、なんか重要な情報を話してないことない?って言ったときに、
相談者:
はい
加藤諦三:
まったく、こういう話は出てなかったんですけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたから見ると、この話を相談するときにい、
相談者:
はい
加藤諦三:
3年間同棲してたとか、「結婚しようね」と言った、あ、お互いに言って、指輪を買いに行ったとか、私は指輪を買ったとかっていうことは・・重大でないことというふうに思ったわけ?
相談者:
・・・いや、それは思ってはないんですけど。
加藤諦三:
・・・っていうことは、こういう重大なことを言わなくても、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか自分にとって望ましい回答をしてくれるんじゃないかな?ってことを予想したっていうことね?
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
なんか・・魔法の杖みたいな回答が欲しいっていうことだよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
っていうことですよね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい!
魔法の杖って言われると非常に難しい相談ですけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオにい、
相談者:
はい
加藤諦三:
魔法の杖を持ってる弁護士はいないと思うんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
もしかすると持ってらっしゃるかもしれません。
弁護士の中川潤先生に伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)