回避性の人格障害。大人に成りきれない孫への対応
テレフォン人生相談 2014年11月15日 土曜日
相談者: 女70歳 夫70歳
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者:
24歳になる外孫のことなんですけども。
今井通子:
はい。
相談者:
母親と今、3人で暮らしているものですから・・私はお婆ちゃんなんですけとも、別居ですので・・色々、後で話を聞いたりしてるんですけども。
今井通子:
男のお子さん、女の・・
相談者:
男の子です。
今井通子:
男のお子さん、はい。
あなた方はご夫婦2人で生活されてんの?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
でえ、お嬢さんのお子さん・・ご相談はお嬢さんのお子さんのことですね。
相談者:
そうなんです。
はい。
今井通子:
で、お嬢さんは何歳?
相談者:
48歳です。
今井通子:
48歳。
相談者:
はい。
今井通子:
ま、ご相談の息子さん、24歳と、それから・・
相談者:
妹が居るんです。
今井通子:
妹さんね。
何歳?
相談者:
22歳です。
今井通子:
22歳の妹さんと、3人暮らしなんですね?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
そうすると、あなたのお嬢さんには、ご主人はいらっしゃらないの?
相談者:
6年くらい前に離婚しました。
今井通子:
ああ、なるほどねえ。
相談者:
はい。
今井通子:
そうすると、もう24歳ですから、坊ちゃんはいいとしても、22歳のお嬢さんはまだ・・
相談者:
あ、大学生で、あの県外で一人暮らししています。
今井通子:
(一人暮らし)してらっしゃるのね。
ということは、お母さまっていうのは・・あなたのお嬢さんが、一人で働いて、面倒看てらっしゃるってことですか?
相談者:
そういうことです。
今井通子:
ふうん。
それで、どうなさいました?
相談者:
大学3年生・・で、一度留年しまして、その後、足踏みして・・一年やったんですけど、退学しまして・・仕事にちょっと就いたんですけども。
今井通子:
はい。
相談者:
4ヶ月くらいで辞めてしまって・・2ヶ月くらい、本人が辞めた事を内緒にしてたもんですから。
今井通子:
ほおう。
相談者:
親も、作業着の汚れ具合がおかしいな、っていうのを感じていたらしんですけども。
今井通子:
ううん。
相談者:
本人に問い正したら、また、元の所にお願いして、また、復帰するように、手続きをとったらしいんですよね、本人が。
今井通子:
ああ、なるほど。
相談者:
それで、2ヶ月くらいは勤めてたんですけども、結局、辞めてしまって。で、今回は母親に相談しまして、やっぱり、ちょっと仕事が向かないから・・辞めたいからっていうことで、話をしたらしいんですけども。
今井通子:
はい。
相談者:
そのときに母親は、強く叱って・・いつまでも、ちょっと嫌だからって辞めたりして、なんていうことで、きつく叱ったらしいんですよね。
今井通子:
はい。
相談者:
今後、こういうことがあるんだったら、一人で暮らしなさい、って言って。
今井通子:
はい。
相談者:
世の中、どんなに大変か、自分で経験しなさい、っていうようなことで、突き放すような言い方をしたらしんですよ、そのときに。
でえ、本人も、分かった、って、今度こういうことがあったら、お母さん、家に置いてくれないんだったら、僕は、お婆ちゃんのとこでも、お世話になろうかな、っていうことは、そんときに言ったらしいんですけどね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
でも、今回は、家に居なさい、っていうことで、また違う仕事を、本人が探してきて、そこへ勤めることになったんですけども。
今井通子:
はい。
相談者:
やっぱり2ヶ月くらいで・・今回も母親は、通ってるもんと思ってたら、
今井通子:
また、辞めちゃった・・
相談者:
10日くらい前なんですけども、帰って来ない・・夜がありまして、本人が。
今井通子:
はい、はい。
相談者:
連絡が全然取れなくなっちゃったから、会社の方へ、欠勤届をするように、あのお、連絡を取ったら、もう2週間くらい来てないですよ、って、また言われたらしいんです。
今井通子:
はい。
相談者:
だから、会社の方は、退社の手続きに入っています、って言われたもんですから、ビックリして・・一週間くらいですかねえ・・
今井通子:
はい。
相談者:
あのお、連絡が取れなくって・・ま、娘とも、最悪のことも考えたり、色々して・・そしたら、よく遊ぶ、3、4人の・・お友達がいましてね。
今井通子:
はい。
相談者:
その中の一人の子が、本人と連絡が取れたと言って、母親の方に電話が入りまして。
でえ、本人が・・全然電話にも出たくないし、
今井通子:
はい。
相談者:
あの、メールも、読みたくない、ってことで、その子・・が、内緒で母親の方に、連絡だけしてくれたんです。
県外に居るっていうことで。
今井通子:
ああ、なるほど。
相談者:
で、孫の方が、家出する資金も大分少なくなってきちゃったから、お婆ちゃんの方へ、行きたいっていう・・って、その友達に連絡取って欲しいっていうことで、・・・私の所へ、連絡くれて、次の日の夕方の・・連れて来てくれたんですけども、私たちは、その子に対して、どんな風に接していいのか、ちょっと・・ま、私たちも・・会社を辞めたことも言わないし、どっか雲隠れしていたことも、一切聞かないようにはしてるんですけど、本人が言ってくれるのを、待つべきなのか、その辺が、よく分からないんですよね。
今井通子:
はい。
相談者:
で、母親ともですね・・家に・・その子が来てから、二日くらい経ったときに、着替えを持って母親が来たんですけども、
今井通子:
はい。
相談者:
会ってく?、って言ったら、子供が、そんな感じだったら、会わなくていい、って言って帰ろうとしたんですけども、私が、顔だけでも見ていきなさい、って言って・・あのお・・子供の方へ連れてったら、丁度、昼寝してたもんですから、
今井通子:
はい。
相談者:
ま、よく寝てるから、顔を見れただけで大丈夫よ、って。
今井通子:
はい。
相談者:
あの・・母親は、帰っていったんですけども。
今井通子:
はい。
相談者:
私たちも、どのようにこの子に接していったらいいか、ってことが、・・分からなくてですね、ほんとに迷っちゃって、・・あのお・・
今井通子:
なるほど。
分かりました。
相談者:
はい。
(回答者に交代)