人と親しくなりたい。けど目的のない会話についていけない主婦。問題はどこに?

テレフォン人生相談 2017年1月28日 土曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 最上雄基(心理療法研究)

相談者: 女42歳 夫43歳 12歳と10歳の子どもがいる

今日の一言: 悩んでる人には、人間関係の距離感がありません。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
はい、42歳です。

加藤諦三:
42歳、結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?

相談者:
43歳です。

加藤諦三:
43歳、お子さんは?

相談者:
子どもが二人います。

加藤諦三:
はい、何歳ですか?

相談者:
12歳と10歳です。

加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?

相談者:
えっと、自分ん、が、上手く人とコミュニケーションがあ、

加藤諦三:
うん

相談者:
取れなくて、

加藤諦三:
うん

相談者:
欠点というか、問題点が何なのか、悩んでます。

加藤諦三:
ふんふん・・でもあれですね、あなた凄いこう・・問題を解決しようと意識が、凄いね。

相談者:
うふ(苦笑)

加藤諦三:
問題点は、何だ。という、

相談者:
はい

加藤諦三:
ふうに考えるわけでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
で人とコミュニケーションできてないっていうのは、具体的にいうと、どういうことですか?

相談者:
えーと、ひと通りの、会話は、出来ると思います。

加藤諦三:
はい

相談者:
ただあ、仲良くなるお友達であったりい、

加藤諦三:
はい

相談者:
人と親しくなるう、ってことはとても難しいと感じてます。

加藤諦三:
うん

相談者:
例えば、可愛い、キャラクターのことであったり、

加藤諦三:
うん

相談者:
流行っている映画のことであったり、

加藤諦三:
うん

相談者:
他愛のない会話を、つまらない、と思います。

加藤諦三:
うん

相談者:
だから話が盛り上がらないのでえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
まあ・・相手の人も・・面白くなくなって来るというか、

加藤諦三:
うーん

相談者:
・・その感じはあります。

加藤諦三:
うーん、元々あなた自身ん、があ、なんか、興味と感心のあることっていうのは、あんまりないわけ?

相談者:
えーと、色々自分の育って来たりその、環境の中でえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
みんなが楽しいと思える他愛のないことが、

加藤諦三:
うん

相談者:
あまり大事に思えないっていうか、

加藤諦三:
うーん

相談者:
あの、常に頭の中で別のこと、だったりい、

加藤諦三:
うん

相談者:
やらなきゃいけないことお、は・・何だろうとか、

加藤諦三:
うん

相談者:
全然違う、ことを、常に頭で考えてたり、するう、のが、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、一緒の時間をお、共有・・出来ないことが多いなって、思います。

加藤諦三:
うーん。あなた「共有できない」っていう言葉使・・ったけれども、まさに、そうなんでしょうねえ。よく、公園なんか行くとねえ、

相談者:
うん

加藤諦三:
どっかの奥さんが、

相談者:
うん

加藤諦三:
ま、よくもこんだけ、ペラペラペラペラペラー1時間も2時間も、

相談者:
あーあー

加藤諦三:
どうでもいい、くだらない話を延々とやってますけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あれ何でだと思う?

相談者:
うーん、わたしもその場あ、に、

加藤諦三:

相談者:
居られないわけではないんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
ちょっとその話の中を、聞いて行くうちにい、

加藤諦三:
うん

相談者:
羨ましくなったりい、

加藤諦三:
ああ

相談者:
あなたのこと、方があ、

加藤諦三:
うん

相談者:
全然幸せよねってちょっと、思ったり・・し始めてえ、

加藤諦三:
うーん

相談者:
そうするとなんかこう、今度は自分の不幸の方が、

加藤諦三:
うん

相談者:
大きく見えて来てえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・その人には、わたしの気持ちは理解してもらえないみたいな、勝手なちょっと(苦笑)気持ちに変わって来たり、

加藤諦三:
あんあー、理解してもらえないね。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたすっごい、げ、元々は感性がいいんだけれどもお・・まさに・・小さい頃から、人とコミュニケーションすることなくて成長して来ちゃったん、でしょうねえ。

相談者:
うんとお、凄くこれを、たくさん考えて来たのでえ、

加藤諦三:
うーん

相談者:
自分の中で、思ってる事はあ、えーと、家族う、に対し・・ては、全く、関心・・があまり持たれてなかったなっていうのは、思います。

加藤諦三:
うーん

相談者:
あとは、他の人の・・お家で、優しくして、貰ったりしてえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
それで何とかあ・ちょっとこう、幸せな時間っていうか、感じて来れたと思うんですけどお、

加藤諦三:
うん

相談者:
その後もお・・そのお、両親の持ってる性格みたいなのが、

加藤諦三:
うん

相談者:
嫌だったんですけどお、

加藤諦三:
うん

相談者:
大きくなるにつれて自分ん、が、コミュニケーションする時に、そこが出て来る感じがあって、

加藤諦三:
うん

相談者:
ちょっとやっぱり怖い・・

加藤諦三:
うん、

相談者:
人お、と・・怖い

加藤諦三:
つまり・・

相談者:
はい

加藤諦三:
両親が・・「人とコミュニケーションできない」てのは、両親が、子どもと、上手くコミュニケーションできなかったわけね?

相談者:
えっと、夫婦喧嘩が絶えなかったのでえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
すー・・そこ、を・・の中で育ってるんですけどお、

加藤諦三:
うん

相談者:
褒めたとかそうじゃない、わたしに対してもお・・あの、
「どこどこのお家の子は・・これができてえ」

加藤諦三:
うん

相談者:
「あなたは、笑うと顔が変だ」とかあ、

加藤諦三:
うんうん

相談者:
そういう感じい、で・・あの、来てて、ずっと自信がない、状態で育ったなっていうのは思います。

加藤諦三:
うーん、絶えず比較されて育ってんですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
両親結構支配い、欲の強い人でしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だから、つ、あなたをいつもコントロールしようとしてんだよねえ。

相談者:
そうですね、とー、無視されたというか、

加藤諦三:
うん

相談者:
意志みたいなものは、

加藤諦三:
うん

相談者:
ない・・と思ってました、ずっと。

加藤諦三:
・・

相談者:
自分の意志っていうものはないっていう・・感じでえ、思ってます。

加藤諦三:
「自分の意志がない」ってのはどういうこと?

相談者:
わたしあのお、受験に失敗したんですけどお、

加藤諦三:
うん

相談者:
その時も、「恥ずかしいから置いとけない」みたいな・・

加藤諦三:
あ、何、家に置いとけないっていうこと?

相談者:
はい

加藤諦三:
うーん

相談者:
で、いうと、こととかその・・出て来る場所、場所でえ・・対面ん、だったりい、

加藤諦三:
うん世間体が大切なんだよね、家では。

相談者:
そうですね、あとは、そのお・・暴力だったり、怒鳴ったりっていうのが、多かったのでえ、

加藤諦三:
うーん

相談者:
それで抑え・・られた感じはあります。

加藤諦三:
うーん・・だからさっきあなたは・・「他人と、感情を共有できない」ってえ、言いましたけれどもお、親があ、あなたと感情・・を、共有してくれなかったんだよねえ。

相談者:
・・そうですねえ。うん・・普通の家に育ったとは、思ってるんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
自分の中で納得できてないのは、そう、感じます。

加藤諦三:
うん。それで・・あなたやっぱりあれかな、感情を共有、されてない、例えばなんか、

相談者:
うん

加藤諦三:
怪我して・・痛いとね、

相談者:
はい

加藤諦三:
「痛いよねー」って、痛い・・

相談者:
うん

加藤諦三:
顔をして、

相談者:
うん

加藤諦三:
お母さんがくれたと。

相談者:
うーん

加藤諦三:
そういうような、体験が、あんまりないんだろうね。

相談者:
無いは、言えるぐらいには(苦笑)全く思い、出せないです。

加藤諦三:
うん。だからそういう感情の共有う、をしてくとお・・さっきあなたが言ったの、その場・・みんなお互いに話してることは、だ、どうでもいい、くだらないこと話してるんですよ。

相談者:
うんうん

加藤諦三:
だけど結局そのくだらないこ・・とを話すことが楽しいん・・

相談者:
うん

加藤諦三:
だけれども、

相談者:
うん

加藤諦三:
あなたの場合は・・あの話す内容お、が充実してないと駄目なんだよね?

相談者:
うん・・はい分かります。

加藤諦三:
内容が、馬鹿馬鹿しいことだと、駄目なんですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ただ、コミュニケーションっていうのはあ・・

相談者:
うん

加藤諦三:
内容抜きの・・ことが

相談者:
うん、うん

加藤諦三:
大切なんですよねえ。

相談者:
はい

加藤諦三:
分かりました。要するに今日のあなたのお・・相談としては、で人と、上手くコミュニケーション取れていないと。
だけど、人とは親しくなりたいんですよね?

相談者:
なりたいです。

加藤諦三:
ね、で・・どうしたらいいかということですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのスタジオに、心理療法研究の・・最上雄基先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

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