左半身不随の夫を支えて30年の妻が三行半。焦る横暴男に女弁護士の冷たい宣告
テレフォン人生相談 2017年2月22日 水曜日
妻から「近々、娘を連れて出て行く。退職金の半分貰う」と言われた。私は半身麻痺なのでサポートが必要。どうすれば?
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 男60歳 妻58歳 息子25歳 娘22歳学生 4人暮らし
今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、すいません、よろしくお願いしますう。
今井通子:
はい。今日はどういったご相談ですか?
相談者:
ええ、家内の方からですね、
今井通子:
はい
相談者:
「近々・・娘を連れて・・出て行くから」っていう、ことを言われまして、
今井通子:
はい
相談者:
というのは、「わたしの言うこと、は何も聞いてくれない」と。
今井通子:
はい
相談者:
ええ、で、あの「何回」・・い、「言っても」・・「同じことの繰り返しだから」、あー、何回も謝ったんですけども、
も、「何回・・も謝ってもダメだ」と。
今井通子:
うん
相談者:
いうことで。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
あなたはおいくつですか?
相談者:
60歳です。
今井通子:
60歳。
相談者:
はい
今井通子:
奥様は?
相談者:
58です。
今井通子:
58歳。
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さまは。
相談者:
えー、22歳です。
今井通子:
22歳。
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さままだ独身でらっしゃる?
相談者:
いやあのお、学生です。
今井通子:
あ学生さんです・・
相談者:
はい
今井通子:
はい。ご家族はそうするとこの、ご、お3人ですか?
相談者:
もう一人・・長男がおります。
今井通子:
あ、はい
相談者:
はい
今井通子:
ご長男おいくつ?
相談者:
えー25歳ですね。
今井通子:
25歳。
相談者:
はい
今井通子:
家にお住まいなのは、そうすると、4名さん?
相談者:
今、そうですね、4、4人で住んでます。
今井通子:
はい。それで・・奥様はあ、
相談者:
はい
今井通子:
「近々、出て行くから」と
相談者:
ええ
今井通子:
おっしゃったのは、今から、何ん、か月前ぐらい?
相談者:
えっと、大体1ヵ月う・・
今井通子:
1ヵ月前ぐらい?
相談者:
前ぐらいですかね。
今井通子:
はい。で、今はまだ出て行ってないのね?
相談者:
え、まだ居ます。
「そのうち」と言いまし、言ってました。
「そのうち・・娘を連れて出て行くから」
今井通子:
で・・今あなたは、お仕事何かされてますか?
相談者:
あ、もう定年で退職になりまして。
今井通子:
あ、はい
相談者:
あん、ま、ま、ま無職・・
今井通子:
奥様は?
相談者:
あ・・妻は働いてます。
今井通子:
フルで、働いてらっしゃる?
相談者:
はい、ええ
今井通子:
どっかの会社の正社員?
相談者:
しゃ、正社員で。
今井通子:
あ正社員で働いてらっしゃる。
相談者:
はい
今井通子:
それで・・先程おっしゃったようにい、
相談者:
はい
今井通子:
あなたがあ、
相談者:
はい
今井通子:
奥様のお・・言うことを何も聞いてあげない。
相談者:
はい
今井通子:
それはご自身ではあ、思い浮かぶことありますか?
相談者:
ま、人の付き合い方あ・・とか・・玄関口に、訪ねて来た人の対応と応対とか、
今井通子:
はい
相談者:
電話のかけ方とか受け取り方の・・えー、言葉の喋り方が、
今井通子:
はい
相談者:
あの、乱暴だと。
今井通子:
はい
相談者:
いうこととかですね・・色んなその・・
今井通子:
これはあ、いつ頃からそういう話になった・・
相談者:
もう、9ヵ月ぐらい前からですね。
今井通子:
あ、9ヵ月ぐらい前から言われてる。
相談者:
ええ
今井通子:
ていうことは、割り合いと最近のことね。
相談者:
はい、そうですう。
今井通子:
失礼ですけど、ご結婚何年目ぐらいですかね。
相談者:
えーと・・もう、30年以上なりますね。
今井通子:
30年余り。
相談者:
はい
今井通子:
はい。でえ、今まではあ、あなたもフルで、フルタイムでお仕事、どこか、会社に勤めてらしたのね。
相談者:
ええ、そうです。勤めてました。はい
今井通子:
はい。で定年になられてえ、
相談者:
はい
今井通子:
まだそうすると、1年ぐらいなのかな?
相談者:
まだ1年もならない、半年ぐらいですね。
今井通子:
あ半年ぐらい。
相談者:
はい
今井通子:
はい・・ということは、あなたが定年になって・・
相談者:
あと、うん
今井通子:
お家に入られ、いる、いらっしゃるからあ、
相談者:
はい
今井通子:
近所付き合いも含めてえ、
相談者:
はい
今井通子:
対応は、あなたがなさる。
相談者:
あ、そうですね。
今井通子:
うん
相談者:
はい
今井通子:
で、そのことについての・・お、あのお、クレームっていうかね、
相談者:
ええ
今井通子:
奥さん・・
相談者:
そで、自分にあの、
今井通子:
うん
相談者:
妻自身に対しての、
今井通子:
うん
相談者:
暴言を吐く・・わたしが吐いてるわ・・時もあるわけです。
今井通子:
はい
相談者:
ま、お酒を・・ちょっと飲みすぎちゃってえ、
今井通子:
はい
相談者:
ひっくり返ったりとかしてえ、
今井通子:
はい
相談者:
ま、怪我までしちゃってえ、
「お酒もほどほどにしなさい」と言う・・われているんですけども、
今井通子:
はい
相談者:
それが治らないと。
今井通子:
これはいつ頃から言われてんの?
相談者:
在籍中、の時・・にやはり、疲れて帰って来て、お酒飲むと、もうすぐ、酔いが回っちゃって、
今井通子:
ええ
相談者:
そういうふになっちゃうわけですね。
今井通子:
「怪我して」っておっしゃいましたね。
相談者:
はい
今井通子:
それはいつのこと?
相談者:
え、2回ほど、も、怪我し・・したんですけど、
今井通子:
ええ
相談者:
約1年ぐらい前ですね。
今井通子:
1年前ぐらいにそういうことがあったのね。
相談者:
はい、あの肋骨を折ったりとか、
今井通子:
はい
相談者:
左腕を折ったりとか。
今井通子:
これは何?両方転んだの?
相談者:
そうですあのお、台所の、ところで転んで、
今井通子:
うん
相談者:
ちょうどゴミ箱の角に・・胸をぶつけて、
今井通子:
んおー
相談者:
折れちゃったんですね。
今井通子:
それで、奥様としてはあ、
相談者:
はい
今井通子:
昔のことはあんまり言わ、おっしゃってないのね?
相談者:
・・ええ、そうですね。
今井通子:
うん。と最近ん・・のことが目につき出しちゃったってことかな。
相談者:
そうなんです。ええ、そうなんです、そうなんです。
今井通子:
うーん、なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
あなた自身はあ、
相談者:
はい
今井通子:
このお話をお・・今日こちらに、相談されたということは、
相談者:
ええ
今井通子:
何を、どうしたいんですか?
相談者:
えーと、一応まあ、出て行くう、時にい、
今井通子:
はい
相談者:
あのお・・ま、「定年、退職金の、半分をわたしにちょうだい」と。
今井通子:
・・はい
相談者:
あの、「もらえなかったら・・裁判にでも掛けて・・分けるから」って言われたわけですね。
今井通子:
まだあげてないわけね?
相談者:
ええまだ、やってないです。
今井通子:
はい。奥様が、「退職金を半分ちょうだい」ということね?
相談者:
はい・・ええ
今井通子:
はい
相談者:
「ずーっとあの、面倒は、いん・・あの、在職中の面倒も、わたしが見て来たんだから」ということで、あの・・
「病院に入院してる時にも」
今井通子:
はい
相談者:
「わたしが・・ちゃんと世話して来てあげたんだから」っていう・・
今井通子:
はい
相談者:
ふうな感じで言ってるわけですね。
今井通子:
はい
相談者:
でえ・・謝っても、許してくれないわけですから、どうしたらいいのかなと思いまして。
今井通子:
で、「出て行く」という言葉の裏にはあ、
相談者:
はい
今井通子:
離婚っていうことは入ってんですか?
相談者:
2回ほど言われました「別れる」って。
今井通子:
・・あ、そう、それいつ頃?
相談者:
えーと・・そうですね、やか、ひゃと6ヵ月前え、とお・・9ヵ月ぐらい前に2回ですね。
今井通子:
ろ、6ヵ月前とお、はい
相談者:
9ヵ月ぐらい前です。
今井通子:
9ヵ月前に、言われたわけね?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
はい。それで、その・・あなたは出て行って欲しくないの?離婚して欲しくないの?、どっち?・・もう
相談者:
出て行って・・離婚もしたくないし、出て行ってもらいたくもないわけですね。
今井通子:
家から出て行って欲しくないってこと。
相談者:
そうです。
今井通子:
そのいれ、家から出て行って欲しくない理由はなに?
相談者:
あのお、ちょっと病気、しまして、
今井通子:
はい
相談者:
あのお・・体が不自由なわけですね、わたし。
今井通子:
あ・・ちょっと待って病気は、何ですか?
相談者:
あのお・・左肩麻痺・・半身不随です。
今井通子:
あ、脳卒中か何かになったの?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
あー・・これはまあいつ頃な、今、何年前ぐらいですか?
相談者:
えー、約う・・30年前ですね。
今井通子:
え?・・30年前に?
相談者:
はい。あのお、脳内出血になりまして。
今井通子:
ん、あ・・脳内出血してえ、
相談者:
はい大手術したわけですね。
今井通子:
はい
相談者:
それで・・あの半身麻痺になったわけです。
今井通子:
はい。これはあ・・左側?
相談者:
左側です。
今井通子:
生活に対しては、その、支障はあるの?
相談者:
あ、あのやはり、両手を使・・って何か物事をやらなくちゃダメなことについては、できないもんですから、
今井通子:
はい
相談者:
やってもらってる状況なんですね。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
えーあのお、右手で出来ることは何でもやってます。
今井通子:
ただ、ここ30年間の間はあ、
相談者:
はい
今井通子:
結構、奥様に、サポートしてもらってたわけ?
相談者:
そうですね。
今井通子:
うん。結局う、そうすると、あなたとして、あ、あなたが出て行って欲しくないっていうのはあ、
相談者:
はい
今井通子:
ある程度サポーターとしての、奥様が必要なわけよね。
相談者:
そうです。
今井通子:
うん・・それで、えー、奥様の方は、30年間、その・・仕事もし、
相談者:
はい
今井通子:
サポートもし、
相談者:
はい
今井通子:
えー・・ちょっと静か、例えば、お酒飲んで・・ねえ、転んで骨折なんかするっていうことが、あったわけだけどお、
相談者:
はい
今井通子:
実は、その・・普通の方より、もっと慎重に、
相談者:
はい
今井通子:
自分自身を、の、身を守ってほしかったのに、
相談者:
はい
今井通子:
そういうことも、聞いてくれなかったと。
相談者:
そうですね。
今井通子:
うん・・分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね、弁護士の、大迫恵美子先生がい・・
相談者:
あ
今井通子:
いらしてますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
あ、すいません。
今井通子:
先生よろしくお願い致します。
相談者:
お、お願いします。
(回答者に交代)