夫「箱開けるなよ」私「見たわよ、何これ!」亡くなっても治まらない怒りと後悔
テレフォン人生相談 2017年5月8日 月曜日
夫が亡くなる前に持ち物を整理していたら、浮気の証拠を発見。今でも怒りが治まらない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女69歳 7つ年上の夫は3年前に他界
今日の一言: 苦しみは神からの贈り物。逃げなければ、いつか幸せになります。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもしい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です
相談者:
申し訳ございません、お世話になりますう
加藤諦三:
はい、最初に年齢を教えてください
相談者:
はい、69歳です
加藤諦三:
69歳
結婚してます?
相談者:
しておりましたが、主人があ、3年ぐらい前に亡くなりまして、
加藤諦三:
あ、そうですか、はい
相談者:
今は一人暮らしでございます
加藤諦三:
はい、分かりました。
そいで、どんな相談ですか?
相談者:
とても恥ずかしいんですけども
加藤諦三:
はい
相談者:
主人の荷物を、◆#$なんってことで、ちょっと、「見ちゃいけない」って、言われてたんですけども、見てしまいました。
加藤諦三:
はい
相談者:
整理しようかなって、気持ちもありましたので。
加藤諦三:
はい
相談者:
そしたら、とても、とても・・見てはいけないものを見てしまいまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと、ショックを受けまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
今だに引きずっておりますので
加藤諦三:
はい
相談者:
どうしたもんかな?という気持ちでお電話しております。
加藤諦三:
ふうん、はい、あの、見てはいけないものっていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
どのようなもんですか?
相談者:
えーと、わたくしとお・・知り合う前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
沢山のお、女性と交際しててえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
その中のお、交際した人の、お手紙とか?
加藤諦三:
はい
相談者:
写真とか?
加藤諦三:
はい
相談者:
あと・・旅行行ったホテルの領収書とか?
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
2人で行った汽車の切符とか?
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、その、ま、おつき合いした女性、の方々が、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、子どもさんがいる奥さまとかあ、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
んー、あたくしの想像している主人・・とは、全然、違いますのでえ、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
シャイで無口で、冗談も言えなくて、ユーモアもないし、お世辞も冗談も言えないような人なので、
加藤諦三:
はい
相談者:
とても、こういうことをして来たような人には思えないと。
加藤諦三:
はい
相談者:
も、人妻も結構たくさんおりましたし、年上の人妻とか、年上の看護師さんとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういったことも、「あれえー、この人が?」ってことで、大変ショックを受けましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あともう一つがショックなのは、あたくしと交際しているときに、あたしがこのように生真面目なもんですからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたくし、あのお、恋愛したこともなくて、初めての人だったもんですからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういった深い関係にはならなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
そいで、ま、純愛みたいなことがずうっと続いて、くれたんですけどもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
その間にい・・わたしの前に知り合った女性・・で、結婚までしたかった女性、がいたらしいんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
その女性とまたあ、復活してたんですね。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
そいでね、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、最後の方の介護もやっぱしい、前みたいに一生懸命にはならなくなりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ですから亡くなるときも、ホント普通なら、「ありがとう今までね、お世話になって・・」、そういうふうな言葉を言いたかったんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
フン!、っていう気持ち、半分、フン!って、ざまあみろ、みたいな気持ち?
加藤諦三:
うん。
うん、うん
相談者:
も、ちょこっと出て来たりとか・・もありましたしい、
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
そいで、今ちょっと心痛めております
加藤諦三:
うん
うん、うん、うん
そいで、あのお、ご主人はあなたより年上ですか?、同い年とか?
相談者:
ええ、いえ、7つぐらい離れておりました。
加藤諦三:
7つぐらい上ですか?
相談者:
はい、そうです
加藤諦三:
分かりました
そいで、さっきのあなたの話だと、まあ、あなた見てはいけないものを見たと言いましたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたとの恋愛でね、
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、あなたのご主人が求めていたのはどういうもんだったか、かなあ?というようなことは考えたことあります?
相談者:
たぶんだと思うんですけど、ま、そういった過去に、そういった感じの女性たちい・・と、ばっかしのお付き合い、だった、からあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
結局、あたくし真面目で?
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、それは言ってました、真面目で固くて家庭を守ってくれる人?
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
そういう人・・が、希望であったから、お前を選んだってことは聞きましたけどお・・ええ
加藤諦三:
はいはい、はいはい
で、先ほど、そのお・・年上の、人妻とか、
相談者:
うーん
加藤諦三:
奥さんとかが多かったっていう、
相談者:
ええ
加藤諦三:
おっしゃいましたねえ。
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、ご主人は、その・・女性というよりも、スゴイ、甘えていたっていうことはないんですか?
相談者:
えーと、この方あ、主人はあの、早くにお母さんを亡くしておりますので、
加藤諦三:
でしょうね、はい
相談者:
末っ子なんですね
加藤諦三:
はい、だから、母親への甘えが満たされてなくってえ、
相談者:
ええ・・
加藤諦三:
そういうものを、求めていて、
相談者:
ええ
加藤諦三:
男と女としてお互いに好きだったっていう人たち、では、ないん、と思うんですけども、どうですか?
相談者:
あーあーあー
んー
加藤諦三:
だから、そのね、会社でもすっごい真面目だったと思うんですけれどもね、
相談者:
はい
加藤諦三:
で、仕事も、きちんとしてたと思うんですけどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
人生全体が、ものすっごい、んん、虚しくってえ、
相談者:
ああ
加藤諦三:
何のために生きてるか分からなくて、
相談者:
ああ
加藤諦三:
生きてる目標も・・人生の意味も、何にも分からなくて、ものすごい、その、無意味感に、苦しんで、その無意味感を、一生懸命、色んな女性と、
相談者:
ああ
加藤諦三:
あの、関わることによって、
相談者:
ええ
加藤諦三:
その無意味感、から、気をそらしていたと思うんですけどね。
相談者:
あー、そおですかねえ
加藤諦三:
とにっかく、あなあのご主人は、生きたっていう実感が、一つもないまま、
相談者:
はい
加藤諦三:
ずうっと、真面目に生きてきたんですよね。
相談者:
あー
加藤諦三:
だからあ、あなたから見ると色んな女性と恋愛してるようですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
心の触れ合った女性っていないと思いますよ。
相談者:
あー、そおですか・・
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談っていうのはあ、今あ、も、悔しくってどうしようもなくてえ、
相談者:
うー
加藤諦三:
3年経ったんだけど、まだ悔しくって、どうしたらいいか?っていうことね?
相談者:
(苦笑)そおですねえ
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしているので、
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
ありがとうございますう
(回答者に交代)
見るなと言われたら見たくなるのが人間の心理。
ご主人、自分の余命が分かった時点で何故処分しなかったのかなあ。
ドルフィンさんの言う通りだわ。
立つ鳥跡を濁さず
去る者は、残される者が心安らかに過ごせるようにすべき。
終活 て大事。