保健室登校が続く中3の娘。暴かれた大家族の病巣
テレフォン人生相談 2017年6月17日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女52歳 夫47歳 長男29歳 次男15歳 長女14歳(長男は連れ子で次男と長女が今の夫の子) 女の両親との7人暮らし
今日の一言: 人は憎しみを持つことなしに犠牲になることはない。フロム=ライヒマン
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
は、もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。
相談者:
52歳です。
加藤諦三:
52歳、結婚してます?
相談者:
はい。
加藤諦三:
えーご主人何歳ですか?
相談者:
47歳です。
加藤諦三:
47歳
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
はい、3人おります。はい
加藤諦三:
3人。上から・・
相談者:
はい、えーと、29歳の男。
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、15歳の男。
加藤諦三:
はい
相談者:
14歳の女です。
加藤諦三:
・・はい、分かりました。それでどんな相談ですか?
相談者:
はい・・はい、あーの14歳、あの中学3年生の、娘のことで・・
加藤諦三:
はい
相談者:
相談したいんですが。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。むすう、めえ、が、えーと数ヵ月前え、から、
「学校に行くと吐き気がする」っていうことで、
加藤諦三:
はい
相談者:
毎日吐き気止めのお薬を飲みながら、通ってました。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。学校の休みの間はどうも、あの、なくってえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、でえ、新学期が始まりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
1番最初の始業式の日は、あの、ウキウキして学校に、い、行ったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
でーあの、その日も、少し吐き気はあったけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
薬は飲まなくても、良かったと。
加藤諦三:
うんはい
相談者:
で、次の日が、途中、うー、でえ、気分が悪くなり、
加藤諦三:
うん
相談者:
保健室に・・行ったという事で、
加藤諦三:
はい
相談者:
それからが、学校に、行けなくなりました。#$%◆はい
加藤諦三:
・・ていうことは、二日間学校に行って、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのあと行けなくなったということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。えー夕方は、機嫌がいいんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
当日、学校に行く朝になると、泣き出しまして、
「とても不安だから」ということで、
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・「行きたくない」と・・言うものですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、あの、どう、親としたら、どーし、たら、
加藤諦三:
うーん
相談者:
子どもお、が、あーの、学校に、いー、行きい、たくなるか?とか。
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう、相談したかったんですけれども。
加藤諦三:
うん。そうすっとあれですねえ、夕方になると、機嫌がいい。
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
こ、んで朝あ・・が、あの問題なわけですよね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
学校行きたくない・・今あの、「新学期が始まって」と言いましたけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
今、中学校ですけど。
相談者:
はい
加藤諦三:
小学校の頃からなんか、
相談者:
・・はい
加藤諦三:
同じような症状ってのは、いつの頃か出たこ・・ことはあんですか?
相談者:
はい、はい。あのお、小学校の頃は、ありました。
2回ほどありました。それは・・苛めが原因でした。
加藤諦三:
で、ど・・
相談者:
わあ・・
加藤諦三:
どんな苛めだったんですか?
相談者:
えー・・とお・・お、仲間外れにされたり、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、無視されたり。
加藤諦三:
はい
相談者:
でー、酷い時は、学校の、あの、文房具う、や、えー水筒など、を、切られたり。いー
加藤諦三:
あー・・
相談者:
はい。し、しました。はい
加藤諦三:
・・でこれは、小学校の・・何年生ぐらいですかあ?
相談者:
えんと、3年生と、5年生です。
加藤諦三:
3年生の時と、5年生の時ね。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
ということは今のような、その吐き気というようなことは小学校の、ま、3年っていうか、小学校入ってからしばらく・・
相談者:
はい
加藤諦三:
いろんな、
相談者:
はい
加藤諦三:
症状はあったんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
やっぱり、
相談者:
あのお・・
加藤諦三:
学校い、行きたくないって。
相談者:
ず、ず、はい。頭痛がしたり、
加藤諦三:
はいはい
相談者:
いー、3年生の時は頭痛でした。5年生の時も頭痛でした。
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
はい、で、えー・・
加藤諦三:
で、これは、頭痛といっても、
相談者:
はい
加藤諦三:
内科のお医者さんが、考えて、ちゃんと原因がある頭痛じゃなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
頭痛の原因は心理的なことということですよね?
相談者:
はい、はい、で、はい、カウンセリングを受けたり・・い、え・・ない
加藤諦三:
あ・・カウンセリングは・・
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
受けたんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
カウンセラーのところに行ってるわけね?
相談者:
はい、はい行きました。小学校の時はですね。
で、えー、小児の心療内科に通って、訓練を受けたり・・しながら、徐々に、5年生は、もう、おー半分ぐらい、教室にはもう行けませんでした。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
・・そいで、兄弟の、関係はどうだったんですか?
小学校の頃、お兄さん二人いる訳ですけども。
相談者:
はい。えーっとお、おー、すぐ上のお兄ちゃんと、
加藤諦三:
うん
相談者:
は、とても仲がいいです。
加藤諦三:
うーん
相談者:
で・・はい。で、一番上のお兄ちゃんは、重度の障害があるものですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
え、年も離れてますし、
加藤諦三:
はい
相談者:
あんまり、あの、接触っていうのは・・ないです。
加藤諦三:
ない
相談者:
はいはい
加藤諦三:
うーん。それで・・あなたとの関係ですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・お、お嬢さんの方からすると、う、上二人お兄さんがいてえ、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
んで、お一番上のお兄さんが重度の障、害を持ってるということで、
相談者:
はい、はい、はい
加藤諦三:
この今の女の子からすると、
相談者:
はい
加藤諦三:
もうちょっとお・・親の注目が欲しい・・
相談者:
はい
加藤諦三:
とかなんか、そういうことは、
相談者:
はい
加藤諦三:
考えられるんですか?
相談者:
はい、はい、それは、あります。あのお・・時々・・後ろから抱きついて来たりとかあ、
加藤諦三:
うーん
相談者:
あのお、そういうのはあのお、あります。
加藤諦三:
うーん
相談者:
ま、だからわたしも・・それ、に対して、「今充電中」とか言って、「コンセント」とか言ったりしながら、
加藤諦三:
うん
相談者:
スキンシップは・・少しは、あ、してるつもりです。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
・・ま、そうすると、頭痛う、は、あれですね?
「もっと、わたしに注目して」という、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・サインというか、
相談者:
はい、あー
加藤諦三:
そういうサインと考えていいんですか?
相談者:
いいえー、い、さい、ま、苛められたことがきっかけで、頭痛は始まりました。
で・・
加藤諦三:
苛められたから。そうすとやっぱり・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの目から、すると学校の苛めの方が、原因でえ・・
「お母さん、わたしの方をもっと向いて」という・・
相談者:
は(わ)
加藤諦三:
ことは原因ではないという・・
相談者:
えーっと・・今はもしかしたら、そうかもしれないです。
加藤諦三:
あ、吐き気の方はね?
相談者:
はい、あの・・というのは、いろんな環境の変化が・・4、5ヵ月くらい前から、あのお、お婆ちゃんの体調が悪かったりとか。
加藤諦三:
はあ
相談者:
でーね、お婆ちゃん、と、お風呂にずーっと、一緒に入ったりしてたんですけれども。
お婆ちゃんが体調がここのところずーっと悪くて手術をしたものですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
今、一緒にお風呂に入れてない状態なんです。
加藤諦三:
ああ・・そうすと、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたあ・・が、いるのに、
相談者:
はい
加藤諦三:
お婆ちゃんと、ずっと、一緒に入ってるっていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた働いてるとかなんかそういうこと、なんですか?
相談者:
あ、わたしは、はい、働いてはいますけども、パートぐらいですので、
加藤諦三:
あい
相談者:
あのお、夜遅く帰るということは、ないです。
加藤諦三:
うん
相談者:
子ども達が帰って来る時間ぐらいには、
加藤諦三:
うん
相談者:
帰って来てます。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
・・で、お婆ちゃんとの関係は、上手く行ってるわけですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと今、今一緒に住んでるのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
何人ですか。
相談者:
えー
加藤諦三:
5人でなくて、お父さんお母さん・・
相談者:
はい、7、はい7人です。わたしの両親と住んでます。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
で、今日の相談っていうのは、こういうような環境の中で、
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
家で吐き気がして、
相談者:
はい
加藤諦三:
うもう・・学校に、もう今は、ほ、保健室登校じゃなくてまさに学校に、
相談者:
え・・
加藤諦三:
行かれなくなってるわけですね?
相談者:
えっと、朝とにかく説得をしまして、とりあえず保健室登校だけは、させてます。
加藤諦三:
・・あ
相談者:
それ、おく・・
加藤諦三:
保健室登校。
教室に行かれないっていうことが、
相談者:
はい
加藤諦三:
今ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そ、それをどうしたらいいかっていうことね?
相談者:
そうです、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの幼児教育、研究の大原敬子先生が、
相談者:
はい
加藤諦三:
スタジオにいらしてますので、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご意見を、き、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺いたいと思います。
相談者:
はい。よろしくお願いします。
(回答者に交代)
体調不良が憎しみの表現……
とてもよくわかります。
家庭がつらいものだと認めるわけにはいかない、
子供なりの矜持がかわいそうです。