長引く夫のウツ治療に奮闘する12歳下の妻。症状聞いた高橋医師「それ統失」
テレフォン人生相談 2017年7月29日 土曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
夫がパワハラから精神的な病で休職中。
医者からはウツと境界性パーソナリティ障害の診断。
被害妄想もあり、入院を経るも治らない。
相談者: 女28歳 夫40歳で離婚歴 結婚4年 子供なし
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
もしもし、よろしくお願いしますう。
ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。え、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
えっとお、主人の方が、精神科にちょっと通っているんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
最近妄想等の症状が激しくって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ちょっとわたし自身が今、振り回されて・・ちょっとこのままじゃ病気になってしまいそうっていう状況なんですね。
ドリアン助川:
あー、はいはい
相談者:
なのでちょっと、どのように接すればいいか?っていうこと、ちょっとアドバイスいただきたくて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
お電話しました。
ドリアン助川:
分かりました。
あなた様おいくつですか?
相談者:
28歳です。
ドリアン助川:
28歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
旦那さんは?
相談者:
えー40歳です。
ドリアン助川:
40歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
結婚してどれぐらいになるんですか?
相談者:
えー4年です。
ドリアン助川:
4年?
相談者:
はい
ドリアン助川:
12歳も、年が、離れてるんですね?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
えー恋愛結婚で?
相談者:
あ、はい、そうです。
ドリアン助川:
はい。二人共初婚ですか?
相談者:
・・えー、主人の方が再婚ですね。
ドリアン助川:
再婚?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたと知り合った時に、家族、いらっしゃったのかな?
相談者:
は(わ)いなかったです。
ドリアン助川:
いなかった?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ふうん、お子さん、いらっしゃるんですか?
相談者:
は(わ)いないです。
ドリアン助川:
いない?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい。えー、さて、精神科という言葉が出ましたけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
いつ頃からどんなことが始まったんでしょう?
相談者:
えーっとお・・2年前にですね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
会社の、上司の方のパワハラが酷くなって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
えー、精神科に・・駆け込んだところ、一応うつ病と、境界性人格障害っていう、症、あのお、診断書が出まして、
ドリアン助川:
はい
相談者:
一応2年前から、あの、休職ということで、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの仕事にはずっと、行ってない状況です。
ドリアン助川:
は、は、は、は、お給料は出てるんですか?
相談者:
・・一応、あのお、傷病手当金っていうんですかね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお、申請して・・ちょっとわずかですがもらっているんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
基本的にはわたしが勤めに出て、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それを生活費に充ててる状態です。
ドリアン助川:
なるほど。じゃちょっと苦しいですね?
相談者:
はい・・そうですねえ
ドリアン助川:
うーん。あの、その2年前のパワハラで・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
ま、どんな症状が出たんですか?
相談者:
まずう、寝れなく、なって来ました。
ドリアン助川:
不眠があったと?、はい
相談者:
はい。でえ、もうパワハラが酷くて、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
残業も凄い多かったんで、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
帰って来るのも遅くなって、それから寝れないまんま仕事行ってって感じで、
ドリアン助川:
ああ
相談者:
もう酷くイライラしたりい、
ドリアン助川:
ええー、差し障りない程度どんな仕事だったんですか?
相談者:
えー・・ま、基本的に、事務職、ですね。
ドリアン助川:
事務職?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ふうん・・んまあ、す、パ、パワハラ?
相談者:
ちょうどそのお、時期にい・・また別の上司の方が・・あのお・・ま、同じように精神的に、や、病んでしまって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
会社を退職、したんですね。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
で、そのお、フォローがないまま、主人が・・二人分の仕事をずっと回してたんですけどお、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
上司の方からもう、
「残業するな」「早く終わらせろ」みたいな感じ、毎日のように言われて・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
・・それからどんどん、なんか、おかしくなっていっちゃったっていう・・
ドリアン助川:
倍・・「倍、働いてんのに無理だよ」ってことでねえ?
相談者:
そうですねえ。
ドリアン助川:
ええ、それで、ま、不眠が出て、
相談者:
はい
ドリアン助川:
それから、塞ぎ込むようなこともあって、
相談者:
はい
ドリアン助川:
それで精神科にお世話になったっていうことですね?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
で、え、うつ病と?
相談者:
えー、境界性人格障害っていう風にちょっと診断受けてます。
ドリアン助川:
はい。で、あのお、何か薬、の処方とか・・
相談者:
あ、はい。一応睡眠薬とお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そのお、安定剤っていうんですかね。
ドリアン助川:
はいはいはい
相談者:
その辺・・かなりの量をもらって今毎日・・朝晩と飲んでるんですけど・・
ドリアン助川:
はい。で、これが・・
相談者:
ちょっと、は、はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
改善する感じは全然・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
見られてないですね。
ドリアン助川:
改善する方向だったら良かったんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
先程「妄想」とかいう言葉出ましたよね?
相談者:
はい。えっと・・
ドリアン助川:
え、今、何が起きてるんですか?
相談者:
わたしい、たちが、アパート暮らしなんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・上の人、上の住人の方から、その、例えば・・「電話が・・ずっと2階から鳴りや、鳴りやまない」だとか、
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・「部屋の壁え、から、水が漏れて来てる」とかいう風に・・主人が、す、言って来るんですけど、
ドリアン助川:
はい。それはでも実際には起きてないことなわけですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん。なに?、電、2階の電話が鳴りやまないとか、
相談者:
はい
ドリアン助川:
壁から水が漏れてるとか、
相談者:
漏れてるとか・・
ドリアン助川:
ん、誰か、が覗いてるとか、そういう話は・・
相談者:
あ、そういうのも・・
ドリアン助川:
そういうの・・
相談者:
ありますね。
ドリアン助川:
あります?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん。
え、いずれにしろ、ハッキリと・・おー、つまり起きてないことを、彼が・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
見たり聞いたりし、し始めてるっていうことですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
もちろん彼それ嘘をついてるわけではなくて、
相談者:
はい
ドリアン助川:
彼の頭ん中で起きてることなわけですね?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
ふーん。それがいつ頃からですか?
相談者:
・・それがあ・・えー、ここ半年、ぐらい前からですね。
ドリアン助川:
半年ぐらい前から?
相談者:
はい。で一応、病院もずっと通院はしてて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、今、入院を、するように主治医の方からも・・あの、お勧めはされているんですけど、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
・・昔ですね、は、そのお、病気発症してから半年い、経ったぐらいに、一度、3ヵ月ほど入院したんですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
その際に、うつ病とかの症状がまったく良くならなかったので、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
主人がもう、「2回目の入院しても、どうせ無駄だから」っていうことで。ずっと拒み続けてる状態なんですよ。
ドリアン助川:
うーん・・病院替えるっていう手はなかったんですか?
相談者:
・・うん、一応探してはいるんですけどお、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
なかなか主人が・・その・・納得する先生に出会えないというか。
ドリアン助川:
うんー
相談者:
病院に行っても、
「あの先生は俺の言うことを聞いてくれない」みたいな感じで、
ドリアン助川:
はい・・うーん
相談者:
なかなかちゃんとお話してくれないですね。
ドリアン助川:
はい。夫婦で今二人、その一日、た、夜、あなたが勤めから帰って来て、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ゆっくり話し合う時間とかはあるんですか?
相談者:
・・あるんですけど、基本的にい・・ずっと主人が家でイライラしてる状況なので、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ゆっくりい・・二人で話っていう風には持って行けてないです。
ドリアン助川:
持って行けてない?
相談者:
はい
ドリアン助川:
イライラしてる状況で、んん、暴力的になったり、するようなことあるんですか?
相談者:
えっと・・殴ったり、みたいな暴力はないんですけど、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
まあ、無視されたりとかあ、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
そういうのはちょっと最近多いですね。
ドリアン助川:
うん。あの旦那さんは・・あのお・・昼間とか、
相談者:
はい
ドリアン助川:
外、出歩いたり、は、されてるんですか?
相談者:
・・「なんか見張られてる感じがするから」ってことで、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
買い物も、わたしが帰って来て、一緒に、行ってる状態です。
ドリアン助川:
あー・・そうすると、家で何されてるんだろ?、普段は。
相談者:
家でもう、寝てるかあ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
インターネットずっと見てるかあ・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
ですね。
ドリアン助川:
インターネット?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん・・そうですかあ・・うーん、ん、どこか、ね、光明が見えるといいですねえ?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
この、暮しの中からどういうふうに変えて行くのか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーそれでは今日の先生紹介しますね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、精神科医の高橋龍太郎先生です。よろしくお願いします。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
いや、奥さんむしろこの電話切った後で離婚考えてるでしょ。
本当に夫を心配してる人なら相談もせずにただひたすらそっとしてあげると思うよ
むしろ離婚させるように、厳しいことを言ったんじゃないかな。
妻はまだ若い。夫は夫実家に任せて、自分の子供を抱こうよ。
同意です。
むしろ旦那の兄や親が、まともな人情を持ってる人なら、率先して相談者に離婚を促してあげてほしかったところです。
相談者は十分に頑張った。
24〜28才という女としていい時期を捧げて。