フーテンの寅さんに見る幸福論。実らなかった不妊治療と未来を苛む女へ
テレフォン人生相談 2017年8月15日 火曜日
結婚24年。不妊治療の甲斐なく子供はいない。寂しく、虚しい。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女54歳 夫60歳
今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いいたします。
今井通子:
はい、今日はどういったご相談ですか?
相談者:
はい、自分の気持のお、持ち方あ、を、ちょっと、お聞きしたいと思いまして。
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
あなたはおいくつですか?
相談者:
はい、54歳
今井通子:
54歳
相談者:
はい
今井通子:
ご主人いらっしゃいますか?
相談者:
はい
今井通子:
何歳?
相談者:
60歳です
今井通子:
60歳
相談者:
はい
今井通子:
お子さんいらっしゃいますか?
相談者:
おりません
今井通子:
あ、いらっしゃらない?
相談者:
はい
今井通子:
あー、ご結婚して何年目ぐらい?
相談者:
はい、24年目です
今井通子:
24年
相談者:
はい
今井通子:
お住いは今お二人だけ?
相談者:
はい、そうです
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
その、自分の気持ちの持ち方っていうのはあ・・
相談者:
はい、えっと、ま、結婚して24年になりまして、
今井通子:
はい
相談者:
えーと、その間、ま、不妊治療も、15,6年したんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
んん・・願いの方は叶いませんでした。
今井通子:
ああ、残念でしたね、はい
相談者:
で、続けたんですけれど、ま、あのお、一応卒業はしました。
今井通子:
はい
相談者:
はい
それでえ、今現在は二人い、の生活なんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
んんと、今まで、自分のこの悩み?、というものは、こう、心の中で、解決することが多くあったんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
ま、これから、その、自分の、人生を前に進めていくにあたって、強い気持ちというか、持ち様を心に留めて、前に進めたいと思うんですけれども・・なかなか迷いもありまして・・こ、淋しさもあったり、虚しさもあったり、そういう気持ちの中で、どうして、いっていいか、ということです。
今井通子:
・・
まずですね、
相談者:
はい
今井通子:
なんかあった?
相談者:
んー、特別大きな問題はないんですけども、やっぱし、これから、なんか色々と、心配事が・・実際に起きたわけではないんですけれども・・んー、ま、年齢からいうと、主人の、方が年が上なので、ゆくゆくは一人に、なるということを、考えますと、やはり、こう、心配、な気持ちが・・大きいです。
今井通子:
あなたはご兄弟いらっしゃる?
相談者:
はい
4人おります
今井通子:
はい、男性女性・・
相談者:
はい、上が兄、61。
今井通子:
はい
相談者:
姉、56歳
今井通子:
はい
相談者:
妹52歳です
今井通子:
皆さん結婚されてる?
相談者:
はい、結婚してえ、子どもも、います。
今井通子:
お子さんもいらっしゃるのね?
相談者:
はい
今井通子:
で、お姉さんのところはお子さん何人?
相談者:
えーと、二人おりまして
今井通子:
はい
相談者:
えーと、もう、すでにそれぞれ、
今井通子:
結婚しちゃって
相談者:
えーと、結婚をして、
今井通子:
はい
相談者:
はい
子どももおります
今井通子:
なるほどね
相談者:
はい
今井通子:
お姉さんとは、仲良くしている?
相談者:
はい、仲良くはしております
今井通子:
妹さんとは?
相談者:
妹も、電話でえ、話をしたり、時折わたしの家に、出向いたり、
今井通子:
妹さんの方がね?
相談者:
はい、はい
今井通子:
じゃあ、お兄さんとはどうなんですか?
相談者:
えーと、実家あ、父が90歳になりまして、
今井通子:
はい
相談者:
認知症で、施設の方でお世話になっております。
今井通子:
はい
相談者:
で、父の方、あの、施設の方には、わたくしは月に一度、主人と、顔を見に、行きますけれども、
今井通子:
はい
相談者:
あのお、実家の方には、顔、とかは、出すことは、現在は、ほんとんどありません。
今井通子:
えー、ということは、お兄さまが、実家に、を継がれているんだ?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
なるほど
相談者:
はい
今井通子:
じゃあ、お兄様とはあんまり仲良くない、わけね?
相談者:
そんなに、あの、ケンカをするってことではないんですけれども、
今井通子:
ふん
相談者:
うーん・・
今井通子:
なるほど
相談者:
はい
今井通子:
それでえ、その、迷いだの、淋しさだの、っていうの、おっしゃってんだけど、
相談者:
はい
今井通子:
ご主人がどうかした?
たとえば、ちょっと病気がちになっちゃったとか、
相談者:
そうですね、と、ま、2年前に、
今井通子:
ふん
相談者:
えーと、ちょっと肺の方の病気い、をして、手術をして、
今井通子:
はい
相談者:
えーと、今、定期的に検査を、して、ま、今んところ、異常はないということで、
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
これは肺がん?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
今は、経過観察中で、
相談者:
経過観察中です
今井通子:
悪くはなっているわけじゃないのね?
相談者:
はい、はい
今井通子:
うん
あとはあ、なんか、心配事がある?
相談者:
・・
んー、最終的にやっぱり一人になるのが恐いということです。
今井通子:
それっていつ頃だと思ってます?
相談者:
ま、10年
今井通子:
10年後ぐらい?
相談者:
後ぐらい、早くて、10年・・くらいと、はい
今井通子:
なるほど
相談者:
はい
今井通子:
そうすると、ご主人が10年経ったときにいなくなっちゃったら困るなあ、っていう、そういう心配?
相談者:
そうです、一番は、はい
今井通子:
ふうん
現在い、ご主人は、これ、会社にお勤めか、それとも、
相談者:
はい
今井通子:
自営か?
相談者:
えっと、公務員で
今井通子:
あっ
相談者:
はい
今井通子:
お勤めなわけですね?
相談者:
はい、そうです
今井通子:
はい
で、あなた自身は?
相談者:
えっと今は、主婦です。
今井通子:
専業主婦でらっしゃる?
相談者:
はい
今井通子:
前になんかあ、お勤めていら、されてたとかあ、
相談者:
はい
えー、仕事はしておりました。
今井通子:
はい
相談者:
えと、7年前にちょっと退職をしましてそれからは、主婦です。
今井通子:
じゃ、これ、会社に勤めてられた?
相談者:
えっと、医療機関に勤めてました。
今井通子:
そうすると、医療の仕事をされてたの?
相談者:
そうです
今井通子:
医療の現場にいらしたんだったら、
相談者:
はい、はい
今井通子:
も一回エントリすれば、
相談者:
はい
今井通子:
仕事できますよね?
相談者:
はい
あの、わたしもそのつもりでえ、います。
でえ、とにかく自分の気持ちを、整理、して、それから、一歩を踏み出したいと・・
今井通子:
ま、じゃあ、これからまた仕事に出る気は無きにしも非ずよね?
相談者:
はい
仕事は、したいと思います、はい
今井通子:
でえ、なんか、淋しさもあったんだけど、虚しさがあるって仰ったけど、
相談者:
はい
今井通子:
これはなに?、お子さん出来なかったから?
相談者:
その通りです。
んんと、やっぱしい、周りと比較してしまうところも、あって、
今井通子:
ええ
相談者:
んん、自分の気持い、が、揺れ動く、ことがあります。
今井通子:
これ、ご主人はどうなの?
相談者:
んん、主人からは、そんな強くは、聞いたことはありません。
今井通子:
はい
相談者:
ただあ、出来ないことに関して、不妊治療に関しては、協力的ではありました。
今井通子:
なるほど
相談者:
はい
今井通子:
ということはあ、その、自分の気持ちを、ど、どうしたいと思いますか?
相談者:
安心という気持ちではなくて、心の持ち方あ、をどう考えていったらいいか?ということです。
今井通子:
分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね、精神科医の高橋龍太郎先生がいらしてますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います
相談者:
はい、はい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします
(回答者に交代)
なんか、放送を聞いていて、
イライラしてくる相談者だった。
子どもがいないことが虚しさに繋がってるらしいが、
回答者の言うとおり、
子どもがいるから必ず幸せとは限らない。
肺がんを患った夫の健康が心配というのは分かるが、経過は異常なしということだし、公務員だったら経済的な心配はなさそうだし、なにをそんなにメソメソグジグジする必要があるんだ。
子どもがいたって、不登校、ひきこもり、いじめなどなど、心配ごとは山ほどあるし、自分のことじゃないからなおさら、心配は募る。
なにが不満なのか、
相談者に腹がたって仕方なかった。
本来、妊娠・出産・子育てに使うはずだった膨大なエネルギーを他で活用されている女性を数多く知っています。
どこでどんな生活をしていても、悩まないと気が済まない人って居ますね。この相談者さんは “悩みが無いのが悩み”・・?
人間、暇だとろくな事考えません。今井先生のおっしゃるように仕事をされると良いと思います。そして今度は職場での具体的な出来事で悩んでみては?
先生方のお言葉は、相談者さん十分にわかってあると思いますよ。
16年近くも不妊治療受けその結果恵まれず、相談者さんのお気持ちを考えると察するところです。
16年近く辛い治療を頑張ったことを認めてほしかっただけではないでしょうか?
ですから、これからの人生も頑張っても良い結果が望めないと厭世的になられてあるのでは?
長い間頑張った分これからは子ども以上の幸せが待っているはずですから、相談者さんには空を見上げて生きていってほしいです。
無い物ねだり、これにつきる。
無くてけして得られない、得られなかったものに固執するのは永遠の地獄。
足りるを知らなかったら幸福なんて一生無いよ。
いやぁ子供が授からない、そりゃショックでしょう。不妊治療の末に授からなかったら尚更。
子供がいたって悲しい家庭もあるよ〜なんて極論言われたところでなんの慰めにもならないですよ。
私は上のヴィヴィアンさんに同意です。
私も匿名さんに同意。
子どもがいても悩みはある云々とは次元が違うよ。むしろ、傷口に塩だね。
自分の子どもを育てる悩みや苦労なんて、そんなのは親なんだから当たり前とも言えるでしょ。大変だけど、自分で選んだ結果なんだから。
管理人さんも触れてるけど、不妊って治療も出来るけど、人間の本能であり、神の領域でもある。
悩みの種類としては、数日前のペースメーカー持ちの中学生に近いんじゃないかな。
その道を選ばざるを得なかった時の心の持ち様って、人生をどう生きられるかの分かれ目だ。
相談者の人生が、不妊の悩みだけで終わりませんように。
そんなに欲しいなら養子とればよくない?養子側もハッピーだし
「自分のお腹から産む」ということに、他のものでは代替できない意味を感じるから、しんどい治療を16年もやり続けられるんだろうなって。
人の産んだ子供では解決できないんですよねこういうものって。
にしても16年ってすごい忍耐。