イジメで引きこもった19歳へ「まず朝起きて」何すれば?「自分で決めて」
テレフォン人生相談 2017年11月23日 木曜日
中学・高校といじめに遭い、引きこもって大学に行っていない。単身赴任の父親と暮らしているが、一歩踏み出すには?
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男19歳 単身赴任の父と同居中 実家には母がいる
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、お願いします。
ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
・・ちょっとあのお、あんまりこう・・中学う・・高校と、人間関係が、上手く行かないことが多くて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
でやっぱ、その、せいでちょっと精神的に疲れちゃって、
ドリアン助川:
うん
相談者:
・・今・・ま、大学とかも、行かずに・・・・引きこもってる状態って感じなん、ですけど。
ドリアン助川:
はい。えーとあなたはおいくつ?
相談者:
・・えー19歳。
ドリアン助川:
19歳。で、えーと引きこもりという事は、えっと、ご家族といながら部屋に引きこもってるって感じ?
相談者:
・・あの父親が、単身赴任で、
ドリアン助川:
はい
相談者:
僕はそれに・・付いて行ってる感じ、ですね。
ドリアン助川:
は、は、は、は、じゃお父さん昼間は、仕事でいないわけですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、「中学高校の、人間関係が上手く行かずに」という風に、今おっしゃいましたけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
具体的にはどういう感じだったの?
相談者:
あ、結構、人格否定え、みたいな感じで、
ドリアン助川:
・・うん
相談者:
こう、わ、嫌味とか・・悪口を言われる、感じの・・
ドリアン助川:
ふーん
相談者:
いじめ・・だと思います。
ドリアン助川:
陰湿な感じかな?
相談者:
・・そうですね多分。
ドリアン助川:
うん。言って来る奴らは決まってる相手だった?それともクラス全員?
相談者:
決まってる奴、です。
ドリアン助川:
決まってる奴ら。ちょっとあの、辛いかもしんないけど、どんな事言われた?
相談者:
容姿の事とかあ・・う、で・・
ドリアン助川:
姿形の事。
相談者:
なんか、体臭がどうとか。
ドリアン助川:
「臭い」とか。
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
うーん。で、これが中学3年続いたんですか?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
うん、じゃ中1の最初からいじめがあったって事?
相談者:
最初らへん・・ですね。
ドリアン助川:
んー。えっと小学校までは大丈夫だったの?
相談者:
いや、小6も・・ありましたね。
ドリアン助川:
あったあ?
相談者:
小学校もそんな人間関係は・・そんないいわけでは、なかったと、思います。
ドリアン助川:
うん。これはあのお・・同じ地域い、の、小中高校なんですか?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
ふーん。で、高校おー・・も、中学からの、おー・・ん、ま、同級生が持ち上がりでやって来るような地域だったわけね?
相談者:
は・・
ドリアン助川:
高校
相談者:
いや高校は・・違いますね。
ドリアン助川:
高校は違う?
相談者:
はい
ドリアン助川:
高校は違って、な、周りの環境は変わったんだけど、
相談者:
はい
ドリアン助川:
またいじめ始まっちゃった?
相談者:
・・いや、ま、中学がそんな感じだったんでやっぱ高校お・・もなんかちょっと人が怖い感じに・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
人間不信的な感じい・・の状態のまま入ったんで、
ドリアン助川:
うん
相談者:
3年間友だちとかもいなかった感じです。
ドリアン助川:
友だちいなかった?
相談者:
・・はい
ドリアン助川:
うん、で・・という事はちょっと聞きますけども今、友だちと言える人はいるんですか?
相談者:
・・うん、あーでも、ま、話を聞いてくれる人は・・一人・・
ドリアン助川:
一人いる?
相談者:
いますね、はい
ドリアン助川:
えー同級生?、昔の同級生?
相談者:
いや、一つ上の、高校の・・先輩。
ドリアン助川:
先輩。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そうすると、ちょっとあなたの一日っていうのを教えてほしいんだけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
お父さんが、会社行く時にあなたは、ま、起きてるの?
相談者:
いや・・ほとんど寝てますね。
ドリアン助川:
寝てる。えっと、へ、部屋いくつあんのよ。
相談者:
えー、ま、2階が、ま、リビングとお、食卓、みたいな感じで。
で、下に、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あのお・・ま、洗面所とかトイレとかあって、ま、その奥に、部屋があってそこお、が僕の部屋って感じ・・
ドリアン助川:
1階の、奥はあなたが使ってるわけね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
じゃお父さんは、もう、仕事はあなたを起こさずに行ってしまうわけだ。
相談者:
はい
ドリアン助川:
うん。それで何時頃あなた起きるの?
相談者:
最近は、10、1時とか。
ドリアン助川:
11時。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、それからご飯はどうなっ、どうすんの?それから。
相談者:
まあ冷蔵庫にある・・物食べたり、してますね。
ドリアン助川:
うん・・はい。えー、そして?・・家から出ずに?
相談者:
まあ、インターネットおー・・・・とかもしたり。
ドリアン助川:
はい
相談者:
うん、適当に音楽聴いたりとか、そんぐらい、
ドリアン助川:
あー
相談者:
ですね。
ドリアン助川:
あー、音楽何聴くの?
相談者:
ヒップホップとか。
ドリアン助川:
ヒップホップ聴くんだ。
相談者:
はい
ドリアン助川:
うん、でえ、まあ、気が付くともう日暮れですよね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、また夕飯は、冷蔵庫から出して?
相談者:
・・いや、父親が、たまに作ったりも・・
ドリアン助川:
あー、は・・
相談者:
します。
ドリアン助川:
そっかそっか
・・えーっとちょっと聞きたいんだけどお母さん、は・・実家にいらっしゃるわけ?
相談者:
・・はい
ドリアン助川:
お母さんとの連絡ってのは取り合ってる?
相談者:
いや・・ない、ですね。
ドリアン助川:
な、なさそうだね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
どうして?
相談者:
そんな関係良くなくて。
ドリアン助川:
うん
相談者:
まあ中2ぐらい・・でえ・・口利かなくなりましたね、ほとんど。
ドリアン助川:
中2ぐらいで。
相談者:
・・はい
ドリアン助川:
ふうん、お父さんとは会話はあるんですか?
相談者:
まあちょっと。
ドリアン助川:
ちょっと?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そのちょっとってどんな話すんの?
相談者:
たまに・・外食とかも、行く時あるんで。
ドリアン助川:
うん
相談者:
ま、何、食べるか?、とか。
ドリアン助川:
何食べるか?って話か。
これから人生どうしよう?とかそういう話にはなんないんだ?
相談者:
・・あー、たまに、僕から・・ちょっとそういう話をした事、も・・
ドリアン助川:
うんー
相談者:
ありますけど。
そんなに・・
ドリアン助川:
うん、そん時お父さんなんて言ってるの?
相談者:
まあ聞いてはくれ、る感じ・・
ドリアン助川:
うん。
「お前そろそろ家(うち)出てって、何とかしろよ」ってお父さん言わない?
相談者:
・・それは・・それはま・・言われてはないですね。
ドリアン助川:
言われてはいない?
相談者:
はい
ドリアン助川:
んー。
高校するまでは実家にいたんですか?
相談者:
・・そうですね。
ドリアン助川:
うん・・という事は、この1年、そのお父さん、と一緒に、暮して、引きこもっちゃってるという事?
相談者:
・・はい
ドリアン助川:
はい。
で・・今日の、あなたの相談したい、この電話をして来た、の、根本の理由なんですけども、
相談者:
・・はい
ドリアン助川:
どうしたいんですか?
引きこもりを、止めたいんですか?
なんか自分の生活を変えたいんですか?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
うんー
相談者:
今・・まあ・・ま好奇心とかも、ない、状態で。
ドリアン助川:
うん
相談者:
・・で大学とかも、行ってもないし。
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・この、ま、この動けない・・状態・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
なんかこう・・ヒントみたいな、こう・・
ドリアン助川:
一歩踏み出す・・
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
何か具体的な方法を知りたいと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そっかそっか。
じゃあ・・今日の回答者の先生紹介しますので一緒に考えて行きましょう。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、今日の先生は幼児教育研究の大原敬子先生です、よろしくお願いします。
相談者:
お願いします。
(回答者に交代)
すごくしっかりした人だから大丈夫だと思いたいけど、どうかな。自分と戦うのってすごくきついからな。
誰かうまく一緒に戦ってくれる人がそばにいればどんなにか良いだろうにな。
お母さんとの関係がなぜ悪いのか、気になりました。
お父さんの所に、とりあえずでも居場所があって良かったな
と思いました。大原先生の一言一言がすうっと彼の中に入って
、希望に変わってる感じがした‥その後が気になります。
ドリ助さんが紹介されたジャニス・ジョプリン私も早速聴いてみます。
せめて食事くらいは自分で作れよ。
大の男が三食すら働いてる父親の世話になってどうする。
六年前の相談だけど今頃どうしているのだろう。
引きこもり当人から相談するだけ改善の見込みはあるのだろうけど。