資産家の父。母亡き後明らかになった愛人一家。酷い父親か?凄い父親か
テレフォン人生相談 2015年1月12日 月曜日
相談者: 女57歳 夫58歳 29歳の一人息子 母は2年前に他界 愛人の下に居る父89歳 認知した愛人の息子は医師
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)
今日の一言: なし。
(家族構成のやりとりは省略)
相談者:
父89歳について、ご相談、お願いします。
加藤諦三:
はい。
相談者:
父89歳は、
加藤諦三:
はい。
相談者:
2年前、母が他界して、
加藤諦三:
はい。
相談者:
45年以上続いている、愛人と、息子がいることが発覚しました。
加藤諦三:
はい。
相談者:
その後も続いていて、
加藤諦三:
はい。
相談者:
4ヶ月前、父が、愛人宅へ、行く途中、骨折、入院、手術の過程を経て、その後は、愛人一家の下(もと)に身を寄せています。
加藤諦三:
はい。
相談者:
父は、一人で商売を起こし、いわゆる、資産家です。
加藤諦三:
はい。
相談者:
性格は、自分本位で、身勝手で、気難しく、お金を唯一の拠り所としています。
加藤諦三:
はい。
相談者:
私は、姉がいて、この入院時に初めて、愛人一家と会いました。
加藤諦三:
はい。
相談者:
愛人の息子は医師で、10年前に認知されていました。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、今は、父は、愛人一家の下でいます。
加藤諦三:
はい。
相談者:
父は時々、私たちに、電話してきて、
「愛人宅にはもう居れない」、
と言っていますが、それが、本心かどうかは、分かりません。
先日、私が父に会いに、あの、行ってえ、母・・と、私たちは、父親のDVで苦労したものですから、
加藤諦三:
はい。
相談者:
愛人には、あの、籍は入れて欲しくないことを伝えました。
加藤諦三:
はい。
相談者:
愛人は、
「(母の)三回忌も過ぎて・・おり、」
加藤諦三:
はい。
相談者:
「(相談者姉妹が)『籍を入れてもいい』、と言って来ると思ったのに、」
加藤諦三:
はい。
相談者:
「正反対を言われた」
と、言われて、逆切れされました。
加藤諦三:
はい。
相談者:
そして、(愛人は)
「籍を入れて、寡婦年金(*)をもらいたい」、
ということを、主張しました。
(*)寡婦年金:
かふねんきん。
夫が亡くなった時に、10年以上継続して婚姻関係にある妻に対して、60歳から65歳の間、支給される。
なので、この愛人が今、籍を入れたとしても、支給にはかなり高いハードルがある。
不倫関係が45年以上という相談者の説明が事実ならば、年齢的に受給資格は得られない。
加藤諦三:
はい。
相談者:
その後、愛人一家に電話で、
「父の体調どうですか?」、
っていうことを愛人に、聞いたんですけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
「知らない」、
と言って、取り合ってくれません。
加藤諦三:
はい、はい、はい。
相談者:
私たち姉妹は、これから、どう行動していけばよいのか?、お願いします。
加藤諦三:
そいで、なんか、お父さんていうのは、あなたのお母さんに対しても、
相談者:
はい。
加藤諦三:
まあ、娘のあなたに対しても、
相談者:
はい。
加藤諦三:
暴力振るってたということですけども、
相談者:
そうですね。
お金のことで、いつもイライラして、
加藤諦三:
うん。
相談者:
殴ったり、色々、母も苦労して・・いました。
加藤諦三:
で、お金・・といいますけど、要するに、信じるものが何も無かったという風に考えていい?
相談者:
そうですね。
もう、お金が唯一で、
加藤諦三:
うん。
相談者:
あの、お金を使うことが、ものすごく嫌いで、一銭でも、なんか、こう、損すると、悔やんでいることが多いです。
加藤諦三:
ふうん。
で、あなたから見ると、お父さんていうのは、私・・たち娘に対して、まあ、愛情も関心も、何も無かったという風に、
相談者:
そうですね。
あのお、ほんとに、一ヶ月のうちに、あのお、1、2回しか、顔を見たことも無いし、そんなに、あの、ゆったりと話したこともないですし、あまり・・そういう、いい思い出はありませんね。
いつも、母親と、
加藤諦三:
うん。
相談者:
あの、言い争って・・喧嘩してるっていう・・ことしか思い出されません。
加藤諦三:
ふうん。
お母さんは、その、あれですか?、喧嘩してるんでも、何でもかんでも従順に、言われるがまま、っていうんではなかったの?
相談者:
なかったです。
やっぱり、あの、言い返したり、なんか、してたので、
加藤諦三:
うん。
相談者:
だから、その分、うん、殴られたり、蹴られたりという・・。
加藤諦三:
ああ。
相談者:
そういうのを、私の子供の頃から、もう、見てきて、すごく辛かったです。
加藤諦三:
今、やっぱり、だけど、あなたは、このお、◆△%&、お父さんに対する・・愛着というか、
相談者:
はい。
加藤諦三:
そういうものが、あるわけですよね?、心の底に・・
相談者:
愛着と・・それから、憎しみと、
加藤諦三:
うん、そう、そう、両方・・
相談者:
両方、あって、この気持ち、どうしたらいいのか?、って、思いますね。
加藤諦三:
愛と憎しみ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
まあ、通俗の言葉で言うと、最愛の人に対する、最大の憎しみっていう。
相談者:
そうですねえ、はい。
加藤諦三:
そういう・・ことですよねえ?
相談者:
はい・・はい。
加藤諦三:
で、このお、最愛の人に対する、最大の憎しみっていう、のは、あなたと・・お父さんとの関係だけですか?
相談者:
母親ともそうです。
加藤諦三:
うーん。
愛・・愛情と憎しみ・・
相談者:
あの、父親の、
加藤諦三:
はい。
相談者:
イライラを、母親が私にぶつけてきて、
加藤諦三:
ああ。
相談者:
何かする毎に、あのお、やっぱり、叩いてきたので、
「お前が悪い」
ってことで。
加藤諦三:
ふうん。
相談者:
だから、その辺も、やはり、あのお、両親に対して、すごく好き、なんですけど、どうしようもない怒りも、あるのが・・思います。
加藤諦三:
ふうん。
好き、という・・よりも、執着の方でしょうね?
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
ですから・・ま、好きというよりも、まだ、父親と母親に対する依存心がすごく強いんじゃないのかなあ。
相談者:
そうですねえ。
加藤諦三:
だけど、それだけに、とにかく、絶対許せない人なんですよね。
相談者:
はい・・はい。
加藤諦三:
うーん。
そして、そうなると、今、愛人も許せないんですか?
相談者:
許せないですねえ。
あの、うーん、なんで、この人が、って思って・・許せない・・な、なんか、許せないですね。
加藤諦三:
許せない、絶対許せないね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
ふうん。
で、今、あなたとしては、こういう環境の中で、自分の、気持ちの整理の、し様が無いってことですよね?
相談者:
そうですね。
それから、この、愛人一家に対してね、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
どういう風に、自分が行動して、いったかも・・あの、愛人一家は、私たち兄弟(姉妹)を、あの、拒否してて、
加藤諦三:
うん。
相談者:
あのお・・敷居も跨がせないってことを、言ってるので。
加藤諦三:
まあ、そうでしょうね、お互いに。
相談者:
どうしたらいいのか?、って思います。
加藤諦三:
ふうん。
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はそういう問題におそらく、最適な方だと思いますけれども、
相談者:
はい。
加藤諦三:
幼児教育研究の大原敬子先生がいらしているので、
相談者:
はい。
加藤諦三:
お話伺ってみたいと思います。
相談者:
はい。
(回答者に交代)