自活できない息子に困るオヤジのグダグダ説明。求人広告チラシを渡して「頑張れ」

テレフォン人生相談 2018年4月2日 月曜日

一人暮らしの長男40歳が定職に就かないため、生活費を援助している。自立させるには?

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 男69歳 妻64歳 二人暮らし 長男40歳独身 次男バツイチ 長女は結婚している

今日の一言: 困った事から逃げると、いよいよそれが、もっと困った事に感じて来ます。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもし

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、お世話になります。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。

相談者:
69歳です。

加藤諦三:
69歳、結婚してます?

相談者:
ええ、してます。

加藤諦三:
えーと奥さん何歳ですか?

相談者:
64ですね。

加藤諦三:
64歳、お子さんは?

相談者:
3人です。

加藤諦三:
3人。

相談者:
はい

加藤諦三:
もうみんな家出てんですか?

相談者:
えー、家出てますけどお・・長男ん、は、結婚してません、あー、次男と、長女は結婚してます。

加藤諦三:
あ、そうです、んで、あの今2人で暮らしてんの?、それとも長男と?、3人?

相談者:
え、2人い、暮らしです。

加藤諦三:
2人暮らし、はい、分かりました。
で、どんな、相談ですか?

相談者:
長男が今40歳なんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、高校出て、専門学校出て、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、二十歳い、から25ぐらいまで家(うち)に引きこもりっていうか、家に居たんですね。

加藤諦三:
・・はい

相談者:
そいであのお・・ま、25ぐらいだと思いますけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、あのお、女房と話(はなし)して・・ま、外へちょっと一旦出してみよう、という事で、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、1人、あの、アパート借りて1人暮らしさせたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、ま、そん時、職が、ありませんから、

加藤諦三:
はい

相談者:
就職の、あの、チラシが、日曜日ごとに入ってく、新聞に入って来るんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
それ持ってっては、とにかくう、就活っていうか、仕事探せ、という事で、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、
「探してる」「探してる」「探してる」ってんで・・自分も収入ございませんから、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、親から、ま、仕送りじゃないけどお・・おー、月に何万か、やって、

加藤諦三:
はい

相談者:
・・で、アパート代も当然親が払って、

加藤諦三:
うん

相談者:
でも、いつんなっても・・そのたまには、「見つかったから、ら行ってるよ」って電話くれて、
それで、ま、給料日は20日とか25日って本人言うんですけど、
「じゃあ、証明見せろ」という事で(苦笑)・・そのお、20日とか25日って本人が言う給料日・・に、なって、行っても、
「もう辞めたんだ」というような・・

加藤諦三:
うん、要するに、あのお、仕事に就いてないという事ですね?

相談者:
そういう事です、そういう事ですね。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
と思うんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
本人「行ってる」つって言うけど、「嫌だから辞めちゃった」とか、

加藤諦三:
あ・・

相談者:
それが、幾日行ったか?、その行った日を、もう、そのお・・おー、給料も貰ってないみたいですね。なん・・

加藤諦三:
うん、はい、はい

相談者:
で、その、アパートお、を・・7、8年ですね、あの・・まあ、そこに住んで、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、今度あのお、ま、弟が・・家(うち)出てえー・・ま、結婚してえ、その・・お、その後、ちょっと、バツイチっていうか、ちょっと・・なってしまって、1人暮らしになったから、そこらへちょっと・・
「兄弟で」・・え、ま・・「暮らしてみろ」という事で・・
その長男は、その息子・・あの次男とこ行って・・3ヵ月ぐらい暮らしたんですね。

加藤諦三:
次男と、要するに暮らしていたという事ですね?

相談者:
そうです、そうです、そうです。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、それで、まあ、色々お、あんまりやっぱり会話なかったみたいなんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
今度あのお、息子(次男)の方も・・うーん、まあ、一戸建て借りてて、ちょっとあの、バツイチつうか、離婚ってな、なったもんですから・・あのお、家賃も高いし、1人じゃ大変だからって、別んとこまた・・あのお、引っ越したんですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
で・・長男は長男で、また別のアパートへ引っ越してえ・・で・・え、やっぱり、就活はしてるんですけど・・お、前のような事を、繰り返してるって状況、なんですけど。

加藤諦三:
はい。で、この次男は、その時働いてたわけね?

相談者:
働いてました。

加藤諦三:
ええ

相談者:
ええ
親がそういうふにして、えー、次男も、いや長男も、言う事聞いて、3ヵ月ぐらい一緒に暮したんですど、

加藤諦三:
はい

相談者:
おー、その後、だから家賃が大変だからって・・長男は収入ないし、次男だけの、給料で、その、家賃を・・賄うって、大変だっていう事で、もっと安いアパートへ引っ越して、

加藤諦三:
うん

相談者:
それを機会に・・長男も別なアパートへ、出た・・

加藤諦三:
はい

相談者:
いうとこから・・

加藤諦三:
・・

相談者:
それでですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
要は「就活」う、本人は「してる」って・・
で、やっぱり、あのお、ま、行ってるんだという事で、たまにあの、わたしとあんまり喧嘩になりますから、女房の方へは・・時たまあ、電話を・・して来るんですけども、だから米も一緒、ま、うち今、買ってるんですけど、米は持ってってやって・・
尚且つ・・今、お金え、を・・とか、ま、週、7日から10日辺りで◆#$%来て・・1万円ぐらい置いて来てる・・状況なんですけどね。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、まだ就職は出来ていないという事で・・
年も年ですから、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、どこへ就職したって1年生で・・で若い人に使われるとか。

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、人間関係とか、そういうの・・あ、昔い、ちょっとあの・・お、小学校高学年の時にあの、ちょっと大病をしまして、
で、中学3・・年間も・・半分ぐらいしか行くか、行かねえかっちゅう事で、入退院繰り返した、状況があったんですね。

加藤諦三:
その大病っていうのは何?、ん、ど、どういう?

相談者:
その、心臓病ですね。

加藤諦三:
心臓病?
それでその・・中学校の3年の時半分ぐらい行か、行かれなかったの?学校に。

相談者:
そうです、あのお・・ま、入退院繰り返して。
ま、それから、まあ・・入退院っていうか、すぐ入院だっていう事で入院・・したりして、色々お、そん時は・・ま、会社の方も忙しいから、女房にお任せっていうな感じでしたね。

加藤諦三:
うーん・・うん、うん

相談者:
それで、そういう事で、い、んあ、あの、行ってないからっていうか、友だち関係もできなかったんかな?というんで・・
その後も高校も・・◆#$%送ってって・・やっと、ま、卒業出来たっていうような状況だったんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
そこも・・だから、友だち関係はほとんど、いないん、ですね。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
でえ・・そいで、あの、ま、親とすれば・・上手く、「自立したい」って本人も言うし、とにかく・・
あのお、バイトでも、パートでも、なんでも、とにかく探して・・
えー「自立してみろ」とは言ってるんですけど、中々それが、実行できないっていう状況なんです。
で、

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、どうしたら・・あのお、自立出来るか?っていいますかあ・・

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・仕事に・・就くう、ためにはどうしたらいいか?っていう先生にご相談をお願いしたいんですね。

加藤諦三:
どうしたらいいんでしょう?っていう・・

相談者:
はい

加藤諦三:
ことですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、お願い致します。

(回答者に交代)

自活できない息子に困るオヤジのグダグダ説明。求人広告チラシを渡して「頑張れ」」への4件のフィードバック

  1. こういう40代男性親戚におります
    しかも複数
    この親にしてこの子ありっていう場合と
    あの子だけなんでかしらという場合と両方です
    相性っていうのも多分にあるんでしょう
    でもどこもお母さんアスペっぽいかな
    でお父さんけっこうバカ
    いい大学出てる嫁さんて枕言葉になってるのは本当です

    このお父ちゃんももうきっとオレが死ぬまでこのままだろうと思いつつ諦めきれない、イロイロやってるつもりで自分をごまかし…
    なんともアワレデス

    でもこのお父ちゃんは幸せだよね
    これから弱ってきて手助けが必要な時はこのガラスの息子もそれなりに役立つでしょう
    ガラス息子には誰もいないんだから

  2. 2000年代前半に谷村新司さんが自身のラジオ番組でこの相談者みたいな親子に言及していたのを思い出します。曰く「自分が怒られて育てられたのを反面教師にして『怒らない教育』を実践しているのだろう」と。
    そういった「怒らない教育」を実践していた親子の成れの果てが今回の相談者親子なのでしょう。

    1. 怒る教育も怒らない教育も意味がない。
      生きるための教育が必要。
      どうすれば生きていけるのか、論理的かつ根気よく
      教えることができなかったんだろう。

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