夫と別れられるのはあなたの心が健康だから。ただし理由に承認を求めない
テレフォン人生相談 2018年5月11日 金曜日
暴言や嫌がらせなど夫の更年期障害と思われる症状が酷い。
親からも、大人しい、いい人で良かったね、と賛成された結婚。
添い遂げるつもりだったが、ツバを吐かれたことでおかしくなった。
逃げたい。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女62歳 夫62歳 二人暮らし 息子36歳 娘32歳 二人共独立している
今日の一言: 親からの自立が、人類普遍の課題です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いいたします。
加藤諦三:
はい、こちらこそ。あの最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい。えーと62歳です。
加藤諦三:
62歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい、してます。
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
62歳です。
加藤諦三:
62歳、お子さんは?
相談者:
はい・・男の、子が30う、6歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
女の子が32歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
2人共、独立して別に暮らしております。
加藤諦三:
と、あなた今ご主人と2人で暮らしてんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました、それでどんな・・相談ですか?
相談者:
34歳ぐらいの頃からあ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか主人、ちょっとイライラが始まりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお・・神経科に行きましたら「男の更年期だろう」という事で、
加藤諦三:
はい
相談者:
軽い、精神安定剤を貰って飲むようになったんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
えっと今から10年ぐらい、前からあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
言葉の暴力が始まりましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ある日は「味噌汁は熱い」と言っては怒り、
加藤諦三:
はい
相談者:
次の日は「味噌汁はぬるい」と言っては怒りい、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、看護婦のお友だちが、
「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「あなたのせいに、するのよ。そういう人は」って言われて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
なるほどな、と思いながら、
加藤諦三:
ああ
相談者:
暮らしていたんですが、
加藤諦三:
ええ
相談者:
お酒を飲むごとにどんどん、どんどん機嫌が悪くなりましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
夕飯ですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・辛いものですから、あのお、長男に相談しましたところ、
加藤諦三:
はい
相談者:
夜う・・ホテルの配膳の、手伝いを行く事にしまして、
加藤諦三:
はい
相談者
あの、日中は働いた事あったんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
夜はその時、初めて・・あの、もちろん主人と一緒に居たくないからって事は内緒で、
加藤諦三:
はい
相談者:
「頼まれたから行くから」っていう事で、
加藤諦三:
はい
相談者:
行ってました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、あのお、その時も・・帰って来たら、も、ぐっちゃぐちゃに、なってるんですよね。食べた物が。あとが。
加藤諦三:
あーあ、そうで・・今は、そうすっと退職して、家にいるわけですね?
相談者:
はい、で、退職して・・家に居て、あのお、お、おとなしいっていうか静かだった時も・・あるんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
やはりい、お酒を飲んでくうちにどんどん、どんどん機嫌が悪くなってくのが、分かるので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、機嫌が悪い中でも、機嫌の良さそうな時に、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「もっと大変な人がいるのに」・・
「ね、なんでそういう風にね、機嫌悪くなるの?」っていう事は言った事が、あるんですが、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「機嫌悪くはない!」って言うんですよね。
加藤諦三:
あー、そりゃ認めないね。
相談者:
ええ
加藤諦三:
機嫌悪い事ね。
相談者:
それで・・・
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、わたしの言う事はすべて否定なんです。
加藤諦三:
はい、そうでしょうね。はい
相談者:
ええ
・・それで・・なんか・・こう、変な風にい・・なって来たんですよね。
加藤諦三:
「変な風になって来た」っていうのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
具体的にいうとどう、どうど・・
相談者:
あと、例えば、わたしの食べる物にい・・あっ、で、一緒にご飯食べたら・・なんかどんどん機嫌悪くなるんですよね。
あのお、お腹、わたしは夜遅いので、
「わたし夜遅くまで起きているから、お腹空くから」・・
「夕飯、もうちょっと経ってから食べるわ」っていう事でえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、ずらして食べるようにしたんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
そしたら、わたしの食べる物の中に・・あの、干し柿の・・頭ありますよね?
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
#$%◆・・あれが捻じ込まれていたんです。
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、酔っ払ってるのかな?と思ってえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
「これはなあに?」って・・後で・・部屋の方に聞きに行ったら、
加藤諦三:
うん
相談者:
飲み、「飲み込まなくて良かったね」って・・
加藤諦三:
あーあー
相談者:
言ったんですよね。
加藤諦三:
ん、うん
相談者:
それから、あの、あ、退職時に・・車を・・お、まだ新しい車だったんですが、退職して嬉しかったんだと思うんですが・・車、乗り回して乗り回して・・クレジットカードでガソリン入れますので、
加藤諦三:
はい
相談者:
何万円にもなってしまうので、
加藤諦三:
はい
相談者:
「現金で入れてくれないか」っていう事を・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
言いましたところお・・なんか、ムクれてしまってえ、
加藤諦三:
はいはい、はいはい
相談者:
あのお・・大きな、いい車だったん、で、まだ1年ぐらいしか経ってなかったんですけどお、
加藤諦三:
うん
相談者:
軽自動車に替えて来て、
加藤諦三:
・・うん
相談者:
「この車ならあ、いくら走ってもガソリン・・しれてるだろう!」と言って、
加藤諦三:
うん
相談者:
勝手に替えて来ちゃったんですよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかそういうエネルギーとかが、凄い、怖いなーって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
思ったのもありました。
加藤諦三:
うん。それで・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、ま、あなたあ、一緒にいると、どんどん機嫌が悪くなるっていう事で、
相談者:
はい
加藤諦三:
一緒に食べないという事ですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
だからといって、あなたにしがみ付いてるところがあるんでしょ?
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
ね、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
一緒に居ると頭に来るけれどもお、
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
だけどあな、たと一緒でないといられないんだよね?
相談者:
そんな感じに思われます。
加藤諦三:
うん・・まあ、よく分かりますよ、はい
相談者:
で・・それで・・あのお、電話をしようと思ったのは、
加藤諦三:
うーん
相談者:
あの・・なんか病院に7つぐらい行ってるんですよね、今。
加藤諦三:
7つ?
相談者:
7つぐらい。
加藤諦三:
随分たくさん行ってんねえ。
相談者:
ええ、そいでなんかわたし、病院行くの、楽しいのかな?この人と思・・ってずっといたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
「あなたね、もしかして、病気依存症なんじゃないの?」っていうような事をチラっと言ったら、凄い機嫌悪くなりまして、
加藤諦三:
うん、ん
相談者:
そしたら・・「なにをー!」と言って、唾を掛けました。
加藤諦三:
うーんもうー・・抑えきれない怒りだよねえ。
相談者:
で・・ええ、だから、うわあ、唾掛けちゃったと思って、
加藤諦三:
うん
相談者:
いやもうー、なんかあれだと思いまして、
してそんな事があってからしばらくしてから・・なんか心臓バクバクしてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・ちょっと・・主人が帰って来るなーと思う時に(苦笑)・・なんかこう、こちらも精神安定剤を貰いに行って、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
帰って来る前に飲んで、
加藤諦三:
飲んで、はい、はい
相談者:
夜も・・寝れないので、
加藤諦三:
はい。夜もあんまりよく寝られないわけね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うんーん、あの・・ご主人あれなの?・・ま、俗な言葉で言うとマザコンみたいなところがあったの?
相談者:
・・マザコンみたいなところはないと思いますが、
加藤諦三:
うーん
相談者:
お姉さんが、ちょっとお、
加藤諦三:
うん
相談者:
君臨(くんりん)してる感じの家でした。
加藤諦三:
お姉さんが君臨してる?
相談者:
はい。ような家でした。
加藤諦三:
う、お父さん、お母さんよりも、
相談者:
はい
加藤諦三:
お姉さんが中心にして、その家は回っていたわけ?
相談者:
そんなような感じの家でした。
加藤諦三:
うーん
相談者:
だからわたしも、父や母は、凄いいい人だったんですけど、お姉さんのご機嫌を損ねないように、一生懸命つく・・努めて来ました。
加藤諦三:
あなたがね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、お姉さんがあ・・主権的人物で、お姉さんのご機嫌を、親も、お姉さんのご機嫌を取っていた?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと、あなたのご主人はあ、非常に、あの・・あれですね・・支配される方の立場だったですね?
相談者:
大人しくて、いい人でした。
加藤諦三:
うん、大人しくてでしょうね。
相談者:
はい。で、うちの・・わたしの母も、
加藤諦三:
うん
相談者:
「大人しくて、いい人で良かったね」っていう事で、
加藤諦三:
うん
相談者:
結婚に賛成してくれました。
加藤諦三:
大人しくて、いい人だけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
心の底は物凄い怒りがあったね。
相談者:
そう、そんな感じに思われます。
加藤諦三:
・・その家族からあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人自立できてないからあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
男になってないんですよ。
相談者:
わたしもそう思います。子どもだなと思います。
加藤諦三:
うん。だから、も・・
相談者:
で・・
加藤諦三:
ど、どーうする事もできない、物凄い怒りがあら・・あるんだよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
うん
相談者:
で、先生、わたし・・古い人間なものですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
どうにか連れ添いたいなとは思っていたんですが(涙声)、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、ちょっと、逃げようかなって、思うんです(涙声)。
加藤諦三:
ん、いやそれは、逃げようかなと思うのは・・正常ですよ。
相談者:
はい(泣き)
わたしは先生、どうしたらいいんでしょうか?
加藤諦三:
だからどうしたらいいかって、ね?、そこで考えなきゃいけないわけですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今日ね、そういう意味じゃ、すっごく難しい・・あなたよく、電話掛けてくれましたよね。
相談者:
ありがとうございます。
加藤諦三:
これ・・うん、あの、これえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあのスタジオにですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイストとしてお馴染の、
相談者:
はい
加藤諦三:
マドモアゼル愛先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
比較的自己が確立している欧米ではこういう相談は珍しいのでしょうが、日本では相変わらずよくされてるような気がします😓。
この相談者さんは 気持ちはある程度決まってたんでしょうが、背中を押してくれる人を探してたんでしょうね。
無事に離婚できれば良いでしょうが これだけクズ男だと 揉めそうですね(´д`|||)
それにしても 不幸や不運な相談の種は尽きない(/_;)/~~
どんな相談も、100億もらえたらどうします?
そんな問に動くようなら
これ全て己の欲から生じた悩みでありましょう
生まれた時に親を亡くした子もいれば子を亡くす親もいる
お金では解決できない、100億を蹴ってでも戻したい過去現在
前者の悔みなど聞くに及ばず
後者は解決せずとも生きるに値する人生ではなかろうか
幸も不幸も外から内に起きるものなのか?
ともすれば、呼び込むものなのでしょう