周囲と争いたくない男が買う妻の反感。実は優柔不断な似た者夫婦
テレフォン人生相談 2018年8月27日 月曜日
身体を壊して入院していた一人暮らしの母が近々退院してくる。
入院時は施設に入れることも考えていて、親戚からも入所を勧められていたが、医者によると自活が出来なくもないらしく、相談者としては当面、入所を見合わせたいもよう。
一方、妻は負担に感じていて、入所に期待している様子。
親戚の前で煮え切らない相談者に怒って、口も利かない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 男56歳 妻54歳 長男26歳 長女24歳 長男と長女は独立している 次女16歳 父は他界 母は入院中
今日の一言: 優柔不断な人ほど、相手を「あなたの優柔不断が許せない」と言います。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし、はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、お世話になりますう。
加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
えーと、56歳です。
加藤諦三:
56歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
えー54です。
加藤諦三:
54歳、お子さんは?
相談者:
えーと26歳男、24歳女、えー16歳女です。
加藤諦三:
はい・・と今・・
相談者:
はい
加藤諦三:
5人で生活してるわけですか?
相談者:
えーっと、もう、上2人はあ・・
加藤諦三:
上2人・・
相談者:
あのお・・しょ、あの・・
加藤諦三:
う、家出てるんですね?
相談者:
就職してます、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談でしょうか?
相談者:
あ、すいませ、えー、っと、4ヵ月程前からあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
母親の調子が悪くて。ん、えーと、入院して、で、その時い、に、あの親戚の方から・・
「もう」あの「老人ホームに入れたら?」っていう形で言われたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、わたしがその時に、ハッキリした返事を、あの、女房の前で言わなかったのと、
加藤諦三:
ええ
相談者:
えーと、そんな事、言えないっていう風に、ちょっと・・めんどくさがっ・・くて、そういうふうに言ったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
それがあ、女房気に入らなかったらしくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、1ヵ月程口利かなかったんですよ、お互いに。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
で、それから、えーと、入院して、手術、とかして、女房の方から
「どうなってるの?」って形だったもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、「だいぶ良くなって来て、戻って来れるかもしんない」っていう・・話・・えー、しをしたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
「そんな今まで悪かったのに、ちょっと手術したぐらいで・・治るわけないじゃん」っていう形で・・あのお、言われて。
加藤諦三:
はい
相談者:
「じゃ、治ったらどうすんだ」、あの、「1人で」やっぱ「治ったら生活」う、「出来るとこまで」・・「行けるかもしんない」って先生言ってるよ」っていう話をしたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー「そんなの絶対」・・「無理に決まってる」っていう形で言うもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
「自分の親だったらどう思う?」・・っていう話をしたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
「わたしの親に、かこつけないで。わたしの親は、ちゃんと、自分でやってますから」っていう形で(苦笑)。あの、言い切られて。
加藤諦三:
はい
相談者:
凄いまた怒っちゃったもんで、
加藤諦三:
うーん
相談者:
またそれから、1ヵ月程口利かなかったんですよ。
加藤諦三:
うんー
相談者:
それでも、まあ、まあ、ちょっと口を利くようにな・・ったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
先週ぐらいに・・病院の方から・・「だいぶ、手術して」・・「足腰の調子がいいもんで」、
加藤諦三:
はい
相談者:
「戻って、1人で生活できるんじゃないか」っていう・・ことだったんですよ。
加藤諦三:
はあ、はあ、は
相談者:
はい。だもんで、それをまた、えーと、女房に言ったら・・また喧嘩みたいな感じで言い争いになって・・しまう、も、めんどくさいもん、めんどくさいっていうか・・嫌なもんですから・・
加藤諦三:
はい
相談者:
んあの、どういう風に切り出していいのか?・・分かんないっていうのと、実際・・もう、7、あ、86なもんですから・・施設に預けた方のが・・
加藤諦三:
はい
相談者:
いいのか?・・戻って来て、1人で生活さして・・デイサービスとかに、行かした方がいいのか?・・ちょっと聞きたくて・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
電話さしてもらったんですけど。で、そのちょっと1ヵ月、ほ、ほど前にも・・女房と揉めた時にも・・
加藤諦三:
はい
相談者:
「『老人ホームに入れる』つったのに、なんでちゃんと言えないの?」とかっていう事と、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、「友だちに色々聞いたけど、あんたみたいな」、何?・・あー「そんな事言えないなんて信じられない」とか。
加藤諦三:
ええ
相談者:
「あんたのこと見損なった」とか。
加藤諦三:
うん
相談者:
「世間知らず」とか(苦笑)、罵(ののし)られちゃったもんで、
加藤諦三:
うんー
相談者:
ちょっと言いづ・・言い出せ・・しづらいんですよ。
加藤諦三:
それは・・
相談者:
「今まで」・・
加藤諦三:
はい
相談者:
「どれだけ、あんたの親に苦労して来たと思ってんの?」・・
加藤諦三:
あー、はい、はい
相談者:
っていう(苦笑)、ええ・・
加藤諦三:
はい、はい、はいはい
加藤諦三:
ことで(苦笑)
加藤諦三:
はい
相談者:
「あんたはそういう事全然分かってない」っていうふうに・・
加藤諦三:
ええ、ええ、ええ
相談者:
やっぱり言われてしまって(苦笑)。
加藤諦三:
はい、はい、はい、かなりあれですねえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
長い・・その確執の歴史はある・・
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
と考えて、いいんですかねえ?
相談者:
はい。で、それでもあのお、父が亡くなって、からは、
加藤諦三:
はい
相談者:
母親に、夕方ご飯を作った物、届けに行ったりとか・・
加藤諦三:
はい
相談者:
してくれて、
加藤諦三:
え
相談者:
あの、多少、話(はなし)し、たりするらしいんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
んーそこで・・母親が愚痴を言ったり「あそこが痛い」、「ここが痛い」っていう事を・・やっぱ、いっつも聞かされるもんで、「それが嫌だ」つってわたしには言ってたもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、あの、「一生、忘れない」って(苦笑)。やっぱ喧嘩したりすると、言われますね(苦笑)。
加藤諦三:
あ、「一生忘れない」ね。
相談者:
はい、だ、から、多分・・昔からの事を色々・・あるんだと思います。
加藤諦三:
うん・・うん
相談者:
それで、わたしに対しても、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「優柔不断」っていう・・「情けない」っていう風に?、わたしが、そういう事で逃げてしまってるっていう風に思ってると思うんですよね。
加藤諦三:
うんうんうーん
相談者:
で、母親の言いなり・・っていう風に、思ってるらしいです。
ただわたしとしてはもう、今まで一緒にやってる時はやっぱ・・喧嘩、わたしとお、母親で喧嘩はあ、色々したりなんかしてたもんですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
も、最後ぐらいは、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ・・ある程度聞いてやって、亡くなって欲しいかなっていう事があるもんで、
加藤諦三:
まあ、それはそうでしょ、うんー
相談者:
ええ・・ちょっと我儘も聞いちゃってるのかな?と思うんですけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それも気に入らないみたい、ですよね。
加藤諦三:
お母さん自身の気持ちは、分かんないわけですね?今。
相談者:
あ、母親、自身はあのお、やっぱだいぶ良くなって来たもんで、1人で生活できるっていう風に・・
加藤諦三:
別棟でね?
相談者:
はい・・
加藤諦三:
だけ・・
相談者:
だからそれ、さえも、やっぱ女房は、嫌なのかな?っていう(苦笑)・・
加藤諦三:
それは奥さんは嫌なんでしょうね・・
相談者:
やっぱ戻って来れ、はい・・はい
加藤諦三:
ハッキリね。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオにですね・・
相談者:
はい
加藤諦三:
え、心についてのエッセイストとしてお馴染のマドモアゼル愛先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
大変難しい、はな・・あの、相談だと思いますが、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、お願いします。
(回答者に交代)