利己的な自分は隠せない。姉の晩年でしくじり金も親子関係も失う女75歳
テレフォン人生相談 2018年12月21日 金曜日
娘のことを我が子のように可愛がった未婚の姉の相続を巡って娘と仲違い。
近々納骨で顔を合わせる予定。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 女75歳 夫78歳 二人暮らし 家庭持ちの長女51歳 長男49歳 去年他界した姉
今日の一言: 無理した非利己主義の事を神経症的非利己主義といいます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
・・えっと75歳です。
加藤諦三:
75歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えーご主人何歳ですか?
相談者:
78です。
加藤諦三:
78歳。
お子さんは?
相談者:
2人います。
加藤諦三:
何歳でしょうか?
相談者:
50・・1と、49です。
加藤諦三:
はい。で今、おふ・・ご主人とお2人で暮らしてんですか?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
え、姉・・の遺言で・・
加藤諦三:
おね・・
相談者:
遺産をもらって。
加藤諦三:
お姉さんの遺言で・・えっと・・
相談者:
&%$#
加藤諦三:
あなたのお姉さんですね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・今、娘と・・顔を見合わしても、睨みやっこしてるもんで、それを、今、&%$・・
加藤諦三:
「今、娘と」って言ったか・・娘というのはこの・・51歳、49歳どっちですか?
相談者:
あ、51歳です。
加藤諦三:
51歳の・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さん?
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚しているんですか?
相談者:
はい、います。
加藤諦三:
はい。で、この51歳のお嬢さん・・と、どうなんですか?
相談者:
相続の事で揉めまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
今、あの2人がにいがみ合ってる・・関係なんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
亡くなった姉の遺言で、
加藤諦三:
はい
相談者:
「娘と上手くやってって」っていう事お、ですので、どうしたら、上手くやってけれるのかなあ?、それを教えていただきたいんですけれど。
加藤諦三:
はい。人間関係上手くやって行くのは、そ、大変難しい事なんですけど。
お姉さんの遺言で、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのお・・「遺産をもらって」というその・・
相談者:
わたしが・・
加藤諦三:
あなたは、あの、何人兄弟なんですか?
相談者:
1人しかいないもんで。あの、1人とか・・
加藤諦三:
ん?ちゃう、あの・・おね、あなたはお姉さんいるわけですよね?
相談者:
はい、はい、はい・・
加藤諦三:
だからあなたのきょう・・
相談者:
あの貰われ子ですので。
加藤諦三:
・・
相談者:
わたしが。
加藤諦三:
はい・・
相談者:
姉のところへもらわれてったっていう関係です。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと、あなたのお姉さんというのは?
相談者:
はい
加藤諦三:
お姉さんったら何年前に亡くなられたんですか?
相談者:
え、去年です。
加藤諦三:
去年亡くなられたのか・・
相談者:
はい
加藤諦三:
はい。それで・・遺言で・・
相談者:
いや、あの、わ・・
加藤諦三:
「上手くやってってくれ」っていうのは・・
相談者:
わたしと娘が気が合わない事が分かってるもんで・・
加藤諦三:
あはい
相談者:
で、亡くなった姉は・・
加藤諦三:
うん
相談者:
その、わたしの娘が、い、い、可愛いもんで、子どもみたいにそ、あの・・わたしが、あの・・渡したっていうのか、あの、一緒に、あ、あの・・旅行なんか連れてってもらって。
加藤諦三:
え、お姉さんが、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの、ん、お嬢さんの51歳のお嬢さん、が、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの「娘のように可愛がってた」・・
相談者:
はい
加藤諦三:
てのはどういう事ですか?
相談者:
いやあの、結婚してないもんで、姉は。
加藤諦三:
ああ、そうすっとお姉さんにしてみれば、
相談者:
はい
加藤諦三:
この51歳のあなたのお嬢さんが、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の娘・・
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
ほいで、あ、自分の財産を・・
相談者:
いえ、財産は、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、法定相続人はわたししかいないんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
「わたしが」・・あのお、「どうせ」、あの「先に、早く死ぬんだから」・・
加藤諦三:
はい
相談者:
今のうちに、あの、姉の・・あの遺産を、3人で、わたしと、あの娘と、息子と3人で分け・・
加藤諦三:
息子っていうのはこの49歳の息子さん・・
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
3人で分けた方が、
加藤諦三:
ああ
相談者:
いいなと思ったもんで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、3人で分けるいう事を、
加藤諦三:
ええ
相談者:
姉に頼んだんです。
加藤諦三:
ええ。ほいでお姉さんの遺言はそういう事だという事・・
相談者:
はい
加藤諦三:
分かりますけど・・
相談者:
で、わたしと、
加藤諦三:
はい
相談者:
娘が・・あの、気が合わないもんで・・
加藤諦三:
そ、それで、「3人で分けなさい」という事ですね?
相談者:
はい。わたしがそう言うたんです。
加藤諦三:
・・あなたがそれ・・
相談者:
「3人で分けるからね」って。
加藤諦三:
あなたが、お姉さんに、そういう風に言った?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、「そうしといてね」って言ったもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
も、子ども達は・・3分の1ずつもらえると思ってるんですよね?
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・その時に、結局、亡くなる、病気になってから、
加藤諦三:
うん
相談者:
姉とわたしがちょっと、仲違いしちゃったんですよね。
娘が・・
加藤諦三:
「仲違い」っていうのはな、な、なんで仲違いした・・
相談者:
あのお葬式の事で。
加藤諦三:
・・
相談者:
姉は・・あの「お寺さんで葬式をして欲しい」って言ったんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
そ、それが、凄くお金が掛かるお寺さんだから・・
加藤諦三:
はい
相談者:
「普通の、葬儀屋でやりたい」っていう事をわたしが言ったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それが、あの、姉と、娘が気に入らなくて、
加藤諦三:
・・はい
相談者:
でわたしも「しまったな」って後から思ったんですけれど。
加藤諦三:
うんー。そうすっと、お姉さんが、
相談者:
はい
加藤諦三:
「自分の葬式はお寺でやりたい」と言ったわけですね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
それで、お、お姉さんは・・その遺産を・・
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに財産はあるわけですね?
相談者:
はい、あります。家(うち)も自分の家ですし、
加藤諦三:
ええ、それで・・
相談者:
だからその前に、家(うち)を・・あのお、わたしは、姉の、家(うち)は、長女にやって、あの娘にやって、
で、わたしのお、たちの家(うち)は、息子にやるって思ってたんです。
そういうふにしたんです。
加藤諦三:
・・
相談者:
で、わたしは息子が、これから将来、お金の掛かる、お寺さんでは、大変だろうと思って、姉を、の、あの、仏壇とかそういう物を、「わたしが引き取る」って言ったんですけれど。
加藤諦三:
ええ
相談者:
それが、なんか・・娘も、姉も、やっぱり嫌だったみたいで。
それが・・
加藤諦三:
でそれはその・・お姉さんの・・
相談者:
はい
加藤諦三:
生前に揉めてたわけですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
うーん
相談者:
で今度、あのお、1年で、納骨に行くんですけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
みんなで。
加藤諦三:
うん
相談者:
・・でその時もきっと・・あーどうしたら上手くやってけれるの、あ、上手く・・あ、あのお、娘と、話し合ったり出来るのかなあ?って。
加藤諦三:
という事は今、こういう状態で、ま、納骨も済んでないわけですね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
・・で、どういう風にしたらいいかという事ですね?
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
大変あの・・
相談者:
お願いします。
加藤諦三:
や、こ、気持ちの絡んだ難しい問題だと思いますけれども・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに弁護士の、塩谷崇之先生がいらしてんので、
相談者:
あーそうですか・・
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、お願いします。
(回答者に交代)
管理人さんの解説でやっと腑に落ちた。
そうだね、貰われっ子が人生に染み込んでるんだね。なんだかかわいそうな気持ちになったよ。
娘ともうまくいかない原因もそこにあるのかな。
私は苦労してきたのに。っていう。
書き起こし、コメントに感謝しております。
もったいないなぁ
この解説で婆さん救われるんじゃないの?
根本は何も解決しなくても。
嘘や見栄を張らず、賢い人に状況を
相談するのはものすごい事なんだわな
まあ、そもそも素直になれる人が
困る状況に成りにくいとも