何を話しても自分のことに引込む80歳の母親に小さい頃を思い出してイラッ
テレフォ人生相談 2019年1月8日 火曜日
母親とは車で一時間の距離。
電話や会って話したり相談したりしても結局は母が自分の話に持っていく。
子どもの頃からそうで、その時のことを改めて思い出してしまいイライラする。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女55歳 2年前に離婚 独立している長男26歳 同居中の次男23歳 長女21歳 実家の父85歳 母81歳
今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いしまーす。
今井通子:
はい、こちらこそ。
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
えっとね、母親との付き合い方あ、ていうか、わたしい、の、心の持ち方について、相談したいんですけれども。
今井通子:
はい。あなたおいくつですか?
相談者:
55歳です。
今井通子:
55歳。
相談者:
はい
今井通子:
えー、ご主人いらっしゃる?
相談者:
いえ、離婚しました。
今井通子:
あ、離婚された?
相談者:
はい
今井通子:
何年ぐらい前ですか?
相談者:
2年前です。
今井通子:
2年前?
相談者:
はい
今井通子:
これは、理由はなぜ?
相談者:
・・んー、性格の不一致ですね。
今井通子:
・・はい
相談者:
ていうか、うん、ちょっと、もうわたしの人生このままでどうなるんだろう?って思って。
今井通子:
はい
相談者:
思い切って離婚ました。
今井通子:
・・えーそれはじゃ、あなたの方から・・
相談者:
そうです。
今井通子:
離婚した?
相談者:
はい
今井通子:
お子さんはいらっしゃる?
相談者:
はい
えーと上から、
今井通子:
はい
相談者:
20う、6、23、20う、1で、男男女です。
今井通子:
男、男、女でらっしゃるのね?、はい
相談者:
はい
今井通子:
で、お子さんは今もう、独立されちゃってる?みんな。
あ、一番し・・
相談者:
上え・・が、独立してまして、
今井通子:
はい
相談者:
下2人い、は、一緒に住んでます。
今井通子:
なるほど。
で、これあのお・・お子さん達は皆、お母さんと一緒にいたかったの?
相談者:
あーもう、おっきかったもんですからあ・・
今井通子:
うん
相談者:
・・それはもう・・
今井通子:
だって2年前だから、も、みな・・
相談者:
はい
今井通子:
成人してますよね?
相談者:
そうですね、はい
今井通子:
1人ぐらい・・「お父さんと一緒に」・・
相談者:
(苦笑)
今井通子:
「行ってあげたい」って言った人はいなかったんだ。
相談者:
(笑)いないですね。
今井通子:
ハッハッハッハ(笑)
相談者:
ハッハッハッハ(苦笑)いなかった・・
今井通子:
という事は「性格の不一致」というよりお父さんかなり、横暴だったね?
相談者:
そうです。もう、ホントそうです。
今井通子:
ふうーん
相談者:
何でも自分の思い通りにしないと、気に入らないし、
今井通子:
うん
相談者:
ちっさい時い、もお・・
今井通子:
はい
相談者:
なんか、出掛けようっていう時にヘソ曲げちゃったら、「もう行かない」とか言う、たりとか・・
今井通子:
うん
相談者:
する人だったしい。
今井通子:
なるほど。
相談者:
やっぱり、父親なんで、ま、わたしが、何とか、仲を取り持ってたんですけど、も、それにも疲れた、みたいな(苦笑)・・
今井通子:
ンフフ、なるほどね。
相談者:
はい
今井通子:
えっと元、ご主人も、お元気はお元気なのね?
相談者:
お元気ですし、子ども達も、うん、自由に行き来してます。
今井通子:
あ、なるほど。
相談者:
はあい
今井通子:
うんそれで?ご主人が・・
相談者:
手が離れた・・
今井通子:
「手が離れた」て言った方がいいんですかね?
相談者:
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今井通子:
手が離れたら、フッと他の事に気が回って・・
相談者:
ああー
今井通子:
ご実家の事が、気になり出しましたか?
相談者:
あ、そお、れ、も、あるかもしれないですねえー、なんか・・
今井通子:
お母様のこと?
相談者:
そうです・・
今井通子:
あ、あ・・
相談者:
母親あ、なんですけど。
今井通子:
お母様おいくつ?
相談者:
えーと81です。
今井通子:
81歳。
相談者:
はあい
今井通子:
お父様は?
相談者:
・・80う、5?
今井通子:
85歳?
相談者:
はい
今井通子:
じゃ・・お二人共お元気なんですね?
相談者:
え、そうですね。
今井通子:
あはい
相談者:
二人共元気です。
今井通子:
はい
それでえ、どうしたんでしょ?
相談者:
あのお、母親なんですけど、
今井通子:
はい
相談者:
・・もう話が全く・・出来ない、というか、通じないというのか・・
・・わたしが電話をしても、一方的に向こうが喋り出すんですね。
今井通子:
はい
相談者:
自分の言いたい事終わったら、
「で、あんた」、「あなた何か用ですか?」みたいな、聞き方なんです(苦笑)・・
今井通子:
うん、うん
相談者:
「わたしから電話をしてるんだから」、「わたしが用事があるに」・・「決まってるやん」って言うと、こう、ちょっと、い、向こうが、もう、
「あーそれは、申し訳ない」みたいな、嫌味ったらしい物の言い方をするもんですから・・凄くわたしがもうイライラ・・するんですね。
今井通子:
それってあれですか?、最近なんですか?、それとも・・
相談者:
いや・・
今井通子:
昔っから?
相談者:
昔っからあ、なんですけど・・
今井通子:
うん
相談者:
特にわたしが最近・・イライラがこう、短くなっちゃったっていうか・・
今井通子:
あ、それ、あなたの側がね?
相談者:
そう・・
今井通子:
うん
相談者:
そうなんです。
今井通子:
要するに年を取って・・ちょっと痴呆っぽくなったからなのかあ?・・
相談者:
あ、昔っからそういう性格う、に・・
今井通子:
お、お母さんです・・だったのよね?
相談者:
もっと、わが、かかったというか、わ、あ、なんていうんですか・・
今井通子:
うん、それはトレーニングの・・
相談者:
もっと磨きが掛かったっていうのか・・
今井通子:
そうですね・・
相談者:
はい
今井通子:
あ、なるほどね。
はい、分かりました。
相談者:
はあい、で・・
今井通子:
うん
相談者:
も、ちょっとわたしは、車で1時間ぐらいのところに住んでるもんですからあ・・
今井通子:
はい
相談者:
た、たまに遊びに・・来るんですね。
今井通子:
はい
相談者:
で、それはわたしも、き、「たまには来れば?」みたいに電話するんですけど、もう会った途端から、イライラが始まって・・
今井通子:
はい
相談者:
わたしが。
わたしが例えば「こうこうこういうこと、友だちとしてね?」みたいな話をするとお・・
今井通子:
はい
相談者:
・・も全部自分の話に持って行っちゃうんですね。
今井通子:
うふん
相談者:
「わたし」い、「の、友だちの誰々がこう言ってた」とか・・
今井通子:
うん
相談者:
「あ、それはわたしが、こうこうこう」って
人の話を折って、
今井通子:
うん
相談者:
その話をずうーっと延々続けるんですけど、わたしそのお友だちも知らないし、そのお友だちが「こう言ってた」って言っても・・
なんのアドバイスにもならないみたいな(苦笑)・・
今井通子:
うん
相談者:
ところがあって。
で、こう例えば、わたしい、が、小っちゃい時から家族ぐるみで、付き合ってる・・一家があって、
そこの、「友だちのご両親が帰って来られたから会いに行くわ」っていう風に、ま、母に話(はなし)したら・・
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと自分を通さなかった事がちょっと気に入らなかったみたいな感じで言われて、
今井通子:
うん
相談者:
挙句に「まあいいわ、行って来たら?」みたいな感じで、「でも、あなたなんか」・・「お土産持って行きなさいよ」みたいな事を、言うんですね。
今井通子:
うん
相談者:
いや、も、持って行くに決まってるやん、みたいな感じなんですよ(苦笑)わたしからしたら。もうわたしも、55お、になってるから、
その、「あなたにいちいち教えてもらわなくっても出来ますけど」、って、思ってしまう・・ことでわたしがまたイライラしてしまう・・
今井通子:
うん
相談者:
いう感じなんです。
離婚の事を相談しても・・
今井通子:
はい
相談者:
あ、「それはわたし」い、「も、そうやった」みたいな感じで、なんか・・わたしの話じゃなくて、自分の話をされる・・
今井通子:
うん
相談者:
で・・その、ちっさい頃とかに・・わたしが凄く英語が苦手で・・
今井通子:
はい
相談者:
授業が付いて行けないと、母にこう・・「どうしたらいいんだろう?」と言った時に・・
「わたしは」・・「英語のコンクールに出た事がある」・・とかいう話になっちゃうんですよ。その頃は、分からなかったんですけど、今、だから、すぐそういう話が思い出して来ちゃうんですね。
あん時に・・わたしの相談じゃなくて自分の、話を・・して来たなあって・・
今井通子:
うん
相談者:
思っちゃって。
結局わたしは・・解決を・・しないまま大きくなっちゃったみたいな感じになって。
今井通子:
うん、なるほど。
相談者:
なんか・・
今井通子:
でそれは・・
相談者:
うーん
今井通子:
お母様だけにイライラすんの?
相談者:
そうです。も、母・・父には全く何もない、ていうか父はもう、ずっと黙ってるような人なんですね。
今井通子:
うん、あのお・・
相談者:
だから父に話をしても、
今井通子:
うん
相談者:
母親が、答える、っていうか。
今井通子:
なるほどね。
相談者:
うーん
今井通子:
うん
相談者:
で、わたしがちっさい時とかにい、「結婚して子どもが出来たらね?」みたいな、ま、子どもだからそういう話をした時に・・
「女の子は可愛くないでえ」っていう、ような答え、が返って来たりとかあ。
今井通子:
はい
相談者:
うん。なんか、その、ま、わたしい、に、えくぼがあって、「そのえくぼが可愛いね」って、こ、近所のおばさんに、小ちゃい時ですよ?
今井通子:
はい
相談者:
言われたら・・
「いやでもこの子は」なんかこう「口が下品やねん」みたいな事を・・母が答える(苦笑)・・
なんかそういう事がどんどん思い出されて来て・・も、イライラしてしまうん・・いまだにこういう事だ、みたいな感じで。
今井通子:
なるほど。フフ(苦笑)
相談者:
うん、で、それがね?、も・・言ったらもう火が点いたように怒って。
もうこの前、ついにもう「じゃ、わたしと付き合わなきゃいいやんか」っていって言うたらもう、すっごい怒ってました。(苦笑)
今井通子:
フフフ
・・で、あなた自身も付き合わない気ではないのね?
相談者:
それは出来ないんです。
今井通子:
出来ないのね。
相談者:
もう、やっぱり、んー、なんか歩いて帰ってく姿とか見てたら、なんか、「年取ったな」と思って凄い・・「あんな酷い事言っちゃったなあ」とか思うんですけど。
もう会うと、その瞬間にその気持ちは忘れてしまうぐらいイライラしてしまう(苦笑)。
どうしたらいいんだろう?と思って。
今井通子:
今日のご相談はそれ?
相談者:
そうです。
今井通子:
今日はですね・・
相談者:
はい
今井通子:
三石メソード主宰で、作家で翻訳家の三石由起子先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。
相談者:
はあい
今井通子:
先生よろしくお願いします。
相談者:
お願いします。
(回答者に交代)
あははは。
ケンカできていいねぇー。
私50前、いまだ母に凍る。母に一つ文句言ったら、即、精神病んでる扱いされる。
幼児から抑えつけられ、思春期には女としても踏みにじられ、我が子ができたら母親としても失格扱い。
今は、我が子には、抑えつけないで、幸せに育ってほしいと、必死。
自分は恐ろしくてできなかった反抗期を、こども達は普通に私に反抗するんだもんねー、うれしいけど、ちょっとだけ複雑な心境。
もう、自分と母との関係はどうにもなんないから、せめて連鎖を防ぎたい一心。
いいなあ、母とケンカしてみたかったー
ああ、聞いていてこちらまで素直で親しい、気安く優しい気持ちになった。
こんなステキな回もあるんだなあ。
でもご本人はご本人なりに、小さい頃から苦しんだり耐えたりしていたんだと思う。そして、未だにイライラしてるけど、それでも母を愛していて、そのことを自覚してちゃんと受け入れてる。
自分の気持ちを認めている人の話は、赤の他人でも、聞いていて心を寄せることができる。自分も自分に素直になって、誰かを好きな気持ちを肯定できる。
そんなことを考えた回でした。
先生方に軽くいなされた感はありますね。
モノは考えよう的な・・・
この相談者のイライラはもっと深刻かも。
相談者の気持ちが良く理解出来るので。
これからお母さんが歳をとって、自分ではなんにも出来なくなって介護が必要になったら、自然に関係が変化してイライラが少なくなるかも。(イヤ、多くなるかも?)
私の場合は 口を開けば愚痴と悪口ばかりの母に嫌悪以外の気持ちを感じた事がなかったし、一生心が通じ合うことも無いだろうとあきらめていました。
ですけど、時が過ぎて今100歳に近い母を引き取り、自宅介護が始まり変化がありました。母は認知症も軽く、他者への攻撃的態度も健在ですが、それ以上に良い面も発見しました。自分でも信じられないのですが、お互い感謝しあえる仲になりました。
膨大な介護の負担と引き換えに・・ではありますが。
関係は変化しますよ。良い方に変化しますように。
よくある女親と娘の軋轢
相談者は真剣でも本当に追い詰められてたり酷い虐待を
受けてる人はこんな思いにはならない。
未だ親を見ると吐き気をもよおす人もいるから。
先生が言うように幸せだ。羨ましいなぁ。
遠回しに叱られてると思うんだけど・・三石先生に
あと、呆れられてまともに取り合ってもらえてない?
素直ですね~って”幼稚”と似たようなもん
三石先生は
結局、当人以外が不幸にならない問題は
どうぞおやんなさい。
これすき