相続権のない私が世話して管理した口座。葬式にも来ない相続人。残高400万の行方
テレフォン人生相談 2019年11月16日 土曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女60歳 夫62歳 義母88歳 義母の従姉95歳は1ヶ月前に他界
今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いしますう。
今井通子:
はい
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
夫の・・
今井通子:
はい
相談者:
母、の・・従姉を、あの、9年間、介護したんですが・・95歳で亡くなったんですが・・少しお金が残りまして・・その財産分与についてお伺いしたいです。
今井通子:
まずあなたおいくつ?
相談者:
60歳です。
今井通子:
ご主人は?
相談者:
62です。
今井通子:
財産分与のお話なので、
相談者:
はい
今井通子:
系図的にいうと・・
相談者:
はい
今井通子:
ご主人の?
相談者:
主人の母の従姉になりますのでえ・・
今井通子:
うん
相談者:
母の・・母親の、お兄さんだと思います。&#・・
今井通子:
お母さんの、
相談者:
&#
今井通子:
お母さんの・・
相談者:
はい
今井通子:
だから、お祖母さんの、
相談者:
ええ
今井通子:
お兄さんの・・子どもでしょ?
相談者:
そうです。
今井通子:
が、要するに、お母さんのお従姉さんっていうことですよね?
相談者:
あ、そうです。
今井通子:
はい
まずお母さんはおいくつ?
相談者:
88です。
今井通子:
この従姉さんは?
相談者:
95で亡くなりました。
今井通子:
95歳で、
相談者:
はい
今井通子:
えーっと、何年前に?
相談者:
1ヶ月前に。
今井通子:
そのお、伯父さんの子どもって、その・・従姉さんお一人?
相談者:
あ、3人みえます。
お姉さん・・亡くなったんですけど・・
今井通子:
うん
相談者:
お姉さんで・・
今井通子:
うん
相談者:
子どもが・・二人みえまして、
今井通子:
はい
相談者:
で・・妹が、88で、まだ、あの・・健在です。
今井通子:
こちらもお子さんいらっしゃる?
相談者:
あ、みえます。
今井通子:
あ、はあ、はあ
どういうご縁だったの?
相談者:
自宅う・・に近かったんです。で、その亡くなった、あの、95歳の人は・・あの、きょうだいが遠くなので・・
今井通子:
うん
相談者:
で、その、伯母は、あのお、近、近いところに住んでまして、
今井通子:
うん
相談者:
あの、結構、懇意に、お付き合いしてましたので、
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと脳出血になって、それからもう半身付随になってしまって動けなくて、
今井通子:
はい
相談者:
ずっと、お世話、させていただ、きました。
今井通子:
何年ぐらい?
相談者:
9年です。亡くなった時に少しお金が残りまして、
今井通子:
うん
相談者:
で、どのように、財産分与したらいいか?っていうことをお聞きしたくてお電話しました。
今井通子:
成年後見かなんか、に、なってんの?
相談者:
あ、そういうのはないんですけど、もう、あの、すべてわたしが、もう実の娘のような、感じで、あの、すべてのことを、身元保証人から・・代理人として役所の、し、あの、手続きとかはやって来ました。
今井通子:
なあるほど。
相談者:
はい
今井通子:
ということは、
相談者:
うん
今井通子:
お従姉さんのお姉さんとか・・
相談者:
はい
今井通子:
妹さんとか・・
相談者:
あ・・はい
今井通子:
あ、お姉さんは亡くなってんでしたね?
相談者:
あそうです、はい
今井通子:
その、お子さんていうのが、
相談者:
はい
今井通子:
いらっしゃるわけよね?
相談者:
あ、そうです。
今井通子:
そういう方たち、ちい、とはあ・・
相談者:
あまり・・
今井通子:
普段連絡は・・
相談者:
お付き合いがない・・なかったです。
今井通子:
あ・・で、亡くなったっていうことは・・お葬式、とかは?
相談者:
も、お、通知したんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
見えなかったです。あ、でも妹さんは・・
今井通子:
うん
相談者:
あの、来てくださいました。
妹さんとは色んな、
今井通子:
83、8歳ね?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい
相談者:
妹さんとは・・電話で?色んな状況とか・・
今井通子:
はい
相談者:
あのお・・今の状況とか、お話してましたので・・
今井通子:
はい
「少しお金が、残った」というのは・・その・・
相談者:
あ、はい
今井通子:
あなたが、わ、お、預かって色々もう・・
相談者:
あ、そうです、はい、そう、物もして・・
今井通子:
身の回りのお金使ってらしたんだろうけど。
相談者:
はい
今井通子:
うん
相談者:
400万ぐらいです。
今井通子:
400万ぐらい?はい
相談者:
はい
今井通子:
あ、で、生命保険とかは?
相談者:
あ、ないです。
今井通子:
ない。
相談者:
一切ないです。
今井通子:
お葬式は?
相談者:
・・あ、そこから出して、出しました。
今井通子:
も出して・・
相談者:
はい
今井通子:
出した残りが400万ぐらい?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
遺言とか残されてる?
相談者:
ないです。
一切そういう話はしなかったです。
今井通子:
あ、割と、じゃ突、突然な、亡くなっちゃったわけか。
相談者:
そうですね、突然ていう、ふうではないんですけどお、
今井通子:
うん
相談者:
そういう話は一切、することがなかったです。
今井通子:
あの、認知症はあった?
相談者:
あ、ないです。
今井通子:
あ・・そうですか。
相談者:
ま、ちょっと物わ、年相応の、
今井通子:
うん
相談者:
物忘れはありましたけど・・
今井通子:
うん
あなた自身がどうやればいいか?っていうことですよね?
相談者:
そう、どういう風にしたらいいか?・・はい
今井通子:
分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね・・
相談者:
はい
今井通子:
弁護士の大迫恵美子先生がいらしてますので・・
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
あはい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
相談者:
お願いします、はい
よろしくお願いします。
(回答者に交代)
こういう相談の場合、回答者の先生に、私が最期まで世話をしたんで、もらえるなら、もらいたいですね、って、はっきり言う人の方が、なんかいいなあ~。あくまで、個人的な好き嫌いですが。
最初、いらないのかな、と思って聞いてたもんで、途中から、どっちなんや、とモヤモヤしてきて、あ、やっぱりほしいのかって、思った。でも、結局、どっちかわからないまま。
立て替えた分は、さっさと請求して、引いておいたりして、お金に関してはこの人と私は他人なんだから、という線の引き方をするのが大事な気がした。
どちらにせよ、色んな意味で勉強になりました。今後することになるであろう介護の参考にします。
自分でもどうしていいか分からんから相談してるんやないの?
そうなのかあ。
私も、相談者の奥歯にものが挟まったような話しに、堂々と要求したほうが爽やかだと感じました。
立て替えたお金を返して貰って、後は相続人に任せる。
ぐだぐた言って来るなら弁護士に依頼。
優しい人が損をする。
一生懸命介護する気持ちに嘘も下心も無かったと思う。
施設入所の時も、いろいろ調べて 走り回って検討したんだろうな。
書類出したり、手続きに行ったり、いっぱいやることがあるし、施設に入れば入ったで、なにかあれば呼び出しが頻繁に来るし。
病気した時も 入退院のたびに心を痛めたでしょう。
最期は老健だったのね。
人 ひとりの最期を看取るって、プライスレスなんだよね。
この人、400万も残して、偉いよ。
葬儀にも来ない相続人に渡すより、今後の手あつい弔い費用にする方向で話をもっていけばどうでしょう。
亡くなったおばあさんも喜ぶよ。おばあさんの残したお金だもの。
法事に使ったり お墓たてたりしてあげれば? そう、もちろん故人の遺志により!