夫が逝って生活費を自分口座に変えると心配なのが税務署が気づく過去の無申告
テレフォン人生相談 2020年5月27日 水曜日
パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女80歳 夫82歳は最近他界 別に暮らす息子49歳
玉置妙憂:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いしますう。
玉置妙憂:
よろしくお願いいたします。
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
えーと、相続のことなんですけれど。
玉置妙憂:
相続のこと?
相談者:
はい
玉置妙憂:
はい
相談者:
最近、あの、主人が亡くなりまして相続が発生して、
玉置妙憂:
はい
相談者:
今までは主人が全部、生活費とか、光熱費とかを、あの、賄ってくれてたんですけれど、
玉置妙憂:
はい
相談者:
それをわたしが、するん、なるようになったんで、
どういうふうに、あの、お金、使おかなと思って、
玉置妙憂:
うん
相談者:
考えて、心配が始まったんです。
玉置妙憂:
今、おいくつですか?
相談者:
えーと80です。
玉置妙憂:
はい
えっとご主人さまはおいくつでした?
相談者:
えー、82です。
玉置妙憂:
お子さまは何人いらっしゃいますか?
相談者:
1人です。息子です。
玉置妙憂:
息子さん?
相談者:
はい
玉置妙憂:
息子さん結婚してらっしゃるのかしら?
相談者:
えーと今1人です。
玉置妙憂:
えっと一緒に住んでらっしゃるんですか?
相談者:
ん、別です。はい
玉置妙憂:
今息子さん、おいくつ?
相談者:
えー49歳です。
玉置妙憂:
49歳
相談者:
はい
玉置妙憂:
で、えーご主人さまが、お、お亡くなりになって、全部相続をされたと?
相談者:
はい
玉置妙憂:
今日のご相談はその相続したお金をどう使おうか?ってことですか?
相談者:
相続したのは、預金と・・住んでる家となんですね。
主人が、残してくれた、お金を・・トータルしたら大体、1800万ほど、だったんですね。
玉置妙憂:
はい
相談者:
住んでる家っていうのは、
玉置妙憂:
はい
相談者:
固定資産・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
評価、額、それで、あ、土地が、1500万で建物が・・900万円。
玉置妙憂:
はい
相談者:
それだったら普通に、申告したらいいんですけれど、
玉置妙憂:
はい
相談者:
自分の、預金とか、考えたこともなかったから1回書き出しましょ、って書きい、出してみたんです。
玉置妙憂:
はい
相談者:
そしたら、
玉置妙憂:
はい
相談者:
全部で、えーと4千万円ほどなるんです。
玉置妙憂:
お、ご自分の預金だけで?
相談者:
わたしのが。はい
玉置妙憂:
はいはい
相談者:
なんか、えらいアンバランスやなっていう、いうのが、気になったんですね。
で、わたしい、の、あの、実家の・・相続が、700万・・で、そのときにもらったけども・・わたしは、あの、お金、全然使わなかったんですね。
玉置妙憂:
はい
相談者:
で、ずうっとそのまま置いといたら、あの頃は、利息も良くって、
玉置妙憂:
うん
相談者:
で、あっという間に1千万なってしもうて、
玉置妙憂:
はい
相談者:
年金と保険とに、変えたんです。
玉置妙憂:
はい
相談者:
放っといたままだったら・・1200万円ほどになってしもたんです(含み笑い)。
玉置妙憂:
うん
相談者:
バランスから考えて、わ、困ったなあと思って。
玉置妙憂:
ん?、旦那さんから相続したのの額と、
相談者:
うん
玉置妙憂:
ご自分のお手元の額う、が差があり過ぎての、
相談者:
そうそう、はい
玉置妙憂:
困ったこと?
相談者:
はい、はい
玉置妙憂:
ほう、ほう、ほう、ほう(苦笑)
相談者:
うん、あ、その、お金で、これから、光熱費、とか公共、料金を払おうと思ったんですね。
玉置妙憂:
はい
相談者:
そしたら、
玉置妙憂:
うん
相談者:
今までそのお、あのお、年金も、
玉置妙憂:
うん
相談者:
保険も、
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしは、あのお、税務署に申告してないんです。
玉置妙憂:
うん
相談者:
年金と、そいから、保険に入ったときに、
玉置妙憂:
はい
相談者:
普通だったら、税務署に、あの「毎月、こんだけ払ってますから」・・「引いてください」っていう申告しますよね?
玉置妙憂:
うん・・年末調整とかのことですかね?
相談者:
うんうん、そう、そう、そう、そう
玉置妙憂:
うん
相談者:
ね?
玉置妙憂:
それを全然、されて来なかったから?
相談者:
うん
玉置妙憂:
うん
相談者:
一遍に払うたから、
玉置妙憂:
や、一遍に払ったからね?はい、はい
相談者:
うん、で、今になって・・そっから、引くとなったら、
玉置妙憂:
うん
相談者:
なんでえ・・申告しなかった、か?とか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
なんかの、問題になるん・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
かな?と思って。
玉置妙憂:
つまりたくさんお金がある、
相談者:
はい
玉置妙憂:
でもそれを今まで、公にしてなかったんだけれども、
相談者:
はい、はい
玉置妙憂:
そのたくさんのお金から今後生活費を払うということになると、
相談者:
うん・・ええ・・はい
玉置妙憂:
ま、言うなれば、
相談者:
うん
玉置妙憂:
持ってるということが分かってしまうんじゃないか?と。
相談者:
ふん、ふん、はい、はい
玉置妙憂:
それに・・ついて、
相談者:
うん
玉置妙憂:
「今までなんで黙ってた?」っていう・・
相談者:
うん
玉置妙憂:
おとがめがあるんじゃないか?
相談者:
うんうん、はい、そういうことです。
玉置妙憂:
そういうご心配ですか?
相談者:
はい、はい
玉置妙憂:
分かりました。
で、この、お金の件について息子さんはなんにも言って来てないんですか?
相談者:
細かいことは言ってないです。
玉置妙憂:
あ、言ってないんですんですね?
相談者:
はい
主人の、相続う、のことで、
玉置妙憂:
うん
相談者:
「僕は、どんだけほしい」とか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
「これをほしい」とかいうことは、一切ない、です。
玉置妙憂:
今のところは大丈夫。
相談者:
「お母さん」、うん
玉置妙憂:
うん
相談者:
「お母さんの、いいように、使うてくれたらいい」って言ってます。
玉置妙憂:
分かりました。
では、先生にお聞きしたいと思います。
相談者:
はい
玉置妙憂:
弁護士の、大迫恵美子先生です。
相談者:
はい
玉置妙憂:
先生、よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
おー、怖いよー。
無知であるが故に、
騙されてしまいそう。
誰でも、法律の専門知識は
もっていないし、不安になるもの。ましてや80歳なら尚更かな。それにしても心配…。
保険の申告なんちゃらは、大迫先生が言ったように、年末調整の控除のことだと思うけど、相続税みたいなことと混同してたのかな。
ほんと、息子さんにも相談して、ちゃんと財産を守ってほしい。
こういう人が特殊詐欺にあってしまうんだろうな…、と感じてしまった。
管理人さんのコメント読みました!
難しくて、全ては理解できなかってけど、相談者は、いろいろと知った上での相談だったわけですね!
無知は私だった!お恥ずかしい!
でも、管理人さんの回答の通りを、放送時間内に大迫先生がズバリ指摘してたらどうなってたんだろう?
そこに興味があります。
昔のかんぽって、やっぱ利率が良くって30年で掛け金総額800万のが昨年満期で1000万になって戻ってきた。総合課税だったので申告して、5万なにがしかを所得税として納めてやれやれ、、、と思っていたところ、なんと今年の住民税が10万円以上もはね上がってしまった!特別定額給付金がみごとにパァ、とほほ・・・
相談者の実家の相続700万をほっといたら、1000万になって、年金と保険にして、またまたほっといたら1200万になってしまった!ってのは大迫先生の言われる通り源泉徴収されてれば問題ないけど、そこんとこ大丈夫かな?
お金が有り余って不安で困っているという相談。
騙される未来しか見えない。
そうそう、自営業の経理を握ってる奥さんって、納税意識が高くて知識も豊富なのよね。
それに、一括で保険料払えるって事は大金持ってるって話で。
弁護士先生に年金や税金が絡んだ相談は完ぺきには無理かな。
ってか、管理人さんって本当に凄い。
メンタルヘルスから年金、相続と知識がハンパないですね~~~!
総務課さん、お久しぶりです。
経理課としましても、管理人さんの知識・分析力には常々 脱帽しております。我が経理課のヘボ社員 数人分のスキルを有していると思われます。
是非、管理人さんを我が経理課にヘッドハンティングしたい。
管理人さんの解説、今回もたいへん恐れ入りました。
相談者、パーソナリティー、回答者との限られた時間の会話の情報だけでで、本当によくあそこまで推論が立てられるますね?
それにしても「お婆さん、お金持っとるなぁ!?」と思いました。
同様のお年寄り、案外多いのかも知れないですね。