合わない父が逝き10数年ぶりに帰る四十九日。相続に口挟み兄をディスられ高笑い

テレフォン人生相談 2020年8月14日 金曜日

父の遺産(実家、有価証券等)すべてを長男の兄が相続する内容の遺産分割協議書への署名を迫る兄。
母も相談者も受け入れたくない。
協議書に赤ペンを入れて返送しようと考えているもよう。

相続人は5人。
ちなみに法定相続分は、
母が2分の一。
兄と相談者が6分の一づつ。
亡き姉の2人の子どもが12分の一づつ。

長男が仕切るという古い考え方の傲慢な兄の無理筋という中川弁護士の見立てに我が意を得たりの相談者。

 

相談者 「なんで私の話を聞かないの?っていう」

「なんで」?
ホントに分らないのかしら?
アンタと中川潤以外は全員分かるよ。

10数年も故郷を顧みず、
葬式もコソコソ隠れて、
四十九日にノコノコやってきて、
弱った母親に取り入って、
相続に口挟む。

「『久しぶりだな』とか、そういう会話もなくですね」

アンタKYなのねえ。
当然香典は10万ぐらいは包んだんでしょうね。

ま、手ぶらだ。

兄と母の前で「お母さんのことを考えようよ」。
これが兄夫婦にとってどんだけ許せないセリフか分かるまい。
世界中でアンタにだけは言われたくない。

 

「父親が死ぬまで一生会わないだろうなっていう大喧嘩をして遠くに離れた」

コレ自体はいいの。
貫いたのならそれでいいのに、いなくなったのを見計らっていきなりウロチョロ。

愛がないとかどの口が?
アンタが母親に一体何ができる。
兄夫婦が担っていくの。

母親が何度も同じ話をするんでしょ?
あっと言う間に進むから。

アンタと兄の違いは覚悟。
遠くから好きな時だけやってきて愛だの叫んでればいいのとは違うの。

聞きかじりの民法を振り回して疑心暗鬼にさせて何がしたい?

父の仏前で静かに手を合わせ、母をねぎらい、兄に頭を下げ、去れよ。

 

中川潤「お兄さんの考え方叩き直してあげたほうがいい」
相談者「あー、そうですよね」

相談者の今の振る舞いには自身の損得が働いている。
母の遺産は巡り巡って自分の取り分。
母思いの裏では早くも母の相続を計算している。

相続はこれまでの家族関係の総決算。
人情弁護士はたまに人物評価を誤る。

以下も。
自損事故死の妹の保険金7千万!?クズ親を嘆きつつ薩摩男が追いかける蜃気楼

鋭い指摘の回も挙げておかないと公平じゃないかしら。
有利な離婚のハズが一転大ピンチ。中川氏がばらす当然すぎるワケ

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 男50歳 妻51歳 子どもはいない 3ヶ月前に父が84歳で他界 母80歳 家庭持ちの兄52歳 4つ上で40歳で他界した姉に24歳と20歳の子どもが2人いる

今日の一言: なし

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ・・どうも

加藤諦三:
最初に年齢教えてください。

相談者:
50歳です。

加藤諦三:
50歳・・

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
結婚してます。

加藤諦三:
奥さん何歳ですか?

相談者:
妻は51歳です。

加藤諦三:
51歳、お子さんは?

相談者:
子どもはいません。

加藤諦三:
と、今、お2人で暮らしてんですね?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
はい、分かりました。
それでどんな相談ですか?

相談者:
3ヶ月前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしの父が亡くなりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
葬儀はわたし、仕事の都合上出れなかったんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
そして、49日のときに、なんとか段取りをつけて、

加藤諦三:
はい

相談者:
実家に、行きまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
実の兄に、10数年ぶりに会ったんですけども(含み笑い)、

加藤諦三:
はい

相談者:
「久しぶりだな」とか、そういう会話もなくですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
しょっぱなから、「この、家と・・父親が持っていた、証券は」、

加藤諦三:
うん

相談者:
「すべてわたしの名前」、ていうか、「わたしに変えるから」、

加藤諦三:
はい

相談者:
「それでいいな」と、ホホホ(苦笑)。

加藤諦三:
はい

相談者:
突然言ってきまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
そしてそこに、母親もいたんですけども、

加藤諦三:
はい

相談者:
母親も、その話はもうまったく、聞いて、おらず、

加藤諦三:
はい

相談者:
そして、母は、もう、父親の財産は自分が引き継ぐ、つもりで、いたんですけども、

加藤諦三:
はい

相談者:
それで・・母もわたしも、あんぐりしてしまいまして(含み笑い)

加藤諦三:
はい

相談者:
おかしいなあと思いながら、納骨は済ませて、

加藤諦三:
はい

相談者:
そのあと、わたし、自分の家に帰るときに、なんかおかしいなと思って、

加藤諦三:
はい

相談者:
兄に、メールをしまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
「残された家族、母親とわたしと」、

加藤諦三:
はい

相談者:
「兄で、3人で、相続の話を・・ちゃんとしたい」と・・

加藤諦三:
はい

相談者:
いうふうにメールしたら、「了解」ということで、

加藤諦三:
はい

相談者:
そして、先週、また、実家にわたし1人で行きまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
協議を始めたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたら、とまた同じ、主張なんですよ、兄は。
もう、「自分の名義に全部変える」と。

加藤諦三:
はい

相談者:
そして・・「母親が、この段階で」、と「相続するのは、ダメだ」と。

加藤諦三:
はい

相談者:
そしてその理由が、「母親が・・認知症になり、もし、怪我をして、入院した、場合に」、

加藤諦三:
はい

相談者:
と「証券を、現金化するのに、自分の名義にしていれば」、もう「すんなり行くから」・・それで「なんの問題があるんだ?」って言うんですけども、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしの・・

加藤諦三:
はい

相談者:
希望としては、母親に、すべて、相続してもらい、

加藤諦三:
はい

相談者:
母親に何かあった場合に、

加藤諦三:
はい

相談者:
話し合い、かな?と思ってたんで。
兄が、暴走してるう、なっていう感じて、ちょっと疑問なんで・・

加藤諦三:
で、「母が認知症になって」とかって、今そういう、その、実際にそういう危険性があるとか、なんか、そういうことではないんですね?

相談者:
わたし、この1週間、10数年ぶりに母親、と、時間を持ちまして、

加藤諦三:
ええ

相談者:
いろいろ話(はなし)してるんですけども、まあ、同じ、話を、したりっていうのは、ま、当然だなと思ってるんですけど、
近所の人とも、ちゃんとコミュニケーション取れてるし?

加藤諦三:
うん

相談者:
冷蔵庫も、スッキリしてるし?

加藤諦三:
うん

相談者:
だから全然・・まだあと5年は、全然大丈夫じゃないかななんて、思ってるんですよ。

加藤諦三:
そうするとあなたの側からすれば、ごく普通に、

相談者:
はい

加藤諦三:
相続したらどうだろう?というふうに、

相談者:
そうです&#△

加藤諦三:
考えてるということですね?

相談者:
そうです。と、民法・・

加藤諦三:
それに対して、

相談者:
はい

加藤諦三:
あ、お兄さんが、「自分が相続する」ということを言ってるのは非常におかしいと。

相談者:
はい、はい、はい

加藤諦三:
で・・

相談者:
はい

加藤諦三:
どういうふうに対処したらいいかという・・

相談者:
はい、はい、そうなんです。

加藤諦三:
割と、簡単明瞭なことですよね?

相談者:
簡、簡単明瞭なんですよ。

加藤諦三:
はい分かりま(苦笑)・・

相談者:
へへへへ(笑)、はい

加藤諦三:
あの、スタジオに今日はあの、弁護士の中川潤先生がいらしてんので、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

「合わない父が逝き10数年ぶりに帰る四十九日。相続に口挟み兄をディスられ高笑い」への12件のフィードバック

  1. こんなのワザワザ相談しなくても弁護士さん入れればすんなり解決するだろうに。
    放送を聞いた多くのリスナーがこの相談者を不快に感じるだろう。
    父親と合わないからと言って何年も放ったらかして
    得意気に兄をディスる不愉快な男。
    兄側から話を聞けば「お兄さんが財産独り占めって言うのもしょうがないわね」って心情的に思うはず。

  2. 兎に角、年老いた母親の老後を穏やかに過ごしてもらう事を第一にして動いたほうがいい。
    どの道、甥姪の判子が要るんだから、判子代ぐらいは出してあげる。

  3. 最後に加藤先生が10数年の空白期間を何か指摘してくれるかなと期待していたら何もなくがっかりしました。管理人さんの解釈でようやく私も納得しました。母親がただただかわいそうです。

  4. 穿った見方すれば、中川弁護士は「善意の舗装」をし、加藤先生もあっさり閉めたのは、黙認したから。リアルの弁護士に怒られてこい、ということかもしれない。中川弁護士が「誤判断した」相談に共通するのは、「相談者が自身の誇大なシナリオの中で動いている」ということ。この種の「自尊心大きいが、話すことは社会通念や良識から著しく離れている男」に中川先生は過去に手痛い目に逢って、以降はやんわり突き放す対応を張っているのかもしれない。
    そう推測したのは、相談者みたいなタイプに自分も被害を受けたから。間違い指摘すると逆上してくる。自分の損得には敏感、弱点はひた隠す、常識を振りかざして武装する、しかし社会通念や良識から著しく離れていることには気づいていない。ここまで認知が歪んでいると説得するだけ無駄なので、そっと離れるしかない。
    大迫先生ならかなり切り込んでいたかも。そして、相談者の奥さんはかなり苦労していそう。

    1. なるほど、そう言う見方もありですね
      大迫先生の相談者への冷ややかな笑い付きの回答も聞いてみたかった
      そして、兄嫁サンにも反論があると思った

    2. 佑さんレスサンクスです。確かに兄嫁さんが相談者よりも納得いかないでしょうね。だって介護を実質やったのは誰か、それが兄嫁さんだとしたら‥。
      相談者の「母親はあと5年は大丈夫だろう」という件にはゾッとした。「あと5年程しか無いだろう」では無い‥。80代の母親に「大丈夫だろう」って悪い予感しかない。大丈夫そうに見えたのは、49日法要にようやく現れた次男に対して警戒していたんじゃないのかな。相談者が次に実家と関わるのは5年後の49日法要かも。

  5. これ、母親はともかく相談者は遺産貰えなくても当然だよね
    10数年も音信不通にしておいて、葬儀にも来ない…
    80歳の婆さんが一人で旦那の介護や病院の手配、葬式の喪主まで務めたわけがない(もしやり切ってるなら長男もここまで大きく出ないだろう)し、絶対に兄夫婦が助けてるんだよね

    いい歳した男が父の葬儀を欠席なんて大不義理をやらかして、葬儀の手配を引き受けてくれた兄に「口あんぐり」ってこっちがあんぐりだわ
    もう母親も兄夫婦に任せて相談者は相続放棄したほうが一番スムーズにいくよね

    中川先生は聞き逃してたのかな?
    それとも「勝手に争えばいいよ、馬鹿馬鹿しい」と思って適当に相談者の肯定に徹してたのかな?
    まあそうしたくなるくらいに不快な相談者だね
    自分から実家と絶縁しておいて、「相続が兄だけに行ってしまう」って電話相談で涙を流すなんて…女の腐ったような人だな

  6. この弁護士早く自分じゃ無理と自覚して変わってやれよ!とイライラした。時々こんなことありますね。
    加藤先生と出会えなかった相談者は生き直すきっかけを失ったね。
    中川は奪ったことの自覚はないのか。ペラペラ得意げに嫌になる。

  7. 残念ながら世の中には子供に、無理難題を押し付けたり、
    暴力的な言動を繰り返したりするような親って結構いるもんです。
    (今回のケースがそれに該当するかはわかりませんが...)

    そういう親の言うことを聞かないと、すなわち、親の無理難題、DVなどを甘受しないと親の財産を相続できないとなると、ますます親の無理難題、DVなどを助長することになりませんか。

    親と意見が合わずに音信不通になった子供であっても、
    親の財産の相続権はあってしかるべきだと思います。

  8. 中川弁護士さんの、相談者さんの言うとおりだと思った。
    明治時代かよ、と思う兄の発言に法律的根拠はない。

    ただそばにいただけ。いるだけ。
    相談者さんよりかなりの恩恵に預かっていたと思われる。今まで貰った分返せと言われたら兄は困るんじゃないかな?
    でなきゃ、逃げ損なったか逃げる能力がなかったか。
    遺言もないんだから相談者さんが言われるままに判子を押す明確な理由もない。
    兄に同意するだけの兄がしてきた父親への行動の裏付けも今の所不明。
    ただの長男教だ。
    遺産は介護のバーターに無条件になりえない。
    浪花節で済ませようとしないで。

  9. 相談者さんの意見「だけ」聞けば、兄の暴走みたいに思えますが、相談者さんの話し方で「本人が言えない何かしらが有りそうな気がする」と穿ってしまう。
    「センセェ、兄貴にもっと言ってやって下さいよ(揉み手)」みたいな虎の威を借る狐な雰囲気を声色というか、話し方というか、言葉に表せない感じがモヤモヤしました。

  10. 法律的にはどこまでも相談者が正当、兄の言うことは無理筋。
    相談者のほうもそのくらいは承知でこの電話自体自分の勝利を確信したうえで自慢するためにかけてきただけなのでは。
    よほど父と兄に対して確執があるのか相談者の性格が悪いか知らないが。

    その辺を突っ込んだほうが面白かったろうけど別にあしらって終わりにしてよかったのでは。

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