夫への言葉の過激さは甘えの深さ。母との関係で成し得た成長を夫婦にも
テレフォン人生相談2020年11月2日 月曜日
すごく仲がいい夫と喧嘩した時に「一人になりたい」「離婚する」など心にもないことを言ってしまう自分を直したい。
中学のときに進行性の目の病気にかかり、早晩、視力を失う。
親の苦労を分かってないかのような子どもの態度に、
「あんたのせいでナンチャラ カンチャラ」
そこいらじゅうに転がっている親子喧嘩。
許すのに10余年とか、なかなか執念深い。
人の失言には厳しく自分の失言には甘い。
さらに結論ありき。
傷ついた夫のセリフも失言なんだけど、状況を説明してるから良い夫の評価は揺るがない。
母の一言だって状況があるハズなのに、なぜか言葉だけを切り取って愛情不足で冷たい母の一丁上がり。
これも。
母は娘の不安を感じ取った。
言葉を切り取って恨むのは図星だったからなの。
母親が暗いと子供はバカになる。3人目の妊娠に「産むの?」と言った母に会いたくない
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女25歳現在妊娠中 夫25歳 娘1歳
今日の一言: 1日1回夫婦喧嘩で医者知らず。アメリカの言葉にあります。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい
最初に年齢教えてください。
相談者:
25歳です。
加藤諦三:
結婚してます?独身ですか?
相談者:
結婚しています。
加藤諦三:
結婚してます・・ご主人何歳ですか?
相談者:
同い年で25歳です。
加藤諦三:
同い年・・もちろんこれ、恋愛結婚ですよね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
んで、結婚してからどのぐらい経つんですか?
(ワンワン、ワン)
相談者:
3、4年になります。
加藤諦三:
3、4年・・
お子さんは?
相談者:
1歳の、娘がいます。
加藤諦三:
お嬢さん。
相談者:
と、2人目を今妊娠してます。はい
加藤諦三:
はい分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
旦那と、
加藤諦三:
うん
相談者:
喧嘩を、したり、イヤなことがあったりすると、
加藤諦三:
うん
相談者:
「1人に、なりたい」とか、
加藤諦三:
うん
相談者:
「離婚する」とかすぐに、言ってしまうんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・
本心は、全然1人に、なりたいわけでもなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
離婚したいわけでもないのに、
加藤諦三:
うん
相談者:
そうやって、言ってしまう、部分があるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
そこを、直せたらいいなと思って・・
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
日常的に、ご主人と上手く行ってないとか、上手く行ってるとかっていう・・のはどっちなんですか?
相談者:
仲は、すごく、良い方だと思います。
加藤諦三:
なんで仲が良んだと思う?
相談者:
わたしい、自身が、今の主人に対して、心の内を、明かせるというか・・
(子どもの声)
さらけ出せる、相手、なんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
今の主人が唯一。
加藤諦三:
そうですよねえ。
心に溜まってる物があって、いい顔してると・・本当の笑顔にならないし、
相談者:
はい
加藤諦三:
人と心は触れ合わないですよねえ。
相談者:
はい
加藤諦三:
「1人になりたい」って言ってしまうからね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ホントは1人になりたくないんだっていうことに気がついてんじゃない?
相談者:
昔から自分の本心というか、
加藤諦三:
うん
相談者:
ホントに心の底で思ってることを、
加藤諦三:
うん
相談者:
人に、言えずに、いたんですね。今まで。
加藤諦三:
ああ、そうですかあ・・
相談者:
唯一主人が、その、部分、を、つ、強くサポート、してくれる、人というか・・
加藤諦三:
サポートというより受け入れてくれるんだよね?
相談者:
あー、そうですね。
加藤諦三:
つまり、あなたはご主人といるときが、一番本当の自分でいられんじゃない?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人に会う前にはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
「言いたいことが言えなかった」って、言ってるけれども、
会う前の人間関係っていうのはどうだったの?
相談者:
親とは、
加藤諦三:
うん
相談者:
小学校の頃は、
加藤諦三:
うん
相談者:
共働きだったので、
加藤諦三:
うん
相談者:
姉と一緒に、夜まで・・
加藤諦三:
うん
相談者:
お留守番してるの、があって、
加藤諦三:
ふん
相談者:
仕事から帰って来ても、
加藤諦三:
うん
相談者:
忙しそうにしてるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分が、言いたいことを、言えな、かったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、中学に入って、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしが、目の病気に、なったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
そこから、母とは、仲悪くなりましたね。
加藤諦三:
目の病気になったっていうのは、深刻な病気だったわけ?
相談者:
最初は、充血とか・・それぐらいの程度だったんですけど・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、進行性の・・病気だったので、徐々に、徐々に・・
加藤諦三:
うん
相談者:
見え、づらくなっていったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
病院の送り迎えを、母が、いつもしてくれていて、
加藤諦三:
はい
相談者:
週に2回・・その病院に通っていたんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
やっぱり母も・・仕事していたので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
病院に行ってしまうと午前中、仕事を休まなきゃ、いけなく、なるじゃないですか?
加藤諦三:
はい
相談者:
そうすると、お給料が減っちゃうってことで、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしに、「あんたのせいで・・給料が減る」とか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう言い方をされて、
加藤諦三:
うん
相談者:
「だったら・・病院も行かなくていい」って、いう感じになって、
加藤諦三:
うん
相談者:
そこから母と・・対立というか、
加藤諦三:
うん
相談者:
反抗、するようになりました。
加藤諦三:
うん
お母さんに対する、
相談者:
はい
加藤諦三:
恨みつらみって言っちゃ、ちょっとオ、オーバーだけども、
そういう攻撃性みたいなのは今、心の中にあるわけですよね?
相談者:
今、子どもが・・産まれたので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
すごく・・面倒見が良くて、可愛がってくれてるんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、徐々に徐々に・・許せるようになっていきましたね。
加藤諦三:
で・・ご主人と喧嘩してるときね?
相談者:
はい・・そおです・・
加藤諦三:
ご主人の言葉っていうのは、例えばどういう言葉だ、わ、に対してあなたが反応しちゃうわ・・の?
相談者:
主人の言葉に反応するというよりは、
加藤諦三:
ええ
相談者:
この間、あった話なんですけども、3週間前ぐらいに。
加藤諦三:
はい
相談者:
主人の・・実家に、
加藤諦三:
うん
相談者:
行ったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
そのときに娘が、眠くなって、たんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・お義父さんが帰って来て、
加藤諦三:
うん
相談者:
お義父さんの顔見て・・
加藤諦三:
うん
相談者:
大泣きしてる姿を、
加藤諦三:
うん
相談者:
見て。
「もう・・おもちゃ買ってやらないぞ」って言って、
「次産まれて来る子だけ可愛がる」みたいなことを、言われたんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
それが、すごく、傷ついてしまって、わたし自身が。
加藤諦三:
うん
相談者:
それで・・「離婚すれば」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「お父さんとも関わらなくて済むし」っていう感じで・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
言ってしまったんですね。
加藤諦三:
そいで今あ、電話してくれたのは・・最初のことですか?要するに喧嘩あ、を、ばっかりしちゃってる・・だけども、どうしましょう?っていう、相談?
相談者:
喧嘩・・は、いいんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
喧嘩のときに、「1人になりたい」とか「離婚する」って言ってしまう部分について、
加藤諦三:
うん
相談者:
ですね。
加藤諦三:
つい、本音でないことを言ってしまう自分を直したいということね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのスタジオに心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
片目の視力がほとんどない人は、実は結構いらっしゃるもんです。(眼科に勤めた経験あり)
彼女ももちろんもう視力がなくなるのは片目の視力のみの話ですよね?
とにかくそれが気になって…
そろそろ全盲になるってわかっていて夫婦喧嘩の事相談するわけないよなってやっとドキドキおさまりました。
夫に依存しているのかな。
でも視力がなくなると聞いて、相談者さんは強い方だと思いました。
相談者さんのお母さんもお孫さんの面倒をよく見てくれるという気持ちわかります。お母さんも苦しかったのでしょう。
相談者さんもご主人が匙を投げる前に、考えたらいいと思います。