「娘の心の錆を取ってやりたい」求められない父親が尋ねる愛情の押し売りのし方
テレフォン人生相談 2021年7月30日 金曜日
背筋が寒い。
何がって、男が断定的に返事してることって全部娘の内心のことだからね。
訊く方も訊く方。
極めつけがタイトルのセリフ。
こういうのはつっこみ前提に言うもんだ。
錆びとんのんかい!
おーい、娘え
アンタの心の錆びを取りたいんだとさ。
相談者: 関西なまりの男69歳 妻60歳 出戻りの一人娘32歳
今日の一言: 自分が自分であることが周囲の人への責任です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。
相談者:
69歳です。
加藤諦三:
69歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
60歳です。
加藤諦三:
60、はい
お子さんは?
相談者:
長女1人です。
加藤諦三:
何歳ですか?
相談者:
32歳です。
加藤諦三:
今あ、そうすっと3人で暮らしてんですか?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
長女のことです。
加藤諦三:
はい
相談者:
現在・・長女は離婚しています。
加藤諦三:
離婚してからどのぐらい経つんですか?
相談者:
離婚して3ヶ月ぐらい経ちます。
加藤諦三:
あーそうですか、はい
相談者:
はい
で、原因の根っこ、があるような気がしますので、幼少期からお話、したいと思います。
加藤諦三:
はい
相談者:
我々夫婦は、共働きでしたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
幼少期は・・ゼロ歳から3歳ぐらいまで・・義理の祖父母に育ててもらいました。
加藤諦三:
はい
相談者:
一方、我々両親は、子どもと向き合って来なかった・・向き合おうとはしなかった。
わたしの環境も・・
加藤諦三:
で、あなた達は子どもと向き合わなかったっていうのは具体的に言うと・・どういう、ことですか?
相談者:
子どもに対して、認めるとか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
抱き合うとか・・褒めてあげるとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうことを一切、しなかったあ・・んで。
加藤諦三:
あー
相談者:
はい
そして、娘は二十歳のときに大好き、だった、あの、祖父が、突然亡くなって、心にぽっかり穴が・・空いたようで、時間が止まったまま・・今に至ったような気がします。
加藤諦三:
うーん
相談者:
そのあと、4年後に結婚しました。
娘としては、寂しい、不安、心配・・自信がない状況で・・結婚生活はうまく行きません。
加藤諦三:
結婚は恋愛結婚ですか?それとも、お見合い?
相談者:
結婚相談所・・で、結婚しました。
加藤諦三:
結婚は・・どのぐらい続いたんですか?
相談者:
8年です。
加藤諦三:
8年続いたの?
相談者:
はい
子どもはいません。
揉め事お、も、多少はありましたですけども、まあ・・辛いことがあったら、その場から逃げたり・・
嘘をついたりいうようなことも・・多少あったと思います。
加藤諦三:
うーん・・それほど幸せな結婚生活ではなかったということですか?
相談者:
そうです。その通りです。
加藤諦三:
ん・・うん
相談者:
その後も実家に戻り、ゆっくりして、次は自立という道を選択。
家を借り、夜の仕事、昼の仕事・・これは親も、認めて、同じ方向向いています。
ほで先生、あの、相談内容としまして・・娘も、社会人、大人ですので、
加藤諦三:
はい
相談者:
親として、今、これから、どう向き合えばいいのか?、そして、心のサビを、取ってあげるために、親としての言葉を・・どういう掛けて、あげる、か?と・・自立するう、のに、夜の仕事、は、親としては賛成なんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
どんな対応取れば・・と思い、先生に伺いたいと思いまして。
加藤諦三:
共働きだったということは、最初におっしゃっていて、お子さんとの接触は・・普通一般に考えるよりも少なかったということ?
相談者:
そうです。少なかったです。
加藤諦三:
当時の、夫婦関係はどうだったんですか?奥さんとの関係は。
相談者:
あ・・仲良かったです。
加藤諦三:
一番問題なのはねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
具体的な時間(実感?)があるかないかというよりもお・・お父さんとお母さんが仲がいいか、悪いかっていうのは、子どもの心の成長には、そこが最も重要なんでえ。
いっくら一緒に、いる時間が長かったり、いくら褒めてみても・・父親と母親とが仲が悪い、そういう雰囲気の中で・・育つっていうのは子どもにとって望ましくないんですけど。
なんか話聞いてみるとそうでもないんですよね?
相談者:
はい。子どもの前で、喧嘩も一度もないし・・暴力的なことも一切ありません。もう夫婦仲は・・お互い助けおうて、あの、認めおうて・・生活今までして来ました。
加藤諦三:
そ・・
相談者:
今もそうですけど。はい
加藤諦三:
そうすると、その自然と・・子どもを可愛がるというふうには、な、らなかったん・・
相談者:
ならなかったです。
加藤諦三:
ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、無関心ではなかったんですよね?
相談者:
無・・関心でもなかったんですけど。まあ、無関心に近かったんでしょうか。
加藤諦三:
うーん
あなた自身のお、幼少期っていうのは、どうだったんですか?
相談者:
わたしの幼少期はもう・・放任だったです。
加藤諦三:
放任?
相談者:
ええ
加藤諦三:
やっぱり、あなた自身も親に対する信頼感とか安心感はないですね?
相談者:
あーそうですね。
加藤諦三:
そうすると子どもからすればあ、今度は、あなたが・・人に対する信頼感、安心感がなければ、子どもの側からすれば、お父さん、に対する信頼感、安心感はないですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと恐らく、お嬢さんの中には人に対する信頼感を作れないまま・・成長して、結婚して、離婚して今・・なってると。
そこであなたはなんとなく・・今の生活に・・虚無感を感じてるわけですね?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
で、その虚無感をどうするか?ということですね?
言ってみれば。
相談者:
・・あそうです。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオにですね・・弁護士の塩谷崇之先生がいらしていただいてるので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
夫婦は仲が良かったのに、子供を可愛いがる風にならなかった。
ひとり娘さんだったら、目の中に入れても痛くないほど溺愛する
人もいる。親にとって、ひとり娘さんは可愛いいはずです。
今になって、愛情の押し売りなどしない困った時は助けてあげて
娘さんの自立じゃましないように見守りましょう。
いったいなんの相談なのかと
相談内容を紙にかいて読んでるみたいな方でした。ちょっと堅いというかカタブツのような印象うけました。
今更父親に抱き着かれたらキモイな!ってぶち切れられるのが関の山。
お嬢さんは離婚して朝も昼も働いてこれ以上ないくらいポジティブに自分の人生を切り開いてらっしゃる。
小さいころ愛情をかけてやれなかったと言っているが
ちょうどいい塩梅だったんじゃないでしょうか。
何もお悩みないですよ!って三石先生ならいいそうですね。
夜のお店に風当たりが強い昨今、娘さんが暮らせているか心配になるかもしれないけど、遠くからそっと見守るほか無いだろうね。娘さんから助けを求められたらサポートしましょう
褒めたり、抱きしめたり、今から娘にしたほうがいいか?っていう疑問は
自分が褒めたり抱きしめたりされたかったという無意識の欲求なのではと思いました。
夫婦で頑張って働いても、心の繋がりはなかったのでしょうか。
30過ぎた娘よりも奥さんとの心の繋がりを築くようにしたらみんなが幸せになると思います。
老境にさしかかって急に不安になった。自分たちの老後の世話をしてもらいたいが、今更虫のいいことも言えないかなぁと聞こえたけど、違う?
私も思った。娘さんの脅迫紛いの啖呵から察するに、まず相談者は信用されてない。かつて娘さんの進路や結婚に口出ししたのかもしれない。相談者が娘さんの経歴をさも自分がやったことのように語るのも違和感あった。あからさま嫌われているのに、経済的援助をすっとばして精神に干渉しようとしているのが、まさに管理人さんの言う通りに背筋が寒くなる。このテの台詞言う男はだいたい下心がある。相談者は、水も肥料もやらずに枯らした果樹に今更水を与えて果実を得ようとしている。
お父さん、仕事もリタイアして、ここんとこ暇になってきたんでは?
暇になってきたところに、一人娘が離婚して戻ってきたから、それで手を出したくて仕方ないんでは??
と思ってしまった。
もう、自分のやりたいことしか考えない爺さん大騒ぎー➰
塩谷先生のアドバイスは、端的で素晴らしいと感じました。
娘さんの夜の仕事内容と、夜も働いている理由が気になります。親に夜も働く と公表するのであれば、離婚したことで経済的に大変なのか、それとも今後の人生設計、目標のため一時的なお金が必要なのかで、親としての応援方法や内容も変わると思うので。
しきりに夜働く事は認めた と言われていたので、娘さんの人物像がわかれば的確なアドバイスが出来そうな気がしました。でも多分今は特別必要とされていないのでしょうけど。
相談者の方が心配だと思う。だって娘さんは
相談者に抱きしめられたい なんて望んでいないだろうと私は思うから。