親も兄も訃報が来ない!?信憑性の確認だけで終わった40年後の相続相談
テレフォン人生相談 2021年11月6日 土曜日
相談者が異議を唱える前に理解しておいた方がいいこと。
- 相談者は兄の相続人ではないこと。
- 遺言書があれば協議なしに遺産の処分が可能なこと。
- 父の遺産における相談者の遺留分の請求権は消滅していること。
てか何より理解すべきことは、心当たりもなく実父、実兄の訃報が届かないなんてあり得ないこと。
なんだけど、それが相談の主旨なんだねえ。
相談者 「ですから私もどうしてえ?って理由を知りたいと思います」
塩谷 「なるほど・・」
これだけ色んな意味を含んだ「なるほど」もあまりないw
相談者: 女69歳 夫は1年前に他界 娘30歳との二人暮らし 両親は40年前に他界 兄は15年前に他界 兄には妻と子どもがいる
今日の一言: 明日のトラブルを避けるためには、今日、今やるべきことをきちんとやる。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はあい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、お世話になります。
加藤諦三:
はい。最初に、
相談者:
はい
加藤諦三:
年齢教えてください。
相談者:
あはい、69歳です。
加藤諦三:
69歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます。
相談者:
はい、してましたがあ、ちょっと亡くなりましたあ。
加藤諦三:
あ、今はそうすっとお1人ですか?
相談者:
いえ、あのお、娘とお、2人ですう。
加藤諦三:
はい
お嬢さん何歳ですか?
相談者:
30歳です。
加藤諦三:
30歳
相談者:
はい
加藤諦三:
で、何年前ですか?、ご主人亡くなられたの。
相談者:
1年前ですう。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・で、どんな相談ですか?
相談者:
あ、はあい
あのお、わたくし、あの、ちょっと・・父母(ちちはは)を40年ぐらい前に亡くしまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのあとお、兄がいましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
土地、と、建物と・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
相続、したんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
その、兄もお・・10う・・5年ぐらい前に亡くなりましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
そしてえ・・お嫁さんが・・相続んなったんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
そして、その際に、遺産相続というかあ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうう、のがあったんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしは、そこの中に・・入れて、もらなくて、
加藤諦三:
・・ああ
相談者:
あのお
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしはあ、ちょっとお・・(苦笑)省かれちゃっ、て。
加藤諦三:
はい
相談者:
はあい
そして・・まあ、わたしも・・それ、知らなくてえ・・
加藤諦三:
あ、知らな・・あなたに・・なんの連、&#・・
相談者:
あ、いや、なんの連絡もなかったんです。
加藤諦三:
・・で、その相続の手続きは法的にきちんと・・進んで行って、もう・・
相談者:
ええ、わたしを省いて・・
加藤諦三:
それで決まっ・・
相談者:
成立しちゃったんです。
加藤諦三:
成立しちゃったわけです・・
相談者:
はあい、ですので・・
加藤諦三:
そいであなたは、その・・まったく知らないところで、
相談者:
はあい・・はい
加藤諦三:
相続が行われた・・ていうことを知ったのは何年前ぐらいですか?
相談者:
15年前に亡くなった、
加藤諦三:
うん
相談者:
兄が、ちょっと、あまり、容態が・・良くない、っていうことで、
加藤諦三:
うん
相談者:
病院のほうに、
加藤諦三:
うん
相談者:
行ったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
そのときにい、
加藤諦三:
うん
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、15年前に知ったということですね?
相談者:
ええ、まあ、そのときも
加藤諦三:
はい
相談者:
分からなかったんです。
加藤諦三:
それで、あなたはその15年前に、
相談者:
はい
加藤諦三:
まったくあなたが、
相談者:
はい
加藤諦三:
知らないところでえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
手続きが行われていたということを分かってから、
相談者:
はい
加藤諦三:
何か、抗議みたいな、ことは、な、なさっ・・
相談者:
いいえ、分からなかったんでしてません。
加藤諦三:
あ、なんにもしなかった?
相談者:
はあい
加藤諦三:
あーそうですか。それで・・なんにもしなくって、
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・15年経ってえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
今・・これはおかしいというふう・・に思って、
相談者:
ええ、なんか・・
加藤諦三:
電話をくれたわけですけれども、
相談者:
ええ、いろいろお・・
加藤諦三:
そ、そ、その15年間の間の、
相談者:
はい
加藤諦三:
気持ちの変化っていうのはどういうことなんですか?
最初のうちは・・もう、!こんなものどうどでもいいな、いいやってっていうのから・・だんだんと、これはおかしな話だっていうふうに気持ちが変わって来たのか?
相談者:
ええ、あのお、
加藤諦三:
それとも、
相談者:
はい
加藤諦三:
最初っから、これはおかしいと思っていたのか?
相談者:
いいえ、いえ、いえ
最初は、ちょっと、全然そうい、おかしいっていうのは・・なくてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
やはり・・15年、兄、亡くなってえ・・まあ、だんだんと・・なんかおかしいって(苦笑)いうような・・気持ちになりましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
一度・・はい・・ちょっと・・ええ・・異議唱える、ようかな?・・ていうか、はい
加藤諦三:
あー、なるほど
相談者:
意義唱えたいって・・
加藤諦三:
それで異議を唱えたい、なあ、と思い出したのは何年ぐらい前ですか?
相談者:
それねえ、あの・・5年ぐらい前です。
加藤諦三:
5年ぐらい前ですか。
相談者:
はあい
加藤諦三:
で、実際にはまだ行動は起こしていない?
相談者:
いいえ、法律事務所行きました。
加藤諦三:
あ・・事務所に行って訊いたわけですね?
相談者:
はあい
加藤諦三:
そしたら?
相談者:
やはり、異議唱え・・たほうがいいっていうことで(苦笑)・・
加藤諦三:
あ
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
い
加藤諦三:
で、そうすっと今日の相談というのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
法律事務所に行って、
相談者:
はい
加藤諦三:
異議を唱えたほうがいいというアドバイスをいただいて、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
自分は・・
相談者:
はい
加藤諦三:
どういうふうな、
相談者:
はい
加藤諦三:
行動を取ったらいいか?っていうことですか?
相談者:
そうです。はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに、
相談者:
はい
加藤諦三:
弁護士の、塩谷、崇之先生がいらしてるので、
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
教えていただきたいと思いますので、
相談者:
はい・・はい、はい
加藤諦三:
はい
相談者:
よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
親や兄弟が亡くなってもなんの連絡もなかったことも不思議だし、この相談者の行動起こすのが遅すぎるところも理解し難い。
受け身でおとなしい性格の人なんでしょうか?
兄の家族は、今更言われても迷惑すぎるでしょう。
ちょっと呆れてしまいました。
相談者は軽度の認知症じゃないかな。
時間の感覚がおかしい。
相談者さん、お嫁さんに確認も行かなければ、法務局にもいかなさそうですね。手間のかかることは、しなさそうです。
その場で解決した方がいいに決まってますが、現実は時間が経って問題になりがち。
するべき手続きが多く、バタバタしてて忘れる手続き、必ずや出てくるのも世の常。
トラブルになりそうな手続きは、終活相談で見つけて、目処をつけておきたいです。
余談ですが、先週は弁護士ウィークに近い内容になったかなあという感じがします。
私も認知症の物盗られ妄想ではないかと感じました。ここまで無根拠に人を疑うのもなかなか普通は考えにくいですし、法律相談から5年何も行動を起こさなかったのも奇妙ではあります。
「亡くなったのに連絡がなかった」も「相続せず兄が使い込んだ」も事実とは異なる可能性があるかも。
不思議な相談だと思いました。他の方々のコメントにある認知症かもしれない。それとも過去何かに夢中になり、それをしつこく勧誘して親と兄から縁を切られたのかもしれない。その事を記憶から喪失させているから、本人は覚えていないのかも。
加藤さんには「あなた、言いたくないことがあるのではないですか」と相談者に問うて欲しかったです。