足元見られたバーターに飛びついた後で耳にするウマい話に遺産調停のおかわり
テレフォン人生相談 2022年7月15日 金曜日
相談者: 女68歳 夫70歳 二人暮らし 息子45歳 父は50年前に他界 母は12年前に他界 兄70歳 弟66歳 腹違いの姉が3人いる
今日の一言: 安易な解決をすることがノイローゼといいます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、お願いいたします。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。
相談者:
68歳です。
加藤諦三:
68歳、結婚してます?
相談者:
はい、結婚してます。
加藤諦三:
ん、ご主人何歳ですか?
相談者:
70歳です。
加藤諦三:
70歳、お子さんは?
相談者:
息子が1人、いまして、45歳です。
加藤諦三:
45歳、ご主人とお2人で暮らしてんですか?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。それでどんな相談ですか?
相談者:
わたしの、両親からの、相続のことでご相談したいんですけれども。
加藤諦三:
は・・はい
相談者:
父は、わたしが18歳のとき、もう50年前になるんですけど、亡くなってます。
加藤諦三:
え・・はい
相談者:
で、母親は、
加藤諦三:
はい
相談者:
12年前に亡くなりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、未だに遺産分割協議ってのはやってないんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、父が亡くなったときに、
加藤諦三:
はい
相談者:
お通夜のときに伯父さんが、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしに、「母親から後でもらいなさい」って言われた記憶があったんですね。
加藤諦三:
後でもらいなさい?
相談者:
ていうことは、なんか18歳のときなので、あの法律のこととか相続のこととか分からな、かったんですけど、今思えば、
加藤諦三:
はい
相談者:
相続のことだと思うんですね?
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、兄から何も言われなくて、12年前に母が亡くなった際も、相続の話もなんにもなかったものですから、
加藤諦三:
で、あなたのきょうだいは?
相談者:
わたしい、は、実家に兄がおりまして。
加藤諦三:
はい。お兄さん何歳?
相談者:
70歳です。
加藤諦三:
お兄さん70歳。
相談者:
で、わたしですね、
加藤諦三:
・・はい
相談者:
で、あの弟がいます。
加藤諦三:
弟は?
相談者:
で・・60う、6ですね。
加藤諦三:
66歳
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、兄の上に母親違いの姉が3人います。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、姉2人は後で聞いたんですけれども、あの、相続は放棄したと言ってました。
加藤諦三:
あ、そうですか、はい
相談者:
で、3番目の姉は、
加藤諦三:
はい
相談者:
土地を、もらったそうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、母親が12年前に亡くなった際に、
加藤諦三:
はい
相談者:
何も、相続の話もなくて来たんですね、
それで、兄に何回も相続の話とか、わたし何十回も電話したんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
物凄い暴言、言われたりなんかしまして。相続のこと、取り合ってくれないんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、5年前にわたし、調停をしたんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、調停をした際に(苦笑)、兄、からちょっと、その前にわたし、お金借りたことがあるんですね、
加藤諦三:
お兄さんから?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
それで調停の際(含み笑い)に、わたしは200万だと思ったんですけど、兄は「300万貸した」って言ったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
その金額はいいんですけど、その、「お金は返さなくていいから」って言われたんですね。
加藤諦三:
お兄さんからね?
相談者:
あはい
加藤諦三:
はい
相談者:
で、調停委員の方も、「それでどうですかね?」って言われたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしは、心の中で返しても、いいので、相続の話をしたかったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
300万を返しちゃうと、手持ちがなくなっちゃうので、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのときい・・ちょっと心の中で葛藤があったんですけど、それで諦めちゃったんです、わたし。相続の話を。
加藤諦三:
ということは、その場では、心の中で葛藤があったけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
「まあ、いいや」っていうふうにその場は言ってしまった?
相談者:
はい
加藤諦三:
心ならずも。
相談者:
あ・・あ、先生その前に、調停に、入る前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
その日の朝早く、法務局に行って、
加藤諦三:
ええ
相談者:
登記い、簿ですかね?
それを、見たんですね、閲覧っていうんですか?
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
そしたら、全部兄名義の土地になっちゃってたんですよ。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、調停に入る前なんですけれども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「遺産分割協議書っていうの見せてください」って言って、一度見せてもらったんです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
そいで、わたしの名前の欄に、
加藤諦三:
ええ
相談者:
育ててあげたので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
何もあげる物がないと書いてあったんです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
センセ、それで、わたしの名前のところに、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしが相続の話を持ち出して、
加藤諦三:
はい
相談者:
後から、手書きで書いた、ような、感じがしたんです。慌てて・・兄が。
加藤諦三:
・・
相談者:
で、遺産分割協議書のとこに何もあげる物がないっていう、書かれたとこも、わたし、兄に問いただせば良かったんですけど、何しろ兄が怖くて、言い出せなかったんですよ。(苦笑)
加藤諦三:
あなたは、もう、放棄する物がその段階でなかったということ・・
相談者:
先生あれですよね、あの・・放棄してない、実印も押してないので、放棄はしてないとわたし思ってます。するつもりもないんです。
加藤諦三:
はい、はい・・それで?、調停に入ったわけですね?
相談者:
はい。その、お金を借りたことを、切り出されて。もう、それだけでもう、どうしよう、どうしようと思って、
加藤諦三:
ええ
相談者:
それで、兄がそれを提案したので、お金を、返さなくっていいっていうことで。
加藤諦三:
ええ
相談者:
あん、ほいで、調停が終わって来て、家に帰ってから、また兄に電話したんですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
「それなりにわたしに、何かをしてくれるんでしたら、もう、これ以上わたしは相続のこと言いません」って言ったんですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
そしたら兄は返事してくれたんですけれども、そのあと、もう、何も、兄から連絡がもう入らなくなりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、ずうっとわたしも諦めちゃって、もう、5年ぐらいいたんですけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
調停、に入る前に、も、相当な暴言とかもいろんなこと言われて。最近なんかトラウマのように出て来ちゃって、も、夜眠れなくなってしまって。
加藤諦三:
例えばどういう言葉ですか?
相談者:
「相続の話なんかね、もうこの辺でやってる人いないし、そんなこと言ってる暇あったら働きなさい」とかね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「あんな土地もらってどうすんの」とかね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
心が痛むようなこと、相当言われましたあ、先生。
加藤諦三:
あーあ
相談者:
実家あ、にはあの、田んぼなんですけど、土地がいっぱいありましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
それを、売ってお金にしたって、姉がね、教えてくれたんですよね、「これぐらいお金になりました」と。
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、実家の土地に、道路が掛かってお金が相当入りましたって、金額もそれなりに聞いてるのに、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「全然、うちにはそんなお金ない」とかって、全然取り合ってくれないんですねえ
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、なんでわたしの、放棄してないのに、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「わたしの権利は通らないんですか」?って言ったら、わたしと弟は未成年だったので、母親がそういうふに代わりに、したとか言うんです。わたしもそこのとこよく分からないんですけど、法律のことは。
加藤諦三:
そいで、今日の相談というのは?
相談者:
わたしの両親からの相続う・・を、受けることはできますか?っていうことと、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、もう一度調停え、はできますか?、ていうことお聞きしたいんですけれども。
加藤諦三:
もう一度調停はそれはできますか?ということですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、お願い、はい
(回答者に交代)
「短期は損気」ならぬ「安易は損気」、これが解答だったというところでしょうか。
とはいえ、遺産相続が一番厄介な作業だけに、安易な決着を見るのも惜しいかなあ?
安易は損気の意味が分かりません
ちょっと何言ってるか分からないですw
人からお金借りておいて200万だか300万だかもあやふやって、、、
お兄ちゃんとオヤツを分けてて食べたけど、お兄ちゃんの方がオヤツが大きかったと言う事か?その時は納得したけど、今から考えればアタチももっと食べたっか、お兄ちゃんズルい、お兄ちゃんからしたらもう食べちゃったから、ないよ~ん!お前が馬鹿なんだよ~ん。
この兄ちゃんだけは大切にしよう。どう考えても相談者の味方は兄しかいないのに。心が痛む?ここまできたらもう無理だ。お兄ちゃんの伝わらない悲しみを感じる。
自分で合意して調停が成立しているものに対して、やっぱりアレじゃ納得がいかないので無かったことにしてくれとか金銭的におかわり寄越せとか、それを言って恫喝されて夜も寝られない私は被害者なんですとか…
どこぞの国からの不毛な言い掛かりみたいで気持ち悪かったです。