ロボットが形だけ真似してみたインストールされてないトモダチの作り方
テレフォン人生相談 2022年7月29日 金曜日
人間 「私の友達」
人間 「友達と行く」
人間 「友達だから」
:
ロボット 「ト・モ・ダ・チ‥」
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女28歳 一人暮らし
今日の一言: 現実は敵だと思ってる限りコミュケーション能力は出て来ません。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
お願いいたします。
加藤諦三:
あ、はい、テレフォン人生相談です。
最初に年齢教えてください。
相談者:
28歳です。
加藤諦三:
28歳・・独身ですか?結婚してますか?
相談者:
独身です。
加藤諦三:
で、今、1人で暮らしてるんですか?
相談者:
1人暮らしです。
加藤諦三:
1人暮らし?はい、分かりました。
どんな相談ですか?
相談者:
人と、関係が長く続、かなくて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
友だちを作りたいんですけど、どうしたらいいか分かんなく、て・・
加藤諦三:
小学校、中学校の頃から、友だち、が、うまく作れなかったということ?
相談者:
小学校までは・・お姉さん的な人たちとかがいて、グループに入れてくれたりとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
中学校は、不登校になっちゃっ、て・・
で・・
加藤諦三:
この中学校不登校どのぐらい、ですか?
相談者:
2年、と半年ぐらい?
加藤諦三:
2年と半年っていうとほとんど・・不登校だった?
相談者:
はい、そうでした。
加藤諦三:
ふんーん
相談者:
高校・・は、みんな優しくて、グループにも入れて。
加藤諦三:
そうすっと、お母さん、お父さんとの関係はどうだったの?
相談者:
家族構成から、言っていいですか?
加藤諦三:
はい
相談者:
祖父母と、わたしと、
加藤諦三:
はい
相談者:
おとう、と・・たまあに母、がいるんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
父は・・わたしが小学校、2年生に上がったときに・・わたしが、祖父母の家に預けられてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
そっから、それっきりです。
加藤諦三:
そうすると、お父さんとお母さんと一緒に暮らしたのは?
相談者:
小学校1年生までで、母とはたまに会うような・・
加藤諦三:
そうすっと、お父さんお母さんと・・親しく・・
相談者:
はい
加藤諦三:
接していたわけでないので、
相談者:
はい
加藤諦三:
家族とも、あんまりうまく行かなかったということですか?
相談者:
ま、いい関係ではなかったんじゃないかなって思いますけど。
加藤諦三:
要するにいい関係じゃあなかったっていうことは?
家が安心な、場所ではなかったということ?
相談者:
ああ、そうですね、そうですね。
加藤諦三:
そいでこの、高等学校のときには、グループなんかいて、中学校のように、不登校になっていたってわけではなかったんです・・
相談者:
でも、高校には寮がありまして、女子寮に入ってたんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
誰とも仲良く、なれなくって・・
加藤諦三:
あ、グループには入っていたけれども、自分の本当の心を打ち明ける、友だちはいなかったということですね?
相談者:
わ・・それが一番適切ですかね、はい
加藤諦三:
ええーあー
そいで祖父母と一緒だったって・・祖父母との関係はどうだったんですか?
相談者:
弟のほうがすごく重要視されていて・・
わたしのことをよく、「育てた覚えはない」とか、言ってたし、いらなかったと思うんですね・・
加藤諦三:
そうか、そうすると、やっぱりあの、あなた、関心を必要としたと思うんですけれどもお、あなた自身は、周りの人の関心が・・はらってもらえなかったと、そういうふうに考えていいですか?
相談者:
ああ、はい
加藤諦三:
で・・それからどうなったんです?
相談者:
ずっと体が悪かったんですけど、大学を卒業してから、さらに悪くなっちゃって・・2年間、ニートをしてたんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
会社に入って・・自分なりに友だちを作る努力をしたんですけど・・
例えば、会社に(苦笑)女子会作ったんですけど、自分だけ友だちができなくって、それも失敗だったりとかあ・・
ほかにもいろいろやりましたけど、友だちは、結果的にはできませんでした。
加藤諦三:
自分の気持ちを、分かってくれる人っていうのが、周りにいなかったんだね?
相談者:
あのお、精神科の人に・・「自分に、興味がない、ですよ」って指摘をされまして・・
よくよく、考えたら・・子どもの頃から自分の気持ちを表現する、自分の感覚とか分かんない・・くて・・と・・
加藤諦三:
自分が何が好きで、
相談者:
&#
加藤諦三:
何をしたいかって、そういうようなことは分かんなかったっていうことですね?
相談者:
あ・・そうですね。
なので自分の気持ちを分かってほしいというのも、よく分かんないです。
加藤諦三:
あ、自分の気持ちを分かってほしいという・・こと、そのことが・・よく、理解できない?
相談者:
はい。鈍、感、で、前に、職場で、なんかパワハラあ、に、遭ってたらしいんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
それも、分かってなかったし、
加藤諦三:
はい
相談者:
周りが動いてくれたんです、結局、それは。
加藤諦三:
あーあ
相談者:
それで漸く気づきまして・・
加藤諦三:
そうすると、小さい頃からあ、自分に関心を持ってくれる人っていうのがいなかったんじゃないのかな?
相談者:
・・そうですね。
加藤諦三:
そうすっと、今日のあなたの相談ていうのは、自分に感心を持ってくれる人がいない・・環境の中で育って来て。
パワハラをされてることすらも、気がつかないというような状況で、今どうしたらいいんでしょう?っていうことですか?
相談者:
いえ、今までずっといろいろ悩んできたんですけど・・
その悩みは、コミュケーション能力を上げれば、解決するんじゃないかと思いまして。
だから友だちをまず作らなきゃいけないなって思って・・て作ったり
加藤諦三:
だけど、コミュケーション能力っていう物がどういう物かっていうことも分からないっていうことですよね?今は。
相談者:
あー・・そう、ですね。
加藤諦三:
はい
今日はあの、心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
おそらく他人に関心がない相談者さんにとって友達とはコミュニケーション能力を磨くためのツールであり(加藤先生から「コミュニケーション能力のことを理解できてない」と指摘されてはいましたが)、友達のことをとはコントロールできる他人と定義づけているのではないかと感じました。
職場の親睦を目的としてではなく「自分が友達を作ろうとして」女子会を立ち上げたけれど自分だけが弾き出されてしまった、のは皆対等であるはずのグループ内で無意識に設立者として君臨しようとしたからではないかという気がします。
管理人さまへ
音源が違いますね
アリガト!
もしかして、ポッドキャストのほうも違いますかね‥。
日本庭園というコアな趣味があれば友達作るの簡単そう。今どきSNSで呼びかければ全国から同士が集まる。
日本庭園の話がしたいのに
ジャニーズや韓ポップの話ばかりじゃ付いていくのしんどいよ。
ほんとですね、良い趣味を持ってるんだから、そこから
繋がるといいですね。
でも、愛さんが「好きなもの?」と聞いたら、「日本庭園」
即答だったのが少しびっくりだった。早かった(笑)
友達より彼氏作るほうが簡単だと思う
職場で女子会を立ち上げるなんて行動力がありますね!
自分の想像と違って気付けばただの主催者で終わってしまったのは気落ちすると思いますが、そもそも相談者は同僚の中に友達になりたい人などいたのでしょうか。
いつか無条件に相性の合う誰かと出会える日が来ますよ…!
聞かれる前に「家族構成から話していいですか?」って言い出した人、過去いたんでしょうか?
家族の問題を掘り下げて欲しいって合図だったんじゃないですかねえ?
私もどきっとしました。
けっこう追い詰められてるのかなと。
相手を敵だと思ってしまってるからこそ、趣味を深めることで共通点のある友達ができてきて、お互いの琴線に触れることの喜びを感じることができたら良い、ということを回答者二人はおっしゃってて、とても良い話だと思いました。
ただ、今、彼女に必要なのは、応急手当かもしれないと感じました。
母方の祖父母宅で育てられ、大学にも行かせてもらったんだよね・・・
ひょっとして、お母さんは働いたお金を祖父母宅に入れるために
一緒に生活してなかっただけじゃないのかしら
↑
妄想
充分、母や母方の祖父母に守られていると思うけどなぁ〜
普通に考えたら母親も祖父母や子と同居した方が稼げると思うし、離れていてもいい母だったと解釈するには無理があるのでは…
育った環境もあるかもしれないけど生まれつきコミュニケーション能力が低いんじゃないかな。
自閉症スペクトラム、アスペルガーって印象が強かった。
マドモアゼル愛先生のアドバイスはとても良かったと思うけどこの相談者には難しい表現だったように思うな
神経的な喜び、ってそれを実感したことのない人間には分かりにくいし。
友達なんてマニュアル通りには作れないけどある程度のマニュアル的なものが分かれば、女子会主催するくらい行動力ある相談者さんなら出来そうな気がする
加藤先生が言ってた、味方の中にいるのに敵と思ってる、という事がしっくりきました。
相談者がパワハラを受けてた時(本人はパワハラと気づいていない)、助けてくれた仲間に、感謝や交流が生まれるのが自然と思うが、それは相談者の中ではスルーされている模様。その根深さを考えるとマド愛先生のアドバイスの通り、今は自分の好きな趣味に没頭すればよいと感じました。
仰るとおりで、他人が自分に向けている悪意や善意に関心が向かない、あるいは気付かないんですかね。
過敏になる必要はないにせよ、他人との関わりってそういう感情の触れ合いから始まると思うんですが、相談者さんはまず友達という枠組みに誰かを引き入れた後で触れ合おうと考えている感じですね。