幼子捨てた娘に代わって母。大原敬子を感動させた風呂上がりの描写に感じる愛
テレフォン人生相談 2023年3月13日 月曜日
まず質問に答えてから相談を読んでください。
相手に対する心の広い尋ね方はどちらでしょう?
A. どうしたの?
B. どういうこと?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女70歳 養子縁組した孫息子21歳 離れて暮らす娘
今日の一言: 行動特性と性格特性は違います。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし。
加藤諦三:
はい、本人生相談です。
相談者:
はい。こんにちは、よろしくお願いいたします。
加藤諦三:
こんにちは、はい。最初に年齢教えてください。
相談者:
70歳です。
加藤諦三:
70歳。はい。
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人は?
相談者:
今、は、おりません。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい。
加藤諦三:
そうすると今は・・お1人で、暮らしてるの?それともお子さん。
相談者:
孫と、2人暮らしです。
加藤諦三:
お孫さんは何歳ですか。
相談者:
21歳です。
加藤諦三:
男の子?女の子?
相談者:
男の子です。
加藤諦三:
男の子。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、わかりました。それで、どんな相談でしょうか?
相談者:
孫の、ことなんですけれども。
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
1週間ぐらい前、のことなんですけれども。
加藤諦三:
はい
相談者:
いつも通りに、夕飯を、済ませまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
その後、お風呂に入りまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、頭を、バスタオルで拭きながら、
加藤諦三:
はい
相談者:
茶の間の方に、戻ってきまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、私はそこで、こたつに入って、テレビを観ておりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、孫はその頭を、バスタオルで拭きながら、
加藤諦三:
はい
相談者:
私がテレビ・・の方観てたんですけども、
加藤諦三:
「悲しい」・・
加藤諦三:
はい
相談者:
って、突然、唐突に言うので、
加藤諦三:
はい
相談者:
当然孫の方を見まして、「どういうこと?」って聞き返したんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
そうしましたら、「何もかも嫌になった」と。
加藤諦三:
はいはいはい。
相談者:
で、余計、気になるので、なお、聞きますよね?
加藤諦三:
・・
相談者:
「何があった?」「どういうこと?」とか、聞いたんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
笑ってごまかして、「冗談冗談。深い意味はない」と。
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうふうに、打ち消したんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
そのときの顔が、
加藤諦三:
はい
相談者:
真剣な顔で、
加藤諦三:
はい
相談者:
「悲しい」と言ったときには、
加藤諦三:
はい
相談者:
半べそかいてるような顔で、
加藤諦三:
はい
相談者:
今にも泣きそうな顔で、
加藤諦三:
はい
相談者:
言ってたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
だから私には、全くもってそれが、冗談、には、思えなかったですし、
加藤諦三:
はい
相談者:
意味もなく言ったんではないと思うんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
その言葉が引っかかって、
加藤諦三:
はい
相談者:
どう・・受け止めたら、いいのかあ、わからなくって、お電話させていただいたんですが。
加藤諦三:
はい。2人で、生活をしているということですけれども、
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
お孫さん・・のご両親は?
相談者:
2、歳の、誕生日前、ぐらいに、
加藤諦三:
はい
相談者:
離婚をしておりまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
娘が、親権を取りまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
その孫を連れて、私の元に、戻ってきました。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それで、娘ともいろいろありまして。その後、話し合った結果、
加藤諦三:
はい
相談者:
孫が3歳ぐらいの時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
養子縁組をしまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
戸籍上は、私の子供、となっております。
加藤諦三:
あー、そうですか。
相談者:
それで、ずっと、2人ぐらし。◆#$%□&
加藤諦三:
そうすると、あなたの、お嬢さんは、
相談者:
はい
加藤諦三:
一緒に暮らして、ないわけですね?
相談者:
はい、全く暮らしておりません。
加藤諦三:
母親は、何で一緒に、暮らさないんですか?
相談者:
離婚しましてから、
加藤諦三:
うん
相談者:
1年後ぐらいに、
加藤諦三:
うん
相談者:
好きな人ができて、「結婚したい」ということで。
加藤諦三:
はああ
相談者:
私が、「まだ1年ぐらいでは・・早すぎるし」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「子供のこと、も、よく考えて」っていうことで、「お付き合い、だけ・・ならいいけれども、結婚は、慎重に」っていうような、話をしたんですけれども。
加藤諦三:
うん
相談者:
私の意見が、気に入らなかったのか、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのまま、出ていってしまって、
加藤諦三:
うん
相談者:
その男性と、再婚したみたいなんです。
加藤諦三:
で、再婚しても、全く、音沙汰なしですか。
相談者:
5年間ぐらいは、
加藤諦三:
うん
相談者:
行方知れずで、音沙汰なしで、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、その再婚相手と、うまくいかずに、
加藤諦三:
うん
相談者:
また離婚することになったんですけれども.
加藤諦三:
ええ。
相談者:
その後に、連絡・・が、また、来るようにはなりましたけれども。
加藤諦三:
連絡が来るようになったけれども、一緒に住みたいということはなかったわけですねないですね?
相談者:
あ、一切無いですね。はい。
加藤諦三:
はあ、はあ。
相談者:
それで今、21歳って言いましたよね?
相談者:
そうです、はい。
加藤諦三:
で、今、働いてるんですか?それとも、
相談者:
◆#$%
加藤諦三:
学校の方、行ってるんですか?
相談者:
えーと、仕事・・をしながら、通信教育で勉強もしておりますが。
加藤諦三:
で、21歳っていうともう、かなりいろんなことがわかってきてる年齢ですよね?
相談者:
そう・・ですね。はい。
加藤諦三:
ですから、「何もかも嫌になった」というような、話を、突然、冗談で言うってことは、あんまり考えられないですよね?
相談者:
そう、なんですよね。何か、思うところがあっての、言葉だったと思うんですけれども。
元々、口数の、少ない子なので。
加藤諦三:
んん・・
相談者:
こういう、ネガティブな言葉を、唐突に言うっていうこともなかったんですけれども。
加藤諦三:
うん
相談者:
大体物静か・・で、声を荒げることも、ないですし、感情の起伏もいつも安定しておりまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
穏やかで、真面目な、そういうふうに私も思ってますし、周りの方の印象も、そういうふうに穏やかで、真面目で、挨拶もきちんとできて、そういう評価を、いただいてる、子供ですね。
加藤諦三:
あくまでも外から見た態度がそういうことであって、
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
彼の心の中は、表に見せている、表情とか態度とかっていうのが全く違っていたってことは、当然考えられますよね?
相談者:
そうですね、それは、ありますね。どっちかいうと、自己、肯定感の少ない子で、
加藤諦三:
うん
相談者:
「俺の、何がわかるんや」とか、
加藤諦三:
うん
相談者:
「俺のこと何も、知らないくせに」とか、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう発言は、してました。
加藤諦三:
だから、彼は、こういう、今までの、環境を考えますとね?
相談者:
はい
加藤諦三:
外に見せている態度と、
相談者:
はい
加藤諦三:
彼自身の、心の中っていうのは、全然別ですよね。
相談者:
・・う、うーん・・
加藤諦三:
周りの人から、主としてあなたですけど、受け入れて、もらえるように、
相談者:
うん
加藤諦三:
態度を取っていた。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど心の中は、苦しいこととか悲しいこととか、必死になって我慢してきた。だから、構造特性と、性格特性は違いますからね。
相談者:
はい
加藤諦三:
ネガティブなことがないっていうけど、彼自身の心の中は、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう大変な苦しみ、を必死になって我慢してたんじゃないですかね。
相談者:
そうですね・・
加藤諦三:
わかりました。これは非常に、難しいと思いますけれども、
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
今日は、あのう・・スタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしているので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
大原先生さすが幼児教育のスペシャリスト。
思春期が終わったような終わらないような微妙な年頃の青年の言動に、寄り添えるアドバイスすてきです。
放送聴いてて泣けました!相談者さんの、お孫さんをみつめる深い洞察力に大原先生の温かい感動のアドバイスが最高に胸に響きました!!
経済的には
心配なかったのでしょうねぇ〜
お孫さんにとっては
実母より養父母に育てられて良かったですネ
どうしたの?と、どういうこと?の返しの違いが私には全くわからないです。あと何故こんなにも愛情深いおばあちゃんと心優しい孫の間のお母さんだけが破天荒なのかもすごく気になりました。加藤先生は相談者さんを責める方向に持っていきそうだったけど、大原先生がベタ褒めだったので遠慮しちゃってる感じがしました。個人の感想です。
管理人さん答えを教えて下さい。ポンチ絵を見ても全然分かりませんでした。
実のお母さん、本当に残念だなあという思いを持ちながら聴きましたが、養母として頑張ってきたおばあちゃんに「あっぱれ!」をあげたいです。
お孫さんというか、孫息子さん、もう成人しましたから、無理のない範囲でおばあちゃんというか養母を大事に介護して行って欲しいと思います。
下手をすると、根掘り葉掘りで相手の心を
こじ開けるだけになる危険性が
『どうしたの?』の問い方には潜んでいると思います。
出来事に興味があるだけだったり、自分が解決してやるぞ!という動機が漂うんです。
自分も常々、どうしたの?と問われれば『何でもない』としか答えられません。
そして、「この人には何も話せないな…」と判断します。
『どういうこと?』という問い方は、相手の心の動きに深い関心がある時の表現です。
相手の価値観や感性を尊重した、思いやりに溢れた問い方と思います。
お孫さんは、安心したから『冗談だよ』と言い、そして楽になれた事でしょう。
聞きながら、ウルッとしました。
そして、何だかホッとしました。
涙、涙です。
美しい心が織りなす、ちょっとせつないお話に、涙腺が緩くなりました。
おばあちゃんと孫がお互いを思いやる時間は限られているかもしれないけれど、もっと美しい時間が流れると思います。
どうぞお体を大事に。
「どういうこと?」ってまるで上司が部下のミスを指摘するみたいな言い方だと思いましたが…
今回は大原先生の言ってることがちょっとわかりませんでした。
稀にテレ人には聖人回がある。本件がまさにこれ。娘が育児放棄した孫を育て上げた時点で聖人レベル。
「どういうこと」という問い掛けは「あなたの言い分は受け止めた」前提。孫は「『悲しい』の説明をしないといけない」というボールを受けて、説明するのが恥ずかしくなったんかと思う。
去年、リストカットをした娘に「なんで?」って尋ねて、大迫先生に呆れられた相談者がいたけど、「どういうこと?」も大差ない気がする
母親に捨てられた孫を、母親代わりになって成人まで育てた、それは本当にすばらしいこと
だけど、父親も母親も知らない孫の心の空虚感は誰にもわかるまい
孫がお行儀がいいのも「いい子は抑圧されてる」の法則どおりだろうし、加藤先生がまずそこを指摘されたのも道理
そして、相談者はそういう人の心の内側の葛藤やつらさには無頓着な部分があって、だからこそ表面的な言葉に右往左往しちゃうんだろう
それでは孫も、本当の意味で心を開いてはくれないだろうな
敢えて言えば、そういう表面的な体裁や世間の目を気にする相談者だからこそ、実の娘(孫の母)と断絶しちまったのではないか?
大原先生のべた褒めは正直表層的に過ぎる、ここはマド愛先生の「お孫さんも、もっと言えば娘さんも、寂しかったんだと思うよ?」が必要だったように感じた
どうかな
おばあちゃまは実娘の原罪を償うべく精一杯やってこられたと思います
これ以上は、孫ちゃんが自分の運命を受け入れて人生を進めていくしかないと思う
孫ちゃんに幸多かれ、おばあちゃま以外にも支えてくれる方がいることを願います