孫の食事を制限する娘は管理栄養士。摂食障害の話題は「もう済んだことやから」
テレフォン人生相談 2024年4月26日 金曜日
口ぐせ
「過去のことは振り返ってももうどうしようもないんで」
「反省してももうどうしようもないので」
「色々思うことあるけども過ぎたことはもう取り返せないし」
そらそうやけど、そない何べんも言われると訊きたくなるやんか。
人に言うセリフちゃうし。
パーソナリティ: 田中ウルヴェ京
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 関西なまりの女性75 夫は13年前に他界 家庭持ちの長女42 孫娘11 長男37
田中ウルヴェ京:
もしもしテレフォン人生相談です。
相談者:
あっ、お願いします。
田中ウルヴェ京:
はいよろしくお願いします。まず、最初に年齢を教えてください。
相談者:
えっと、75歳です。
田中ウルヴェ京:
75歳
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ご結婚はされてますか?
相談者:
はい
相談者:
ご主人の年齢を教えてください。
相談者:
あ、もう、あの、なくなりました。
田中ウルヴェ京:
何年前に他界をされましたか?
相談者:
ええと、もう、13年になります。
田中ウルヴェ京:
13年前
相談者:
はい。
田中ウルヴェ京:
はい。
お一人で暮らしていらっしゃいますか?
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
お子さんはいらっしゃいますか?
相談者:
はい。男の子と女の子です。
田中ウルヴェ京:
年齢を教えてもらえますか?
相談者:
女の子が42
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
男の子が37です。
田中ウルヴェ京:
はい
お2人とも、独立して別に暮らしてらっしゃるわけですね。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
はいわかりました。今日のご相談はどんなことでしょうか?
相談者:
女の子のことですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
一人、娘があるんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
孫が、ま、一人、あるんですけど
田中ウルヴェ京:
42歳のご長女に、 娘がいるということですね。
相談者:
そうです。
田中ウルヴェ京:
はい。年齢を教えてもらえますか?
相談者:
孫は、11です。
田中ウルヴェ京:
11歳
相談者:
ふんで、その、孫なんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
娘があの、孫の、食事をあの、制限するんです。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
長期の休みになると、家庭で、おるので、体重が減るって、まあ、娘の婿が心配するんです。
田中ウルヴェ京:
はい。それで・・
相談者:
ほんでまあ、食べさすように、あの、言うと、「お母さん悪いんで、私がこうなったんや」って言うんです。
田中ウルヴェ京:
あ、あなたの・・娘さん、つまり、この、お孫さんのお母さん
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
は、どういうことでしょうか?
相談者:
中学生の時にあの、摂食障害になったんです。
田中ウルヴェ京:
ああ、あなたの娘さんが?はい
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
それで?
相談者:
それで、まあ、教育相談とか、いろんな方にもまあ、お世話になって、あの、ま、成長したんですけど・・
田中ウルヴェ京:
でも、あなたのお嬢さんはそれでも、回復はされたん・・ですよね?その後に。
相談者:
回復して結婚もして、子供も生まれたんですけど、ま、 自分自身、も、ちょっとまあ、食生活あんまり、炭水化物食べないというか、ま、そんな、点があるんですけど・・
田中ウルヴェ京:
それを、一人娘の、つまりあなたのお孫さんにもしているということ、かな?
相談者:
炭水化物を、食べさすんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
量が少ないんです。
田中ウルヴェ京:
それは何か、理由が、あるんですか?
相談者:
理由ははっきり、言わないんですけど、例えば、ま、親戚の家とか連れて行って、向こうの人がジュースとか出してくれると、あの、「ジュースは、飲ませないでお茶にしてください」って、こんな言うんです。
田中ウルヴェ京:
で、これは、ご主人と、あなたのお嬢さんとの間の夫婦間で何か、話し合いをまあ、するべき内容だと思うのですが・・
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
今日のご相談はそうすると、あなたはどのように、すればいいか?ということでしょうか?
相談者:
はい、まあ、どうしたらいいんかな?と思って、ま、娘の夫は子育て上手なんで、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
色々とまあ、日曜日に、ちょっと外へ連れ出して、あの、好きなものを食べさせたり、それはしてくれるんですけど。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
やっぱりその、これから思春期にもなるし、ちゃんと、まあ、必要なだけ食べささんと、ま、生理も、出てこなんだら困るなって、いうことは言うたんやけども、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
やっぱり、そんなふうな育て方しかできないのは、「お母さんが悪いからや」って、ま、娘が(苦笑)言うんで、私も、孫のこと心配するんやけど、どんなしたらええんかな?って。もう、過去のことは振り返っても、もうどうしようもないんで、まあ将来のこと考えな仕方ないんで相談さしてもらったんです。
田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。そうすると、どんな方向で、ご相談をしたいですか?例えば、あなたが何かできることはあるか?、なのかあ?
相談者:
うん
そうです、もう、離れて暮らしてるんで、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
私ができることは、どんなことあるかな?と、まあ、思うんですけど。
田中ウルヴェ京:
で、娘さん自身から、「お母さんこれ助けて」と、何か言われたことはありますか?
相談者:
それはあんまりないです。
田中ウルヴェ京:
お孫さんは、普通に元気に、学校には行ってらっしゃるんですね?
相談者:
うん、今はまあ普通に成長してます。
田中ウルヴェ京:
そうですね。あの・・
相談者:
はい、ほんでまあ、例えばその、うち帰ってきた時に、 旅行なんかに行って、あの・・ 親との時間とか、ちょうどお腹すいてきたとか、まあ、言うたりするんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
何も食べさせないんです。
田中ウルヴェ京:
で、それを、あなたは見ていて、何か言ったりするんですか?
相談者:
言うんですけど、「そんなん、いらん」とか言うて、あの、(苦笑)まあ端から反対するわけです。
田中ウルヴェ京:
ふうん・・そうすると、もしかすると、あなたのご相談の中には、あなたとお嬢さんとの関係についてもいろいろ、ありますか?
相談者:
そうやな。成長する過程で、もうちょっと、娘に手かけてやっちゃったら良かったかなあ?っていう、まあ、反省はあります。はい。
田中ウルヴェ京:
何かこう、お孫さんの、食事制限をしているようなお嬢さんを見ると、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ご自分の、子育てに何か問題があったんじゃないだろうか?とちょっと、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
思ったりもしてしまう。
相談者:
はい
はい
田中ウルヴェ京:
なるほど。そうすると、まあ、今日のご相談は、 お嬢さんとの関係だったり
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
これまでのあなたの子育てのことについて、どういうふうに、捉えるか?ということも、もしかしたら、含まれますか?
相談者:
はい、まあ、含まれると思うんやけども、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
もう過ぎてしまったことなんで
田中ウルヴェ京:
ね。そうですね。
相談者:
反省してももうどうしようもないので、今後、どんなしたらええかな?って、それを心配するんです。
田中ウルヴェ京:
うむ、わかりました。では、今日の回答者は、心についてのエッセイストとしておなじみ、マドモアゼル愛先生です。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
よろしくお願いします。
(回答者に交代)
摂食障害、医療機関に定期的に通院されていたのかな?
孫の相談は三石御大botに「ほっとけ」「遊び方が足りない」「公民館に行って健康体操をしろ」で基本的に十分なんだけど、今回はマド愛先生でよかった
食糧難を経験した人は「いっぱい食べさせる」のが最上級の接遇だと思ってる節があるけど、相談者もそういう手合いで、娘さんも中学生時分に容姿をからかわれたりした経験があったのかも知れない
ただ、摂食障害の原因は絶対それだけじゃない、相談者が言い淀んだ部分、おそらくその後の対応に何かがある
「変えられないのは過去と他人、変えられるのは自分と未来」(by加藤先生)とは言っても、過去は変えられないからと居直るのはあまりに不誠実だ
娘が激怒してるのも相談者のそういう態度だろうし、管理栄養士になったのも明らかに相談者=母親への復讐だ
それを自覚してて娘が10歳の子に厳しい栄養指導をしてるんだとしたら、教育虐待と何も変わらない、むしろ攻撃の置き換えだ
だから、問題があったとしても母親にだけは言われたくないんだろうし、むしろ「こうなったのはお前のせいだから反省しろ!」と居直ってる節がある
娘を使って母親に復讐してる時点で、親としては失格だが
この怒りの連鎖が10歳の子に及んでいくのを本当に恐れる
なまじ専門知識があるから始末に負えないし、父親=相談者娘婿もえらい腰が引けてるし
この10歳の子も、食べることにトラウマが生まれないといいが…
摂食障害から立ち直って管理栄養士になったなんて、
繊細ななかにも相当意志が強くて立派な娘さんだと思う。
なのに、この相談者が、カケラも娘さんのことを
信じていないのが全ての原因なんじゃ。
もう済んだことやから反省してもしょうがないんで
という母親の性格こそが
娘をかつて接触食害に追いやったかもしれないと思った。
子供の小さな怒りをもう終わったんだからしょうがないでしょ!と
取り合ってあげなかったとか・・・?
確かに過去のことはいまさら言ってもしょうがない
だがそれと同じくらい、孫の食生活の口出しはやってもしょうがない
ちゅうことですな。
75歳の相談者さんはせいぜい自分の骨密度を大事にした食生活を送ったらいいと思う。
うちの舅が、息子に夕食の前におやつを食べさせたり、やたらジュースや甘いお菓子を与えたりしたりするのが私は嫌で仕方なかったです。
相談者さんの娘さんの場合はそれとは違って、母親に対する根深い反発があってお孫さんに厳しくしてるのかな。
お孫さんが窮屈な思いをして食べることに罪悪感を持たなければ良いけれど。
わたしのは母親も食べさせたがり。
まわりは「一種の病気だね」と言っています。私達姉妹も各々の子どもに充分食事を与えていないと云われたこともありますので、この相談者さんのいうことを鵜呑みにしてはいけない気がします。
この口うるさい感じが娘さんの摂食障害の原因だったのではないでしょうか? 娘さんの外見を色々批判がましく言ったのでは?私たちも言われましたよ。なにげなくですが、痩せた、太った、チビだ、髪が固い、多い、ソバカスがある、指が不恰好、色が黒い、etc. そのくせ過保護でした。私たちの方が大人で「悪気はないんだよね~」と思っていました。
お孫さんに幸あれ。
ダイエットにハマりすぎて、お子さんにまでということはなかったのか?
心配なところですが、何とか立ち直ってくれれば、そんな感じがします。
今後の投稿はHNが必要な承認制になるそうですが、大変ご苦労様です。
娘さんは病を克服できたから管理栄養士になれたのでしょう。
強迫的に食に執着していては食に携わる職は務まらないでしょうから。
おばあさんは娘さんへの見方が病気の頃と変わっていないのでしょう。
だから「もっと」とか「摂食障害になる」なんて言ってしまう。
逆鱗に触れると分からないのは、娘がなぜ発病したのか理解できていないから。
「過去の事…」と言い訳するのも分からないからでは?
娘さんは病の苦しみを知るからこそ、誰よりも子どもを摂食障害にさせたくないはずです。
まして食のプロに対して失礼です。
これが他人なら「あなたは信用ならない」と正面きって言われてるのと同じですから。
おばあさんの子育ては無事終わったと安心して、あたたかく見守ってあげてほしいなと思いました。