連帯保証人の認識新た。それは借金の肩代わりではなく
テレフォン人生相談 2015年11月7日 土曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 男73歳 妻と2人暮らし (現在存命の)5人兄弟の一番下 破産して施設にいる兄83歳とその息子50代が2人
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談ですう。
相談者:
ああ、もしもし?
相談者:
よろしくお願いしますう。
相談者:
どうもお願いいたします。
ドリアン助川:
今日はどんなご相談でしょう?
相談者:
兄弟が、事業やっておりまして、
ドリアン助川:
はい
相談者:
えー、その事業、破産して、負債が残ってるんですけれども、それは兄弟・・も、責任はあるか、どうかということですね・・
ドリアン助川:
これはあなた様のご兄弟ですか?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
事業というのは、いつ破産なさったんでしょう?
相談者:
6、7年前ですね・・
ドリアン助川:
6、7年前?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
で、負債の額はどれくらいあるんでしょうか?
相談者:
ちょっと詳しいことは分からないんですけどね、大きい金額らしいんですけども。
ドリアン助川:
ふうん・・
相談者:
それでえ、子どもが、男性ですけども、二人おりまして、
ドリアン助川:
ご兄弟に?
相談者:
そうです、そうです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そのお、一人が、負債を背負ってるらしんですけども。
ドリアン助川:
あなた様、の、ご兄弟・・お兄さんですか?弟さんですか?
相談者:
兄です。
ドリアン助川:
お兄さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなた様はおいくつでしょう?
相談者:
73です。
ドリアン助川:
73歳。
お兄さんはおいくつでしょう?
相談者:
えー、83ぐらいです。
ドリアン助川:
83歳
兄弟が事業ということですけども、二人でやられてた事業ですか?それともお兄さんがやられてた事業ですか?
相談者:
兄がやってたあ、
ドリアン助川:
お兄さんがやられてた事業?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
ということは、お兄さんがやってた仕事に、あなた様はタッチはしてなかった?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そうですか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
それで、このお兄さんの、お子さんというのは、おいくつなんですか?
相談者:
50代、前半ですね。
ドリアン助川:
50代前半と、もう一人は?
相談者:
うー、同じぐらいです。
ドリアン助川:
同じぐらい。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、50代の、男性の、お子さん?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
お二人いらっしゃる?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そしてその、負債を、お子さんが背負ってるということでしょうか?、現在。
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
で、ここに、あなた様の何か、責任というか、そういうことが、今、問われてるんですか?
相談者:
いや、あー、責任は問われてるわけではないですけれども、心配ですから、相談したんですけどもね。
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
はい
ドリアン助川:
お兄さんが、事業を、ま、失敗なさって、
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、お子さん二人の方にその負債が回ってるようだと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、それが心配なのでえ・・どいうことでしょう?、つまり、少し手伝いたいということでしょうか?
相談者:
いや、手伝う、手伝わないじゃなくて、兄弟にも責任があるかどうか?ということですね。
ドリアン助川:
あ、は、は、は
相談者:
お尋ねしたいのは。
ドリアン助川:
なるほど、仕事もノータッチだったわけですね?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
しかし、ま、現実の兄弟ということで、
相談者:
はい
ドリアン助川:
これは法的にあるかどうか、どうか?ということです・・
相談者:
はい、はい、そうです。
ドリアン助川:
あ、なるほど。
ご兄弟何人いらっしゃるんですか?
相談者:
現在は、5人ですね。
ドリアン助川:
5人。
相談者:
はい
ドリアン助川:
この83歳のお兄さんがご長男でしょうか?
相談者:
いや、違います。
ドリアン助川:
違います?
相談者:
ええ
ドリアン助川:
上はおいくつでしょう?
相談者:
80う・・5、ですね。
ドリアン助川:
はい、で、このお兄さんが、じゃ、二番目ということ・・
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
ですね、85歳がご長男?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、え、あなた様は?
相談者:
5番目です。
ドリアン助川:
5番目
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
他の、ご兄弟はこのお兄さんの、83歳のお兄さんの負債については、タッチしてないということでしょうか?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
あ、そうですか。
で、えーと、あなた様はご家庭があるんですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
安定した暮らしをされてる?
相談者:
ええ、ま、安定・・そうですね。
ドリアン助川:
はい、どんな家族構成ですか?
相談者:
え、えー、家内と二人ですねえ。
ドリアン助川:
お子さんはいらっしゃらない?
相談者:
え、もお、嫁いでおります、てえ、はい。
ドリアン助川:
ああ、そうですか、はい、はい
ということで、可能性としては、そのお、例えば、お兄さんの負債の一部を肩代わりできるだけの経済的な余裕もあるということでしょうか?
相談者:
いや、それがないんです。
ないから、(笑)心配なんです。
ドリアン助川:
ああ・・
相談者:
だから、そのことにおいて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
責任がこちらへ、回ってくるということは、どうなんでしょうか?っていうことをお尋ねしたいんです。
ドリアン助川:
なるほど、なるほど
相談者:
はい、はい、はい
ドリアン助川:
お兄さんの、負債を今、お兄さんのお子さん二人が、肩代わりしてると。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、その状態であれば、まあ、なんとか、そのお、ね、自分の方には来ないのかもしれませんがあ、兄弟、ということで責任を問われて、負債がこちらにも回ってくると、あなた様には、今それを肩代わり出来る余裕がないと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
ということで、法的にはどうなのか?と。
というあたりを、お聞きしたいわけですね?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
これは、あの、お兄さんの方から、そういう言動はあったんでしょうか?
相談者:
いや、別にないですけども。
ドリアン助川:
ということは、今、あなた様の胸の中だけにある不安・・
相談者:
そうです、そうです。
ドリアン助川:
ということですか?
奥様にお話されました?
相談者:
いや、してありません。
ドリアン助川:
してない?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、しかし毎日、このことを考えてしまうんですか?
相談者:
そういうことなんです。
ドリアン助川:
そのお、お二人の息子さん、お兄さんのお二人の息子さん。
50代の息子さんというのは、これはあの借金を返してるう、ような、そぶりはありますか?
相談者:
えー、返してるようです。
ドリアン助川:
返してるようですか?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
ま、真面目にやられてるんですね。
でも、額が大きそうということですか?
相談者:
はい、そうですね。
ドリアン助川:
んん、どれぐらいだと思いますか?額は。
相談者:
億単位だという話を、されたことがあるんですけども。
ドリアン助川:
えー、あの、差し支えなければ、どんなあ、ご事業だったんでしょうかね?
相談者:
建築業ですね。
ドリアン助川:
建築業で、なるほど、分かりました。
そのお、お子さん二人が、ま、今、負債を肩代わりして、借金は返してる様子だけども、額が大きいので、
相談者:
はい
ドリアン助川:
返しきれるかどうか、分からないと。
で、自分のところにそれがまあ、もし、回ってきてしまったら、自分は返せないよと。
相談者:
うん
ドリアン助川:
で、そのことを考えて不安な日々を送ってるという、ことですね?
相談者:
そおですね、はい
ドリアン助川:
分かりました。
えー、今日の回答者の先生に相談したいと思います。
相談者:
はい
ドリアン助川:
弁護士の塩谷崇之先生です。
よろしくお願いします。
相談者:
よろしくう・・
(回答者に交代)
なぜ連帯保証人なんて制度が許されてるんだろう。
ナニワ金融道を読んでも首をひねってました。
管理人さんの説明はどこよりも分かりやすくてありがたいです。
勉強になります。