ドリアン怒らす! 財産をひけらかして再婚した男が妻が離婚に応じず苦労する
テレフォン人生相談 2015年12月1日 火曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 伊藤恵子(弁護士)
相談者: 男64歳 4年前に再婚した妻58歳と二人暮らし
ドリアン助川:
もしもし?
テレフォン人生相談です。
相談者:
はあい
よろしくお願いします。
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
今日はどんなご相談でしょうか。
相談者:
実はですね、4年前にい、結婚相談所で知り合ってえ、籍入れたんですよ。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
ま、要するに結婚したっていうことですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そいでえ、最初は一年ぐらいは良かったんだけどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
その後お、喧嘩したりして、口効かなくなっちゃったんですよ、全然。
ドリアン助川:
ほう
相談者:
それで今現在、もう2年ぐらい立ちますけどお、2回調停やったんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そいで、あの、相手はもう別れないって言ってるんですよ。
もう、その一点張りで。
ドリアン助川:
はい
相談者:
調停2回やったんですけど、2回ともあのお、成立しなかったんですよ。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
まぁ一度目は3回調停やって、仲直りしたってかそんな感じでやめたんですよ。
あの、調停終わったんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、その後一年立ってまたあ、元戻っちゃったみたいな感じでえ。
また、あの、2回目の調停も今年2回やったんですけど、別れないって言われて、取り下げちゃったんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで今現在、4年目入っていますけど、堂々巡りみたいな感じで、同居しているんですけど。
ドリアン助川:
同居はしてるんですね?
相談者:
してるんです、ええ。
ドリアン助川:
はい
うん
相談者:
そいで、あのお、なんにもお、食事とかあ、掃除、洗濯、全部自分でやってるしい・・
もう、どうしようもなくなっちゃって、このままじゃ、いけないなと思って、もう早く別れたいなと思ってるんですけど、相手は応じてくれないんですよね。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
まあ、だからあのお、こっちもお、結構カッカカッカする方だから、言葉あ、結構きついこと言っちゃうから、もう、それは調停の時も言われたんですよ。
あの、パワハラとかなんか言ってね。
ドリアン助川:
うん
相談者:
あのお、不利になるからね
「もうあんましゃべんない方がいいよ」
って言われたんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
調停の人に。
ドリアン助川:
うん
相談者:
そいで今全然、もう、ただ一緒に居るだけでえ、「うん」とも何とも言わないし、何にもやってくんないから、このままではいけないなあ、と思ってえ、この相談、したんですけど。
ドリアン助川:
はい、わかりました。
えーと、まず基本的な事を、あのお、知りたいんですけども。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなた様おいくつですか?
相談者:
65さ、4です。
ドリアン助川:
64歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ということは60歳の時、結婚なさったということですね?
相談者:
そうですねえ。
ドリアン助川:
で、奥さんは今おいくつですか?
相談者:
58だと思います。
ドリアン助川:
58歳。
60歳までは未婚でいらしたんですか?
相談者:
6年前に離婚してます。離婚されたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
女性の方からあ、あのお、離婚つきつけられて・・
おこっ・・
ドリアン助川:
6年前に、それは最初の結婚ですか?
相談者:
そうです、そうです
ドリアン助川:
えー、その最初の結婚おいくつの時なさったんですか?
相談者:
39です。
ドリアン助川:
39歳で最初の結婚をなさった。
相談者:
ええ、ええ
ドリアン助川:
で、えー、58歳でその、元奥様から、えー、もう離婚して欲しいということで。
相談者:
そうです、そうです。
ドリアン助川:
お子さんはいらしたんですか。
相談者:
いないんですよ。
ドリアン助川:
お子さんいらっしゃらなかった?
相談者:
そうなんですよ。
ドリアン助川:
あー
相談者:
簡単に別れられたんですよね、だから。
ドリアン助川:
こんときの離婚の理由は何だったんですか?
相談者:
急に子どもがあ、作りたいとか言い出して、女房の方が・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
じゃあそれじゃ、「もお、別れよう」とか冗談みたいなって、言ったんですよ。
そしたら本当にい、向こうがあ・・突きつけられちゃったというか・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
定年間近になって子ども作ろうなんて言われたってねえ?
ドリアン助川:
えー、そん時は奥さんおいくつだったんですか?
相談者:
13離れてたんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
44ぐらいだと・・よ、よん
ドリアン助川:
44歳。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
44、5歳だった。
奥さんね、ああ。
相談者:
そうですね、ええ。
ドリアン助川:
まあ、最後のお・・挑戦ということで・・
相談者:
えー、そうです、そうです。
ドリアン助川:
ああ。
でも、あなた、それ拒否したと。
相談者:
拒否はしなかったんですけどお、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
だってあのお、不妊治療行ったんですよ、2回も。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それ人工授精とかそれも行ったんだよ。
やってえ、結構お金使ったんですよ。
ドリアン助川:
うん、うん、うん
相談者:
それでダメだったんですよ、ええ。
ドリアン助川:
うん
で、その辺からこう、ホントに別れようとなってっちゃったってことですね?
相談者:
向こうがそう思ったんだと思いますよ。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
こっちは、あのお、離婚したくないって、もう、こんな年で離婚つきつけられたら、ちょっと困るなって思ってえ、絶対離婚したくなかったんですけど。
もう押し切られちゃった感じで・・
ドリアン助川:
あー
相談者:
まあいいか、と思って、別れちゃったんですけど・・
ドリアン助川:
それで、えー、まっ、58歳でもう一回独身に戻られて・・
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
でえ、結婚相談所で60歳の時に、
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
今の方と知り合った?
相談者:
そうです。
そう、そう、そうです。
ドリアン助川:
はいはい。
で、この知り合った時に結婚しようと思われた・・
まあ、もちろん、相手には、いいところがあるわけですから。
どういう・・
相談者:
いやー、だから、結構話が合ったし。
ドリアン助川:
ええ。
相談者:
この人だったら、まあ、ちょっと、やってけるかなと思って。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
ま、それがあ、逆・・裏目に出ちゃったんですけどね。
ドリアン助川:
あー
相談者:
今から考えると・・
ドリアン助川:
で、今の結婚、2回目の結婚ということになりますが、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、4年間の内、2回もそのお、調停に出ているということは、ほとんど、いざこざがずうっと続いているということお、ですか?
相談者:
そうですねえ、まぁ、あの、ちょっと、プイッと怒ってえ、何にもやんなくなっちゃうしい・・
ドリアン助川:
うん。
何にもやんなくなっちゃうというのは?
相談者:
炊事はやんないし、洗濯はやんないし、掃除もしないし・・
ドリアン助川:
夫婦のお、営みというのはあるんでしょうか?
相談者:
いや、全然無いですよ。
もう、この、2年くらいは無いですよ。
ドリアン助川:
全然ないと。
相談者:
ええ、ええ
ドリアン助川:
うーん。
じゃ、今、一緒に同居しているというだけで・・
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
えー、家事はあなたが全部なさっていると。
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
向こうだってほら食べるから、当然自分でやってますよ。
こっちがあ、女房の分まで、作るわけにいかないしね。
だから私も自分の分だけ作って、それ洗濯も自分の分は自分でやってますよ。
ドリアン助川:
えー、じゃあ一緒に暮らしているというだけで、会話とかもないんですか?
相談者:
ないですね。
もう、この2年くらいはね。
ドリアン助川:
うーん・・
相談者:
一回目の調停の時にい、あの3回目やって終わってからは、2ヶ月か、3ヶ月は良好だったんですね、意外と。
ドリアン助川:
はい
相談者:
調停の人が間に入って
「仲良くやったら?」
って言ったから、
「じゃそうしましょ」
って言って・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
その短い間だけですよ。
それでもう、年明けてから、あのお、こりゃもう、このままじゃ一緒にやってけないなぁと思って。
ドリアン助川:
あのー、あなた様にとって理想の家庭というか、奥さんていうのは、どういう方なんですか?
相談者:
普通にやってくれて、もうお互い歳だからね、旅行、行ったりい、そういうのがいいなあ、と思ってるんですけどね。
ドリアン助川:
ええ・・
相談者:
最初はそんな感じだったんですけどね。
ドリアン助川:
うん・・
相談者:
あの、結婚したては。
ドリアン助川:
それがあの、どういう・・ことで崩れて行っちゃったんですかね?
相談者:
まあ、よく分んないですね。
こっちも悪いのかも知んないけどお・・向こうもあんまり言わないんですよね。
ドリアン助川:
ほんとに心当たりはありませんか?
相談者:
まあ、ちょっとこっちも言葉がきついなあ、という、自分で感じる時もありますよね。
ドリアン助川:
そのお、言葉が悪い・・きついなって自分で思われた時に、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、ま、それを抑えようと、変えていこうと努力はなさったんですか?
相談者:
いやあ、そんな、まあ、しないって言えばしないですね。
ドリアン助川:
うーん・・
まあ、俺は俺だと。
相談者:
まあ、そうですねえ。
ドリアン助川:
うーん・・
相談者:
だから向こうにすりゃあ・・そういうところ、あのお、「こっちが我慢しればいいな」と思っていると思いますけどね。
ドリアン助川:
うん・・
で、今、2人の関係が、もうバラバラになっちゃってるという状態でもお、
相談者:
バラバラで・・はい
ドリアン助川:
相手の女性がそれでもこの、離婚を選ばない・・
相談者:
そうですよ
ドリアン助川:。
この理由はなんなんでしょうかね?
相談者:
そりゃ、お金だと思いますよ。
こんな楽な生活はないと思いますよ。
ただ我慢してれば、変な話、私が死ねば自分のものなるしって、そんな感じですよね。
ドリアン助川:
あなた財産あるんですか?
相談者:
結構ありますね。
ドリアン助川:
あー、一戸建てのお家と・・
相談者:
ええ、もちろん一戸、一戸建てです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
ええ
ドリアン助川:
プラス貯金も?
相談者:
あります、結構。
ドリアン助川:
ああ。
結構あるんですか。
相談者:
多分知ってると思いますよ。
ドリアン助川:
うーん・・そういう事情もあるわけですね。
相談者:
そうですねえ。
ドリアン助川:
うん
わかりました。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、それでは今日の回答者の先生を紹介したいと思います。
相談者:
はい
ドリアン助川:
弁護士の伊藤恵子先生です。
よろしくお願いします。
相談者:
ああ、よろしくお願いします。
(回答者に交代)