自己執着的対人配慮 に関連する悩み相談
自己執着的対人配慮とは、人に気を配る行為の源泉が自分自身にあることを言う。
相手のことを慮(おもんばか)っているようで、実はその人のことを思って行っているのではないので、心理的に無理が生じる。
これが高じてくると、ノーと言えない、あるいは嫌いな人にまで擦り寄り、迎合してしまうようになる。
加藤諦三氏の言葉を借りれば、自分自身にウソをついているわけである。
自分を欺(あざむ)けば苦しくなるのは当然の帰結。
皆んなに好かれたい
人に嫌われたくない、
仲間外れにされたくない、
人から高評価を得たい、
こうした感情は誰にでもあるものなので、頭から否定する必要はないのですが、対人関係に行き詰まっているときには、それが足かせになっていないか?内省する必要がある。
人への気配り、時にそれは孤独と追放に対する恐怖である。
他人にウソをついても構いませんが、自分にウソをついてはいけません。(加藤諦三)