長男を「ころしたい」63歳の女。市川森一が大原敬子に反論するの巻

テレフォン人生相談 2012年1月13日 金曜日

離婚して転がり込んで来た長男が働きもせずパチンコにハマって家の蓄えを溶かして続けている状況に途方に暮れる母親。

パーソナリティ: 市川森一
回答者:  大原敬子(幼児教育研究家)

相談者: 女63歳 パチンコにはまっている長男43歳 次男38歳

市川森一:
もしもし?
テレフォン人生相談です。

相談者:
こんにちは。

市川森一:
相談者のお歳を伺ってもいいですか?

相談者:
はい、63です。

市川森一:
はい、ご家族のほうは?

相談者:
ああ、男2人です。

市川森一:
ご主人は?

相談者:
あ、亡くなっています。

市川森一:
そうですか。
お子さんがお2人?

相談者:
はい

市川森一:
ん、おいくつ、おいくつですか?

相談者:
よんじゅう、さん(43)と、

市川森一:
43と、

相談者:
よ、38です。

市川森一:
さんじゅう、うー、両方とも、あの、男のお子さん?

相談者:
男です、はい。

市川森一:
うん。
一緒に暮らしてらっしゃるんですか?

相談者:
は、いえ、次男の、あ・・

市川森一:
それぞれ?
そしたら、

相談者:
はい

市川森一:
今ご相談者は一人、お一人暮らしですか?

相談者:
ああ、はい、そうです。

市川森一:
そうですか。
63歳で。
さて、今日はどういう、心のお悩みでしょうか?

相談者:
あの、すいませんが、長男のことでえ。

市川森一:
43歳の?

相談者:
はい

市川森一:
はい

相談者:
パチンコにはまってえ、借金だらけで、

市川森一:
あら

相談者:
それで、嫁さんと別れて、

市川森一:
うん

相談者:
こっちの家(うち)に、はまり、入り込んでしまったんです。

市川森一:
困りました、43歳ってのは、普通は働き盛りなのにねえ~?

相談者:
・・です。

市川森一:
それでも止めない?

相談者:
はい

市川森一:
仕事は?

相談者:
してるかしてねえか分かんない。

市川森一:
あ~、それで、ま、勿論、お母さんとしては、意見をするでしょう?

相談者:
ええ、そしたら、

市川森一:
うん

相談者:
物を投げたりい、怒鳴り散らすんです。

市川森一:
あ~、怒鳴り散らすんだね~?

相談者:
はい・・

市川森一:
困った息子だ。

相談者:
だから一緒にいるのが嫌で、

市川森一:
はい

相談者:
どうしても家から出て行ってもらいたいんですよ。

市川森一:
ああ、まだ一緒にいるからねえ?

相談者:
はあい。
だから、すごくイライラとなってきてて・・

市川森一:
あ~・・
38歳の次男のほうはどうですか?

相談者:
あ、次男の野郎は、優しくて、

市川森一:
うん

相談者:
農家も出て、ちゃんと、よくやってるのでえ、

市川森一:
あ~、そこがせめてもの救いですねえ?
う~ん

相談者:
ええ、それだけは、たまにい、良かったんですよねえ。

市川森一:
あ、良かったねえ?
こっちは家庭もちゃんとしてて?

相談者:
はい、そうです。

市川森一:
う~ん・・
その次男のほうから兄さんに意見してくれたりは?

相談者:
1回、「お金貯まったら出て行ってくれ」とは言ったようだけどもお、

市川森一:
うん・・

相談者:
その耳が、違う、聞いてる耳、$#*・・

市川森一:
う~ん・・
このパチンコっていうのは、なにしろこれ、中毒みたいなものでねえ~、

相談者:
そう、な~んでって・・

市川森一:
な~かなか、これ・・

相談者:
前も1回、これ、爺さんがね、

市川森一:
うん・・

相談者:
借金で、ほら、利子が利子になるんだけ、って

市川森一:
はい

相談者:
1回払ってくれたんですよお。

市川森一:
お~・・

相談者:
それを、味を占めたのか、またやってしまってえ、でもどうしようもなくなってしまって、

市川森一:
う~ん・・

相談者:
私1人で、んだけって、どうすればいいだかなあ?と思って、

市川森一:
ああ・・

相談者:
で、家から出したくて出したくて、

市川森一:
う~ん・・
お母さんは本当に、もう~、やっぱり、追い出したいんですね?

相談者:
はい、そうです。

市川森一:
えー、「はい」って、ほんとに、ほ、本心からそう思ってる・・(笑)

相談者:
はい、ほんとにそうです。

市川森一:
う~ん、よく分かります。
で、今日はあ・・これ、ど、どうすれば・・

相談者:
「これ、どうして・・うん・・家から出てってもらえるのかなあ?」と思って。

市川森一:
う~ん・・少おし、いろいろ、お互い知恵を出し合ってみますか?

相談者:
はい、すいません。

市川森一:
この時間にねえ?
う~ん・・

相談者:
お願いします。

市川森一:
幼児教育研究のねえ、

相談者:
はい

市川森一:
大原敬子先生と、

相談者:
はい

市川森一:
じっくりお話し合いになってみてください。

相談者:
はい、すいません。

(回答者に交代)

「長男を「ころしたい」63歳の女。市川森一が大原敬子に反論するの巻」への4件のフィードバック

  1. いつの間にか、お亡くなりになってしまった市川森一さん。「語らってください。語らっている内に…」が決めゼリフでした。
    昔、人生相談をリアルタイムで聴いていた時も、人情厚い方だなと感じていましたが、今ここで改めて読みますと、本当に相談者に寄り添っていらしたのだと思いました。本業が脚本家であるので、現実を良くご存じだと思う。ファンの方には申し訳ないが、大原敬子センセは、抽象的な理屈ばかりで、現実問題を相談者に理解させる事が出来ているのか疑問だと思う。回答者の先生を遮るつもりはなく、黙ってこのまま終わると大変になるだろうと言う思いから、おっしゃって下さったと考える。本当に良い方でした。今、この様に本気で、寄り添って下さるパーソナリティは、残念ながらいない。

    1. 僕は加藤先生以外のファンですが、市川先生の反論にはちょっと疑問符を持ってしまったのが正直な感想です。回答者は尊重してあげなければ…。

    2. >>この様に本気で、寄り添って下さるパーソナリティは、残念ながらいない。

      私も、そう思います。
      市川さん、森田さん、児玉さん、
      志賀さんのように、相談者に寄り添ってコメントされてたパーソナリティ、回答者がいらした頃が懐かしいです。

      また、市川さんのように回答者の意見に反論するパーソナリティは、私が最近の放送を聞いた範囲では居ません。

  2. あいあい様
    ご賛同頂き、ありがとうございます。
    この頃の人生相談について、思う事があり、何だか昔の事を思い出してしまい、
    過去書き下ろしを読み、思わずコメントしてしまいました。
    私は昔から、何気なく番組を聞き流していたんですが、児玉清さんが出ていらした辺りから、いつの間にか楽しみになり、意識して聴いていた記憶があります。
    上品で優しい丁寧な語り口で、こんなお父さんだったら、良いのになと考えていた。
    その話は、野沢直子も言っていたが。

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